タイの遺跡を全部巡るつもりが、コロナの影響で北部だけで終わってしまった旅 その３４ 残ながらバンコク戻る

2021/04/11 - 2021/04/11

ソンクランの休暇どこに行こうか考えているうちに、７、８日にチェンマイ出張が入り５、６日が休みだったため、思い切って車でカムペーンペットの遺跡を見てからチェンマイまで北上し仕事を終え、南下しシーサッチャナーライ遺跡、スコータイの遺跡を見に行く事にした。

更にソンクランの休みが９日間あり折角なので、東側の遺跡も全部見に行こうと、１０泊１１日の旅を計画した。とりあえず１２日までホテルは予約したが、タイで２回目のロングドライブなので、疲労の度合いや連休中の渋滞、その他トラブルを考え、スコータイ以降の細かい行程は旅行中に考える事にして出発した。

しかし、４月８日バンコクでクラスターが発生し、４月９日政府からバンコクからの入県に隔離や報告義務を発表。１１日に泊まる予定だったホテルに確認メールしてみると、それに伴い宿泊できないという事実が判明。
残念ながらコロナの影響で、スコータイ以降の旅行が続けられなくなってしまった。

東側の遺跡が回れなかったのは残念だったが、全行程のホテルを予約してなかった事で、容易に旅を中止する決断ができた。
コロナ禍の中、ソンクラン休暇前に出発できたことで、北部の遺跡をほぼ制覇することが出来きラッキーだった。次回機会を作って東側の遺跡をゆっくり回ってみたいと思う。

遺跡を巡る旅で分かった事

　・４月は暑すぎるので、１２月～１月がベスト
　・遺跡正面は東側なので、午前中が順光で撮影にはベスト
　・有名な遺跡以外はほとんど人がいなので、一人旅はお勧め出来ない
　・吠える野良犬は威嚇に弱いが、唸り声をあげる犬には注意
　・猿のいる遺跡では、眼鏡はかけない方が良い
　・日焼け止め、虫よけ、水分補給は必須
　・歴史公園内以外の遺跡は無料で車で見て廻ることができる

今回の旅の行程

　４月５日　　バンコク→カムペーンペット　走行距離453.4km
　４月６日　　カムペーンペット遺跡観光　　　
　４月７日　　カムペーンペット→チェンマイ　走行距離339.8km
　４月８日　　チェンマイ→シーサッチャナーライ　走行距離283.7km
　４月９日　　シーサッチャナーライ→スコータイ　走行距離68.8km
４月１０日　スコータイ観光
●４月１１日　スコータイ→バンコク　走行距離458km

総走行距離1751.5km

エリア スコータイ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日最後の遺跡は、ワット・プラパーイルワン

ワット・プラパーイルワン復元ＣＧ

ワット プラ パーイ ルアンは、スコータイ王朝以前における宗教の中心地であり市内で最大の寺院であったそうだ。

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寺院複合体は2重の堀に囲まれていて、外堀は南北600m、東西675mもある

本来の入口は遺跡の東の端にある

駐車場がなかったので、路肩に駐車。

この遺跡一番東側にある遊行仏

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ワット プラ パーイ ルアン 寺院・教会

残念ながらほとんど原型を留めていない遊行仏

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仏堂壁もほとんど崩壊してしまっている

原型は留めていないものの、シルエットは確かに遊行仏である

腕の断面を見ると、細かいレンガで作られている事が分かる

かつては、４面に立像があったようだ

遊行仏北側にある坐像も原型を留めていない

西側にあるプラーンが見えて来た

若干、右に傾いているプラーン

ワット・プラパーイルワン中央に位置するボロボロのチェディ

坐像もボロボロ・・・

スコータイでもっとも古い寺院らしく、可成り荒廃している・・・・

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遊行仏のある仏堂西面

チェディ東面の朽ち果てた坐像

中央大きなチェディを囲む様に小さなチェディが配されていたようだ。

南面の基壇には、仏龕が沢山あり坐像が祀られていた

東側にある礼拝堂と仏堂

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ふと見上げると、誰もいない寂しい遺跡に、一人ぼっちで寝ていた猫ちゃん。

チェディ西面

プラーン入口の重厚な門

東側にある仏像とボロボロのチェディ

プラーン前にある礼拝堂

ラテライト造のプラーン

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化粧漆喰が残っているようだ

プラーンの前にある礼拝堂列柱

プラーンの前にある礼拝堂祭壇

礼拝堂の周りにあった保存状態の良い小さなチェディ

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猿や鳥などの排泄物による遺跡へのダメージが心配だ・・・

所々に残る美しい化粧漆喰に施された彫刻

プラーンが３塔建っていたようだが、北側のプラーンのみ現存

南側のプラーンは、ほとんど残っていない

中央のプラーンには、化粧漆喰がわずかに残る

これらのプラーンは１２～１３世紀に建てられたものだそうだ

このプラーンはスコータイ時代に修復された跡が残っているそうだが・・・
残念ながらどこだか分からない・・・

北側のプラーン

北側のプラーンは内部に入ることが出来る

礼拝堂の横に、小さなチェディが並んでいたようだ

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唯一現存するプラーン北面

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美しい化粧漆喰に施された彫刻

東南アジアの仏教美術は、日本人にはない美的感覚で、とても美しく感じる

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西側から見た三つのプラーン

唯一現存しているプラーンだが、傾いているので倒壊しないか心配だ・・・

完全に無視していたが、こちらが本堂

本堂の坐像

西側にも遺跡があったが、見に行かず・・・

望遠で撮影のみ・・・
８：１５そろそろホテルに戻る事にした。

ホテルに戻り、８：４５朝食。
この日は宿泊客が５組ほどいたからか、ビュッフェスタイルとなっていた。

レジェンダ スコータイ【SHA認定】 ホテル

昨日は稼働していなかった噴水も稼働・・・・
食後シャワーを浴び、荷造りしてチェックアウト。

１０時、バンコクに向け出発。
スコータイ市内のバイパス

１１時、ピサヌローク郊外

２時間半ほど走って本日一度目の休憩。
屋号の字体がそっくりだが、訴えられてないのだろうか・・・

カフェアマゾンでコーヒータイム

朝飯食べ過ぎで、それほどお腹が減ってなかったので、昼飯はつまむ程度に

揚げ物

豚肉焼き

１３時出発

ナコーンサワン通過

ソンクラン休暇が始まり、政府から自粛指示が出ているにも関わらず、下り方向の交通量が多くなって来た。

一方、バンコク方向はガラガラで、快適に巡航できた。
途中何度か検問があったが、止められることなくクリア・・・

１５：２０アユタヤまで戻って来て、最後の給油

本日、２回目の休憩

小腹が減ったのでファミマでサンドウィッチを頂く

バンコクまで戻って来ると、とうとう雨が降って来た・・・

結構強い雨の中、やっと部屋の近くまで戻って来た

１６：４０無事到着。
１週間の走行距離は１７５１.５ｋｍ。

旅行は楽しいが、やっぱり家が一番。
久しぶりに日本のテレビを見たが、サザエさんを見て日本人を実感。

計画では東の方もぐるっと回って３０００ｋｍ程度走る予定だったが、コロナのせいで北部往復１７００ｋｍの旅となってしまった・・・

久しぶりにゲットできた絵葉書。最近は観光地でもなかなか見かけなくなって来ていて寂しい・・・

この旅行記へのコメント （1）

• ひでじいさんさん 2021/05/29 09:08:15

  お邪魔します。

  長旅お疲れさんでした。半分しか回れなかったのは残念でしたね。またチャンスはあるでしょう。遺跡巡りを見て楽しませていただきました。
  25年位前に行った時にレンタカー借りようと旅行会社の人に相談したら、タイの車は保険入って無いから止められました。左側通行なので大丈夫かなあと。しかし、タイの交通事情では市内は危ないですね。
  雑談でした。