ニューヨーク市　近郊の田舎町　郊外の都市(フィンガーレイク地方)を巡る

2019/10/10 - 2020/10/17

今回最期になるフィンガーレイク地方への出張。
日本人には知られていないニューヨーク州を紹介します。
コールドスプリング
ジェニーバ市
ちなみにNYC以外のスポットは、まったくヒットしませんでした(笑)。

エリア アメリカ

• 旅行の満足度: 5.0

マンハッタンで歴史を感じられる貴重なスポット。

セオドア ルーズベルト生誕の地 建造物

テディ・ベアは大統領選挙出馬時に誕生。
セオドアの愛称がテッドなので、
テッドの熊＝テディ・ベアです。
ちなみに彼は稀代のハンターで、趣味で熊も撃ちまくっていました。

２０世紀最初の傑作。
元祖摩天楼と呼ばれます。

フラットアイアンビルディング 現代・近代建築

一番狭い部分の幅は２ｍ。
超鋭角のY字路に建てられたためです。

23th Street駅前の公園。
マンハッタンのど真ん中でも、普通にリスが活動。

マディソンスクエアーパーク 広場・公園

マディソン・スクエア公園の印象的なモニュメント。

かつてのグラウンドゼロ。

ブルックリン・ハイツの中でも、
イーストリバーに面した散歩道は風光明媚。

ブルックリン ハイツ プロムナード 散歩・街歩き

特に、マンハッタンに夕日が沈む時間はおすすめ。

ハイツは建物名ではなく、
高台という意味。
そして、高台＝高級住宅地です。
イメージとしては｢山手台｣です。

ブルックリン橋の袂。

ザ・アメリカ東部という光景。

マンハッタン橋からブルックリン橋を望む。

ブルックリン橋 建造物

橋を渡った右側は、チャイナタウンです。

新宿にも進出した有名店。
オーダーすると調理開始。
最期はオーブントースターでチンして出してくれます。

ルークズ ロブスター (アッパー イースト サイド店) デリ

翌日、
グランド・セントラル駅から郊外メトロに乗って
1時間で着く小さな町Cold Spring。
メインロードを上ります。

ガソリンスタンドのある十字路を右折してChestnut Streetへ。
風情ある教会が。

Episcopal Church of St.Mary-in-the-highlandsといいます。
監督派《聖公会(イギリス国教会)系列》です。
初期入植者が多く、マサチューセッツ州に多い分派です。

興味深い伝統建築です。
その先には、Putnam Museumという味のあるミュージアムも。

町の地図。

メインロードにある唯一のカジュアルなお店。
Cold Spring Coffeehouse
92 Main St
Cold Spring, NY 10516

居心地が良かったです。
イートインの客層も、品が良かったです。

Dock Park
ハドソン川に面しています。
向かいには、定評あるB&Bも。
一晩ゆっくりするのも良いなと思いました。

湖か湾に思えます。
ニューヨーク州最大の大河ですが、
アメリカではごく普通のレベル。

岩も浸食がすすみ、サラサラの砂浜です。

典型的な亜寒帯の植生です。

川沿いをしばらく北へ歩くと、
Cornish Trailが。

歩きやすいコースです。

終点からは3つのトレイルが分岐し、それなりの服装・靴が必要。
スニーカーで少し歩き、丘からハドソン川を眺めました。

駅へ戻ります。

宵のメインストリート。

無人駅です。
いわゆる郊外メトロ線です。

翌日、コーネル大学のあるIthacaの空港までのフライト。
そこから1時間ほどのドライブ。

州有数の穀倉地帯。
ワイナリーも増え、最近では高評価を得ています。
アーミッシュも多く、沿道では丸太小屋の家と馬車も見かけます。

Finger Lakes(南北に細長く伸びる氷河湖が5つ並ぶ。実際は11湖)の一つ
Seneca Lake。縦断するのに自動車で1時間。
セネカ湖は、フィンガーレイクスの中で一番面積が広いです。

写真は北西岸のGeneva市。
オンタリオ郡最大の都市ですが、人口は１万人少々。
２００６年に「アメリカで最も住み良い町」に選ばれました。
治安の良さも評価されています。

湖畔の公園。
市のど真ん中で、こんな光景。

市内にはStation と呼ばれるコーネル大学の生物系研究所群があります。
コーネル大学は、米国トップのアイビーリーグ(ハーバード、イェールetc.)の一角です。
余談ですが、アメリカの大学は文系でも毎年学費が１０００万円ほどかかり、アイビーリーグは２０００万円くらいです。卒業後、学生は奨学金の返済にいそしみます。お金も能力もない人は規定年数以上軍に在籍して奨学金を手にしてから進学します。
Universityは研究(大学院課程)重視なので、学部生は講義系の授業ばかりです。
２０年前に出入りしていた東工大は、学部生よりも院生の数が多くて各地に研究所だらけで、一番イメージが近かったです。

Stationの一つ。
Cornell universityの農業＆生命科学Collegeと表記されていますね。
ステーションの所長は教授を兼ね、週１回イサカ本部の教授会へ出席します。
仕事でなら、学歴に関係なく高卒でも普通に入れますけど(笑)。
※日本では旧帝国大学や東工大は、多数の研究所を持っています。

ジェニーバ市のハイランズ地区(高台)の中流住宅地。
といっても、日本でいえば上流です。
さすがは世界一の経済大国。

会員制のヨットクラブ。

会員の方に中へ入れてもらいました。
レストハウスやヨットハーバーの維持費等を賄う年会費が数千ドルです。
中流階級でも、こんな人はザラです。

１０月は湖畔も涼しいですが、
夏のヨットは気持ち良いと思います。

ホバート＆ウィリアム・スミス大学(Colleges)
リベラルアーツ・カレッジと呼ばれ、少人数制で教員に占める教授の比率が高く、しっかりと学べる環境。幅広い教養を身に着けるカリキュラムで、原則大学院は併設しない。
代々続く上流階級の子息が通います。なぜなら、文系でも学費だけで毎年数千万円かかるからです。
起源となるギリシャ思想では、自由人の市民は教養を身に着け、労働と実技は奴隷がすること。この考えで行くと、商科・工科大学などは職業訓練校です。

市で唯一のショッピングセンター。

ショッピングセンターの向かいには、
ウォルマートができていました。
寿司のパックも売っています。

カリフォルニア産のコシヒカリは、
日本のコシヒカリと同じ味でした。
以前は、イサカまで１時間ドライブして、
中華系が経営するアジアンフードマーケットで日本食を買うのが普通でしたが、
今は、何でも流通しています。

ごく標準的な家賃のアパート。
住民の証言によると、1970年代から全部屋に食洗器内臓。
ちなみに我が家は未導入。
アメリカは、けた違いです。

北海道に相当する気候です。

いつもはinnに宿泊ですが、最期の訪問になるので、
今回は奮発して、湖畔のホテルに宿泊。

Belhurst Castle といいます。
1820年にエルミタージュ(隠れ家)を建設したのが始まりで、
現在の建物は、１８８０年代に完成しました。

ちょうど、ウェデイングをやっていました。
この後州はロックダウンに入るので、コロナ前に挙げて正解です。

一泊当たり200-400＄です。参考までに
https://www.belhurst.com/?_ga=2.152994234.2026477799.1625558858-2044227057.1625558858

内部はこんな感じ。

ディナーを頂きました。
前菜

メイン
きわめてアメリカ的です。
デザートはお腹に入りませんでした。

バーです。

翌日、イサカへ戻ります。
イサカの面するカユガ湖は、フィンガーレイクスで最長です。
こうした地名は、先住民の部族名です。

この景色ともお別れです。
ちなみにマンハッタンのポートオーソリティバスターミナルからグレイハウンドでもアクセスできます。イサカを経由してジェニーバで下車。６時間くらいの旅でしょうか。低所得者の足なので、黒人や大学生が多いです。

秋はセントラルパークもきれいです。

セントラルパーク 散歩・街歩き

ダコタアパートの方向。
ストロベリーフィールズ広場とイマジン碑の前では、同歌を弾き語る人たちがいます。

ボートを繰り出すのも良いですね。
未だ金曜日ですよ。

なんと健全なレクレーションでしょう。

クライスラービル
アールデコです。

ロビーです。
外見も中身もNYで一番美しいビルだと思っています。

クライスラー ビル 現代・近代建築

１０月なのにスケートリンクが張られています。

ロックフェラー センター 建造物

早朝発の便なので、深夜のライブ。

スモールズ エンターテイメント

だいぶ値上がりしたとはいえ、
２０＄でドリンク２杯付き。

ここの良いところは、
安いことと
深夜までやっていることと
プレイヤーとの距離が近い事。

地下で出入口は１つだけなので、唯一爆弾テロだけは怖いです。

背もたれのないベンチですが、
それも愛嬌。３密空間です。

禁煙なので助かります。

深夜、日付も変わりました。
ボーカルも素晴らしいです。

NYのメトロは２４時間運転なので、このままJFKへ行きます。