2018/08/10 - 2018/08/20
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giantpandaloverさん
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2018年夏、トスカーナ州の魅力あふれる海と山の街を巡りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2018年夏。8/10(金)羽田からANA便でロンドンへ。アリタリア便に乗継いで深夜ローマに到着。
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ローマではテルミニ駅に近いUNAローマで一泊。
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部屋は清潔で安心して泊まれる。
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明けて8/11(土)。今日はオルベテッロへ移動するので朝食はしっかり。
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電車に乗るまでの時間、ホテル近くのサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。
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朝8時の教会は人気もなく静か。
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内陣の聖母戴冠のモザイクは13世紀の作品。
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システィーナ礼拝堂。法王シスト5世のお墓があることに因んでそう呼ばれる。ただし、バチカンのシスティーナ礼拝堂を作った法王シスト4世とは別人。
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ボルゲーゼ礼拝堂。ここには6世紀のものとされるSalus Populi Romani(ローマ市民の健康の守り神)の聖母マリアのイコンが飾られている。
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出発前にテルミニ駅の地下のIllyで一服。
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10:12ローカル線に乗ってオルベテッロへ向かう。自由席で結構混んでいる。
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2時間後、オルベテッロに到着。天気は快晴。
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オルベテッロでの宿はサン・ビアッジオ・レライス(San Biagio Relais)。
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部屋はクラッシック。
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ホテルの近くにあったオルベテッロのドゥオーモ。13世紀の創建。
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教会内部。
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オルベテッロの本土から砂州上の走る道路を通って、出島側のポルト・エルコレへ。
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オルベテッロ潟の風車。
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ポルト・エルコレの海辺。観光客の姿もなく拍子抜けする位静か。
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バス停近くのカフェでサンドイッチとエスプレッソのランチ。
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ここにはカラバッジョのお墓がある。彼はナポリからローマに船で向かう途中、マラリアに罹って、ここポルト・エルコレで息を引き取った。ローマやナポリ、そしてシチリア、マルタでも活躍したカラバッジョの終焉の地がこんな場所とは意外。
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オルベテッロの街の中心にあるポデスタ宮殿。
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夕食はオルベテッロ旧市街のペル・ピアチェーレで。向かいの教会の裏にせり出したテラスで食べる。前菜は赤エビのサラダ。
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海の幸のスパゲッティ。海の幸が新鮮。
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塩鱈(バッカラ)とじゃがいものソテー。
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食べ終わる頃、ようやく日が暮れてきた。
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8/11(日)ホテルの朝食。いつもながら、朝食にクリームの入りクロワッサンや甘いケーキやタルトが並んでいるのを見るとイタリアに来たという実感が沸く。
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食べ過ぎに注意。
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今日は出島側のポルト・サンステファノからフェリーに乗ってジリオ島へ向かう。フェリーは片道1時間の旅。
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ジリオ島に到着後、バスで島内を観光。先ずは島の北西のカンペーゼのビーチ。
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海水浴客で賑わっている。残念ながら今回は日帰りなので海水浴はできず。
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次はカステッロ。こんなティレニア海に浮かぶ平和そうな島でも、嘗ては北アフリカの海賊から身を守るために城塞都市を作った。
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カステッロの入口にあるトリオーネ・ディ・メイーノ(Trione di Meino)で昼食。
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海の幸のリングイーネ。
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海の幸のリゾットも美味しい。
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ジリオ島からみたティレニア海はあくまでも青く、
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あくまでも、
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あくまでも青い。
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彼方にはナポレオンが流されたエルバ島が見える。
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オルベテッロに夕方帰還。お腹がまだ一杯なので、街中の肉屋で夕食をテイクアウト。
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テイクアウトしたポルケッタ。豚をオレガノなどのハーブで味付けしローストしたものをパンに挟んである。結構なボリューム。
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8/13(月)オルベテッロのポルトのバス・ディーポ。ここから1日に一本だけ出ているピティリアーノ行きのバスに乗車。
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オルベテッロから1時間半、青空に入道雲湧く丘にピティリアーノの街が現れる。
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ピティリアーノの入口の門に「イタリアの美しい村(Uno dei borghi piu belli d’Italia)」の看板を発見。
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ピティリアーノの門をくぐって、ホテルへ。
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宿泊はピティリアーノのローマ通りを奥まで進んだところにあるレストラン・ケコッティーノ(Ceccottino)経営のB&B。
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レストラン・ケコッティーノ。ピティリアーノで一番有名なレストラン。一旦レストランを覗いてオーナーに部屋を案内してもらう。
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ケコッティーノのB&B。
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部屋はクリーム・トーンでまとまっている。
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バスルームもメルヘン調。ウサギの刺繍のタオル。
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ピティリアーノの中心のレプブリカ広場。正面はオルシーニ宮。
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ピティリアーノの街のシンボルの「7つの蛇口のある泉」。1545年に領主のジャンフランコ・オルシーニの要請で作られた。水を運ぶための5つのアーチが美しい。
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水の出口に施された動物の彫刻。
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ピティリアーノの街は坂道が多い。
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ルネッサンスにタイムスリップしたような古い街並み。
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ピティリアーノには反宗教改革時代にローマの迫害から逃れてきたユダヤ人のコミュニティーが栄えた。ナチの支配時代にユダヤ人は再び迫害の危機を迎えたが、カトリック教徒の助けもあって町を脱出し難を逃れた。今はユダヤ人コミュニティは殆ど残っていないが、フォルノ・デル・ゲット(Forno del Ghetto)という名のユダヤ・ベーカリーがある。
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店内ではパン以外にケーキも売っている。
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「ソフラット・デイ・ゴイム」というのはピティリアーノの伝統ユダヤ菓子。くるみ、オレンジピール、ナツメグ、シナモンを蜂蜜で餡状に固め、それを砂糖とワインを加えた小麦粉で包んで焼いたもの。ソフラットとは「追放」という意味でゴイムはユダヤ人から見た「異教徒」のこと。1600年頃、トスカーナ大公メディチ2世がユダヤ人をゲットに強制移住させた際、ユダヤ人の家々の扉をノックして回った忌まわしいステッキを象っているらしい。
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折角なので美味しそうな菓子パンを昼食に。
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サン・ロッコ教会。12世紀の創建でピティリアーノでは最も古く重要な教会。
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聖ロッコは1295年フランスのモンペリエ出身で、ペストに対する守護聖人。傷を負った脚を見せて立ち、そばにパンをくわえた犬が描かれる。犬が食べ物を運び、聖ロッコの脚の傷を舐めて治したと言われている。
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教会内部にはピティリアーノの支配者たちの家紋が残る。中央下の6つ玉の紋章はメディチ家のもの。
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ピティリアーノを13世紀からルネサンス期に渡って支配したオルシーニ家のパラッツォ。オルシーニ家は法王を3人も輩出した名家だが、色々と分家しており、ピティリアーノを支配したオルシーニは傭兵隊長として勢力を拡大した。
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オルシーニ宮は今は博物館になっている。
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オルシーニ宮内部。ピンク色の大理石の手すりの階段。
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フレスコ画で装飾された部屋。
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ベネチアの傭兵として活躍したニコロ・オルシーニの木造。
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ヤコポ・デラ・クエルチャの聖母子像(15世紀)。彩色の木造。
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パラッツォの地下にはオリーブ油の圧搾所まである。
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博物館の受付にいたレトリーバー。
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夕食はケコッティーノのテラス席で。
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温野菜のマリネ。
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夏トリュフ満載のタリアッテレ。
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生ポルチーニ茸のタリアッテレ。
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ウサギのロースト、セージバター風味。
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デザートのパンナコッタ。これで2人分60ユーロは良心的な感じ。
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8/14(火)朝のピティリアーノ。これからハイヤーでピエンツァへ移動します。(2)へ続く。
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