太平洋フェリー「いしかり」で行く名古屋旅行２泊３日（１日目）

2021/07/02 - 2021/07/04

太平洋フェリーは仙台を経由して苫小牧・名古屋間1,330kmをおよそ40時間かけて運航します。
運航するフェリーは客船並みに豪華らしい。
札幌在住のころから興味はあったのですが機会がなく乗れずじまい。
今回安く予約を取ることができたので、久しぶりの船旅を楽しむことにしました。

エリア 宮城野・若林・名取(宮城)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

中野栄駅
仙台港最寄り駅。
せっかくなので普段あまり来ることもない仙台港エリアを少し散策しながらフェリー埠頭へ向かいます。

中野栄駅 駅

三井アウトレットパーク仙台港
駅から10分ほど歩いて三井アウトレットパーク仙台港に到着。
フェリー埠頭からだと徒歩で20分ちょっと。
フェリーの停泊時間に寄ってみるのにちょうどいいかも。

三井アウトレットパーク　仙台港 アウトレット

杜のみなとマルシェ

パーク内には宮城県のお土産品や果物、お酒やお菓子などが買えるショッピングコーナーがあります。

杜のキッチン
パーク２階のフードコート

フードコートには盛岡冷麺のお店「ぴょんぴょん舎」や、ずんだスイーツの「茶寮 喜久水庵」さんが入っています。
平日の午前中ということもあって席はガラガラ。

パーク内で食事をするのに特におすすめなのが「仙令鮨」さん
仙台でも安くて美味しいと人気のお寿司屋さんです。

仙令鮨 三井アウトレットパーク仙台港店 グルメ・レストラン

平日限定ランチの握り鮨を注文してみました。
税込1,078円。

1,000円ランチとしてはなかなか豪華。
ランチだからと手を抜くこともなく、ネタも鮮度よく美味しい。
シャリがやや大きめなのでランチとしては十分なボリューム。
さすがのコストパフォーマンスです。

次に訪ねたのはスリーエム仙台港パーク。
仙台港に面する海浜公園です。

スリーエム仙台港パーク (仙台港中央公園) 公園・植物園

平日だというのに大勢の釣り客で賑わっています。

港では貨物船から自動車が陸揚げ中。
自動車が船から続々と出てきて停車位置にピタリと止まります。
面白い風景。

展望台からは仙台港が一望できます。
遠くに見える白い船が本日乗船する大平洋フェリーのいしかり。

仙台港フェリー埠頭

仙台港フェリー埠頭 名所・史跡

太平洋フェリー　いしかり
全　　長 199.9m
総トン数 15,762トン
出　　力 32,640馬力
最大速力 26.5ノット
旅客定員 777名

日本最長距離を運航するフェリーだけあって、さすがにでかい。

太平洋フェリー 乗り物

いよいよ乗船。
いしかりは仙台・名古屋間770kmを21時間40分かけて航行します。
これほど長時間の船旅は初めて。

いしかりエントランスホール
想像以上にゴージャスな雰囲気です。

ロビーも広々。

ピアノステージ
コロナの影響で現在は休止中ですが、ミニコンサートもあったりするよう。

イスはチェーンで床に固定されています。

展望通路「プロムナード」
太平洋フェリーでは船ごとにデザインコンセプトが決まっていて、いしかりは「エーゲ海の輝き」がコンセプト。

船内は青と白を基調としたデザインになっていて、飾られている美術品もギリシア風。
フェリーとは思えない豪華さです。
さすがクルーズシップ・オブ・ザ・イヤー第1位。

特等客室（洋室）
少し贅沢をして特等客室を取ってみました。
とはいえ「早割」を利用したので定額の4割引きで税込11,400円。
新幹線よりも全然安い。

バス・シャワートイレ付きのツインルームは広くて快適。
ナイトウェアやサンダルも付いていて至れり尽くせりです。

出港時刻になったので甲板に上がってみました。

煙突からはモクモクと煙が上がっています。
船内が静かすぎて気付きませんでしたが、すでに出港のための回頭が始まっていました。

回頭とは港湾奥に向かっていた船首を港湾出口に向けて180度回転する作業。
なんとなくタグボートの補助があるものと思っていたら、自力で回頭しているよう。

港湾の幅はおよそ4～500メートル。
狭い港湾内を200メートルの巨船がクルクルとスムーズに回頭していく様子はちょっと見もの。

船はあっという間に回頭を終了してフェリー埠頭を離れます。

スピードも速く、見る見るうちに埠頭が見えなくなっていきました。

シアターラウンジ「ミコノス」
船内の探索を再開。
ミコノスはラウンジショーや映画上映が開催されるステージを備えたシアターラウンジ。
ただし現在ラウンジショーは休止中です。

映画は上映されていますが、ちょっと微妙なラインナップ。

内部はこんな感じ。
200人ぐらいは入りそう。
試しに少しだけ映画を見てみましたが音響も本格的でした。

ショップコーナー
割と大きめの売店。
お菓子や酒のつまみ、カップラーメンなど必要なものはひととおり置いてあって、旅行中特に不便はなさそう。

各寄港地のお土産や太平洋フェリーオリジナルグッズもありました。

飲み物もアルコール類を含めて種類豊富。
太平洋フェリー限定のワインや焼酎も販売されています。

ただ営業時間が細かく区切られているので事前にHPで営業時間を確認して、必要な物は早めに購入しておいた方がよさそう。
また支払いは現金のみで、これはレストランも同様。
まあ船は通信環境が不安定なので、カードが使えないのはしょうがないかも。

ショップコーナーの隣はゲームコーナー

エントランスにあったリーフレット。
船の旅程表になっていてなかなか面白い。
ただ本日は悪天候で陸の風景は望めないようなのは残念。

福島県相馬市の沖合付近で名古屋から苫小牧へ向かう太平洋フェリーの「きそ」とすれ違います。
船内のアナウンスを聞いて甲板に上がると「きそ」が見えてきました。

思いのほか近くを通過していきます。
「きそ」は「いしかり」の姉妹船で、「南太平洋のしらべ」がデザインコンセプト。
機会があれば乗ってみたい船です。

あっという間に見えなくなりました。

空はどんより曇り空。
風も強くなってきています。
天気予報によると夜にかけて少し荒れる模様。

レストラン「サントリーニ」
6時になったので夕食へ向かいます。

本日のメニューはこんな感じ。
まん延防止等重点措置に伴い、アルコール販売は一時休止中とのこと。

レストランはバイキング方式。
ホテルのビュッフェのようです。

メニューは和洋中が揃っていてなかなか豪華。

席も開放的で海を眺めながら夕食を頂けます。

本日の夕食。
船内調理にしては味も悪くない。
船でいただくカレーはなぜこんなに美味しいんだろう。

展望大浴場
さて夕食を終えて、後は風呂に入って寝るだけ。
旅行1日目はこれで終了です。