2018/08/10 - 2018/08/20
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giantpandaloverさん
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トスカーナの旅のついでにローマに一泊。ローマに残るカラバッジョの名作を巡り、写真撮影OKになったボルゲーゼ美術館を堪能しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8/18(土)昼過ぎにオルビエートからローマへ電車で移動。ローマの宿はル・メリディアン・ローマ。
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部屋は清潔で機能的。
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ホテルにチェックインした後、アラ・パキスへ。BC9年、ヒスパニアとガリアで勝利を収めローマ帝国に平和をもたらした初代皇帝アウグストゥスの功績を称えて作られた。
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表面には皇帝アウグストゥスが齎した平和に感謝を捧げる人々がレリーフで描かれている。
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アウグストゥス廟。BC28年にローマ皇帝アウグストゥスが造った霊廟。テレコム・イタリアの支援を受けて修復中。
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サンタゴスティーノ教会。聖アゴスティーノ(アウグスティヌス)はローマ時代の神学者でラテン教父の一人。教会はバロックの町ローマでは珍しく、1446年創建のルネサンス様式。内部にはアゴスティーノの母親の聖モニカの遺骨も祀られている。この教会のファサードはコロッセオの大理石を再利用している。
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お目当てのカラバッジョの「ロレートの聖母」(1606年作)。二人の貧しい巡礼者の前に聖母マリアと幼児キリストが現れた情景を描いている。
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聖母マリアが裸足だったり、背景がみすぼらしいなどの批判もあったらしいが、神々しさは紛れもなく伝わってくる。
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見過ごしそうな柱に描かれているラファエロの「預言者イザヤ」。
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ルネサンスの彫刻家アンドレア・サンソビーノの「聖アンナと聖母子像」。地元の妊婦さんたちが安産祈願に訪れる。
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次にカラバッジョつながりで訪れたサンタ・マリア・デル・ポポロ教会のチェラージ礼拝堂。
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チェラージ礼拝堂に描かれたカラバッジョのパウロの改心。
ダマスカスへの途上サウロ(後の聖パウロ)は「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」と言う主イエスの声を聞き、その後、目が見えなくなった。その後、キリスト教徒がサウロのために祈るとサウロの目から鱗のようなものが落ち、再び目が見えるようになった。こうしてサウロはキリスト教に改宗した。パウロがイエスの幻を見て馬から落ち、仰向けで目を閉じたまま、天の主に向かって手を伸ばしている場面が描かれている。 -
パウロの改心の向かいにあるのが「ペテロの殉教」。年老いたペテロが逆さ十字架に架かって殉教する場面が描かれている。ルネサンスの巨匠と言われる画家たちの多くが同じパターン、同じポーズの人物を繰り返し描くことが多いが、カラバッジョはパターン化された作品は少なく、宗教上の様々な人物を奇抜な構図で劇的に描いた作品が多い。
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デッラ・ローヴェレ礼拝堂に描かれたピントリッキオの「キリストの誕生」。この礼拝堂の建設を依頼したのはドメニコ・デッラ・ローヴェレ枢機卿。
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依頼主のバッソ・デッラ・ローヴェレ枢機卿の名の付いたついた礼拝堂にもピントリッキオのフレスコ画がある。
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ピントリッキオ「聖母子と聖人たち」。
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ピントリッキオ「聖母被昇天」。
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リュネットに描かれたピントリッキオの「マリアの教育」。ピントリッキオはそれ程有名ではないが、1400年代ルネサンスの明るい色使いを代表する画家の一人だと思う。
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ポポロ広場からスペイン階段まで歩いてきた。
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ミーハーにカフェ・グレコで一服。
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ドゥエ・マッキァーティ・ペル・ファヴォーレ!美味しそうなペーストリーも一つ。
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夕食はホテル近くのカーサ・プラ―ティへ。最近できたレストランのよう。
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内装もまだ初々しい。
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野菜のグリル。ナスもズッキーニも甘みがしっかり出ている。
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ズッキーニとグァンチャーレのタリアッテッレ。グァンチャーレの脂の旨味とズッキーニの甘みが混然一体となって麺に絡んでいる。
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サルティンボッカ。ローマ名物だが観光客向けではない本物。
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今日は昼抜きだったので炭焼きのステーキ!
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デザートにチョコレート・ケーキ。ごちそうさまでした。
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8/19(日)。いよいよ最終日。9時に予約を取っていたボルゲーゼ美術館へ。予約時間前からお客さんがチラホラ。
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この美術館の主シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿(1576- 1633年)。
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バロックの天才彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベル二ーニ(1598年-1680 年)の肖像画。
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「プロセルピナの略奪」の飾られる部屋。この部屋自体が気が遠くなるくらい豪華。
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天才ベルニーニ弱冠23歳の作「プロセルピナの略奪」。冥界の神プルートが春の女神プロセルピナを連れ去ろうとする瞬間。
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プロセルピナの頬を伝う涙、プルートの手の絡まる腰と腿の柔らかな質感がすごい。
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ベルニーニ「アポロンとダプネ」。アポロンがダプネに求愛しようとした時にダプネが月桂樹に身を変じるシーン。
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ベルニーニ「ダヴィデ」。ダヴィデがゴリアテに向かって石を投じる瞬間。
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投石の瞬間の緊張感が伝わってくる。
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ベルニーニ「アイネイアースとアンキーセース」。以上4体が20代の天才彫刻家ベルニーニが、彼の才能を見出したシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿のために制作した彫刻群。
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カノーバ作「ヴィーナス」。モデルはナポレオン・ボナパルトの実妹でカミッロ・ボルゲーゼと再婚したパオリーナ・ボルゲーゼ。
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ブロンジーノ「洗礼者ヨハネ」。こんなハンサムなヨハネは反則。背後の十字架の杖、肩にかかる皮衣が辛うじて彼が洗礼者ヨハネであることを示している。ブロンジーノの描く肌はいつも陶磁器のように透きとおる乳白色。
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ボッティチェリの聖母子のトンディ。既にサボナローラの影響を受けて明るさが影を潜め始めている。
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それでも聖母の優しく崇高なまなざしはボッティチェリそのもの。
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ラストスパートはカラバッジョの作品6連発。
カラバッジョ「果物籠を持つ少年」。 -
カラバッジョ「病めるバッカス」。
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カラバッジョ「洗礼者ヨハネ」。
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カラバッジョ「聖ジェローラモ」。
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カラバッジョ「ゴリアテの首をもつダヴィデ」。
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カラバッジョ「馬丁たちの聖母」。マリアが妖艶すぎてサン・ピエトロ教会に1か月ほど飾られた後、早々に外されたらしいが、蛇を踏みつける聖母マリアの愛情は紛れもなく、それが劇的な構図で表現されている。
トスカーナを巡った今回の旅はこれで終わり。(完)
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