2021/05/02 - 2021/05/02
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ゆんこさん
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長い連休が始まりましたが、「旅行」なんてものは当分お預け。
北海道は、桜の開花のニュースもでて、これからがいい季節。
じっとしているのもつらいし、人混みを避けてのお出かけなら感染リスクも低いよね、と近場・マイナー・短時間のお出かけをすることに。
サクラは例年より早く開花したというけど、まだ満開には早いし…
それにこう寒くちゃ、のんびり桜も楽しめないよね~。
そういえば、札幌のお隣石狩に「水芭蕉」の群生地があるらしいけど、この寒さならまだ咲いている?
ということで、石狩というより、ほぼ札幌といってもいい場所にある「マクンベツ湿原」に出かけてきました。
5月になったというのに気温6度7度といわれる一日、寒さに震えながらのお出かけです。
水芭蕉だけで帰ってくるつもりが、ついでに「石狩灯台」に立ち寄ったことから、予定外の石狩の歴史探訪の一日となりました!
★石狩市公式HP★
https://www.city.ishikari.hokkaido.jp/site/sightseeing-guide/1590.html
- 旅行の満足度
- 4.0
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スタートは、マクンベツ湿原駐車場からスタート。
508号線沿いに、何か所かパーキングエリアがありどこからでも木道にはたどり着けるようですが、とりあえずトイレが付いている駐車場にとめました。
これが正解、寒くて寒くて帰りに利用させていただきました。
こういうところのトイレの割にはきれいでした。
ちゃんとトイレットペーパーもありました。
ただし手洗いの水が出ませんでしたが。^^;マクンベツ湿原 自然・景勝地
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トイレのわきの道から木道入り口に向かう道があります。
右側にある道路は、「道の駅当別」まで13キロ続くサイクリングロード。
水芭蕉が見られる湿原の木道入り口へは左の道を行きます。 -
う~、寒い。
なんとこの連休中の気温は、ほぼ毎日10度を切っています。
道東どころか札幌でも雪マークが出てたり。
今日の気温は6度7度の世界です。
手袋ないと死んじゃいます。 -
木道入り口まではまだですが、道路わきに水芭蕉が見えてきました。
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5、6分で木道入り口に到着。
「マクンベツ湿原」
札幌にほど近いのに、湿原があるなんて!
石狩市の観光ガイドHPによると
「マクンベツ湿原は、石狩川の最下流の蛇行部に広がる約130ヘクタールの低層湿原で、ハンノキ林とヨシ群落の大きく二つに分かれます。」とのことです。 -
この木道は、約400メートル、平成19年3月に作られたばかりのようです。
木道の両側に水芭蕉が咲いています。
満開の時期は過ぎた感じですが、それでもまだまだ十分咲いています。 -
かなり大きい感じです。
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イチオシ
一直線の木道の両側に咲く水芭蕉。
満開の最盛期はきっともっとすごいんだろうな~。 -
イチオシ
どこを見渡しても水芭蕉が続きます。
こんな水芭蕉の群落はみたことがない。 -
ハンノキ林を抜けると、ヨシの原が広がります。
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木道の終着は、石狩川。
ここ最近雨が多かったので、川がかなり増水して濁流となっています。
風も強いので、波立っていますね~。石狩川河口 自然・景勝地
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石狩川。Wikipediaによると…
石狩川(いしかりがわ)は、北海道中西部を流れ日本海へ注ぐ石狩川水系本流の一級河川である。流域面積は 14,330km2 で利根川に次いで全国2位、長さ268km は信濃川、利根川に次いで3位で、日本三大河川のうちの1つに数えられている。北海道遺産に選定されている。
とにかく、北海道一の川です。 -
あまりにも寒いので戻ります。
途中、親子連れとご夫婦の二組ほどにしか出会いませんでした。 -
ヨシの原、の間にも水芭蕉が咲いています。
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最後にもう一枚。
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せっかく石狩に来たんだから、ついでに「石狩灯台」まで行ってみようということになり移動。
ま、マクンベツ湿原から5キロほど、すぐ近くだからね。石狩灯台 名所・史跡
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石狩灯台
1892年にできた灯台で、現存する北海道最古の灯台です。
石碑に刻まれているのは「喜びも悲しみも幾年月」の歌詞。
1957年に、この映画の舞台となりました。
当時は白と黒の縞模様だったのですが、映画のカラー化に合わせて色彩効果を表すために赤白に塗り替えられたとか。^^; -
灯台が立っている場所は、日本海と石狩川によって作られた砂嘴。
木道が作られて散策できるようですが、今日は寒すぎて、また次の機会に。 -
石狩といえばハマナスが思い浮かびますが、それ以外にもイソスミレ、ハマエンドウ、ハマヒルガオ、エゾスカシユリ、コガネギクなど、いろいろな花を見ることが出来るようです。
知らなかった~。
これはまた見に来なくちゃ。 -
イチオシ
この後お世話になったガイドさんからの情報で、毎年6月には灯台の一般公開が行われ、今年も一応12日13日に予定しているとのこと。(昨年は中止)
う~ん、隠れ灯台マニアとしては、気になるところですね~、又来る?(笑) -
そそられる散策路だけど、今日は本当に寒くて無理!
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あまりの寒さにハマナスの丘公園ビジターセンターへ一時避難。
はまなすの丘公園ヴィジターセンター グルメ・レストラン
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1階には、灯台が出来た初期あたりに使われていたらしいレンズが展示されています。
そう、灯台のレンズって大きいんですよね~。
カナダ・プリンスエドワード島でも、灯台に登ったけどレンズのあまりの大きさにびっくりしたっけ。 -
1階には、石狩特産品のショップもあります。
石狩といえば、鮭・にしんだべさ~
あら、今はこんな名物もあるのね。
石狩にかけて「イシ・カリー」ですって。
ナイスネーミング。 -
ビジターセンターからも、石狩灯台が見えます。
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2階もあるので、上がってみます。
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ちょっとした展示スペース。
そうそう、カナダのプリンスエドワード島で見た灯台はいろんな形があって個性的だけど、日本では円柱形の灯台が多いような気がするな~。 -
石狩灯台のビジターセンター前の地図を見ていると「弁天歴史公園」というのがあるので、とりあえずどんなものか立ち寄ってみることにしました。
石狩にそんな古い歴史があるの?←失礼ですよね~^^;
いしかりといえば、「あそびーち石狩(海水浴場)」と、北原ミレイの「石狩挽歌」しか思い浮かばない。^^;
トイレを拝借ついでに、どんなものかちょっとこのあたりをぶらっとしてみよう。弁天歴史公園 公園・植物園
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トイレから出てきたら、事務所と思われるところから、一人の女性が出てきて、お時間があるならガイドツアーいかがですか?というお誘いが。
数日前から、ボランティアガイドツアーなるものが始まったようです。
もう12時近いけどいいのかな。
15分コースから1時間コースまでありますとのことなので、15分コースでお願いしてみました。
1時間コースは、「俳句」についてのコースがあるそうです。
俳句、残念ながら興味も知識もないんです~。^^; -
ガイドさんを呼んでくる間、こちらをご覧になっていてくださいとのことで、受付横の展示室のような場所に案内されます。
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そうだよね~、石狩といえば鮭だよね~。
ほら「石狩鍋」というのもあるでしょ。
石狩の鮭の歴史は古く、松前藩が交易品としてアイヌの方たちと鮭の取引をしていたということで、1600年ころにはすでに始まっていたということです。
400年以上前から、ここがそんな盛んな取引の場所だったということにびっくり。 -
ガイドさんと一緒にミニツアースタート。
このガイドツアーも始まったばかりだけど、なかなか人が来なくてほぼ初めてのガイドらしい。
はい、ガイドツアーの練習台、喜んでお付き合いします~。
公園管理棟の「運上屋棟」を見下ろす丘に登ってガイドがスタートします。 -
こちらの建物は後から行きますが「楽山居」
ここは元石狩医院という病院があり、石狩医院の院長先生が作った離れだそうです。そもそも先ほどの運上屋棟がある場所に、石狩医院があったとのことです。
あとで中に入れるそうなので楽しみです。 -
あちこちに、こんな石碑がありますが、ほとんどが句碑とのこと。
「石狩は俳句の町といわれてますが知ってますか?」とガイドさんに聞かれましたが、いえ、全然存じ上げておりません。^^;
俳句に興味はおありですか?とも聞かれたので、すみませんまったくと言っていいほど興味も知識もありませんとお答えしました。
先ほどの「楽山居」はそもそも、俳句の会合などで使うために建てられたとのこと。
この句碑は、高浜虚子の長男の年尾さんの句だそうです。
高浜虚子や正岡子規はご存じですよね、と聞かれたので「学校で習った程度に」としか答えることがてきません。^^;
ここにきて学を試されるとは…(笑) -
俳句に興味がないと言ってるのに、10分ほど俳句のお話を…(笑)
それだけ石狩では「俳句の町」を誇りに思っているのが伝わってきました。
さ、それではいよいよ「楽山居」へ。 -
まずは、枯山水の日本庭園を拝見。
石狩岳を源流とする石狩川が日本海にそそぐ様子を表しているとのことです。
そんな雅な世界とは無縁な夫婦です。^^; -
水琴窟もあります。
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中に入ると、まずこの広縁から見る庭の風景に圧倒されます。
ここに座って句を詠むんでしょうか。 -
お部屋は二間。
昭和12年建築当時の姿に移築復元されたものです。
ここは句会などでの利用もあり貸し出しもされているそうですが、今時らしく、コスプレの撮影会でも使われるらしいです。 -
それよりも何よりも私の目を引いたのが、この障子の模様の美しさ。
それぞれに、デザインが違って、そして繊細で美しい模様です。
きっと、こっちの方に目が行く方は多いと思いますよ。
欄間の絵は、本物の扇を使っているそうです。 -
楽山居の玄関前に、大きなレリーフ。
石狩の歴史年表ですね。
アイヌの方たちと一人で立っているお侍さんは、「松浦武四郎」と皆さんおっしゃるけど「秩父蜂起の井上伝蔵」です」とのことですが、いや、知りません~。^^; -
続いて、すぐ隣にある「西国三十三か所霊場」
昭和10年ころに活躍した網元の吉田庄助という人が、故郷新潟の太郎代村にある観音様の分身を迎えて建立したもの。
奥に赤い衣をまとっているのが天曝(あまざらし)観音さま。
故郷太郎代村にも観音様の周りに三十三体観音があったことから、石狩にも同じように設置したいとのことで作られました。 -
次は、かなり貴重な「石狩弁天社」
1694年創立の、道央最古の神社。
鮭の豊漁を願って建てられた神社。
つくづく石狩の歴史がかなり古いことにびっくりしてます。石狩弁天社 寺・神社・教会
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「礼拝器」と彫られたかなり年代物のこれは、水戸光圀公の書ともいわている貴重なものだそうです。
このあまざらしでいいのかな~。 -
神社の入り口には、ちゃんと狛犬も。
海風から守られるために小屋に入っているそうです。 -
こちらの「弁天社」では8つ?もの神様がいらっしゃるとのこと。
神社の主神は海の神様「弁天様」
お稲荷様もいらっしゃいます。 -
そして、石狩川の主を神格化「妙鮫法亀」通称サメ様が奉られています。
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「鮫様」は非公開とのことで、お写真だけ。
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壁には、年代物の「絵馬」がかけられています。
「関羽正装図」
そう三国志に出てくる関羽ですね。
なぜあるのかはわかりませんが。^^; -
「加藤清正虎退治の図」
関羽の絵と同じ作者「井上文昌」で、制作年も同じことから2枚同時に弁天社に奉納されたらしいとのこと。 -
「武将図」
描かれている人物がだれかわかっていないそうです。
奉納された理由もわかっていないようですが。
上の二つの作品と比べると、?という感じですが。^^; -
「鰐口」
北海道内最大のもの。
叩かせていただきましたが、いい音色でした。
15分のコースでお願いしましたが、いろんなお話をしてくれてたっぷり1時間のガイドツアーでした。
ま、私たち二人しかいないので、大サービスですね。
ガイドさんありがとうございました、そしてお疲れ様でした。 -
「石狩八幡神社」
石狩弁天社は、もともとはここにあったとのことで、この石鳥居は弁天社の鳥居です。石狩八幡神社 寺・神社・教会
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桜はもうちょっとかな~。
石狩八幡神社 寺・神社・教会
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さ~て、思いもかけない石狩の町歴史探訪となってしまったので、もうとっくにお昼は過ぎています。
お昼ご飯は違うところで食べる予定をしていたけど、おなかが空いたし、ここ石狩は魚の町なので、何かおいしいもの食べていこうと、うろうろ。
が、めぼしいお店はどうやらここだけのようです。
「北の味いしかり亭」さんへ。
みんな考えることは同じで、かなりの車が止まっています。北の味 いしかり亭 グルメ・レストラン
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満席、ソーシャルディスタンスのためしばしお店の外で並んで待ちました。
普通にあっさりと魚定食でも食べたい気分だったけど、メニューを見たら「ザンギ定食」とか「ザンギカレー」とか、ここは「ザンギ」が売りなの?
仕方がないので、サーモン丼(1700円)とサーモンといくらの親子丼(1900円)
卵焼きがおいしかった。(笑)
あ、エビの頭のお味噌汁が冷えた体に染み渡るほどおいしかったな~。 -
石狩灯台に行くときに通りかかって気になっていたこちらのお店、「いしかり亭」さんは目の前。
食事をしていると嫌でも目に入ってきます。
なので当然食事のあとはこちらのお店へ。
店の前で、干し魚マシーンがぐるぐると回っています。
カレイ、ニシン、ホッケ、サクラマスなどおいしそうに並んでいます。
マカレイ、3枚で1000円をお買い上げ。
その1枚1枚が大きいのなんのって、切らないと魚焼きに入らないくらいです。
珍しいサクラマスの干物もお買い上げ。
これは、冷凍しておいおい食べます。 -
お店の中もちょっと物色。
表の看板の活ホタテ3キロ1080円も魅力だけど、今回はちょっとあきらめて、その代わりカニ!
量り売りで、買ったかには2400円ほど。
多分、スーパーでは3500円以上するかな~。
身は適度にふんわりと、でもしっかりと身が詰まっていて美味でございました。
糠ニシンも1匹が大きめだからこれはお買い得かも。 -
いしかり亭さんのお隣には、石狩市観光センターがあります。
いしかり亭さんのトイレは親子連れが入っていて利用できなかったので、こちら観光センターでトイレ拝借。
ちょっとしたお土産も置いてあります。石狩市観光センター「ゆめぽーと」 お土産屋・直売所・特産品
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観光センターの向かい側には、1年前に宿泊した「番屋の湯」
カピバラがいて、お風呂に入るんですよ~。 -
さて、当初は、水芭蕉→石狩灯台→北欧の風道の駅当別、という予定だったのが、思いのほか石狩の歴史探訪となってしまい、やっと道の駅当別にやってきました。
2017年9月にオープンした、今話題の道の駅です。
かなり広い駐車場も警備員が出るほどの大人気。
★北欧の風道の駅当別★
https://tobest.co.jp/michinoeki/
三角屋根が特徴的な道の駅です。道の駅 北欧の風 道の駅とうべつ 道の駅
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で、なんで「北欧の風」?
実は、スウェーデンのレクサンド市と姉妹都市なんだそうです。
そのレクサンド市の北欧風のベンガラ色に大きな三角屋根の外観をモチーフにしたようです。 -
中に入ると開放感ある、木のぬくもりが伝わるとっても素敵な空間が広がっています。
こんな道の駅見たことないかも、おしゃれ~。 -
道の駅らしく、地元産のお野菜の直売コーナーも。
北欧チックな、道の駅とうべつのお菓子も。 -
当別町は、「ロイズ」の生産拠点であるチョコレート工場があるんです。
なので?道の駅の中にもドーンとロイズが出店。
すごい!ロイズの直売店の建物みたい。(笑) -
北欧直輸入品のコーナーも。
ロイズ、北欧直輸入、いろんな意味ですごい。 -
そうそう、最初は道の駅の中でランチと思っていたんですよね。
北海道イタリアンの提唱者の「テルツィーナ」の堀川秀樹シェフが手掛けるレストラン「カフェテルツィーナ」があるんですよね~。
そのほかにもイタリアのテイクアウト料理や、当別産の野菜を使ったスープカレーのお店など、一味違った道の駅のレストランばかり。 -
試食にひかれていただいてみれば、あら、まぁ、おいしい!(笑)
「黒豆ご飯の素」 1缶540円
お土産にもなるしと、ちょっと大人買い。(笑) -
地元産のいろいろなもの。
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ここは北欧コーナーかな。
直輸入のお菓子や、小物など女子にはたまらないコーナーかな。(笑) -
最後にトイレをのぞいてみれば、さすが北欧風?
すっきりとシンプルな感じはまさしく北欧かな。(笑)
と、ひょんなことから丸一日石狩の街探訪となってしまいました。
でも、近くにあっても、なかなかその歴史を知る機会もなかったので、なかなか面白い一日となりました。
まだまだ見逃しているところもあるしね。
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