2021/04/22 - 2021/04/23
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西のマーガレットさん
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筋湯温泉の打たせ湯につかり、日本秘湯を守る会会員宿の喜安屋をチェックアウトして、龍門の滝をめざします。
普段ならこの辺りから帰るときは大分自動車道に乗り、日出JCTか鳥栖JCTに向かう高速を使うのですが、この度は一般道を使い中津まで行ってみようということになりました。一般道は思った以上に快適な良い道で、訪れたことのない本耶馬渓を通過することができました。耶馬渓風物館隣のカフェで軽く食べて、青の洞門までぶらぶらと歩いて行きました。結局、時間不足で近くにある羅漢寺を訪れることができませんでしたが、次回は高速を通らずに今回通った道路で羅漢寺まで来てみようと、次の楽しみができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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筋湯温泉から、四季彩ロードを通り、龍門の滝までやってきました。
龍門温泉 温泉
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龍門の滝の駐車場。左側は、「参道」とあります。朝の散歩をしている人に出会いました。
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「参道」の訳が分かりました。駐車場からの道をたどると、黄檗宗のお寺、吉祥山龍門寺がありました。
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滝の由来が。鎌倉時代、南宋から来日し、臨済宗を広めた蘭渓道隆が、この地に立ち寄り、河南府の龍門の滝に似ていることから名付けたそうです。
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境内から龍門の滝を眺めることができます。
龍門の滝(大分県九重町) 自然・景勝地
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龍門寺から階段を下り、川を渡って対岸へ。
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橋の真ん中から。写真右側はお寺の下になりますが、キャンプ場が整備されつつありました。
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川には水量が増えると浸かってしまう橋がかかっていました。
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イチオシ
素晴らしい滝です。一段目の滝は高さ26m、幅40mで深い滝つぼがあります。二段目の滝は長さが70mで、夏には天然のウオータースライダーになり滝滑りが楽しめるようです。
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新緑、紅葉も愛でられます。
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川向こうが龍門寺
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川下の風景。私たちが帰る頃に、大勢の元気な小学生の軍団が先生たちと共にやってきました。遠足のようです。丁度良いタイミングでした。耶馬渓に向かいます。
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南側から耶馬渓に入るのは初めてです。山の中の快適な道路でした。ここは深耶馬渓、初めて来ました。
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「一目八景(ひとめはっけい)」一目で8つの景色を望めることから名付けられた深耶馬渓の代表的景勝地。紅葉の頃も素晴らしいでしょうね。
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本耶馬渓に到着しました。道の駅「耶馬トピア」に車を止めて、「道カフェ 余菓の日」でコーヒーとケーキをいただきました。金・土・日曜日だけの営業のようです。
道の駅耶馬トピア 道の駅
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道カフェの入口。靴を脱いで上がります。
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道カフェの中、落ち着いた空間です。
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こちらはチーズケーキ
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こちらは苺とクリームチーズのマフィン。どちらも美味しくいただきました。
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道カフェで青の洞門までの道を尋ねたところ、カフェの裏にあるこの橋を渡ると行けると言われました。
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この橋を渡りました。川沿いに歩きます。
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山国川に沿って遊歩道があります。結構な距離を歩きました。かなり向こうに耶馬渓の切り立った山が見えます。
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この写真の右側に、80台も停められる駐車場がありました。車で来ていたら、時間短縮になって羅漢寺へも行けたかもしれません。残念!
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青の洞門を掘った禅海和尚の像です。説明板によると、江戸時代、人も馬も、競秀峰の高い岸壁に造られた鉄の鎖を命綱にした大変危険な道を通っていました。諸国巡礼の旅の途中にここに立ち寄った禅海和尚は、この危険な道で人馬が命を落とすのを見て心を痛め、享保20年(1735年)から自力で岸壁を掘り始めたそうです。
青の洞門 名所・史跡
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青の洞門は、菊池寛の小説「恩讐の彼方に」のモデルとなったスポットです。
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説明版。小説ですから、史実とはかなり異なります。
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青の洞門に着きました。信号の先に見えるのは、新しく掘られた洞門(トンネル)です。明治40年に大改修が行われ、完成当初の洞門とはかなり異なったトンネルが造られたようです。
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道幅が狭いので、車は3分毎の一方通行です。
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この横断歩道を渡り、禅海和尚の手彫りのあとを見に行きます。
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車道の脇から階段を降りていきます。
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暗いトンネルを行くと、ありました。
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禅海和尚の手掘りの跡です。ここを通り抜けたあと、一旦、上の歩道に上がります。
青の洞門 名所・史跡
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右側は、車道です。この歩道の先、トンネルの手前に、再び手掘りあとに行くために下りる道があります。
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表示がありました。
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先ほど通り抜けた洞門とつながっていたのが、新しく洞門が造られることによって分断されたのでしょうか。
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禅海和尚の像。彼は托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちと共にノミと槌だけで掘り続け、30年余り経った明和元年(1764年)全長342m(トンネル部分144m)の洞門を完成させました。ノミと槌だけで岩を穿つなど、現代の我々には想像することさえできません。禅海和尚の偉業には驚くばかりです。
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明かり採りの窓も掘られました。向こうに山国川が見えます。寛延3年(1750年)には第1期工事落成記念の大供養が行われ、以降は「人は4文、牛馬は8文」の通行料を取って工事の費用に充てており、日本初の有料道路とも言われているそうです。禅海和尚のアイデア、ナイスですね。
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向こうに見えるのが明り採りの窓。ぐるっと回るように掘られていました。
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青の洞門。新しい洞門の反対側入り口です。
青の洞門 名所・史跡
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川向こうの景色。帰るときに向こう側の道路を通ると、ネモフィラが植えられていました。青の洞門の青にちなんで青いネモフィラが植えられているようです。今までは、後にできた新しい洞門を車で通り抜けるだけでしたが、今回は、昔の手掘りの洞門をじっくりと観察し、禅海和尚の偉業に想いを馳せることができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- salsaladyさん 2021/11/21 10:09:37
- 禅海和尚~青の洞門~
- ☆その昔、教科書にその名が出てきた事は覚えています。耶馬渓に行きたしと思えど~
☆大分出身なのに、耶馬渓を深く探索したことが無いのが恥ずかしい。むしろ観光客の方が詳しいでしょう。玖珠郡から行けるんだね!Route 10ではないのね。~謝謝~
- 西のマーガレットさん からの返信 2021/11/22 12:17:55
- RE: 禅海和尚?青の洞門?
- salsalady 様
旅行記にいいねをいただきありがとうございました。
私は全然詳しくはないのですが、10号線ではなく、しかも南側から入ったのは初めてでした。とても良い道で紅葉の今は素晴らしい景色が臨めるのではないでしょうか。
手掘りの洞門跡を実際に見ると、圧倒されますね。大分は素晴らしい温泉がたくさんあるので、近々行きたいと考えております。ちょっとコロナが落ち着いて、うれしいですね。これからもよろしくお願いします。
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