サルデーニャ島でワーケーションーポルチェッドゥーを食べて、塔に上る

2020/08/24 - 2020/09/08

サルデーニャ島の食べ物で有名なものに、ポルチェッドゥーがあります。平たく言うと、子豚の丸焼きです。10年ほど前に初めてサルデーニャ島を訪れた時には、何度もお目にかかったのですが、今回は目に留まりません。
そこで、タクシーの運転手にポルチェッドゥーを食べさせる店を紹介してもらいました。

2週間のサルデーニャ島でのワーケーション、今回はこの時の話を中心に、写真をお見せしたいと思います。

日本でもニュースになっているようですが、私達が住む英国では、新型コロナのワクチン接種が急ピッチで進んでいます。私達も第1回目を済ませました。一方、ロックダウン規制は依然、続いていて、まだ旅行には行けません。なので、過去の旅行を振り返っています。50カ国超の旅の記録はどうぞこちらから：https://mirandalovestravelling.com/ja/

エリア サルデーニャ島(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

私達が滞在していたアルゲーロの町からかなり離れた所にあるアグリツーリズモBarbagiaのレストランの様子です。
子豚の丸焼き、ポルチェッドゥーを食べさせる店として、タクシーの運転手が紹介してくれました。

夫が電話で予約を入れた際、2人だと言うと、相手が「へ？」と反応したそうです。確かに、何組かの家族が集まって大人数で食事をするイタリアらしい食事の風景が見られるタイプのレストランでした。

レストランは午後1時オープン。オープンとともに入りました。

これは、前菜の一部のナスの料理。ちょっとピリ辛です。

このレストランは決まったセットメニューだけを提供します。つまり、皆が同じものを食べます。
なかなか豪華で、前菜は5種類出てきました。
ワインは赤か白しかありません。

こちらも前菜です。ズッキーニの薄切りに、羊のチーズとズッキーニで作ったソース。とても美味でした。

前菜その３。ハムとサラミの盛り合わせです。

前菜その４。豆のサラダ。

前菜その５。ドライなチーズと、クリームチーズ。ちょっとしょっぱかったです。

英国やフランスなどでは、チーズは食後に食べますが、イタリアでは前菜として食べるのが普通です。

前菜の次はプリモ（パスタの料理）です。プリモは2種類ありました。
こちらは、リコッタチーズのラビオリで、ミントが添えてありました。このミントの味が強烈でびっくりしたほど。

プリモの2皿目は、ラグー（ミートソース）がかかった平たいパスタ。パスタの名前は聞き忘れました。

プリモが終わったところで、生野菜の箸休めが出されました。
新鮮な野菜は味が濃く、私達が普段、ロンドンのスーパーで買う野菜とは全く別物でした。

そしてセコンド（メイン料理）も2種類出ました。
これは、牛肉の煮込み。

そして、これがお待ちかねのポルチェッドゥーです。
乳のみ豚の丸焼きで、新鮮（？）なためか、思ったより動物的な臭みがありました。夫にはいまいちだったようです。私は美味しく食べましたけれど。

サルデーニャ島は長く、スペインの支配下にありましたが、この乳のみ豚の丸焼きは、スペインから入ってきた料理らしいです。

話がそれて恐縮ですが、このグロテスクな写真はロンドンで出前してもらったスペイン料理の乳のみ豚です。
こちらがオリジナルなのでしょう。サルデーニャ島で食べたものよりマイルドで食べやすかったです（見た目的には食べにくかったですが）。

さて、サルデーニャ島に戻りまして・・・。
丸焼きされている様子を見にキッチンを覗いてみたのですが、時すでに遅し。ただ、この大きさを見ると、乳のみ豚より、もう少し育った子豚だったようです。

そして、こちらはデザートとして出された地元のお菓子です。
お腹がはち切れそうであったのは言うまでもありません。
そして、これだけ大満足した食事でしたが、お値段は飲み物も入れて、二人で70ユーロ(9100円ほど）と破格。

帰りのタクシーを待つ間、このアグリツーリズモの庭を散歩しました。
こんな白いカタツムリがたくさん。

こんな花も咲いていました。

この日の午後は満腹過ぎて、動けませんでした。

その日の夕方、滞在していたエアビーアンドビーから見た美しい夕焼けの光景です。

こちらも。

ここからの数枚は、翌日の昼休み、アルゲーロ市内の滞在先のエアビーアンドビーから近い所の海辺を散歩した時の風景です。

旧市街の先のビーチとは異なり、岩場が多く、閑散としていましたが、それでも海で遊んでいる人々を見かけました。

この日の夕方、仕事を終えた後には、アルゲーロの大聖堂の鐘楼に上りに行きました。
ここは午後7時から9時まで上れます（３ユーロ）。
上る時に、係の人が手に消毒液をかけてくれた上、熱も測ってくれました。コロナ対策がしっかりなされていて、好感が持てました。

日没を控えた光が柔らかい時間で、塔の上から美しい景色が見られました。

塔から見下ろしたアルゲーロの港です。

こちらは街並み。

これは、サン・ミケーレ教会のカラフルなドームです。

日が沈むのを眺めたいと思って、かなり長い事ねばったのですが、雲が出てきたので諦めました。
海の向こうに見えるのは、カッチャ岬です。

塔から下りてきて、大聖堂の正面に回ったところで、なんとなく見覚えのある店があったので、入ってみました。確かに、2年前に入ったことのあるピンチョス屋でした。

ピンチョスとはスペインのバスク地方でよく食べられるカナッペよりは少し量の多い料理です。

軽く食べるのにぴったりです。

私はハモン（ハム）のピンチョス、アンチョビのピンチョスを食べた後、

カウンターに並んでいて魅力的だったウナギの稚魚のと、アンコウのピンチョスも追加し、ワインもグラスで2杯ずつ。

この日はポルチェッドゥーのコースを食べた翌日で、ダイエットの日のはずだったのですが。。。

（つづく）

この旅行記へのコメント （3）

• dreyfusさん 2021/04/01 08:57:39

  先日はイイねありがとうございました(^^)

  ミランダ様
  
  はじめまして。
  先日は旅行記に投票して下さりありがとうございました。お礼を言わなければと思いながら、なかなかご挨拶出来ずにすみませんm(_ _)m
  
  サルデーニャ島の旅行記拝見させて頂きました。
  いつか行きたい場所なので、行く際には参考にさせていただきたいと思ってます。
  
  私はまだ2013年の旅行記をチマチマ作っていて、お恥ずかしい限りですが、また遊びにいらして下さいね。
  私もまたゆっくり拝見させて頂きます(^^)

  ミランダさん からの返信 2021/04/01 16:54:20

  Re: 先日はイイねありがとうございました(^^)

  こちらこそ、ご訪問いただき、ありがとうございます。
  dreyfus さんは、建築がご専門なのでしょうか。読んでいて、とても勉強になります。
  バルセロナは2度、行ったことがありますが、2度とも、ちょっと危険な目にあったため、このところは敬遠していました。けれど、dreyfusさんの旅行記を読んで、また行きたいなあという気持ちになりました。
  また、お邪魔しますね。

  dreyfusさん からの返信 2021/04/01 18:22:46

  Re: 先日はイイねありがとうございました(^^)

  ミランダ様
  
  お返事ありがとうございます(^^)
  建築専門なはずもなく、ズブの素人です。
  建物フェチとでも言うんでしょうかねっ。
  でも、私の旅行記が少しでもお役に立てたのなら、とても嬉しいです！
  
  私は安宿泊まって、タクシーとかもあまり使わないですが、有り難いことに危ない目にあったことがないのでLUCKYなんですね。
  私もバルセロナ大好きなので、コロナが収束したらまた行きたいなと思ってます。
  
  私もまたゆっくりお邪魔しますね(^^)