山桜は散り始めです

2021/03/18 - 2021/03/18

　社会福祉法人 久良岐母子福祉会　くらきの奥に満開の桜が見える。葉が出ていて山桜だ。しかも散り始めている。この山桜はこども家庭支援センター くらきの敷地にまで枝が伸びているが、明治学院大学ヘボンフィールド（運動場）の法面に生えていて明治学院大学の桜である。その根元の太さから樹齢40年くらいで、明治学院大学横浜キャンパスの開設は昭和60年（1985年）であるから、開設後に法面に芽吹いた山桜であろう。したがって樹齢は30年余りである。しかし、法面の下草は常に刈り取られており、一般的には雑木に囲まれた山桜とは違って生長が早いのであろう。それにしても、大島桜ばかりのこの辺りに山桜は見掛けない。鳥が種を運んで芽吹いたのであろうか？
　戸塚周辺では3月に入ってからの暖かさにも拘わらず、ソメイヨシノの開花は遅く、何と昨日であった。しかし、山桜や大島桜は実生であるために開花にはバラツキがあり、3月に入ってからの暖かさで満開になっているものも見られる。事実この山桜は満開を過ぎ、花弁はハラハラと散り始めている。
　なお、こども家庭支援センター くらきは横浜市南区中里3にある久良岐乳児院・久良岐保育園（https://4travel.jp/travelogue/11627933）と同じ社会福祉法人 久良岐母子福祉会が運営している。久良岐乳児院・久良岐保育園前にあるお地蔵さまは奥にある西光寺由来なのかと思っていたが、この久良岐母子福祉会2代目の身代わりのお地蔵さまなのだという。「自分が死んだらお地蔵さまにしてくれ」という遺言で祀られたのだという。
　なお、同じ町内にある盛徳寺（https://4travel.jp/travelogue/10525190）の大川観音も昭和62年（1986年）に103歳で大往生した佐々木ノブ婆さんがこつこつと貯めたお金で建立し、100歳の誕生日のときに開眼供養が行われている。ノブ婆さんの身代わり観音とも言われている。また、柏尾川を渡った戸塚町にある親縁寺（https://4travel.jp/travelogue/10567397）の哲善地蔵も元住職佐藤哲善氏の生まれ変わりである。ここ上倉田町のくらきにはこうした仏像はないが、2代所縁の柳が植えられており、大切にされているのだという。
（表紙写真は散り始めの山桜）　

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

「 社会福祉法人 久良岐母子福祉会　くらき」。

社会福祉法人 久良岐母子福祉会　くらきの奥に満開の桜。円筒部は黄色だ。そういえば、久良岐乳児院・久良岐保育園の建物も黄色だった。

満開の桜。

満開の桜。

実は散り始めの桜は山桜だ。

実は散り始めの桜は山桜だ。

舞岡公園入口横の大島桜はすでに満開だ。

明治学院大学側にも満開の桜。