中世の風情が漂うルツェルン旧市街の街歩き

2011/09/10 - 2011/09/11

ルツェルンLuzernはスイスの中央部に位置し、同国で4番目に大きいルツェルン湖に抱かれています。旧市街には、中世にタイムスリップする町並みが残っています。

私は、結婚40年目になる2011年に、ルビー婚を記念してスイスに旅行しました。主な旅行先はサン・モリッツですが、その後チューリッヒに引き返してから1泊2日でルツェルンを訪れました。
チューリッヒ駅で列車の切符を買うときに少々の苦労をしました。私が、行く先を「ルッ」を強調して”ルッツェルン”と発音しても駅員に理解してもらえませんでした。しばらくしてから、駅員が「ツェ」にアクセントをつけて”オー、ルツェルン”と言って理解してくれたと言うエピソードを思い出します。

ルツェルン訪問スケジュールは次の通り：
9/10（土）　15:02　サン・モリッツ発　19:25　ルツェルン着
　〃　　　　夕食　ルツェルン駅前のビュッフェ
９/11（日） 午前　ルツェルン観光
　〃　　　　昼食　市内のレストランで魚料理
　〃　　　　14:10　ルツェルン発　　　15:15　チューリッヒ着

この地で訪れた観光名所は、次の通りです。
・ルツェルン湖Luzerner See: ルツェルンは、ルツェルン湖に面している都市です。ルツェルン駅は、ルツェルン湖の湖畔にあります。ルツェルン湖に流入するロイス川の右岸には、旧市街の観光名所があります。湖の面積は約1134 km2で、日本で4番目の大きさの猪苗代湖より少し広い面積です。

・ルツェルン旧市街Alt Stadt：石畳の道が続く中世の街並みを歩いていると、中世時代へとタイムスリップしたような感覚を覚えます。そこには、ムゼック城壁、旧市庁舎、聖ペテロ教会、イエズス教会、木組みの建築物などがあります。

・カペル橋Kapellebrücke：ロイス川に架かる屋根付き木造の橋です。1333年建造で、城砦の一部とし造られました。世界で最も古い木橋の様です。橋の天井部分には、ルツェルンとスイスの歴史にまつわる物語などを描いた絵が架けられています。橋の命名は、近くにあるザンクトペータス教会(St. Peters Kapelle)の名前に由来するとのことです。

・ホーフ教会Hofkirche：スイス有数のルネッサンス様式の教会。8世紀にベネディクト派の修道院として建てられましたが、火事で焼失ので、1645年に再建さています。ロイス川を挟んで、旧市街の対岸に位置しています。

ムゼック城壁（Musegg Mauer ）：ロイス川の右岸、ルツェルン旧市街の北側に残る市壁で、建造は1386年。合計9つの見張り台とともに建造当時の城壁を見ることが出来ます。

エリア ルツェルン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

ペンションの様に見えますが、私たちが宿泊したホテルです。　　

朝食前の散歩に、近所を歩いてみました。
一見して、高級住宅の様な建物がありました。
　　

ハイカラのデザインの住宅もありました。

古風なスタイルの4階建てのマンションです。
窓の上には彫刻の様な飾りがあり、凝った外観です。
また、屋根の上には煙突があるので、部屋ごとに暖炉がある様です。
　 　

朝食後、ルツェルン湖の湖畔にあるルツェルン駅に向かいました。ホテルから歩いて15－20分くらいでした

ルツェルン駅 駅

ルツェルン駅前のアーチ型ゲートです。　　
　　

ここがルツェルン湖です。
この写真は、湖畔左側の対岸です。
中央に2本のタワーが聳えていますが、それはホーフ教会です。　　　　　　　　

湖畔の右側の対岸です。こちらに旧市街がならんでいます。

ロイス川に架かるゼー橋（Seebruecke）。
旧市街と新市街を結んでいます。

ゼー橋 建造物

この付近では、多くの白鳥が泳いでいました。

ロイス川の向こうに、茶色の屋根のシュプロイヤ橋が見えます。

　　 　

その橋に向かって歩いて行きました。
この橋もカペル橋と同様に屋根付きの木橋でした。

カペル橋 現代・近代建築

この橋に飾られていた宗教画。
イエス・キリストを抱いたマリア様と思われます。
　　　

カペル橋の入口です。
橋の奥側には八角形のタワーがありますが、1300年頃に見張り台として建てられたものです。　　　　　　　　
　　　 　　　

橋の天井部分の壁には歴史に関る三角形の絵画が描かれていました。
この絵は、騎馬戦の光景です。

梁毎に色々な絵画が描かれていました。
これは、裸の豪傑の様です。
　　　

ルツェルン旧市街のカペル広場。
フレスコ画の壁をもつ歴史的な家が並んでいます。　　

カペル広場 広場・公園

ロイス川沿いの旧市街。
街路の左端及び丘の上にムゼック城壁のタワーが見えます。

ムゼック城壁のNölliturmと呼ばれる見張り台。

ルツェルン市庁舎の時計塔　　　　　

旧市街の広場にある噴水（Fountain Hail Mary）。
　　

ザンクトペータス教会St. Peters Kapelleです。

ムゼック城壁のNölliturmと呼ばれる見張り台。

ロイス川沿いの旧市街。
右端にイエズス会教会が見えます。
　　　　　　　 　　

ルツェルン市庁舎の時計塔　　　　　

旧市街の広場にある噴水（Fountain Hail Mary）。
　　

ザンクトペータス教会St. Peters Kapelleです。

ザンクト ペータス教会 寺院・教会

ザンクトペータス教会の内部。
　 　　　

旧市街の木組みの家。　　　　　　

イエズス会教会。
スイスで最初のイエズス会様式の教会。1666年築。

　　 　　

ホーフ教会。　　　　　　　　　　　　　

ホーフ教会 寺院・教会

教会のファサド。

教会の身廊。、　　　　　　　　　　　　

教会の祭壇。
中央の祭壇は、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの彫刻です。

　　 　　

こちらはパイプオルガンです。
ヨーロッパ最大を誇る大パイプオルガンらしいです。

教会の内部。　　　　　　　　　　　　　　　

聖人を飾った柱。

ホーフ教会の中庭 。

ホーフ教会の見学後は昼食とし、ルツェルンの街歩きを終了しました。