【北海道白老温泉】ピリカレラホテル[乾燥肌湯治記]前編

2021/03/12 - 2021/03/14

加齢と共に冬の乾燥肌のかゆみが強くなってきました。こんな時は天然の保湿成分、メタケイ酸の値が高い源泉掛け流しの温泉に入るのが一番。ということで、3月12日から2泊3日で北海道白老町のピリカレラホテルへ出掛けました。

エリア 白老・大滝(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆旅程
▽3月12日(金) 1日目
　[航空] 羽田 1000 - 1135 新千歳　ANA059
　[鉄道] 新千歳空港 1342 - 1345 南千歳　快速エアポート
　[鉄道] 南千歳 1400 - 1430 白老　北斗14号
　[宿泊] ピリカレラホテル
▽3月13日(土) 2日目
　[観光] ウポポイ
　[宿泊] ピリカレラホテル
▽3月14日(日) 3日目
　[鉄道] 白老 0948 - 1018 南千歳　すずらん5号
　[鉄道] 南千歳 1022 - 1025 新千歳空港　快速エアポート
　[航空] 新千歳 1130 - 1310 羽田　ANA058

◆旅行本編
▽3月12日(金) 1日目
旅の出発は横浜シティエアターミナル。

横浜シティ エア ターミナル 乗り物

横浜ベイブリッジを通って羽田へ向かいます。

横浜ベイブリッジ 名所・史跡

羽田空港第2ターミナルに到着。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

保安検査を受けます。

時間調整はANAラウンジ。

羽田空港国内線ANAラウンジ (本館北) 空港ラウンジ

飲み物は青汁の牛乳割り。

搭乗時刻に合わせてゲートに移動。

新千歳空港に向けてほぼ定刻に出発。

ドリンクサービスはアップルジュース。

新千歳空港には定刻より少し早めに到着。

新千歳空港 空港

時刻は11時40分。お昼は北海道ラーメン道場へ。

北海道ラーメン道場 名所・史跡

札幌飛燕に入店。

札幌飛燕 グルメ・レストラン

注文は我流札幌塩ラーメンにトロ塩味玉子追加。

鶏白湯スープがまいう～♪

続いては、ジェラートを食べにミルキッシモへ。

ミルキッシモ 新千歳空港店 グルメ・レストラン

50円お得な春の"ももいろ"トリプルを注文します。

左「さくら」中央「ボスコベリークレマ」右「ミルキッシモミルク」。

新千歳空港駅に移動。

新千歳空港駅 駅

快速エアポートに乗車します。

快速エアポート 乗り物

南千歳で乗り換え。

南千歳駅 駅

特急北斗で白老へ向かいます。

北斗 (特急北斗) 乗り物

車窓からの眺めは樽前山。

樽前山 自然・景勝地

白老駅に到着。

白老駅 駅

お迎えのスタッフと無事合流。

5分でホテルに到着。オーナーの方針により目立つ看板は出していません。ピリカレラのピリカはアイヌ語で「美しい」、レラは「風」の意味です。

ピリカレラホテル 宿・ホテル

玄関の屋根付近にはアイヌの紋様。魔除けでしょうか。

玄関をくぐり、ロビーから眺めるアイヌ紋様。とても綺麗です。

ロビーのソファーに座りチェックイン手続き。おしぼりと飲用の温泉水が出されます。

こちらの温泉水には美のミネラル「シリカ」が豊富に含まれているそうです。

温泉分析書。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。pH値は8.6の弱アルカリ性ですから、石鹸（pH値9～11）に近いクレンジング効果があります。保湿成分のメタケイ酸は203.5mg。こちらの値が50以上あると「美肌の湯」、100以上になると「美人の湯」と称されます。

焼き菓子（フィナンシェ）とコーヒーをいただきながら、貸切露天風呂と食事時間を予約します。

部屋へ向かう途中、ラウンジに寄ります。

滞在中はラウンジで自由にお茶やコーヒーをいただけます。

また、20時～23時の間はウイスキー、焼酎などのアルコールが無料で提供されます。

そして、部屋に移動する前に館内着の羽織を選びます。フロントスタッフのYさん「沢山種類があるので、全部着てくださいね」。私「えっ、全部着ないと卒業させてもらえないんですか？」。Yさん「はい（笑顔）」。なんてやり取りがありました(^_^;)

ピリカレラホテルは全6室。今回私の部屋は「コンル」（アイヌ語で氷）。

部屋に入ると、マンションの玄関のような造り。靴を脱いでスリッパに履き替えます。

部屋は全6室とも50m2。セミダブルのベッドが2台あります。

今回私が選んだ館内着の羽織。

テレビは32型。空気清浄機（加湿機能付）とマッサージ機。

CDプレーヤーもありますが、備え付けのCDをかけると音飛びがありました。恐らくピックアップ部の汚れが原因なので、レンズクリーナーを使えば直るかと…。

LEDスタンドは、ノートPCを使う際に重宝しました。

収納式の鏡もあるので、化粧台としても使えます。

クローゼットの中には館内着（パジャマ）。

ソファーとテーブル。こちらのホテルは全6室のうち洋室が3室、和洋室が3室。今回は洋室タイプ。

ドリンクコーナー。

テーブルの上にはコーヒーマシンなど。

冷蔵庫の中は無料のソフトドリンク。

トイレ。

洗面所。

温泉が引かれた浴室。浴槽のお湯は常時掛け流し状態なので、滞在中はいつでも即入浴可能です。

温泉はモール泉。昆布出汁のような色をしています。

浴室の掲示。源泉100%かけ流し、加水、加温、循環は無し。フロントスタッフによると、源泉温度は45度と入浴するには高いため、温泉を通す太いパイプの周りに水を流す細いパイプを巻きつけて、温度を下げているそうです。

ホテルは平屋建てのため部屋からの眺望はありません。

小さな庭に出ることは可能です。

予約時間になったので、貸切露天風呂へ。

貸切露天風呂内の洗面コーナー。こちらで湧いている温泉から作られたミネラルウオーターが用意されています（部屋の冷蔵庫にも4本入ってます）。

脱衣所。フェイスタオル、バスタオルはたっぷり用意されています。

露天風呂の浴槽は大人4人は入れそう。4.5畳位の広さです。

景観は特になし。

浴槽内は浅い部分と深い部分に別れていて、浅い所は寝湯として使えます。

浴槽で横になり空を見上げるとこんな感じ。露天風呂のお湯は適温よりやや熱めなので、ぬる湯好きの私は長く浸かることはできません（部屋の浴槽は適温よりやや低いので長く入れます）。貸し切り時間は45分間。

貸し切り風呂の利用が終わったら、鍵をフロントに返します。

部屋に戻ったら、夕食までまったり。美人の湯なので、肌はツルっツルで、スベっスベ。乾燥肌もバッチリ回復。

夕食の時間になったので、レストラン「レプン」（アイヌ語で海）へ。この日はフレンチです。

夕食メニュー。記載はありませんが、合鴨肉の料理を追加しています（別注料理については、事前にシェフやフロントスタッフと相談が必要です）。

まずは、シャンパン。銘柄はドラピエ（DRAPPIER）。

野菜のムースと行者ニンニクのピストーでマリネした貝類。チーズソースを詰めたグジェール（シュークリームっぽい料理）。

白ワイン（シャルドネ）。銘柄はリュリー（RULLY）。

甘エビの軽いスープ～ちりめんキャベツのエチュベ（蒸し煮）～

白ワイン（リースリング）。銘柄はトリンバック（TRIMBACH）。

野菜のプレッセ（圧力を掛け束ねて調理したもの）。

オレンジワイン＝赤・白・ロゼとは別の第4のカテゴリー＝（品種はキシ）。銘柄はヴィタ・ヴィネア（VITA VINEA）。

魚のムースを包んだポーピエット（包み蒸し）～生青のり、銀杏草、エノキ、ベーコンのブイヨン～

赤ワイン。メルローの銘柄はシャトー・ピュイグロー（CHATEAU PUYGUERAUD）。ピノ・ノワールの銘柄はシャトー・ド・マルサネ（CHATEAU DE MARSANNAY）。

合鴨肉、フォアグラ、紅芯大根のマリネ。

サングリアのグラニテ。

白老牛A4ランク サーロインステーキ。野菜はペコロス、大根、ビーツなど。

薬味～ハニーマスタード、わさびオイル、ガーリックソルト～

ガーリックライス。

牛スープ。

ガーリックライスは半分くらいそのまま食べて、残りは牛スープをかけてお茶漬け風に。

デザート～トリュフショコラやパンナコッタなど小菓子5点盛り～　美味しい料理でお腹が満たされ、大満足の夕食でした。ごちそうさま。

部屋に戻り、お腹を落ち着かせてから浴室へ。

お湯は少しぬるめなので、お酒が入っていてもノボせず入れます。

そして、おやすみなさい。

▽3月13日(土) 2日目
おはようございます。旅先ではいつも朝早く目覚めてしまいます。

早速、部屋の温泉に入ります。

風呂上りは新千歳空港のコンビニで買っておいたトマトジュース。血圧高めなので塩分無添加がいいのですが、売ってなかったので低塩タイプで妥協。

その後は二度寝。

朝食は、和食会場の「シラル」（アイヌ語で磯）へ案内されました。

通常、朝食は洋食会場の「レプン」なんですが、席数の関係でシラルになったようです。

朝食の全容。

ご飯は温泉水で炊いた「ななつぼし」。イクラ、タラコ、納豆に海苔を乗せたら、これだけで、何杯もいけそう。

コーヒーを飲んで、ごちそうさま。

9時過ぎにホテルを出発。

徒歩5分でアイヌ文化体験施設「ウポポイ」へ到着。後編へ続く

ウポポイ (民族共生象徴空間) 美術館・博物館