2021/03/05 - 2021/03/05
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Tagucyanさん
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コロナさんが猛威を振るう今日この頃、そんな中所用で出かけた第3弾は、今年初の遠出となる福岡です。対策を万全にしつつ、最後に休暇を取ってちょっと周辺をブラブラしました。
まずはなぜか2駅区間特定特急料金で乗れるという(不純な?)理由だけで久留米へ。久留米から福岡方面に戻るのですが、せっかくだから西鉄線に乗り換え、しかもまっすぐ福岡までは行きません(笑)
福岡近郊は、西鉄バスの路線網が大変発達しており、路線図を見ていたら西鉄沿線から山を越えて宇美線の宇美のあたりまで行くバス路線がいくつかあります。
土地勘がないよそ者にはなかなか思いつかないルートで、面白そうなので巡ってみました。
私が乗った路線は途中、かつてあった国鉄勝田線という超ローカル線の線路沿いを通ります。思いがけずちょっとした廃線巡りにもなったのでした。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【その1】からのつづき
博多駅から九州新幹線で久留米駅へ。
その後、久大線の久留米高校前から、西鉄線の花畑駅まで歩いてきた。花畑駅 駅
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花畑駅は特急電車の停車駅。
ここから特急の西鉄福岡(天神)行きに乗る。西鉄天神大牟田線 乗り物
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花畑駅を出発。久留米の市街地の中を通る高架区間。
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すぐに西鉄久留米駅に停車。
西鉄久留米駅 駅
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どちらかというと、JRの駅よりもこちらの駅の方が市の中心部らしい。
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西鉄久留米を出ると次の西鉄二日市駅までしばらく停まらない。
甘木線が分岐する宮の陣駅を通過。宮の陣駅 駅
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九州自動車道とクロスする手前。
このあたり、福岡県と佐賀県の県境が接近しているところで、地図によればこの写真の50mぐらい左側の田んぼのあぜ道が県境。
西鉄線はあくまで福岡県内のみを通る。 -
しばらく県境に並行した田園地帯。
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30分間隔で走っている特急電車とすれ違う。
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筑紫駅の手前にある、大規模な車両基地。
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筑紫駅を通過。
このすぐ先で、ローカル線と化している筑豊本線の末端区間とクロスしている。筑紫駅 駅
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西鉄二日市駅。
西鉄二日市駅 駅
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この駅で下車。
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乗ってきた電車をお見送り。
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西鉄二日市駅は、太宰府に向かう支線が分岐している。
今度の太宰府行きは、西鉄福岡始発の電車。すでに到着して出発を待っていた。西鉄太宰府線 乗り物
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この駅までは急行だったようだ。太宰府線内は各駅停車。
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たまたま当たったのが、西鉄電車の一大勢力・ソーダアイス色の電車の中でも、一番古い編成の電車だった。
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初めて気づいたのだが、太宰府線は西鉄福岡方向に向けて分岐している。この電車も、この駅でスイッチバックした形になる。
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太宰府線は単線。
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最初の駅、西鉄五条駅。見慣れない電車とすれ違い。
あとで調べたら「太宰府観光列車 旅人」という編成だった。 -
終点の太宰府駅まで行かないで、この駅で降りる。
西鉄五条駅 駅
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なんだかいい感じの駅名標。
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この駅は変則的な2面2線になっている。
向こうのホームからこちら側(下り線)への乗り降りは、基本していないらしい。 -
向こう側の上りホームへは、ホームの端にある構内踏切を渡る。
結構歩くぞ。 -
下りホームに面した改札口。
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駅を出たところ。この右側にロータリーがある。
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太宰府駅周辺に太宰府天満宮を中心とした観光施設が集まっているのに対して、この駅周辺には市の施設などが集まっている、実質的な太宰府市の中心部。
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駅前の道を少し歩くと、
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幹線道路に出た。
まっすぐ行くと太宰府天満宮、という標識。 -
そこに、「五条小橋」という歴史のありそうな橋がある。
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その橋が渡っている、堀のような小川沿いを少し歩いていくと、
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御笠川という川に出た。
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この御笠川、昔は「思川」という名前で、江戸時代の文献にも出てくる、などという案内があった。
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市の施設がいろいろ集まっている地域。
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太宰府市役所。
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市役所の前の道。もうちょっと先に行くと太宰府の名前の由来となった大宰府政庁(都府楼)の跡がある。
太宰府まで来て、今回は太宰府天満宮にも九州国立博物館にも都府楼跡にも行かない(笑) -
市役所の前にあるバス停。
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なぜわざわざここに来たかというと、ここから香椎線の終点がある宇美町まで、山を越えて行くバス路線がある。しかもこのバス停が始発。
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バスがやってきた。
宇美営業所行きとなっているが、そこの営業所のバスではなく、となりの筑紫野市にある、西鉄バス二日市の原(ばる)営業所のバス(宇美、筑紫野、二日市、そしてここが太宰府。土地勘がないと何が何だか・・・)路線バス (西鉄バス) 乗り物
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バスは道なりにまっすぐ進む。
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道なりに、太宰府駅がある。
さっきも見た「旅人編成」が停まっていた。 -
太宰府駅舎の裏側。駅前にはロータリーがあるが、このバスはそこには入らないで道沿いのバス停に停まる。
駅周辺は、コロナといえどそれなりに人出があった。太宰府駅 駅
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太宰府駅周辺も、市街地になっている。
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太宰府天満宮の横っちょ。
太宰府天満宮そのものには、2回来たことがある。
名物の梅ヶ枝餅を、お土産で買ったはいいけど日持ちしないことがわかって、旅行中に食べちゃった思い出もある(笑)
お土産を買うときに必ず賞味期限を確認するきっかけになった梅ヶ枝餅。 -
ここから先は、普通に住宅地になる。
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だんだん山が迫ってきた。
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西鉄バス特有な形のバス停。
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峠道にかかる。
このあたりで太宰府市から宇美町へ。 -
峠道を抜けてきた。
このすぐ先にバスの折返し場があって、本数が増える。
そのほとんどが博多駅方面まで行くバス。 -
ここで、「勝田」というバス停がある。
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道路の右側が微妙に膨らんでいて、公園のようになっている。
これは何の跡でしょう。 -
突然ですが、自宅にあった時刻表 昭和55年10月号より。
実はここ、国鉄末期に廃止になった国鉄勝田線の終点「筑前勝田駅」の跡地。
勝田線はかつて、博多駅のとなりの吉塚駅から分岐していた超ローカル線で、筑豊地区にある他の赤字ローカル線とともに、国鉄末期に廃止になってしまった路線。 -
これが当時の勝田線の時刻表。1日6往復(週末のみ7往復)しかなかった。
今や福岡市近郊の住宅地となっている地域を走る路線なので、廃止にならなければ今ごろは近郊電車になっていたと思われるのだが・・・ -
道路の右側にに並行している並木が、国鉄勝田線の廃線跡。
この道には博多駅方面に向かう路線バスが数多く走っているのがなんとも皮肉。 -
宇美の町の中に入ってきた。
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このバスの終点・宇美営業所バス停。
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ここは西鉄バスの宇美営業所。
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営業所の建物。市街地の西の外れにある。
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着いたのがちょうど正午。
本日の昼食は、営業所の建物の裏手を歩いて行って・・・ -
「宝龍」という中華屋さん。
建て直されて新しい建物だけど、地元に浸透しているかなりの老舗らしい。建物は新しいけど老舗の「町中華」 by Tagucyanさん宝龍 グルメ・レストラン
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コロナの影響か、時間を短縮して営業中。
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店内はカウンター席と、うしろにテーブル席が3つぐらい。
地元の人たちでほとんど席が埋まっていた。 -
このお店のメニュー。コロナのせいでメニューも少し絞っているようだ。
いろんなブログを見ていると、多くの人がラーメン類と焼きめしの組み合わせを食べていたようなので・・・ -
それでは、私もその王道を行ってみましょうか。
ラーメンとミニ焼きめし。 -
さすが福岡、豚骨ベースのスープ。でも麺は細くない。
かつてはこのあたりも炭鉱地帯で、鉱員さんに鍛えられた無骨な味という書き込みも見たが、わかる気がする。 -
でもって、こういうお店で食べる焼きめしってうまいんですよねえ。
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ごちそうさまでした。
入ったときよりも車が増えてた。 -
では、町の中を突っ切って駅方面へ。
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こんな川沿いを歩き、
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駅近くの幹線道路を通って、
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JR香椎線の終点・宇美駅までやってきた。
この駅、駅前がやたらと広い。 -
というのも、実はここを先ほどの旧国鉄勝田線が通っていて、その廃線跡も駅前広場の一部になっているから。
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上の写真をさらに進んだところ。この歩道が廃線跡で、このあたりに勝田線の宇美駅があった。
両線の駅は離れていて、当時の時刻表にもそのような注意書きがあった。 -
一方、駅前広場から博多方面を見る。
矢印方向の道が廃線跡。 -
旧国鉄勝田線の廃線跡は、その多くが遊歩道として整備されていて、今でも簡単にトレースできる。
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廃線跡から宇美駅前方向を見る。
まっすぐ進むと先ほどの歩道であることがわかる。 -
駅前の一部はロータリーになっていて、バス停もある。
宇美町内からは、博多駅や天神などに向かう路線バスが数多く走っていて、福岡市のベットタウンのようになっている。
やっぱり勝田線は廃止しなければよかったのになあ。 -
そして宇美駅の駅舎。
ここからJR香椎線に乗ります。
【その3】につづく宇美駅 駅
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この旅行記へのコメント (4)
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- とのっちさん 2021/04/06 22:40:30
- 超絶変態ルート!
- Tagucyanさま
こんばんは。さすがの超絶変態ルートですね。目論見どおり宇美までバスでしたか…
タネあかしをすれば、先日18きっぷ1枚分で夕方の「○Lやまぐち」までの時間つぶしを探していたとき、乗りつぶし以来の香椎線を候補に挙げてました。大宰府からバスがあるというのは記憶にはあったので時間を調べたんです。結局“撮り鉄”になってJRの駅に居座りましたが…五条で降りて宇美に抜ける関東の方初めてみましたよ。祖母の妹が五条から歩ける距離に住んでいるので、五条で降りて遊びにいったことがあります。
西鉄も車両が変わりつつあります。ソーダアイスが減ってあずきバーみたいなのが増えたでしょう(笑)。8000系が引退してすっかりご無沙汰で…その気になれば明日の仕事帰りにでも見に行けるはずなのですが(笑)。私が生まれた頃にはもうすでに勝田線は廃止されていたと思います。香椎線の駅が離れているのは宮脇俊三先生の本で読んだでしょうか…
宇美からはさすがに選択肢が多すぎて予想ができませんが、たぶんTagucyanさまの予想と違う電車(?)が待っていたことでしょう。次も楽しみにしております。いい加減20年ぶりに宇美と西戸崎行かないと…
とのっち
- Tagucyanさん からの返信 2021/04/06 23:48:19
- 西鉄バスの路線図で見つけて、これは使える、と(笑)
とのっちさま
こんばんは
前回の書き込みで「宇美」の文字が出てきて、図星だったのでドキッとしてしまいました(笑)
今回、いくつか行きたい候補があったんですけど、それとは別に西鉄バスの路線図を見ていて、太宰府や南福岡から宇美に抜けるバス路線があって「へーっ」と思っていたんですよ。太宰府からのバスは、かつての勝田線と並行する区間があるので、それに乗ってみました。
そのバスが、太宰府市役所の前が始発でしてね。こんなことがなければ、西鉄五条駅で降りるなんてことはないでしょう。そしてそこにとのっちさんの親戚の方がおられるとは・・・ 世の中狭いです(笑)
西鉄の新型車両、あずきバー。わかりやすい表現ですねえ。西鉄の方はアイスバーが好きなんでしょうか(笑) でも今回はソーダアイスをやたらと見ました。以前はこんな多くなかったイメージなんですが。やはりかつてあったあの展望車両の印象が強かったようです。
勝田線は、宮脇俊三氏の本によれば相当うらぶれていたようですね。大赤字国鉄にはそこまで手が回らなくてあえなく廃止。残っていれば今ごろ篠栗線みたいな路線になっていたんじゃないかと思いますね。宇美駅が離れていたのは、当時の全国版時刻表にも書いてあったので、気になっていました。
宇美からは、全く下調べなしで行ったので、ここで来たか~と思いました(笑)
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Tagucyan
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- Akrさん 2021/04/04 11:53:53
- そっちですか~
- Tagucyanさま
こんにちは。Akrでございます。
前回、花畑から福岡方面へ乗ってどこへ行くか予想をしていましたが、ぜんぜん当たりません。さすがです。大宰府へ抜けるなんて。二日市のホームが3線ともソーダアイスが止まってますね。やはり西鉄はソーダアイスに非対称窓ですよね。
ちなみに超有名観光地の最寄り駅に行ってそこへ行かないのは、乗り鉄あるあるです。だから全国いろんな所へ行っても主要観光地を知らないというのはよくあることで、あとで行っとけばよかったなんて後悔もします。
そしてここで路線バス登場ですか~
行先が宇美とか。筑豊地区の昔の路線図なつかしい。昔、乗りつぶしを紙上で計画を立ててた時、筑豊地区の網の目のようなローカル線をやっつけるの大変そうだな、全部廃止になれば楽なのになあなんて不謹慎な事を思っていましたら何年か後に現実になってビビりました。ばっさり行きましたね。今なんか同じ路線図見てもスッカスカですもんね。
しかしランチが町中華のような地元民専用的な食堂。毎度毎度リサーチが素晴らしい。
ラーメンは豚骨ベースですが少し黄色みがかってますね。炭水化物セットは午後の原動力。さて今度は香椎線ですか、これもまた行先が多岐に渡って考えられますねえ。
-Akr-
- Tagucyanさん からの返信 2021/04/04 17:53:20
- 行きたい場所どうしをくっつけました
Akrさま
こんにちは
今回、福岡に行くにあたってついでにどこに行きたいかいろいろ考えたんですね。いくつか候補があったのですが、西鉄バスの路線図を眺めていて、候補1の九州新幹線と、候補2の香椎線がくっつくなあ、と思いましてね(笑)
実はとのっちさんの前回の書き込みが図星だったので、ビックリしました。
この路線、普通に考えれば太宰府駅で電車とバスを乗り継ぐのでしょうが、その路線の起点が市役所前ということもあり、西鉄五条駅という地元の方以外なじみなさそうな駅で乗り降りするのも面白いなあと思いましてね。そしてメジャーな観光地に立ち寄らないのもネタ的にいいかなと(笑)
西鉄線沿線から宇美へ抜ける路線は2つあったのですが、こちらの方が、国鉄勝田線というローカル線の廃線跡を巡られるということもあっての選択でした。昭和55年の時刻表を引っ張り出してきましたが、この頃の筑豊の鉄道網は今見ると垂涎ものですね。当時の私もかなり手の込んだ乗り潰しルートを考えたものですが、実行する前にスッカスカになってました。
宇美町内で何か昼食を、と探してみたら、うまい具合にバス営業所のすぐ近くのあのお店を見つけました。いかにも地元民しか来なさそうな町中華でした。普通のラーメンが、豚骨ベースで紅ショウガとごまが乗っているところが九州福岡だなあと思いましたね。どうも豚骨醤油味だったようなので、スープがあの色なのだと思います。
ここから香椎線です。この先もいろいろとありました。
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Tagucyan
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