4月、、、例年だとタイの正月であるソンクラーンでタイ人と外国人観光客の大移動が見られるのだが、昨年に続きコロナ禍で人々は移動を自粛し、ひっそりしたソンクラーンになってしまった。乾季が過ぎ、雨が時々降るようになり、チェンマイの大気汚染はだいぶ治まってきた。

Chiang Mai生活144（4月）

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2021/04/01 - 2021/04/30

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エリア

チェンマイ(タイ)

チョンコーの花のシーズンも終わりに近づいた。
放っておいたらすぐにジャングル状態になるタイでは、1年に2度ほど庭の木の整理をしなければならない。チョンコーの木をバッサリ切ってもらった。
パープルリース
プルメリアの枝も大胆に切ってもらった。
切り落とした枝に残っていたチョンコーの花を活けてみた。
ドイステープの山並みが霞んでいる。
「なると」のチャンポン。
パッタイレストランのカオパッガパオ。
イミグレーションへ90日リポート提出の時期が来た。前回ポカをして1,000バーツの罰金を取られたので、今回はカレンダーにしっかり書き込んで、オンライン申請をするつもりだったが、そのオンライン申請出来る期間（1週間）イミグレーションのサイトがメンテナンスとかで閉鎖されていて、結局直接イミグレに行かなくてはいけなくなった。イミグレのサイトのオンラインサービスが1週間以上も停止状態って日本では考えられないんじゃないかな。
イミグレの分室のあるプロムナーダというショッピングモールはウチから車で15分位なのでそう大きな負担ではないのだが、それでもネットの手続きで済むと思っていたことが、足を運ばなければならないというのは面倒なことだ。そういう事情でプロムナーダに行ったのだが、生憎その日はタイの祭日でイミグレが閉まっていた。
どこまでついていないんだろう、と思いながらも以前つけ麺の店があった辺りに行ってみた。自分は、昨年ターペー門付近に出来たつけ麺の店が、プロムナーダから移ってきた店だとばかり思っていたので、プロムナーダにはもうその店は無いと思っていたら、以前と同じ感じで営業していてびっくり。
なんだ、この店健在だったんだ。
その上、まだ昼前だというのにお客さんが結構入っていた。
自分は柔らか麺よりは硬めの麺が好きだが、ここの麺は余りに硬すぎる。それが残念だが、久々に食べるつけ麺はやはり美味しかった。
コロナワクチンの話が毎日のようにニュースになっている。ワクチンが本当に有効かどうかという話はさておき、日本政府の余りの無能ぶりには怒りさえ覚える。この1年日本政府は新型コロナウィルスに対してどんな対応を取って来たのか。感染症対策の基本と言われる「検査と隔離の徹底」をことごとく怠って、その上ワクチンの準備もして来なかった。その場しのぎでやってる感を出し、自分の点数を上げたいだけの安倍菅政権は、肝心の国民の命を守るコロナ対策を何一つして来なかったのだ。
時々ザァーと雨が降るようになって空気もいつもの平常値に戻って来た。
日の出ころ、ドイステープの山の稜線がハッキリ見えるようになった。ウチの屋根の影も見える。
イミグレに行った翌日、再度イミグレに行って、90日リポート提出完了。職員が、撮影禁止だぞ、と睨んでいる瞬間の写真。
イミグレで用事を済ませた後、4年間使ったスマホがおかしくなっていて、そろそろ替え時と、サイアムTVという大型電気店に行った。今使っているコンデジカメラも近く壊れそうな様子なので、動かなくなった時にしばらくスマホで代用出来るようにカメラの機能を重視してスマホを選んだ。アップルは高いので、サムスンで捜すつもりだったが、いろいろ見ているうちに中国製のOPPO Reno5 5Gという機種が気に入ってそれに決めた。48,000円ほどで、今までで一番高いスマホを買ってしまった。
家ではバッテリーがチャージ出来ずに動かなくなっていた旧スマホだが、このサービスセンターで新しいスマホにデータを移す作業で、旧スマホが問題無くチャージ出来ることがわかった。どうも家で使っているUSB用の電源タップが壊れたのが原因のようだ。考えてみるとその電源タップ、日本から持ってきたもので多分20年以上使っていたものだ。既にスマホ購入後だったし、動きがサクサクして気に入っていたので、それほど自分のミスを残念にも思わずに済んだ。
サイアムTVはアーフタサービスが行き届いているので、機械に弱い自分はいつもここに来てしまう。
サイアムTVの後、ソムタムウドンでランチ。コロナ禍で街に出る機会も減っているので、街に出たら、一度に幾つかの用事を済ますようになっている。
いつものソムタム。
4月にしては雨が多い。まるで雨季に入ったような陽気が1週間ほど続いた。
朝日も見えるようになった。
山に沈む夕日。
庭にあるブーゲンビリアの棚の中で鳥が育っていた。
親（母？）鳥と両脇に子供が2羽なのか、それともオス鳥にメスが2羽なのか、門扉に止まっていた。いずれにしても、３羽が一緒の場面は珍しい。
自転車散歩の途中お粥屋に行った。最近は自転車散歩のついで、というよりも、ここのお粥を食べたくて自転車散歩している感じだ。
今年は土日を入れると10日から18日までの長いソンクラーン休日になる人が多いようだが、移動制限され故郷にも帰れず、ソンクラーンの水かけ祭りも中止で、みんなどうしているんだろう。このお粥屋は12日から16日まで休みと書いていた。
先月知ったカオマンガイの店。時々ランチ時に来てみていたが、いつも閉まっていた。近くの屋台の店の人に、朝やっていて昼前に売り切れてしまうので閉まっているんだと教えてもらい、朝自転車散歩の時に遠回りして来てみた。店の前に番号札が置いてあり、順番に注文するようになっていた。
カオマンガイの店でこんなに流行っている店は見たことがない。
店の人は黙々と自分の仕事をこなしている。
店内でも食べられるし、この屋外でも食べられるがテイクアウェイの人が一番多いようだ。この日はランチ用にテイクアウェイにしてもらった。
これは先月たまたまランチで食べることが出来たカオマンガイの写真。チキンもライスも絶品だった。
ラーチャプルックの木にブーゲンビリアが絡まっている。
4月に入って、チェンマイでもCovid-19が大爆発している。今年に入って83日間陽性者が出ない日が続いていたが、ついに４月５日にバンコクから帰ってきた人ら４人の陽性者が出て以来、感染爆発が続いている。チェンマイ地方政府はコンベンションセンターを利用した隔離用病棟を立ち上げ1000病床だった病棟の他に1000病床を作った。チェンマイ大学やメージョー大学でも隔離病棟が機能しはじめているようだ。タイでは自宅隔離というのを、家族に広がるということで禁止しているらしく、そうなると感染するとこの野戦病院のような臨時隔離病棟に入らざるを得なくなるので、何とかして感染は避けたい、という心境だ。
チェンマイでのPCR検査陽性者の推移。28日89人、29日68人と続き、4月だけで3,500人以上の感染者が出た。
夜明け
朝焼け
ソンクラーンの日、毎年庭でやっている正月の儀式（？）を今年は2階のベランダでやってみた。
みんなが無事で生き残ることを願う。
そのベランダには現在二つ鳥の巣がある。いつもの鳥と違い、スズメの半分位の大きさの小さな鳥だ。
以前巣を作っていた鳥が、巣を作る場所を物色しているのか、時々やって来る。
小さな鳥は本当に素早く、写真を撮ることは出来ないが、巣を分け入って中を覗くとヒナが３羽孵っていた。
数日後、羽根らしきものが見え始めた。
朝、カップルで餌を捕って運んで来た。母鳥（？）は巣に入って子供に餌を与えている。父鳥は巣の外でキョロキョロと周りを警戒している。この時は手元にカメラが無く、急遽新しいスマホで撮った。
ソンクラーン最中の15日朝、ハイキングウオーキングに出かけた。前夜激しい風雨があったので、木が倒れていた。
早朝の曇り空なので比較的気温も低く歩きやすい環境だった。
4月はタイの国花ラーチャプルックのシーズン。
細い小道に入ろうとすると、犬が道の真ん中で不審者を通さないように構えているので、そういう道は避けて歩いた。祠にお供えをしていた。カーテンが可愛い。
前日の強風で舞った木の葉を掃除していた。朝にしか見れない風景だ。
タイ人は宝くじが大好きだ。1枚80バーツ（約280円）だが、普通は100バーツで売られている。
朝食を扱う店は繁盛していた。この辺りはアパートが多く、家で料理をするよりもこのような食事をする人が多いのだろう。
ここでも道を履いていた。
道端のセルフサービスのオイルスタンド。
コーヒーショップ
スマホの歩数計を使ってみた。タイに来てこんなに集中して歩いたのは初めてかもしれない。10時頃になると暑くて歩けなくなるので、それまでに家にたどり着けるようだいたいのコースを決めていた。それでも知らない道を歩くのは本当に楽しいものだ。
４月初めに切ったチョンコーの切り口辺りから新しい枝葉が生えている。
用事があって陸運局（運転免許などの自動車関係）に行った。今はコロナ禍で新たに車の免許証などの手続きが随分簡略化されているようだ。この陸運局に来なくてもネットで手続きが完了したり、来る場合もネットで予約を入れて人数を制限している。
あらかじめ予約を入れていた人だけなので人数が少なく手続きもスムーズに行われていた。
最近はシーズンなので毎日マンゴーを食べている。
庭のブーゲンビリア。
バルセロナオープンでは、負けはしたが、ナダルとフルセットを戦うことが出来た。錦織31才、ナダル34才。連日の接戦で錦織は疲れているようだった。自分も経験したことがあるが、日本人はヨーロッパ人、アメリカ人と比べ体力持久力は決定的に劣ると感じている。そんな中で錦織はよく頑張っている。
小さな鳥の巣のすぐ上に、いつものハトのような鳥がまた巣を作って卵を産む気配だ。我が家の小さなベランダには現在3つの鳥の巣があることになった。
朝、上の鳥は巣ごもりを始め（まだ卵を産んではいない）、下の巣では母鳥が巣の中で子供に餌を与え、父鳥は門番のように周りを警戒している。
カメラのレンズを巣の入口まで近づけるので、敵が来たと大騒ぎしてなかなか写真を撮れないが、ようやく子供が3羽、なんとか撮れた。
世界の累計感染者が150,133,654人、死者は3,162,166人、回復者は87,252,815人になった。日本では、累計感染者588,580人、死者10,160人、回復者515,404 人、この1ヶ月で感染者が116,857人、死者が1,048人増えている。タイでは、累計感染者63,570人、死者188人。この1ヶ月で感染者が34,749人、死者は94人増えている。この一年間の累計感染者死者が共に、4月の1ヵ月間で倍増したことになる。急激な感染爆発が起きている。
昨年7月のアルバムにこのように書いた。
「毎日何かしらのコロナ関連の記事を目にしていると、コロナは図らずも、世界共通の試練や課題に対して、各々の国がどのように対処して問題解決に向かって戦っているのか？という世界規模の壮大な実験のようにも見えてしまうことがある。各国の危機における対応能力などが、毎日具体的な数字になって表れるので、目が離せない。」と。パンデミックになって1年余り、いろいろ各国の対応能力の成績結果が見えてきた。
ひと昔前まで医療先進国と思われていた日本は、ワクチン開発はおろか、ワクチン入手までも世界の遅れをとって、逆に各地で医療崩壊が起きている。政府はそれに対して全く悪びれる様子もなく、マスメディアはそれを批判しない。今の菅政権の政策はダッチロール状態に見える。そんな中で未だにオリンピックを強行しようとしているが、誰が見ても客観的に不可能な状況なのに、責任者は誰もそれを言い出すことが出来ない。まるで大東亜戦争末期の日本と重なって見えて来る。
日本は安倍政権以来、責任者であるべきトップが全く責任を取らない、という不思議な社会になってしまった。国の最高責任者である総理大臣がそうだから、その影響が各大臣や官僚、果ては一般社会にまで及んで来ている。国が亡びる、というのは或る日何か大きな事件が起きて滅びるのでは無く、責任者が責任を取らない、嘘をつく、などという日々の小さな綻びが積み重なって、いつの間にか政治的に経済的に文化的に正常に機能しなくなり、世界から相手にされない国になる、ということだと思っている。今タイに住んでいて、その危機を肌で感じている。