2010/04/27 - 2010/05/15
13位(同エリア172件中)
Black7さん
- Black7さんTOP
- 旅行記247冊
- クチコミ100件
- Q&A回答7件
- 250,314アクセス
- フォロワー65人
この旅行記のスケジュール
2010/05/13
-
バスでの移動
ソフィア〜カザンラク
-
カザンラク
2010/05/14
-
エタルホテル
2010/05/15
-
バスでの移動
ヴェリコ・タルノヴォ〜ソフィア
-
アメジストホテル
2010/05/16
-
バスでの移動
空港路線バス
-
飛行機での移動
ソフィア〜モスクワ (アエロフロート航空)
-
飛行機での移動
モスクワ〜成田 (アエロフロート航空)
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
<トルコ・中東の周遊旅からの続きとなる後半戦、
ギリシャからバルカン半島南部を巡り、
ブルガリアまで周遊した旅の備忘録です>
4/27-5/02 ギリシャ
5/03-5/06 アルバニア
5/06-5/07 コソボ
5/07-5/10 マケドニア共和国
5/11-5/15 ブルガリア
今回の旅も、ついにラストスパート!
ブルガリアといえば、ヨーグルトの他に有名なのが「バラ」。
香水などの香料の7割が、ここブルガリア産だとか。
そしてブルガリア中央部には、「バラの谷」という、
魅力的な名前の一帯があるという・・
ちょうど5月にブルガリアを訪れるなんて、
これは「バラでも見ていきなさい」ってことなんじゃ?
ちょっと早いのかもしれないけど、もしかしたら
見渡す限り一面に、すっごいバラ畑が見えるかも~?
と、息巻いて行って参りました~
でも、現実はそんなに甘くない・・
表紙が、鮮やかな「バラの谷」の写真になっていないことで、
結果をお察しください・・ ( ̄_ ̄|||) どよ~ん
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ソフィアからバスで、約3時間半
「バラの谷」の中心都市、カザンラクに着きましたー
「バラの谷」とは、バルカン山脈の南、東西140kmほどの
長い渓谷で、世界最大規模のバラの生産地。
そして名前に付く「カザン」とは、
バラの香油を精製するための蒸留釜に由来しているそうです。
昔から、バラに縁のある場所だったんですね。
写真は、カザンラクの駅前付近 -
もう5月の半ばなので、さぞかし、バラ祭りの催し物とか、
それ目当ての観光客でゴッタ返しているのかと思いきや、
あれれ?・・街は至ってフツーモード・・
平和なものです・・
でも、この花壇はバラ・・なのか?・・ -
カザンラクは「バラの谷」の中心都市といっても、
あくまでもバラ畑は郊外で、
街自体がバラで埋め尽くされているわけではないのは
承知していましたが、
でも、「もうすぐ、バラフェスティバル~♪」的な
賑やかさや華やかさも、どこか期待してた部分があったので、
ちょっと拍子抜け・・
当時は個人で行く「バラの谷」見学の情報など、あまりなかったもので、
現地ツアーなどの申し込み方法もわからず、ホテルで聞いてみる。
やはり6月最初の週末、メインイベントの「バラ祭り」に参加するか、
まだ少し早いのでタクシーなどをチャーターして、
郊外の畑や工場に見に行くしかないらしい。
ピーク時には、バラ摘み体験などもできるとか? -
なので、かわりに近くにあった「バラ公園」に。
オランダのキューケンホフ公園みたいに、
バラ畑まで行けないかわりに、
公園でたくさんのバラを鑑賞できるのかと思いきや・・ -
市民憩いの、至ってフツーの公園。
「ロ・・ローズはどこ?見た時期と場所が悪かったの?」
キョロ ( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄)
お花は咲いてるけれど、
これも・・たぶんバラではない?
グーグルレンズによると、サルビアではないか?とのこと。
ちなみにこちらのバラは、「ダマスクローズ」という、
観賞用よりさらに小ぶりな花で、独特の強い香りがするらしい。
今では、この公園もさらに整備され、
園内にはバラ博物館が移設&リニューアルされてる模様。
お散歩するのには、とっても良い公園です。 -
今回、一番バラを感じられたのは、まさかの土産物屋
もうすぐ帰国するので、ここでバラの化粧水やら、
バラハンドクリームやら、とにかくバラと名の付く物をまとめ買い~
こうなったら、とにかく「バラの谷」行ってきましたよ~的な
爆買いで、お土産バラマキ&行った記念とすることに~ -
いや、バラが駄目でも、ここカザンラクにはもう1つ、
そう!世界遺産の「トラキア人の墳墓」があるではないか!
トラキア人とは、西暦前4~3世紀頃、
ブルガリア一帯に住んでいた民族。
当時のヨーロッパで有数の人口と勢力を誇っていたそう。
その墳墓が、1979年に世界遺産に登録されました
で、訪れてみると、
えーと、丘みたいになってる普通の公園らしき場所に
その墳墓はひっそりとありました・・観光客はゼロ・・
しかも、本物の墳墓は建物で覆われ、内部は非公開。
見れるのは、隣の有料のレプリカだけ・・
なのでレプリカ内のフレスコ画などを独占で鑑賞~
貴重なものなのでしょうが、古墳マニアではないので、
ただ「はぁ~・・」と眺めるだけで終わってしまいましたー
日本の古墳もそうですが、前もって予習しておくか、
その国の歴史などの予備知識がないと
この手のものは、難しいですねー -
泊まったホテルは、「トラキア人墳墓」とバラ公園の近くにある
ファミリー経営的な「ホテル ヴェスタ」
せっかくなので、夕食はホテルのレストランでいただきます。
名物「カヴァルマ」を注文するも、撮った写真はなぜか食前のスープ・・
あと毎日、ちゃんとヨーグルト飲んでましたー -
あとは翌日の「ヴェリコ・タルノヴォ」行きのバスの車窓から
咲き乱れるバラ畑が見えることに望みを託します。
車窓の写真を撮りまくりますが・・
結果はどこまでも続くきれいな草原~、で撃沈・・ ( ̄Д ̄;) ガーン
どうやら普段は、早朝から開花と同時に刈り取られてしまうことを
帰ってから知る・・
そしてバラの花摘みでイメージするのは、
花飾りをまとい、可愛らしい伝統民族衣装を着た女性たち。
「風の谷のナウシカ」・・ではなく、
民族衣装を着た「バラの谷のナウシカ」みたいな女の子たちが、
「ラン♪ラン・ララ・ラン・ラン・ラーン♪」と踊りながら、
花摘みしているのかと思いきや、
それは「バラ祭り」のメインイベント時のパフォーマンスだそう
(そりゃ、そうでしょう・・)
今度は、6月初めのバラの時期に来て、一緒に花摘みしたーい! -
「車窓からバラ畑・鑑賞大作戦」が失敗に終わったワゴンバス内は、
地元の学生らしき子たちでほぼ満員。
週末、里帰りでもしてたのかな?
気づかぬうちに、シプカ峠を超え、
約2時間半で、「ヴェリコ・タルノヴォ」に到着~
まずはホテルにチェックイン
今回のホテルは、街で一際高い15F建ての高層ホテル「エタル」。
レトロなエレベーターで上へ~
部屋は質素ながら割と広くて、古いマンションの1室といった感じ
写真は、部屋からの風景。
リーズナブルなホテルなのに、部屋から街を眺められる特典付き♪ -
ここ「ヴェリコ・タルノヴォ」は、西暦1200~1400年頃、
第2次ブルガリア王国の首都だった古都。
ブルガリア最古の集落の1つで、5千年以上の歴史があるとか。
写真は、新市街 -
そして、大相撲の元大関・「琴欧洲」の出身地でもあります。
日本ではまだまだ知名度が低い街ですが、
琴欧洲の故郷というだけで、なぜか妙な親近感が湧いてしまう -
ここら辺は旧市街に辺り、
職人街のサモヴォドスカタ・チャルシャの入り口付近 -
街はのんびりした雰囲気の地方都市。あまり観光客は見かけません。
古都だけあって、変わった造りの建物や民家があったり、
趣のある路地があったり、ブラブラ散策するのもおすすめ -
独特の地形なので、名エリアとも、見所がたくさんあります
これもホテルからの風景
斜面に家がびっしり並んでいます -
イチオシ
ヤントラ川沿いの急斜面に建つ、美しく統一された旧市街
朝日を浴びて赤く染まった旧市街は、とっても素敵なんだそう -
対岸の蛇行した川の先端、スヴェタ・ゴラの丘に、
一際目立つ建物とモニュメント。
あれはヴェリコ・タルノヴォ美術館とその広場。
琴欧洲も、ここで四股を踏んでいたとか、いないとか・・ -
遠くあそこに見えるは、ツァレヴェッツの丘。
この街を代表する観光スポットです。
さっそく行ってみようー -
旧市街から歩くこと、10分足らず。
入り口に到着~ -
中央門をくぐり、入場料6レフ(370円)を支払い、中へ。
-
この丘は、周りを川に囲まれ、天然の要塞となっています。
頂上に見えるは、「大主教教会」 -
昔は丘全体が宮殿となっていて、
ブルガリアの皇族や総主教の住まいとして利用されていたとか -
さらに、470以上の民家や貴族の豪邸、23の教会、4つの修道院が
この丘にあったことが分かっているそうです。
しかし残念ながら、オスマン帝国との戦いで、
ほとんどが瓦礫となってしまいました -
でも、この丘から見る景色は絶景。
訪れる価値は十分ありましたー
遠くには、地層の線が見えていますが、
この辺りはやはり、ヤントラ川によって、
浸食されてできた土地なんでしょうか? -
こちらはアセノヴァ地区方面
ヤントラ川の低地部分に民家が建ち並んでいるエリアです
見所には、3つの古い教会があるらしい。
雰囲気がとても良さそうだから、
こういう郊外にも、足を延ばして、ブラブラと散策したかったな~ -
こちらも頂上からみた、ヴェリコ・タルノヴォの街並み
一望することができます
下の方には、くぐってきた中央門が小さく見えますねー
個人的なイメージでは、
高低差のある地形や斜面、統一された街並みが、
ルクセンブルクやトルコのサフランボル、
アルバニアのジロカストラなどにも似てる感じがします -
イチオシ
丘の見学を終え、先程見た、
アッセン王のモニュメントまで戻ってきましたー
旧市街をバックにしたモニュメント
先のトンガリ具合がすごい! ツンツン( ?'ω'?)σ -
このアッセン王のモニュメントは、4人の英雄の王を讃えたオベリスク、
それを4つの騎馬が囲んでいます
なかでも名前となってるアッセン王は、
ほぼバルカン半島全域を統治する程のすごい王だったとか -
イチオシ
その広場から見る旧市街。
ヤントラ川によって削られた、
切り立った崖の上に建てられていることが、よくわかります -
さらに広場では、民族衣装を来た女性たちが、
TV取材を受けていましたー
まさかこんな所で、「カザンラク」で見れなかった、
バラ祭り関連の催し物?
それとも、民族舞踏、フォークダンス大会の優勝チーム?
たぶんその両方かも・・
う~ん・・どちらでもいいから見たかったー -
橋から見た、眼下を流れるヤントラ川
最終的には、ドナウ川へと繋がっているみたいです。
広場から、橋を渡るとすぐホテル。
一旦、夕食前に戻ります -
夕食前に、夜景を見に、先程の展望スポットへ行ってみましたー
ポツリポツリと灯りがつく街並みは、とっても素敵でした~
でも残念ながら、夜景に弱かったコンデジ。
写りがイマイチ~
良い一眼レフで、撮りたかったな~
夕食はホテルの下のレストランにて。
1日しかいなかった「ヴェリコ・タルノヴォ」
もうちょっとゆっくりしたいと思わせる、
ブルガリアの中では、お気に入りの街となりましたー -
翌朝は、ホテルの目の前から、ソフィア行きのバスが出るので、
ロビーにて待ちます。
バスでソフィアへと無事に戻り、その日はソフィア観光。
それは、前の旅行記にて。
最終日は、公園前から、空港へと路線バスで向かいました。 -
長かった旅も、ついにソフィア国際空港から帰路につきます。
東欧・中欧へのアクセスが便利なモスクワ経由。
2度目のアエロフロート・ロシア航空は、
トラブルなく帰国することができました~
トルコ・中東からスタートし、バルカン半島南部を周った今回の旅。
「どっからアジアっぽくて、どっからヨーロッパっぽいのか?」を
裏テーマとしていたのですが、
やはりトルコが境目で、
都市部やリゾート地はヨーロッパらしさもあるが、
内陸地方はアジアが強い印象。
でもバルカン半島南部には、オスマントルコ時代の名残を
感じる建物があったりして、アジア色も少し感じられました
アジアからヨーロッパへと、
またマニアックな国々も多く、変化に富んだ今回の旅。
いつかまた1つ1つの国をじっくり見て周りたいですねー
ながーい旅行記シリーズ、ご覧くださり、ありがとうございました!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ① (ギリシャ危機・真っ只中を訪れる、思い出の地アテネ)
2010/04/27~
アテネ
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ② (歩きに歩いたー、天空の修道院メテオラ)
2010/04/27~
メテオラ周辺
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ③ (いつかは住みたい!ギリシャ人の憧れの島・コルフ島)
2010/04/27~
ケルキラ島
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ④ (99%行かない謎の国!?石の街ジロカストラと港町サランダ)
2010/04/27~
サランダ
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ⑤ (行くのがちょっと早かった?ティラナ~コソボ~スコピエ)
2010/04/27~
プリシュティナ
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ⑥ (ヨーロッパ最古の古代湖!世界遺産・オフリド湖と教会群)
2010/04/27~
オフリド
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ⑦ (ブルガリア正教会の総本山・リラの僧院と首都ソフィアの大聖堂)
2010/04/27~
リラの僧院周辺
-
ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅 ⑧ (バラの谷カザンラクと、琴欧洲の故郷ヴェリコ・タルノボ)
2010/04/27~
ベリコ・タルノボ
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- cheriko330さん 2021/06/17 00:26:13
- 全25冊の大作 お疲れさまでした(」・e・)」オツカレー!!
- Black7さん、こんばんは☆彡
この分で最終章なのですね。馴染みのある国も、そうでない国も
毎回楽しみに拝見しました。計算違いでなければ全25冊ですね。
すごい!!そして300冊目へ向けての折り返しです。
ブルガリアはヨーグルト、バラ、琴欧州と定番ですね。今は
鳴門親方。親方になり、あまりお見かけしなくなりました。
「ヴェリコ・タルノヴォ」は琴欧州の故郷として、何度かテレビで
ご実家訪問したのを見ました。ブルガリアきっての美しい古都なのですね。
Black7さんが、ここを訪れたのは美しい古都だから?
緑も多くてきれいですね。トルコチックなところもありますね。
アッセン王のモニュメントの鉛筆のようなものは何と?思っていたら
オベリスクだったとは。
バラのグッズをたくさん買われて、いただいた方は、皆さん喜ばれた
ことでしょう。また是非に再訪して、Black7さんも民族衣装を着たバラ
摘みの女性の輪に入って楽しんでね(^_-)-☆
ブルガリアも行きたくなりました。
お次の大作も、また楽しみにしていますね。まずは、お疲れさまでした。
cheriko330
- Black7さん からの返信 2021/06/17 20:38:10
- RE: 全25冊の大作 お疲れさまでした(」・e・)」オツカレー!!
- cheriko330さん、こんばんわー☆
抜群の読みでの、連続1番ポチありがとうございます!
そして、長かったシリーズ全25冊、
ご覧いただき、ありがとうございます&お疲れ様でしたー
ブルガリアは、定番のもののイメージが強すぎて、
実際はどんな所なのか、知らないことだらけだったのですが、
とっても良い所でしたー
他のヨーロッパ諸国の中でも、さらに素朴な感じで、
良い意味で、ヨーロッパの田舎っぽいという雰囲気で。
ヴェリコ・タルノヴォを訪れた時には、
もう琴欧洲が日本で活躍していたので、
故郷だというのは、何となく知っていました。
自分も1回、実家訪問の番組みましたー
でも、実家は街中ではなく、ちょっと郊外だったような記憶が・・
でも訪れた最大の理由は、やっぱり古都で、
きれいな旧市街の写真を見たのが決めてでしたねー
独特な地形に、あの崖の上に建てられた斜面に広がる旧市街。
実際に行って、見て、歩いてみたくて!
断崖&斜面の街という意味では、cherikoさんの行かれた、
チンクエテッレにも少し似てますねー
(行ったことないし、海と川で違いますが・・)
バラは残念でしたが、次回のリベンジにとっておくとして、
cherikoさんも、もしブルガリアに行かれた際には、
是非、花飾りと民族衣装を着こなし、踊りに加わってみてくださいねー
Black7
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ベリコ・タルノボ(ブルガリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ベリコ・タルノボ(ブルガリア) の人気ホテル
ブルガリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ブルガリア最安
254円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ ギリシャからバルカン半島南部を周遊旅
2
34