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朝早く横浜の自宅を出て、一路新東名・東名を西へ。掛川I.C.で下りてまずは法多山へ。これまでも次男の厄除けほかで何度か訪れている尊永寺ですが、今回は還暦の本厄である私自身のためにお参りに行きました。駐車場からかなりの混雑でしたが、参道を上る人々も多く、春限定のさくらだんごにいたってはチケットを買って厄除だんごを入手するまで「1時間以上かかった!」との声も聞こえました。私たちは通常の厄除団子で我慢しました。家内は春限定の御朱印帳を求め、私は厄歳御守護と春限定御朱印を戴きました。山内は期待通り満開の桜に彩られていましたが、人出も相当でした。<br />続いて以前から訪れたかったつま恋へ。掛川城から見えていたので駅のすぐ南辺りにあるのかと思っていましたが、新幹線をくぐって山道を上るのが意外に遠かったです。北ゲートから入って日帰り利用者用の案内に従って進み、リゾート内のホテルノースウイング前に駐車。厄除団子効果でさほど空腹ではなかったものの、ホテル1階にある明るいカフェレストランであるジャルダンに入店。しらすと春キャベツのパスタを注文しましたが、旬な春キャベツはもちろん予想以上にたっぷりのしらすに驚きました。家族が注文した同じ1,430円の牛焼き丼膳より間違いなく当たりメニューでした。ランチには全てスープ・サラダ・パン・デザートが付いているようでした。桜のデザートも素敵でしたが、パンが温かくふわっとしていておかわりしたいほどでした。<br />昼食後はリピーターである次男の勧めによりホテルのフロントで「ランドカー」なるものを借りました(普通免許の提示が必須です)。テレビで見るゴルフカートのような4人乗りで、ゴーカートのような音を響かせながら進みます。私たち夫婦は後ろ向きの席に乗ったので、満開の桜通りを抜けるのは爽快な気分でした。高校アーチェリーの全国選抜大会や馬術・オートレース風景など、普段見ることのない光景も見られて最高に面白い1時間でした。コレで1台1,500円、お値打ちです!! つま恋といえばポプコンという世代の方には、懐かしい展示写真群も青春時代を思い出させてくれるはずです。<br />日本平へ登ってみたものの、人出の割に桜は今ひとつだったので静岡市内へ戻り、ホテルにチェックインした後休憩。夕食はホテルの2階にある富翠珠へ。家族5名で予約したのでテーブル席を覚悟していたのですが、個室を用意してくれていました。扉を開けて換気されている空間で、ゆっくり落ち着いて夕食をいただけました。まずおつまみとして出てきたカシューナッツの甘炊きが、絶妙に旨いです。スタッフに土産商品化を提案したくらいです。カシューナッツはやや苦手な私がやめられないとまらない状態なのですから、本物です。富岳というコースを注文しておいたのですが、全て個人盛りで提供されたのは今時ありがたい配慮でした。前菜盛り合わせでは特に牛の煮こごりが気に入りました。春筍入りふかひれスープも水準以上。海老の塩炒めに添えられた菜の花の天ぷらも美味しかったです。静岡県産豚フィレ肉の黒酢ソースは、フィレ肉が口に入れやすい棒状になっていました。麺飯は大根漬け入りチャーシュー炒飯か葱とチャーシュー入りスープそばが選べました。チャーシューそばはスープが旨く、チャーハンは熱々で高評価でした。その後にまだ、鶏肉餡の翡翠蒸し饅頭が出て来て満腹気味でしたが、最後のフルーツのせ杏仁ゼリーでさっぱり出来ました。ドリンクメニューも豊富でなかなか良い店でした。<br />翌朝は、新東名を東へ走り、長泉沼津I.C.を出て鮎壺の滝へ向かいました。JRの「藍壺」踏切近くの鮎壺広場駐車場に車を駐めて住宅街の坂を下っていくと、滝音が近付いて来ます。ジオサイト眺望デッキのある広場を左手に進んでいくと、大昔に富士山から噴出した溶岩が流れ来た末端部から流れ落ちる滝を目の当たりにすることになります。滝壺は確かに藍色がかった色あいです。鮎壺のかけ橋から眺める正面ももちろん画になりますが、鮎壺公園の満開の桜の間から眺めるのもまた一興です。<br />そのまま「藍壺」踏切を渡って少し進むと右側に割狐塚稲荷神社があります。赤い鳥居が列ぶ境内は、一見すると普通の稲荷神社のようですが、進んで行くと無造作に転がっているる富士山の溶岩に囲まれた姿に驚きます。溶岩塚と呼ばれる不思議な異空間の小径をさらに登ると本殿があるのですが、なんとその扉は人感センサーで開く仕組みであり、突然開いたので肝を冷やしました。御朱印は書き置きでいただけました。<br />沼津に向けて車を走らせると、狩野川に近い市街地に日枝神社があります。駐車場は鳥居の右に入口がありますが、道が狭いので注意して進みましょう。桜の名所としても有名で、和装新婚カップルをカメラマンが撮影していました。そして、あの「三春の滝桜」も美事に枝垂れていました。20年ほど前に苗木を運んで来て植えたということのようです。また、芭蕉の句碑があり、「長月の末都を立て、初冬のみそかちかきほど、沼津に至る。旅館のあるじ所望によりて、風流捨がたく筆を走らす」という詞書と「都出て 神も旅寝の 日数哉」という句が刻まれています。江戸から沼津まで徒歩で1ヶ月近くかかったのですね。御朱印は社殿右手前の社務所でいただけます。<br />時計を見ると、いつも立ち寄る清水町の「うな繁」を訪れるには時間が10時半と早く、店の前を通ってもさすがに誰もまだ列んでいなかったので、思い切って未訪の「桜家」へ向かいました。大混雑なら戻るつもりでした。三島広小路駅踏切脇のシンコウパーキング(広めで分かりやすいです)に車を駐め、店に向かうと10時45分過ぎでしたがそれなりの待ち人の数。1ページに15グループほど書けそうな予約用紙の3枚めの上から3分の2あたりに記名。にぎやかな通りなので店員さんが歩道で待たずすぐ横の神社の敷地に入って待つように何度も呼びかけていました。神社からは脇を流れる川に架かる鉄橋を渡る伊豆箱根鉄道も見られ、さほど飽きずに過ごせました。待つこと1時間弱で2階席へ案内されましたが、老舗の雰囲気ただよう店内はグループの境にはアクリル板も置かれ、それぞれの間隔もある程度ありました。うなぎ丼とうなぎ重箱が同じ値段であるのですが、丼はご飯が多いと推測して重箱の方をチョイス。ご飯が見えないほど立派に1匹分が乗せられた4000円のうなぎ重箱でしたが、大満足。外はしっかり焼かれているのに身はふわっとしているのです。小骨っぽさもありません。山椒はふりかけるのでなく匙で掬うので、かけ過ぎ注意です。肝吸いが最初から付いているのも有り難いですし、胡瓜のぬか漬けも忘れ難い味わいでした。年1回必ず沼津に出張していた頃に、お世話になった三島合同タクシーの複数の運転手さんがおすすめしてくれて以来何年越しかの初入店でしたが、思いきって訪れて良かったと思いました。<br />三島まで来たらやはりこの季節は三嶋大社でしょう。駐車場は正面の大鳥居を右折して少し行った所に入口があります。前回は紫陽花や緑が美しい水無月の参拝でしたが、今回は桜満開の弥生。花見の名所と言われるだけあって美事です。特に燈籠のある神池の水面に映り込む桜は画になります。相変わらず本殿の前には長い行列が出来ていました。神鹿園の鹿たちはおなかを空かせているのかやたらと寄って来ました。御朱印は本殿脇の授与所ではなく神門手前を左折した先の客殿の方でいただきます。<br />早めに帰途についたつもりでしたが、東名が事故渋滞で、伊勢原~海老名南~寒川北と迂回して横浜へ帰宅しました。

法多山・つま恋と長泉沼津・三嶋

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2021/03/27 - 2021/03/28

23665位(同エリア31219件中)

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43

TOSHI

TOSHIさん

朝早く横浜の自宅を出て、一路新東名・東名を西へ。掛川I.C.で下りてまずは法多山へ。これまでも次男の厄除けほかで何度か訪れている尊永寺ですが、今回は還暦の本厄である私自身のためにお参りに行きました。駐車場からかなりの混雑でしたが、参道を上る人々も多く、春限定のさくらだんごにいたってはチケットを買って厄除だんごを入手するまで「1時間以上かかった!」との声も聞こえました。私たちは通常の厄除団子で我慢しました。家内は春限定の御朱印帳を求め、私は厄歳御守護と春限定御朱印を戴きました。山内は期待通り満開の桜に彩られていましたが、人出も相当でした。
続いて以前から訪れたかったつま恋へ。掛川城から見えていたので駅のすぐ南辺りにあるのかと思っていましたが、新幹線をくぐって山道を上るのが意外に遠かったです。北ゲートから入って日帰り利用者用の案内に従って進み、リゾート内のホテルノースウイング前に駐車。厄除団子効果でさほど空腹ではなかったものの、ホテル1階にある明るいカフェレストランであるジャルダンに入店。しらすと春キャベツのパスタを注文しましたが、旬な春キャベツはもちろん予想以上にたっぷりのしらすに驚きました。家族が注文した同じ1,430円の牛焼き丼膳より間違いなく当たりメニューでした。ランチには全てスープ・サラダ・パン・デザートが付いているようでした。桜のデザートも素敵でしたが、パンが温かくふわっとしていておかわりしたいほどでした。
昼食後はリピーターである次男の勧めによりホテルのフロントで「ランドカー」なるものを借りました(普通免許の提示が必須です)。テレビで見るゴルフカートのような4人乗りで、ゴーカートのような音を響かせながら進みます。私たち夫婦は後ろ向きの席に乗ったので、満開の桜通りを抜けるのは爽快な気分でした。高校アーチェリーの全国選抜大会や馬術・オートレース風景など、普段見ることのない光景も見られて最高に面白い1時間でした。コレで1台1,500円、お値打ちです!! つま恋といえばポプコンという世代の方には、懐かしい展示写真群も青春時代を思い出させてくれるはずです。
日本平へ登ってみたものの、人出の割に桜は今ひとつだったので静岡市内へ戻り、ホテルにチェックインした後休憩。夕食はホテルの2階にある富翠珠へ。家族5名で予約したのでテーブル席を覚悟していたのですが、個室を用意してくれていました。扉を開けて換気されている空間で、ゆっくり落ち着いて夕食をいただけました。まずおつまみとして出てきたカシューナッツの甘炊きが、絶妙に旨いです。スタッフに土産商品化を提案したくらいです。カシューナッツはやや苦手な私がやめられないとまらない状態なのですから、本物です。富岳というコースを注文しておいたのですが、全て個人盛りで提供されたのは今時ありがたい配慮でした。前菜盛り合わせでは特に牛の煮こごりが気に入りました。春筍入りふかひれスープも水準以上。海老の塩炒めに添えられた菜の花の天ぷらも美味しかったです。静岡県産豚フィレ肉の黒酢ソースは、フィレ肉が口に入れやすい棒状になっていました。麺飯は大根漬け入りチャーシュー炒飯か葱とチャーシュー入りスープそばが選べました。チャーシューそばはスープが旨く、チャーハンは熱々で高評価でした。その後にまだ、鶏肉餡の翡翠蒸し饅頭が出て来て満腹気味でしたが、最後のフルーツのせ杏仁ゼリーでさっぱり出来ました。ドリンクメニューも豊富でなかなか良い店でした。
翌朝は、新東名を東へ走り、長泉沼津I.C.を出て鮎壺の滝へ向かいました。JRの「藍壺」踏切近くの鮎壺広場駐車場に車を駐めて住宅街の坂を下っていくと、滝音が近付いて来ます。ジオサイト眺望デッキのある広場を左手に進んでいくと、大昔に富士山から噴出した溶岩が流れ来た末端部から流れ落ちる滝を目の当たりにすることになります。滝壺は確かに藍色がかった色あいです。鮎壺のかけ橋から眺める正面ももちろん画になりますが、鮎壺公園の満開の桜の間から眺めるのもまた一興です。
そのまま「藍壺」踏切を渡って少し進むと右側に割狐塚稲荷神社があります。赤い鳥居が列ぶ境内は、一見すると普通の稲荷神社のようですが、進んで行くと無造作に転がっているる富士山の溶岩に囲まれた姿に驚きます。溶岩塚と呼ばれる不思議な異空間の小径をさらに登ると本殿があるのですが、なんとその扉は人感センサーで開く仕組みであり、突然開いたので肝を冷やしました。御朱印は書き置きでいただけました。
沼津に向けて車を走らせると、狩野川に近い市街地に日枝神社があります。駐車場は鳥居の右に入口がありますが、道が狭いので注意して進みましょう。桜の名所としても有名で、和装新婚カップルをカメラマンが撮影していました。そして、あの「三春の滝桜」も美事に枝垂れていました。20年ほど前に苗木を運んで来て植えたということのようです。また、芭蕉の句碑があり、「長月の末都を立て、初冬のみそかちかきほど、沼津に至る。旅館のあるじ所望によりて、風流捨がたく筆を走らす」という詞書と「都出て 神も旅寝の 日数哉」という句が刻まれています。江戸から沼津まで徒歩で1ヶ月近くかかったのですね。御朱印は社殿右手前の社務所でいただけます。
時計を見ると、いつも立ち寄る清水町の「うな繁」を訪れるには時間が10時半と早く、店の前を通ってもさすがに誰もまだ列んでいなかったので、思い切って未訪の「桜家」へ向かいました。大混雑なら戻るつもりでした。三島広小路駅踏切脇のシンコウパーキング(広めで分かりやすいです)に車を駐め、店に向かうと10時45分過ぎでしたがそれなりの待ち人の数。1ページに15グループほど書けそうな予約用紙の3枚めの上から3分の2あたりに記名。にぎやかな通りなので店員さんが歩道で待たずすぐ横の神社の敷地に入って待つように何度も呼びかけていました。神社からは脇を流れる川に架かる鉄橋を渡る伊豆箱根鉄道も見られ、さほど飽きずに過ごせました。待つこと1時間弱で2階席へ案内されましたが、老舗の雰囲気ただよう店内はグループの境にはアクリル板も置かれ、それぞれの間隔もある程度ありました。うなぎ丼とうなぎ重箱が同じ値段であるのですが、丼はご飯が多いと推測して重箱の方をチョイス。ご飯が見えないほど立派に1匹分が乗せられた4000円のうなぎ重箱でしたが、大満足。外はしっかり焼かれているのに身はふわっとしているのです。小骨っぽさもありません。山椒はふりかけるのでなく匙で掬うので、かけ過ぎ注意です。肝吸いが最初から付いているのも有り難いですし、胡瓜のぬか漬けも忘れ難い味わいでした。年1回必ず沼津に出張していた頃に、お世話になった三島合同タクシーの複数の運転手さんがおすすめしてくれて以来何年越しかの初入店でしたが、思いきって訪れて良かったと思いました。
三島まで来たらやはりこの季節は三嶋大社でしょう。駐車場は正面の大鳥居を右折して少し行った所に入口があります。前回は紫陽花や緑が美しい水無月の参拝でしたが、今回は桜満開の弥生。花見の名所と言われるだけあって美事です。特に燈籠のある神池の水面に映り込む桜は画になります。相変わらず本殿の前には長い行列が出来ていました。神鹿園の鹿たちはおなかを空かせているのかやたらと寄って来ました。御朱印は本殿脇の授与所ではなく神門手前を左折した先の客殿の方でいただきます。
早めに帰途についたつもりでしたが、東名が事故渋滞で、伊勢原~海老名南~寒川北と迂回して横浜へ帰宅しました。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
3.5
グルメ
3.5
交通
3.5
同行者
家族旅行
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
楽天トラベル

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