西日本ASBR乗りまくり&蟹,河豚旅・その6.ローカル線絶景鉄道旅

2021/03/17 - 2021/03/17

第189部-808冊目　6/14
(令和3年4月12日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

青春18きっぷを使って格安に山陰地方を訪問し、静かにカニを食べるだけの旅を試みたのですが、なんだかんだで色々と旅程を詰め込んでしまいまして‥
Airline・Sip・Bus・Railway、略して、ASBR乗りまくり&蟹,河豚を食べる旅となりました。

本編は、出雲市から山陰本線を西へ西へと移動し、日本海の車窓風景を楽しみます。

表紙画像‥山陰本線から眺めた日本海の雄大な車窓風景。

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令和3年3月15日～19日 4泊5日

3月17日(水) 第3日目-1　晴れ
①普通321D.益田行
出雲市.5:50→益田.8:41
▼
②普通1567D.東萩行
益田.9:31→東萩.10:43
▼
※徒歩(1.5km)
東萩駅.10:45‥萩商港.11:28

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JR西日本‥2,410円
おみやげ楽市益田店‥346円
乙丸製菓店‥1,300円

エリア 山口

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

5:37
おはようございます。
旅は3日目に入りました。

暗いうちにホテルをチェックアウトし、徒歩2分で‥

ホテルアルファーワン出雲 宿・ホテル

5:39
山陰本線.出雲市駅です。

出雲市駅は明治43年10月10日、山陰本線.出雲今市駅として開業。
今の駅舎は、平成10年3月14日の高架駅化されたもので、駅舎北口のエントランスは出雲大社をイメージしています。

出雲市駅 駅

さぁ、今日は島根県.出雲市→山口県.下関へ297.7kmを移動しますよ。
青春18きっぷを使います。

￥青春18きっぷ‥1回分 2,410円。

本日の第1走者です。
出雲市→益田/191.2km、2時間50分の鉄旅を楽しみましょう。

①普通321D.益田行
出雲市.5:50→益田.8:41
[乗]JR西日本:キハ126-4

列車旅にうれしいクロスシート。
海が見える、左側(進行方向右側)に座ろう。

この車両は、島根県の資金援助を受けて製造されました。

6:12
山陰本線/小田→田儀。

おっ！
早速、海ですよ。
今日も日本海に沿ってひたすら西へ進みます。

山陰本線/田儀付近。

下関まで264km！
先はまだまだ長いな。

6:20
山陰本線/田儀→波根。

日本海です。
本編は、日本海の車窓画像がたくさん出てきますのでご了承願います。

車内で寛ぐ筆者。

6:59
馬路に停車。

夏帆さんが主演した、映画'天然コケッコー'(平成19年公開)で、馬路駅は'木村駅'という設定でロケが行われました。

馬路駅 駅

７:25
山陰本線/浅利→江津。

江の川を渡ります。
江の川(ごうのかわ)は、広島県山県郡北広島町の阿佐山を水源とし、島根県江津市で日本海に注ぐ流路延長194km・流域面積3,900km2を誇る中国地方最大の河川です。

7:55
出雲市から2時間2分。
浜田では、19分間停車します。

大正10年開業の浜田駅は、島根県の港湾都市でもある浜田市の中心駅であり、かつては東京からの寝台特急/出雲が浜田まで来ていました。

浜田駅 駅

私が乗っている列車。

山陰本線高速化事業の一環として、平成13年から活躍するキハ126系。
特急用キハ187系と同じ450馬力の高出力エンジンを搭載しているので、速いんですよ。

かわいいディーゼルカーですね。
JR西日本の小型気動車.キハ120形。
地方交通線向け標準型気動車として、平成3年からローカル線で活躍しています。

今回、乗る機会はありませんでした。

あっ！
特急3001D スーパーおき1号.新山口行が来ましたよ。

おぉ！
キハ187系・キハ126系・キハ120形が並んだよ。
ディーゼル列車の三重奏！
神奈川県では見られない。

8:30
山陰本線/周布→折居。

この区間の車窓は‥

青森/秋田の日本海沿いを走る五能線の風景に似ていますね。

8:34
山陰本線/折居→三保三隅。

すばらしい眺め‥
車窓から見える砂浜は、折居海岸です。

8:47
山陰本線/岡見→鎌手。

海が見えると、シャッターを押しまくる。
見ていて飽きません。

8:49
次、鎌手停車。

ジリリーン！←(次の信号機が赤信号であることを知らせる警告音)
ATS確認。
キンコンキンコンキンコンキンコン♪‥←(ATS確認後になる音)

※ATS‥Automatic Train Stopの略で、自動列車停止装置のこと。

鎌手駅 駅

8:51
山陰本線/鎌手→石見津田。

のどかな漁村を眺めて‥

8:52
グオォォー
コマツ製SA6D140Hディーゼルエンジンが唸りをあげて、山陰本線を快走します。

8:57
山陰本線/石見津田→益田。

おぉぉー！
これは、雄大だ。

出雲市から2時間50分‥
間もなく、この列車の終点.益田です。

9:03
山陰本線・山口線の分岐駅‥
益田に到着しました。

益田駅 駅

益田駅は、国鉄山口線の終着駅.石見益田駅として、大正12年4月1日に開業。
大正12年12月26日、延伸された山陰本線所属駅に変更。
昭和41年10月1日 、 駅名が益田駅に改称されました。

お腹すきましたね。
駅構内(改札外)にある、セブンイレブン併設の'おみやげ楽市益田店'で食材を仕入れていきましょう。

次に乗る列車は、キハ47です。
国鉄形ディーゼルカー。
いいねぇ。

②普通1567D.東萩行
益田.9:31→東萩.10:43
[乗]JR西日本:キハ47-1035

明治18年創業、島根県津和野町の老舗菓子舗'山田竹風軒'の銘菓'源氏草子'。
こしあんをカステラで巻いた上品な和菓子です。
コンビニのおにぎりと頂きましょう。

①ツナマヨおにぎり‥124円
②広島菜ちりめんおにぎり‥124円
③源氏草子‥125円

車内で寛ぐ筆者。

9:33
山陰本線/益田→戸田小浜。

島根県の南西部最南端の鹿足郡吉賀町を水源とする延長81kmの'高津川'を渡ります。

高津川は支流を含めてダムが一切無く、日本有数の清流として中上流域では鮎釣りが盛んだそうです。

海沿いの集落‥
伝統的な赤茶色の石州瓦の家屋が多く見られます。

9:45
山陰本線/戸田小浜→飯浦。

いいなぁ～
日本海。

9:51
山陰本線/飯浦→江崎。

島根/山口県境の仏坂トンネルを抜け、山口県に入りました。
列車は峠を下っていきます。

10:11
山陰本線/須佐→宇田郷。

山口県に入っても、日本海の雄大な眺めは続きます。
これぞ、絶景鉄道旅！

日本の車窓から‥
4トラベルの協力でお送りしています。

10:18
山陰本線/宇田郷→木与。

グオォォォー！
コマツ製SA6D125Hディーゼルエンジンが唸りをあげて山陰本線を快走中。

10:23
山陰本線/木与→奈古。

おっ！
菜の花が一面に咲いて綺麗だよ。

10:43
益田から1時間12分。
東萩に到着しました。

東萩駅 駅

ここで一旦、鉄旅は中断して‥
東萩駅から1.4km/徒歩17分ほど所にある、萩海運のりばに向かいましょう。

※GoogleMapの画像。
フォートラベル利用規約第７条該当の恐れで削除。

萩市内を流れる'阿武川'です。

中国山地に囲まれた山口県山口市阿東嘉年上を水源とし、長門峡を経て、萩市市街地の南で橋本川と松本川(阿武川本川)の2つに分かれ萩の街となる三角州を形成し、それぞれが日本海に注ぐ延長82.2kmの二級河川です。

見島・相島・大島への定期船のりばへ1km。
阿武川に沿って歩きます。

東萩の街並み。
ここは‥

11:00
「浜崎重要伝統的建造物群保存地区」だそうです。
少し時間があるので、散策してみましょう。

11:05
今から413年前の1608年(慶長13年)、萩城築城後まもなく建てられた藩主の御座船を格納した「旧萩藩御船倉」です。
明治以後の埋め立ての為、今は河岸から離れていますが、往時は松本川(阿武川本流)に面して船が自由に出入りできたそうです。

旧萩藩御船倉 名所・史跡

おっ！
タイムスリップしたような景観ですぞ。

江戸時代の後期に建てられた「旧小池家土蔵」です。
大正期に小池家が取得し、この地で200年近く利用された後、平成22年に萩市に寄付されました。

浜崎地区は萩城下町の港町として栄え、日本海に面していることから物資の流通や販売、水産業に関わる方で賑わい、萩の経済を支えてきました。

港町とあって、古くからある漁網製造・漁具・船具・金物のお店がありました。
江戸時代からつづく「中村亀吉商店」です。

和菓子のお店「乙丸製菓店」です。
この佇まいが魅力的ですね。
何かお菓子を買っていきましょう。

手作り和菓子がみんな100円！
防腐剤を使わず朝一番に仕込んだお菓子が並んでいます。

みんな美味しそうですね。

ひんやり冷やした、あわ雪をお店で頂きます。
あわ雪は羊羹の一種で、舌触りが溶けやすい春の雪に似ることからこの呼び名があるそうです。

■あわ雪‥100円

どれにしようか‥
みんな美味しそうなので、全種類買いちゃいました。

■手作り和菓子‥各100円
①最中
②うぐいす餅/抹茶つぶあん
③求肥餅
④チョコレート/白あん
⑤焼菓子/黒あん
⑥よもぎ大福
⑦シナモンニッチ
⑧焼菓子/白あん
⑨おはぎ/あずき
⑩おはぎ/こしあん

古くからの街並み、いいねぇ～。

江戸・明治・大正時代に建てられた138棟の歴史ある町屋が今も残され、浜崎地区は平成13年11月に萩市で３番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

角地に建つ大きな商家「旧山村家住宅」です。

江戸時代後期に建てられた大型の町家で、京都や大阪の豪商によく見られ、この地方では珍しい '表屋造り' という建築方法を用いた美しい白壁の建物となっております。

※表屋造りとは、表屋の店棟と居住棟を前後に分け、この間に玄関庭を設けるという町家の建築形式で、当時もっとも洗練された町家の造りだそうです。

旧山村家住宅 名所・史跡

住吉大明神をお祀りしている「住吉神社」です。
参拝していきましょう。

住吉大明神は、浜崎の船だけ無事だったというお祓いの神様です。

私だけコロナ感染しませんように←(おいおい！)
いや、全世界人類がコロナ感染しませんように‥

パンパン.礼。

住吉神社 寺・神社・教会

古い蔵ですね。
某テレビのなんでも主張鑑定団が萩に来たら、お宝がたくさん出てきそう。

こういう裏路地を見ると、歩きたくなってしまう。

蒲鉾製造を3代にわたって営んだ「池部家住宅」です。
明治期の建物で、珍しい斜めな表構えは昭和5年に道路拡張の為、表側が斜めに切り取られたからだそうです。

伝統的建造物に丸形郵便ポストが景観にマッチしています。
このポストは現役なんですよ。

浜崎で魚仲買を営んでいた「斎藤海産」です。
165年前の安政3年(1856年)に建てられたと記録があり、当家は毛利藩直轄の荷受をしていた海産物問屋だったそうです。

11:28
浜崎重要伝統的建造物群保存地区を散策した後‥
萩商港にある「萩海運.離島航路のりば」に着きました。

萩海運(有) 乗り物

次は離島航路の船旅となりますが、本編はここまででございます。
拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。