2011/09/16 - 2011/09/17
12位(同エリア71件中)
AandMさん
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2011年9月中旬、仕事関係で1週間ほど数名の仲間たちと南フランスのモンペリエに滞在しました。モンペリエは地中海近くにある都市で、マルセイユ、カルカッソンヌやアビニョンなどのすぐ近くです。観光大好き仲間が、仕事時間を極力切り詰めて歴史ある観光地を巡るスケジュールを考えてくれました。慌ただしい駆け足観光ですが、面白そうなので仲間全員が賛同しました。
この旅行記は、滞在していたモンペリエと南西約150kmにあるカルカッソンヌの観光見学の紹介です。モンペリエはかつて商業と大学で栄えた中世フランスの面影を残す静かな街、カルカッソンヌは中世に建造された二重壁を擁する中世城塞都市で世界遺産に登録されています。モンペリエとカルカッソンヌ、いずれも中世建造物が今日の近代的生活空間と調和共存する美しい街でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月16日
モンペリエ旧市街の中心部にあるコメディ広場。18世紀中ごろに造られた広場で、中央部に「三美神の泉」があり、周辺には18世紀後半から19世紀初めに建造された石造りの建物が並んでいます。旧市街中心部にあるコメディ広場 by AandMさんコメディ広場 広場・公園
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広場の北側は、木々の多い公園(Esplanade Charles-de-Gaulle)になっています。
旧市街中心部にあるコメディ広場 by AandMさんコメディ広場 広場・公園
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公園を通り過ぎた先が、我々の仕事場所(Le Corum)です。モンペリエ滞在期間、何度かホテルから通いました。
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仕事場の様子、こんな感じ。
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真面目に仕事に励んでいる人もいる一方、屋外で気楽なお喋りを楽しんでいる面々も・・・。
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我々も仕事場を抜け出して、モンペリエの街を歩いてみることにしました。近くにあるファーブル美術館(Musee Fable)。1825年に美術コレクターであったフランソワ・グザビエ・ファーブルが収集していた作品をモンペリエに寄贈したことで開設されました。15-19世紀のフランス、イタリア、オランダ、スペインなどの画家や彫刻家の作品が展示されています。ドラクロアやクールベの作品が展示されていました。
展示品が充実しているファーブル美術館 by AandMさんファーブル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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モンペリエはエロー県の県庁所在地。フランス国旗が掲げられている建物は県庁です。
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県庁のあるフォッシュ通り沿いには、18-19世紀に建てられた趣ある建物が並んでいます。
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アテネかローマで見るような大理石円柱で支えられた立派な建造物は、モンペリエ裁判所(Court of Appeal of Montpellier)です。
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フォッシュ通りから南に入った場所にある聖アン教会(Eglise Saint Anne)は、1862年に建造された教会。街で最も高い建物です。
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フォッシュ通りを西に進むと、凱旋門が見えてきました。
パリ凱旋門に比べ小振りだが、見応えのあるモンペリエ凱旋門 by AandMさんモンペリエの凱旋門 建造物
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パリの凱旋門に比べて小振りですが、見事な凱旋門です。1693年の建造だそうです。
パリ凱旋門に比べ小振りだが、見応えのあるモンペリエ凱旋門 by AandMさんモンペリエの凱旋門 建造物
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凱旋門とペルー公園の間の小さな広場に十字架(Croix du Peyrou)が建てられていました。1652年に最初に建てられ、以降、何度か十字架が建て変えられ、現在の十字架は6番目で1985年に更新されたものだそうです。
ペイロウの十字架、一見さりげない十字架のようですが、長年この地の方々が守ってこられた長い歴史を有する十字架です。 -
ペルー公園から振り返って眺めた凱旋門。公園の中央部にある銅像は、ルイ14世の騎馬像です。
銅像や歴史建造物のあるペルー公園 by AandMさんペルー公園 建造物
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公園西側にコリント式の大理石柱に支えられたギリシャ/ローマ風の立派な建造物があります。記念碑のように見えますが、1768年に建造された飲料水配布のための給水塔で、建物下部に、大きな貯水池がありました。
現在は給水塔としては使われておらず、公園の歴史的記念物として保存されています。銅像や歴史建造物のあるペルー公園 by AandMさんペルー公園 建造物
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公園は高台で、下方に街並みが広がっています。
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公園の貯水池で犬に水遊びをさせている人、モンペリエの住民のようです。
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給水塔のある貯水池から、水道橋が伸びていました。サンクレメント水道橋(Aqueduc Saint-Clement)です。
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現在、水は流れていませんが、サンクレメント水道橋はモンペリエに水を供給するために1753-1765年に建設されたもので、全長14kmあったそうです。1954年にフランスの歴史記念物に指定され、主要部分が保存されています。
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西側から眺めたサンクレメント水道橋。石造りアーチが支えている水道橋、ローマ時代からの伝統が感じられます。日本ではあまり知られていませんが、見応えのある立派な水道橋だと思います。
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ペルー公園の少し北側にあるモンペリエ大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre de Montpellier)は、旧ラングドック・ルシヨン地域で最大規模のゴシック様式大聖堂です。元々は修道院礼拝堂でしたが、1536年に大聖堂として建造されたとのこと。
要塞のような建造物、サンピエール大聖堂 by AandMさんサン ピエール大聖堂 寺院・教会
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モンペリエの市街観光を終え、遅めの昼食です。仕事場(Le Corum)近くの旧市街、小さな広場のフランスレストランです。メニューはフランス語だけで、英語はなく、お店の方、英語は殆ど話せません。フランスでは時々経験します。
我々メンバー誰もフランス語を理解できませんので、メニューのフランス語文字と価格を眺めて、エイヤッで料理注文しました。 -
仲間が注文した料理。海老と野菜で、味はグッドとのこと。
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他の仲間の注文で出てきた料理。イマイチ、との感想。
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私の注文料理、クリームベースのフランス風魚料理でしたが、まあまあの印象。
料理に、当たりはずれがありましたが、ワインとビールが美味しく、皆でワイワイ騒ぎながら楽しい時間を過ごしました。 -
9月17日
モンペリエ駅からカルカッソンヌ駅(Gare de Carcassonne)まで、1時間半ほどかかり、午前10時過ぎに到着しました。南側を世界遺産に登録されたミディ運河が流れているカルカソンヌ駅 by AandMさんカルカソンヌ駅 駅
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カルカッソンヌ駅の南側にミディー運河があるので、見学しました。19世紀に鉄道が敷かれるまで、フランス南部の物流を担っていた総延長36kmに及ぶ運河で、17世紀に開削されました。1996年に世界遺産に登録されています。
南側を世界遺産に登録されたミディ運河が流れているカルカソンヌ駅 by AandMさんカルカソンヌ駅 駅
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駅の南側のミディー運河水門で、遊覧船が水門を通過するところに遭遇しました。遊覧船の後方の水門が閉じられています。
中世交易を担った運河、今は遊覧船が行き来しています by AandMさんミディ運河 滝・河川・湖
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運河の水位が下がり、遊覧船が河岸に隠れ始めました。
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水位が下がると前方の水門が開き、遊覧船が進みだしました。
ミディー運河の水門での船の運航の様子、興味深く見学しました。
二重城壁に囲まれた「歴史的城塞都市カルカッソンヌ」までは、駅から2kmほどの距離があります。バスで移動しました。 -
城壁の前の広場(プラド広場)に到着し、城塞に向かいます。
保存状態が良く迫力が感じられる歴史城塞都市カルカソンヌ by AandMさん歴史的城塞都市カルカッソンヌ 史跡・遺跡
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城塞都市への東側の入り口、ナルボンヌ門(Porte Narbonnaise)です。1280年の建造だそうです。
城塞都市(シテ)へ出入りする主要門、ナルボンヌ門 by AandMさんナルボンヌ門 建造物
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ナルボンヌ門の右側にあるレイディ・カルカス(Dame Carcas)像。都市の名称カルカッソンヌの由来とされる伝説の女王で、8世紀、イスラム教徒軍の攻撃から都市を防衛したと伝えられます。
門前にある像はレプリカで、オリジナルは城内で保管されています。 -
ナルボンヌ門を通って進みます。
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門を過ぎると、石造りの家々が並んでいます。城塞内側の都市で、城壁などとともに世界遺産に登録されています。
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コンタル城への入口門。
多重防御が備わっている中世の城、コンタル城 by AandMさんコンタル城 城・宮殿
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橋を渡って門を通り抜けて、コンタル城(Chateau Comtal)を見学します。
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コンタル城の中庭、木々の下に木製ベンチがあり、観光客の皆さんが一休みされています。木陰になっているので、涼しくて、快適です。
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城内は防御壁を兼ねた回廊が巡らされています。
多重防御が備わっている中世の城、コンタル城 by AandMさんコンタル城 城・宮殿
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回廊の格子窓から眺めた光景。
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石の砲弾が展示されています。
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石造の十字架。中世時代に城塞都市内に設置されていた十字架のようです。
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レリーフ像、相当古いもののようです。
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コンタル城を一通り見学し、お腹も空いてきましたので、昼食です。
カルカッソンヌは名物の郷土料理カスレが有名。城塞内にあるレストラン"Maison Cassoulet"を訪れました。城塞内にある名物の郷土料理専門店、メゾン デュ カスレ by AandMさんメゾン デュ カスレ (カルソンヌ店) 焼肉
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郷土料理カスレの説明パネル。製法などが詳しく書かれていますが、フランス語だけ。
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「カスレ」は豆料理で、ソーセージ、ガチョウやアヒル肉が白インゲン豆と一緒に煮込んであります。味も良好で、結構なボリュームです。
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こちらはサイド料理のポテトと白インゲン豆。ソースを付けて食べます。
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遅めの昼食を終え、見学を続けます。城塞内にあるサンナゼール・バジリカ聖堂(Basilique Saint Nazaire)で、11世紀に建造された時にはロマネスク様式の建造物でしたが、13-14世紀にゴシック様式の建屋が追加されています。
城塞内にある見事なサン ナゼール バジリカ聖堂 by AandMさんサン ナゼール バジリカ聖堂 寺院・教会
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サンナゼール・バジリカ聖堂の内部。
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ステンドグラス窓はとても見事。
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城壁は相当の高さがあり、見上げると迫力を感じます。
守り厳重な高い城壁と数々の塔 by AandMさんカルカソンヌ城の城壁 建造物
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城壁の所々に塔が設置されています。相当な高さがある城壁と防御用の開口部を有する塔の数々、カルカッソンヌ城塞都市はフランスで最大の防御力を擁していたことが想像されます。
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城壁前の広場(プラド広場)から再びバスでカルカッソンヌ駅まで戻りました。
ホテルのあるモンペリエに向かう列車に乗る前に、ミディー運河の水門を見学します。前後の水門が閉まり、水位が下がって船が水門を通過するのを、再度、楽しく見学しました。 -
カルカッソンヌ駅からTGVでモンペリエまで戻り、旧市街のレストランで夕食です。冷えた白ワインと魚料理、野菜類が少ないのは多少不満ですが、まあ満足。
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仲間の1人が注文したのはフライドポテト付きのステーキ、アメリカ的な馴染みある無難料理。ポテトがあると安心感があるとのことで、こちらも満足だったようです。
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夕食を終えると、夜の景色に様変わりしていました。ホテルに戻る途中通ったコメディ広場も昼間とは異なる様相。仄かに照らされた明りに映える19世紀建造の建物群が南フランスの街中であることを感じさせてくれます。美しい光景です。
今回観光したモンペリエとカルカッソンヌ、9月上旬の観光ハイシーズンにも関らず、混雑感はありませんでした。日本ではあまり知られていない観光地のためか、日本人観光客を殆ど見かけませんでした。
これらの街では、現代と調和を保って中世建造物の凱旋門、水道橋、教会、城塞などが一体として街の生活に取り込まれていました。歴史が大切に保存されている素晴らしい南フランスの街だと思います。旧市街中心部にあるコメディ広場 by AandMさんコメディ広場 広場・公園
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