2021/05/13 - 2021/05/14
50位(同エリア254件中)
つよしさん
この旅行記のスケジュール
2021/05/13
2021/05/14
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5月12日から2泊3日で北海道白老町へ。ポロト自然休養林に生息するミズバショウを観る旅です。ホテルと航空券を2月下旬に手配したのですが…。今年は開花が早いため、時期遅れの可能性もあります。宿はモール温泉×オーベルジュのピリカレラホテル。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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▽5月13日(木) 2日目
おはようございます。雲りの朝です。 -
前日からの宿泊客は2組なので、貸切露天風呂は夜と朝の2度利用が可能でした。私の予約は7時から45分間。
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8時から朝食へ。温かい料理があと1品配膳されますが、大体揃ったので写真に収めました。写真では目立ちませんが、グラスに注がれた「のぼりべつ牛乳」はとても美味しいですよ。
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ピリカレラホテルで提供される野菜は、洞爺湖町の佐々木ファームで化学的な肥料や農薬を使わないで育てられています。そのため、野菜本来の美味しさを味わうことができます。お米はナナツボシをここで湧いている温泉水で炊いています。そのため、通常の白ご飯よりしっとりしており、艶っぽさや粒つぶ感は弱く、個人的には普通の水で炊いたご飯の方が好みです。
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ご飯のお供とデザートのフルーツ、ヨーグルト。
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ウニ入りの豆腐。
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暖かい料理は2品。白身魚と白老牛です。
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花咲蟹のカニ汁。
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イクラとタラコと海苔があれば、ご飯2杯はいけそうですが、おかずがたっぷりあるのでお替りできませんでした。
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食後はコーヒー。もう1組の方が部屋に戻られたので、フロントスタッフのTさんと、あれこれ雑談。
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9時10分ごろホテルを出発。天候は曇り。ただし、夕方には一時雨の予報でした。
ピリカレラホテル 宿・ホテル
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この日のハイキングコースは、ポロトの森の散策路では一番の大回りコースです。往路はインフォメーションセンター側の道から白老林道を通り、ポロトの森で一番大きな木を見てから「もみじ平」を目指します。復路は「望岳台」を経由して望樽遊歩道を通り、ウポポイ横まで戻ります。全体の所要時間は、前日の小回りコースの経験から、ホテル発着で3時間半から4時間になる見込みです。
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まずは、ウポポイまで移動。
ウポポイ (民族共生象徴空間) 美術館・博物館
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ウポポイ前の郵便ポスト。「イランカラプテ」はアイヌ語の挨拶。日本語訳は「こんにちは」です。
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ウポポイ横の星野リゾート建設地を通り過ぎると、いよいよポロトの森(正式名称はポロト自然休養林)です。
ポロト湖 自然・景勝地
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クマ対策としては、食べ物を持ち歩かない。弁当やおにぎりは当然として、飴、ガムもダメです。どうしても持つ場合は、ジップロックで密閉する。飲み物は水かお茶。香りのついたコーラやスポーツドリンクは持たない。クマよけの鈴を携行するか、ラジオを鳴らす、もしくはスマートフォンで音楽をかけておくことです。
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私は知床で買ったクマよけの鈴を持ってくるのを忘れたので、スマホで音楽を鳴らしながら歩くことにしました。
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では、ポロトの森のハイキングに出発!
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青紫色の小さな花を付けているのは、エゾエンゴサク。
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キャンプ場近くのビジターセンターで道を確認しました。
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私が進むべきは、ビジターセンター手前を左に入るこの道です。「ハリギリ巨木」の案内板が目印です。
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自転車道を使って「もみじ平」へ向かう場合は、ビジターセンターの右横の赤い旗の道を進みます。ここから反対側の散策路(私は帰り道で使用します)へ抜ける場合は、矢印が描かれた「ポロト湖1周コース」の道を通ります。
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ビジターセンター近くのウツナイ川に咲くミズバショウ。
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この後、2時間余りは人に会いませんでした。鳥のさえずりや野生動物の気配を感じながら、ひたすら歩きました。
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白い小さな花をつけている、フッキソウ。
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最初の目的地である、ハリギリ巨木まであと少しです。
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ポロトの森の散策路は、白老林道、自転車道への入口を間違わなければ、散策路の分岐点には必ず案内板がありますので道に迷うことはないと思います。
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ハリギリ巨木を見るには白老林道から脇にそれて、坂道を200m程歩きます。坂のきつい場所には、鹿の蹄のような足跡がありました。
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ハラギリ巨木。ハラギリは植物名で、何かの由来からつけられた名前ではありません。この木の樹齢は推定600年。アイヌは大きなハラギリで丸木舟を作っていたそうです。木材名は「セン」。
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こちらがウポポイで展示されている丸木舟の再現品です。
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暖かい季節だと、ウポポイで丸木舟の操船実演を観ることができます。
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話を元に戻して―。ハラギリの葉は新芽が出たばかりで、形状は分かりませんでした。
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ハラギリ巨木の反対側には大きな窪み。コロボックル(アイヌの伝承に登場する小人)の家なのかも。
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白老林道に戻り、次の目的地「もみじ平」を目指します。途中、樹皮が削り取られた木がありました。鹿が角をこすり付けた跡でしょうか。
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もうすぐ「もみじ平」です。この案内図の手前で2カ所、野生動物の排泄物を見ました。鹿のものは粒状ですが、そうではありません。形や量は人間のものに近く、黒っぽい色をしていました。恐らく、クマの排泄物です。乾燥状態から1日以上は経っていそうだったので、スマホで鳴らしている音楽のボリュームを上げて、ここまで歩いてきました。
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「もみじ平」に到着。所要時間は、ホテルを出発してから1時間半ちょっとでした。ここは特に見所はありません。ここに来る手前には紅葉が綺麗な場所があるそうなので、10月ごろハイキングに来るのが良いのかも。
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「もみじ平」の近くからは、ウツナイ川の源流となっている泉に行けますが―。クマの排泄物らしき物を見たばかりだったので、脇道へ入るのが怖くなり、見るのは次回のお楽しみにしました。
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3番目の目標地「望岳台」へ向かいます。
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「もみじ平」と「望岳台」を結ぶ散策路は、あまり人が歩いていないような山道でした。
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突然ですがー。この道の一番高い所に鹿がしゃがんで休んでおり、目が合いました。すると鹿は瞬時に立ち上がり、走って逃げて行きました。言わずもがな、写真を撮る時間はありませでした。この日観た鹿はこの1頭だけでした。
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白老町で野生の鹿を観たい場合は、虎杖浜温泉の「ホテル いずみ」に宿泊するとかなりの確率で会えると思います。※写真は2020年10月「ホテル いずみ」にて撮影
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宿の敷地内にあるパークゴルフ場に、朝、夕、鹿が草を食べにやってきます。宿のスタッフによると、多い時は20頭ぐらいやってくるそうです。ただし宿は古い和風旅館なので、そうした部屋が苦手な方にはお勧めしません。※写真は2020年10月「ホテル いずみ」にて撮影
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話を元に戻します―。望岳台に到着しました。
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お天気がいまいちですが、樽前山を観ることができました。
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ここからは、ビジターセンターへ戻るルートがいくつもあります。私はビジターセンターには立ち寄らず、一番上側の道を通ってウポポイの横まで戻る予定です。
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道案内に従って、望樽遊歩道へ向かいます。
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途中、倒木が2、3ヵ所ありました。日本ではこうした倒木は短期間で撤去されますが、海外の山道だとずっと放置されたままだったりします。
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散策路の分岐点に来ました。予定のルートはカムイ入口方向ですが、トイレを借りにビジターセンターへ一旦戻ることにしました。
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ビジターセンターへ向かう道路脇の湿地帯には、びっしりとミズバショウが群生していました。
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水辺に降りて、写真をパチリ。
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用を済ませたら、元の道に戻ります。
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ポロト湖畔に咲くミズバショウ。
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ポロト湖畔に咲くミズバショウ。Take2
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ポロト湖。左は国立アイヌ民族博物館。右は建設中の星野リゾート。
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白い花のオオバナエンレイソウ。
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ウポポイのチセ(アイヌの家)の裏側まで戻ってきました。
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ホテルへ戻ります。
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ホテルの道路向かいにあるセイコーマートでお昼に食べるパンを購入。
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時間は12時45分。ホテルに到着しました。
ピリカレラホテル 宿・ホテル
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この日のハイキングは、ホテル発着の所要時間で3時間35分。とても良い運動になりました。
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部屋に戻ると清掃は終わっており、館内着も洗濯済みの物に交換されていました。
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汗をかいたので部屋の温泉へ。
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部屋の温泉は少しぬるめなので、運動の後に入るにはピッタリです。
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朝食を沢山食べたので、お昼は軽め。
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食後はベッドで横になり、ゴロゴロ、うとうと。
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15時になったら、露天風呂の鍵を取りにフロントへ。この日の宿泊客は私1人。
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貸切露天風呂はフルタイム貸切となっています。
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ただし、曇り空…。
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部屋に戻ったらパソコンで作業をしたり、ベッドでごろついたり。
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18時からは夕食へ。和食会席です。
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この日の献立。
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飲み物はサッポロクラシックからスタート。
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先付け。左から、白魚の唐揚げ、鮑のこうじ漬けと山葵の葉のおひたし、鰯の一口寿司。
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お造り。ツブ貝、黒ソイ、シャコ、ボタンエビ。
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献立には書かれていない、ミンククジラの刺身。
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日本酒は、上川大雪 特別純米 彗星 十勝碧雲蔵。
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旬菜。パプリカ焼きとホワイトアスパラ煮。帆立、エビ、メヌキ、舞茸の味噌掛け。山菜はコゴミ。
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献立には書かれていない、フキノトウの味噌和え。
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冷し鉢。海鮮と野菜のスープジュレがけ。タラバガニ、ウニ、タケノコ、トマト、木の芽など。
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箸休め。ミントとマンゴーの香り水かき氷。
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日本酒を変更。三千櫻 純米吟醸 彗星55。
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進肴。献立上は白老牛ヒレステーキですが、肉はシャトーブリアン。ステーキの3分の2はそのまま、3分の1はポン酢ダレ。アーリーレッド(玉ネギ)など野菜添え。
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食事。小エビ揚げの茶漬け。
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出汁をかけていただきます。
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水菓子。竹筒流し水ようかん。
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優しい甘さの羊羹でした。
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食事を終えて、ほうじ茶。
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板長と話をして、次回のメイン料理は白老牛ではなく魚介を出してもらうことにしました。
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部屋に戻って、おやすみなさい。
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▽5月14日(金) 3日目
おはようございます。二日酔いもなく、快調な朝です。 -
7時になったら貸切り露天風呂へ。
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朝日を浴びながらの露天風呂。
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贅沢な時間です。
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8時から朝食。
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納豆と海苔だけで2杯ぐらいいけそうですが、おかずがたっぷりなので、お替りできませんでした。
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食後は、レモン風味のハーブティー。2日間の美味しい料理に感謝。ごちそうさまでした。
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9時半にチェックアウト。
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白老駅まで車で送ってもらいました。
白老駅 駅
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特急すずらんで南千歳へ向かいます。
特急 すずらん 乗り物
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車窓からは、牧場の風景。
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続いては樽前山。
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南千歳に到着。
南千歳駅 駅
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空港行きの快速エアポートに乗り換えます。
快速エアポート 乗り物
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新千歳空港駅に到着。天井のライトアップが綺麗です。
新千歳空港駅 駅
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順調に空港到着したので、1時間早い便に変更(株主優待のため変更無料)。
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保安検査を終えたら、ANAラウンジへ。
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飲み物は青汁の牛乳割り。
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搭乗機は沖止めのため、早めにバス乗り場へ移動。
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タラップで搭乗します。
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復路はAIR DOのコードシェア便です。
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搭乗機は定刻より5分早く羽田に向けて出発。
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上空から眺める新千歳空港。
新千歳空港 空港
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ドリンクサービスはオニオンスープ。
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東京湾アクアラインの「海ほたる」が見えてきました。もうすぐ到着です。
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羽田空港に着陸。
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ゲートには定刻より5分早く到着。
羽田空港(東京国際空港) 空港
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京急に乗って帰路に就きます。以上でこの旅行記を閉じさせていただきます。
京急本線 (空港線) 乗り物
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最後までご覧くださり、ありがとうございました。※黄色い花はタイリンキンシバイ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- エヌエヌさん 2021/08/27 16:44:36
- こんにちは
- つよしさん
また来ちゃいました。(#^.^#)
2時間も熊に注意なエリアを誰にも会わずって怖すぎです。
緊迫感が凄くて読む側が緊張します。
食べ物や香りのする飲料はご法度なんですね。
歩き疲れたら甘いものが欲しくなりますが・・・
こちらのホテルはかなりお気に入りのようですね。
白老の車窓特に馬が放牧されている風景は自分も大好きです。
寝台列車の時は良く見てました。
- つよしさん からの返信 2021/08/27 18:24:34
- Re: こんにちは
- エヌエヌさん いらっしゃいませ!
私は今、道東の中標津を羅臼に向け移動中です。
目的はヒグマを見るためです。
知床は8月下旬から、カラフトマスが産卵のため、沢山川をのぼります。
ヒグマはそれを捕まえて食べますが、
そんなヒグマの様子が見れるといいな、よ思っております。
ピリカレラホテルは、私が好きな宿のひとつです。
シェフもフロントスタッフも、皆な顔見知りですから、気を使わずノンビリと滞在出来ます。
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