![5月7日から1泊で湯河原のオーベルジュ湯楽へ。温泉×イタリアンのマリアージュで満足度の高い宿ですが―。今回は、湯楽ゴールド会員限定の「イタリア産トリュフのフルコース」が目的の投宿です。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/69/17/650x_11691733.jpg?updated_at=1620713087)
2021/05/07 - 2021/05/08
204位(同エリア876件中)
つよしさん
この旅行記スケジュールを元に
5月7日から1泊で湯河原のオーベルジュ湯楽へ。温泉×イタリアンのマリアージュで満足度の高い宿ですが―。今回は、湯楽ゴールド会員限定の「イタリア産トリュフのフルコース」が目的の投宿です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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◆旅程
▽5月7日(金) 1日目
[鉄道] 大船 1320 - 1419 湯河原
[バス] 湯河原駅 1424 - 1434 公園入口
[宿泊] オーベルジュ湯楽
▽5月8日(土) 2日目
[バス] 公園入口 0916 - 0933 湯河原
[鉄道] 湯河原 0946 - 1044 大船 -
◆序章
2021年3月に湯楽ゴールド会員になった私。
(注)湯楽へ直接入れた予約で4度宿泊するとゴールド会員となります。特典は直接予約が条件ですが、宿泊時に1部屋2,000円引きになるのと、会員限定プランが利用できることです。 -
4月上旬になると、ゴールド会員限定「イタリア産トリュフのフルコース」の案内が届きました。値段はシェフ特選コースと同額ですが、ゴールド会員限定の特別プランならばきっと美味しいはず! ということで、5月に入れていた予約をこちらのコースに変更してもらいました。そして、いよいよ当日―。
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◆旅行本編
▽5月7日(金) 1日目
旅の出発は大船駅。東海道線・熱海行きで湯河原へ向かいます。大船駅 駅
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小田原駅で特急踊り子に追い抜かれました(各駅停車の宿命)。
小田原駅 駅
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小雨のパラつく湯河原駅に到着。
湯河原駅 駅
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奥湯河原行きの路線バスに乗り換えます。
伊豆箱根バス (湯河原駅~奥湯河原) 乗り物
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湯楽に一番近かった「藤木橋」バス停は4月2日を最後に廃止。今回からは「公園入口」で下車します。
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徒歩でオーベルジュ湯楽へ向かいます。この辺は「源泉」看板が多く、こちらは「寿荘」。
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こちらは翌日撮影した写真ですが「藤田屋」の「源泉」看板。
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バス停から徒歩4、5分で「湯楽」の看板が見えてきました。
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14時40分ごろ到着。チェックインは15時からですが、既に3組の先客がロビーで手続きをしていました。
アルベルゴ湯楽 宿・ホテル
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小雨がパラついていたので、同宿の皆さんは早めに宿へやって来たようです。
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今回滞在するのは211号室の「木蓮(モクレン)」。湯楽の部屋には花の名前が付けられています。ちなみに部屋番号は、本館2階が100番台、本館3階が200番台、別館4階が300番台です。古い木造建築のこの宿にはエレベータがありません。別館4階は温泉や食事会場へ遠いので、足に不安がある方は本館の部屋をお勧めします。
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木蓮は広縁付きの8畳。1人利用なので、予め布団が敷かれています(2人以上だと食事時間に布団を敷くようです)。
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洗面所とトイレ。この部屋には浴室は付いていません。
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クローゼット。フェイスタオルは大浴場や貸切風呂に用意されています。ただし、バスタオルが必要な方は部屋から持参します。
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広縁のテーブルと椅子。
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冷蔵庫の中には有料のビールとミネラルウォーター。冷水ポットの水はサービスです。
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ビールは500円、ミネラルウォーターは200円。館内には飲み物の自販機があり、そちらの方が安いです。
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お土産の温泉の素。お茶請けは、きび餅。チェックイン時に決めた食事と貸切風呂の時間はメモにして渡してくれます。貸切風呂は繁忙期を除き1部屋1回無料です。2回目は追加料金2100円で利用可能。ただし、2回目の予約はすべての部屋のチェックインが終わった後になるため、希望の時間は埋まっていることが多いです。
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お茶のセット。
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緑茶、こんぶ茶、梅茶が用意されています。
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窓からの眺望。
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テレビと加湿器。
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抗菌抗ウイルス対策はオゾン脱臭機。そのためか、この部屋には空気清浄機が置かれていませんでした。
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部屋の確認が終わったら、檜風呂へ向かいます。211号室からだと、写真に映っている廊下を進むと檜風呂や貸切露天風呂です。写真には映っていませんが、右側の階段を降りると2階のレストランや1階のフロントに向かえます。館内の動線が最も短いのは本館2階ですが、浴場やレストランへ向かう利用客が廊下を煩雑に行き来します。そのため、部屋にいても音が気になりそうだし、ドアの開閉にも気を使うため、予約をしたことがありません。
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檜風呂の入口です。今回は先客が1人いましたので、これ以降の檜風呂写真は過去ものです。
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湯楽の檜風呂は古木を使っており、薬用成分のヒノキチオールが体に良いと書かれています。
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温泉成分表。泉質はアルカリ性単純泉。pH値は8.7。8.5以上10未満なのでアルカリ性泉。その特徴であるお湯に入った際のトロトロ、ぬるぬる感は少し感じられます。単純泉ながら、塩化物イオンがそこそこ含まれていますので、手の指紋は少しツルつるになります。天然の保湿成分であるメタけい酸は73.5mgとまずまず。50以上で美肌の湯、100以上で美人の湯と称されます。
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温泉は何も加えていない、源泉掛け流しです。
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檜風呂の脱衣所。
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洗い場のカラン&シャワーは3台。
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大き目の檜風呂。3、4人は入れそう。温度はやや熱め。
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間仕切りされた部屋にある小さめの檜風呂。1人か2人ぐらいなら入れそう。こちらの温度もやや熱め。
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湯楽は20部屋の小さな宿ですし、一部の部屋には温泉が引かれていますから、浴場が混んでいる経験はありません
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お風呂上りはラウンジになっている湯楽文庫へ。
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湯楽文庫では、コーヒーやお茶を無料で飲むことができます。
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利用時間は15:00~23:30、07:00~11:00。
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オーディオや雑誌、新聞が用意されています。
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芥川賞作家の川上未映子さんも来館されたようです。
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部屋の奥には故障したマッサージ機がありましたが、修理に出されたか、撤去されたようです。
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入口に飾られた花。
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むぎ茶を1杯いただいて、部屋に戻りました。
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夕食の時間になりました。イタリア産トリュフのフルコースが楽しみ!
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夕食のお品書き。
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飲み物はキールロワイヤルからスタート。
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前菜1皿目。コンフィ仕立ての帆立貝にフォアグラのテリーヌ。ソースはフレッシュマンゴーとサワークリーム。
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前菜2皿目。アスパラとグリーンピースに生ハム(生と乾燥)。卵黄ソース 。
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イタリアワインが春バージョンに変わっていたので、その中から白ワインを選択。ロッカフィオーレのフィオルフィオーレIGT。フレッシュな軽い味で酸味は弱め。飲みやすいワインですが、ちょっとパンチ不足な感じがありました。
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前菜3皿目。花ズッキーニのフリッタータ。アンチョビソース。花にはモッツァレラチーズが包まれていました。
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「イタリア産トリュフのフルコース」では、先ほどの料理にサマートリュフが添えられているのですが、料理を出してからシェフがミスに気付いたようで、別皿で提供されました(この前菜は他のコースと共通になっているため起きたミスのようです)。でも、別皿になったことで、サマートリュフの味をしっかり確認できて良かったです。サマートリュフはナッツのような味が特徴です。
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飲み物を赤ワインに変更。カンポフィオリンのコルヴィーナ ロンディネッラ。リパッソ製法。リパッソ製法は味がふくよかで濃厚になる印象があり、自宅でも飲んでいたのでデキャンタで注文。この銘柄は予想したよりも軽い味でした。
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話題が横に逸れますが、最近自宅で飲んでいるワイン3種。左がオーストラリアのリパッソ シラーズ 2018 アンドリュー ピース。干しブドウのような濃厚な味が特徴です。中央はギリシャの白、右はチリの赤です。
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話を戻します。次の料理はお造り皿。右のイタリア産赤エビの海水風ジュレが美味しかった。白身魚はサマートリュフを添えて食べましたが、いまいちピンと来ませんでした。中央が高級魚のハタだったので期待したのですが…。この3品ではエビが一番でした。
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温菜皿。カボチャとリコッタチーズのニョッキ。山百合ポークのラグ―(煮込み)。サマートリュフ添え。ニョッキがもちもち感とねっちょり感が混在した独特の食感で美味しかった。ポークはモソモソした食感で好みじゃない仕上がり。
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箸休皿。ノーザンルビー(ピンクポテト)のポタージュと燻製マグロ。燻製マグロはうまみが凝縮されており、スープとの組み合わせも良く、とても美味しかった。
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赤ワインを変更。ゼナートのリパッサ ヴァルポリチェッラ リパッソ スーペリオーレ DOC。こちらは先ほどの赤よりもリパッソ製法の濃厚さがあり、好みに近い味。次回リピートすると思います。
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温魚皿。真ダイの白ワイン蒸し。サザエ ワラビ ソラマメ 生海苔添え。真ダイの生臭さが幾分残っていて、少々残念な味。
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バジルとグレープフルーツのグラニテ。シナモンの香りが良かった。
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A5ランク黒毛和牛ヒレ肉のタリアータ。ヤングコーン クレソン マッシュルーム アーリーレッド(玉ネギ)。サマートリュフのオリーブ油炒め添え。メインの牛肉料理は安定した旨さ。以前、シェフに牛肉の品種について質問したところ、いつも富士山和牛を使っています、との回答でした。
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〆の皿。山形県産コシヒカリのサマートリュフ混ぜご飯。シェフがテーブルに来て、土鍋ご飯にトリュフをスライスして、混ぜてくれます。
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ご飯はおこげもあって、絶妙の旨さ。サマートリュフのアーモンドとチーズを混ぜたような香りが鼻に抜けます。モッツァレラチーズのたまり醤油漬けも美味しい。
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酔いが回って記憶があまりないのですが…。デザート1皿目。トリュフ入りアイスとパンナコッタ(だったような気がします)。
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デザート2皿目。焼きキャラメルが上にのっかっていたことだけが記憶に残ってます。
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コーヒーを飲んでご馳走さま。辛口の感想も書いていますが、ここの料理には期待が大きいため、重箱の隅をつついているのかもしれません。
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部屋に戻って、おやすみなさい。
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▽5月8日(土) 2日目
おはようございます。6時から大浴場へ。 -
脱衣所と洗面所。
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洗い場のカラン&シャワーは4人分。
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浴槽は広め。10人弱は入れそう。
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湯加減は平均的な温度だと思います。
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一度部屋に戻り、休んでから貸切露天風呂へ。
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前日降っていた雨はあがり、太陽が顔を出しています。
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水分補給した新緑が、ご機嫌そうに輝いてます。
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貸切露天風呂の入口。中から施錠できるようになっています。
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脱衣所。
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シャワーコーナー。
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10人近くは入れそうな広い露天風呂。とても開放感があります。
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貸切露天風呂のお湯の温度は、夕食前だとやや熱め、朝はぬるめです。
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ぬる湯好きの私は、朝入るようにしています。
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そして、朝食。
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朝食のお品書き。
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朝食の全容。フルーツジュースはリンゴと酢のブレンド。ご飯は、魚沼産コシヒカリ。
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ご飯のお供6品。イカスミの塩辛がお気に入りです。
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サラダ用調味油。オニオンドレッシング、醤油、ポン酢。
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魚はシェフ特選コースと同じくアジ、エボダイ、カマス、サバからの選択。今回はサバ(みりん干し)。
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副菜。カステラ風卵焼きの生ハム添え。マスの西京焼き。 ホタテ貝のしぐれ煮。明日葉おひたし。
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トリュフ入り茶碗蒸し。
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通常コースだと、茶碗蒸しではなく温泉卵と牛肉しぐれ煮です。湯楽の朝食は、連泊時を除き通年同じなので、今回は茶碗蒸しが変化球で良かった!
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デザートはパンナコッタ。グレープフルーツ添え。このパンナコッタは安定の旨さ。ここで食べる朝ご飯の楽しみになっています。
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コーヒーを飲んでご馳走さま。
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そして、チェックアウト。
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雨上がりの透き通った青空に白い飛行機雲が綺麗!
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湯河原駅行きのバスに乗り込みます。
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湯河原駅に到着。
湯河原駅 駅
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駅前の案内板から―。もうすぐ湯河原町の星ヶ山公園で5万本のサツキが咲き誇ります。2021年の「さつきの郷」イベントは5月28日(金)~6月7日(月)。この期間の金・土・日は臨時バスが運行する予定。次回の湯楽宿泊は、この時期に合わせて予約を入れました。
https://www.town.yugawara.kanagawa.jp/kankou/event/satuki-top.html -
バスが時刻表より早く着いたので、予定より1本早い東海道線で帰路に就きます。
JR東海道本線 乗り物
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以上でこの旅行記を閉じさせていただきます。最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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