2021/03/13 - 2021/03/14
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つよしさん
この旅行記のスケジュール
2021/03/13
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加齢と共に冬の乾燥肌のかゆみが強くなってきました。こんな時は天然の保湿成分、メタケイ酸の値が高い源泉掛け流しの温泉に入るのが一番。ということで、3月12日から2泊3日で北海道白老町のピリカレラホテルへ出掛けました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- ANAグループ JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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▽3月13日(土) 2日目続き
9時過ぎにホテルを出発。ピリカレラホテル 宿・ホテル
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アイヌ文化体験施設「ウポポイ」へやってきました。
ウポポイ (民族共生象徴空間) 美術館・博物館
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ウポポイは何度も来ていますが…。
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年間パスポートで入場無料なのと、12月に博物館の特別展示室の内容が変更になったので、腹ごなしを兼ねてやってきました。
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まずは、体験交流ホールへ。
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9時半上演開始の短編アニメ「カムイ ユカラ」(カムイ=神、ユカラ=叙情詩、物語)の整理券を受け取ります。
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上演中は撮影禁止ながら…。観客が少なかったのでご迷惑をかけないように最後列に陣取り、少しだけパシャと…。
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上演1本目は「カムイを射止めた男の子」。
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映像はとても美しく、迫力満点です。
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2本目は「キツネにつかまった日の神」。
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物語の中で「ポン チュッ カムイ」(小さな太陽の神)が、6匹の子狐のうち末娘の1匹を当てるシーンがあります。物語としては足の指の動きがヒントなんですが、映像をよく見るとそれ以外にも見分け方があることに気付きます。それは、末娘の両耳が…。上の画像の右端が末娘です。※画像は公式サイトより拝借
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「カムイ ユカラ」が終わったら、同じ会場で10時半から上演される伝統芸能「シノッ」(遊び、娯楽)の入場整理券を受け取ります。
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空いた時間は、隣りの体験学習館別館で上演される「カムイ アイズ」(神の目)を観覧。
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オオワシとキタキツネに宿った神の目で見た大自然の映像が展開されます。撮影地は知床のようです。知床連山や知床五湖の美しい景色が迫力満点で楽しめます。
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こちらは現地で撮影した知床連山。カムイアイズの映像と山なみが同じなのが分るでしょうか。
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10時半からは体験交流ホールに戻り、伝統芸能「シノッ」を観覧します。まずは舞台挨拶。
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最初の演目は、アイヌの正式な挨拶。アイヌ語で「ようこそいらっしゃいました」といった言葉が述べられます。※写真は公式サイトより拝借
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続いての演目は「ク リムセ」(弓の踊り)。※写真は公式サイトより拝借
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3番目の演目は「ウポポ」(座り歌)。※写真は阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉で撮影
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4番目の演目は「ムックリ」(口琴)の演奏。※写真は公式サイトより拝借
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最後の演目は「イヨマンテ リムセ」(熊の霊送り儀礼の踊り)。※写真は公式サイトより拝借
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伝統芸能の上演が終わったら、ポロト湖畔を通って「伝統的コタン」(コタン=集落)のエリアへ。
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アイヌは写真左側の「ポンチセ」(小さい家)で家族単位に住みます。右側にある高床式の藁ぶきの小屋は「プ」(食糧倉)。粟やヒエなどの穀物のほか干し肉や干し魚を保管していました。その左側は「ヘペレセツ」(子熊の檻)。
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子熊は冬眠時期の真冬に生まれます。アイヌは冬に熊のねぐらを狙って狩りを行い、親熊はすぐに食べてしまいます。子熊は1、2年育てられ、「イヨマンテ」(熊の霊送り)により、カムイモシリ(神々が住む地)へ返されます。※写真は登別クマ牧場で撮影
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ポンチセの自由見学。館内では学芸員の方が詳しい説明をしてくれました。
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このポンチセは修学旅行生などが大勢で入っても圧迫感がないように、実際のものより天井が高く作られているそうです。
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以前の施設「ポロト コタン」では、伝統的な家屋を再現していたそうですが…。そうすると冬場は床が冷たく、体調を崩す生徒もいたことから、「ウポポイ」では床暖房になったそうです。
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囲炉裏では炭が焚かれていますが、これは史実と異なります。アイヌの家では薪を焚いていました。薪を焚けば煙が出てサケを燻すことができますし、室内の防虫効果も得られました。しかしながら、薪を焚くと衣類に臭いがついてしまうため、「ウポポイ」では炭を使っているそうです。
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ここでの見ものは約100年前のアイヌの映像です。この映像では「イヨマンテ」の様子や「丸木船」を操る姿を見ることできます。ただし、映像は撮影禁止となっているため、上の写真は工房で展示されているもので代用しています。
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予約時間になったので国立アイヌ民族博物館へ。
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2階に上がると、ポロト湖が綺麗に見渡せます。
ポロト湖 自然・景勝地
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博物館の展示室へ入ると左側にアイヌとカムイとの関係を分かりやすく解説したアニメ「カムイとくらす世界」が繰り返し上演されています。
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博物館が初めての方は、このアニメをご覧になると館内の展示品や他の上演内容について理解を深めやすいと思います。
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イヨマンテ(熊の霊送り儀礼)の主役である子熊と熊をつなぐ杭。杭は枝分かれしたトドマツやエゾマツを素材とし、枝の先端にはコケモモで着色したイナウ(カムイと人間の間を取り持つ贈り物)を結びます。儀礼の際、子熊には頭や耳、背中に飾りがつけられます。
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厚岸湖から出土した17~8世紀ごろの板綴(いたとじ)船。太い木の幹を彫って作る丸木舟は小型であるため、川や湖で利用されました。丸木舟の周囲に板を打ち付けることで、舟をひと回り大きくしたものが板綴船で、海の漁などで使われていたそうです。
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続いては特別展示室へ。12月から展示内容が変更されています。「イコロ」はアイヌ語で宝の意味です。
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アイヌの正装衣装。
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アイヌの正装衣装。
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女性が正装時に着けるタマサイ(首飾り)。
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先端の大きな飾りは金属。色付きの玉はガラス。
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アイヌの刀。
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続いては工房へ。この時間は自由見学。木彫りの実演。
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刺繍の実演。
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「イラマンテ」(猟・漁)の解説。
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「イラマンテ」の弓矢体験。お子様に人気でしたが、この時は弓道部という女性も弓矢体験に挑戦。見事に熊を射貫くと思いきや、矢は思わぬところに向かい…。見学者にとてもウケていました。
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この日のウポポイ見学はここまで。空には渡り鳥の群れ。春が近づいてきたので、北へ帰るのでしょうか。
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時間は正午ですが、朝ご飯を食べ過ぎたためお腹が空いてません。ホテルの向かいにあるセイコーマートでパンを買って戻ります。
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ホテルに戻ってきました。
ピリカレラホテル 宿・ホテル
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部屋に入ると洗濯された館内着が用意されていました。
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セイコーマートで買ったヨモギの豆パンと冷蔵庫にあったフルーツジュースで軽いお昼にします。
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食後は部屋の温泉へ。
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そして、昼寝。
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15時からは貸し切り露天風呂。
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空にはトンビがのんびりと飛んでいました。
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部屋に戻ったら、ベッドで横になりごろごろ。
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夕食は和食会席。会場は「シラル」(磯)。
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夕食の献立。
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お酒は「旭菊 大地 純米吟醸」でスタート。
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味のしっかりした日本酒らしいお酒でした。
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先付。左からアワビ麹漬けとホタルイカ。よもぎ豆腐とウニ。八角西京焼き。
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お造り。左からツブ貝、ボタンエビ、右上ホッキ貝、右下サメカレイ。
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焼き魚。寒サワラ、菜種焼き。
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温物。里芋含め煮、ヒラメ葛煮、桜麩、よもぎ麩。
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お酒を「北の錦 蔵囲完熟 秘蔵純米」に変更。
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こちらも日本酒の味がしっかりとしたタイプでした。
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口直し。キンカンうす蜜煮。
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進肴。白老牛ヒレステーキ。
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食事。鯛めし茶漬け。出汁をかけた写真は撮り忘れしました(お酒が回っているのと、板長との話が盛り上がったためです)。
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デザートワイン。ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ。
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水菓子。ミルクそばがきとイチゴ。そして、プレートにはバースデーメッセージ。誕生日は過ぎていたので、宿泊予約で何も伝えていなかったのに…。サプライズでした。
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しかも、バースデーメッセージは調理スタッフではなく、いつも予約確認などで電話をくれるフロントスタッフによるものでした。Yさん、いつもありがとう♪ 最後に、ほうじ茶を飲んで〆(喜びすぎたのか、写真を撮り忘れています)。
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心もお腹も満たされ、幸せな時間でした。そして、おやすみなさい。
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▽3月14日(日) 3日目
おはようございます。この日も朝早く起きたので、部屋で朝風呂。 -
朝食会場は「レプン」。連泊時の朝食は、とっても豪勢で食べ切れません。
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コーヒーを飲んで、ごちそうさま♪
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部屋で少し休み、荷物をまとめたらチェックアウト。白老駅まで車で送ってもらいました。
白老駅 駅
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特急「すずらん」で南千歳へ向かいます。
特急 すずらん 乗り物
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車窓からの眺めはサラブレッドの牧場。
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南千歳には定刻に到着。
南千歳駅 駅
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快速エアポートに乗り換えて、新千歳空港へ向かいます。
快速エアポート 乗り物
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新千歳空港に到着。
新千歳空港駅 駅
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保安検査を受けます。
新千歳空港 空港
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時間調整はANAラウンジ。
新千歳空港ANAラウンジ 空港ラウンジ
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飲み物はアップルジュース。
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登場時刻に合わせゲートに移動。
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出発は定刻より少し早め。
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ドリンクサービスはコンソメスープ。
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機体は霞ヶ浦の上空を通過。
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富士山や横浜の街並み、ほぼ同時刻に到着する機体が見えてきました。もうすぐ到着です。
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羽田に着陸しました。
羽田空港(東京国際空港) 空港
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横浜行きのバスに乗って帰路に就きます。
羽田空港リムジンバス (京浜急行バス) 乗り物
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車窓からの眺めは横浜みなとみらい地区の街並みと富士山。
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横浜シティエアターミナルに到着。今回の旅はこれにて終了。
横浜シティ エア ターミナル 乗り物
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