日本最北限の地に行く③～利尻島に上陸～

2019/04/28 - 2019/05/04

2019年4月30日をもって平成が終わり、5月1日から元号が令和に変わりました。
そんな記念すべきゴールデンウィークの連休を利用して、北海道の離島(利尻島、礼文島)に行ってみました。
日本最北端といえば、誰もがご存知の稚内の宗谷岬ですが、礼文島は日本最北限の地！
最北端と最北限？ニュアンスは微妙だけど、最北限・・・旅人はそんな言葉に弱い！
これは是が非でも行かないと！！
利尻島といえば利尻富士、礼文島といえば花の浮島で有名です。
という事で、絶景を満喫しに行ってみました。
ちょっと前の旅行なので記憶が曖昧な点や、交通機関の運賃や時間に違いがあるかもしれませんが、初めての旅行記になるので暖かい目で読んでみてください。

エリア 利尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月30日　火曜日
おはようございます。
旅行3日目、今日は平成最後の日です。
そんな今日は札幌のカプセルホテルで目覚めました。
昨夜お世話になったのは二コーカプセルホテルリフレ。
14:10の飛行機で利尻島に上陸予定なので、今朝はのんびり朝風呂に入って遅めの出発です。
まずは徒歩で札幌駅まで向かいます。

ニコーカプセルホテル リフレ 宿・ホテル

大通公園に来ました。
冬には札幌雪まつりの会場になるところです。
雪まつりも来てみたいですね。

大通公園 公園・植物園

ここではまったりとした平和な時間が過ぎています。
たまにはこういった時間もいいですね。

テレビ搭まで来ました。
タワーがあれば迷わず上る！
という事で、さっそく上りましょう！
展望台入場料は800円です。

さっぽろテレビ塔 名所・史跡

展望台から見た大通公園。
広いですねー。

政令指定都市だけあって、札幌は大都会です。

あっ、札幌ドーム！

札幌ドーム 名所・史跡

遠くに大倉山のジャンプ台も見えます。
山並みも雪化粧で、良い景色ですね。

大倉山ジャンプ競技場 名所・史跡

いやいや、さすがに階段では上らなかったですよ。
でも、下りは頑張って階段で下りました。
テレビ塔のキャラクター、テレビ父さん。
う～ん、微妙なセンス・・・

札幌時計台です。
正式名称は旧札幌農学校演舞場と言うそうです。
時計台というだけあって、今も毎時鐘が鳴ります。
札幌観光の定番なので、観光客がいっぱいいますね。
外観は色んなメディアで良く見ますが、200円で館内も見学できます。
自分もここに来るのは3回目ですが、今回も外から見て充分満足です。

札幌市時計台 名所・史跡

北海道庁旧本庁舎。
こちらも札幌観光の定番です。
こちらは入館無料ですが、外観のみ。
道庁前にイチョウ並木があり、秋には紅葉できれいになりますが・・・

北海道庁旧本庁舎 名所・史跡

今は春なので、イチョウの木も丸裸です。

札幌駅に到着です。
本日も空港連絡バスで札幌駅から丘珠空港まで行きます。

札幌駅 駅

バスが来ました。
丘珠空港まで約30分、500円です。

丘珠空港に到着です。
利尻島に行くには、丘珠空港から1日1便の飛行機で行くか、
稚内港から1日2～4便のフェリーで渡ります。
新千歳空港からは6月～9月の夏季限定で１日１便で飛行機が飛んでいます。

丘珠空港 (札幌飛行場) 空港

利尻島のポスターです。
利尻島は島の中心に利尻山がそびえ立つ、ほぼ円形の島です。
利尻山はその形から利尻富士と呼ばれています。
きれいな島ですね。
今からここに行きます。楽しみですね～

利尻空港までは約55分の空の旅です。

いよいよ飛行機に乗り込みます。

本日もプロペラ機でのフライトです。
利尻島までよろしくお願いします。

離陸しました。
窓からは北海道らしい雪景色が見えます。

利尻島が近づいて来ました。
利尻山がきれいに見えます！
いよいよ来たよ～、利尻島～！！

礼文島も見えます。
礼文島には明日フェリーで向かいます。

着陸しました！
空港からも利尻山が見えます。
素晴らしい！！

利尻山と飛行機とのツーショット！
飛行機から降りた乗客は、ほとんど撮ってました。

15:05、遂に利尻島に上陸です！
夢の浮島、飛行機の中から見ただけでもその言葉に偽り無しの絶景でした。
さて、これからどんな絶景が見れるか、楽しみです！

利尻空港 空港

ちなみに利尻島は、北海道の地図で言うとここにある島です。

まずは空港のレンタカー屋のカウンターでレンタカーを借ります。
24時間レンタルで15,120円。
金額は離島価格です。
ちなみにナンバーは旭川ナンバーでした。
利尻島での相方、利尻山をバックに。
さて、いよいよ出発です！

空港から車で約10分、利尻島のフェリーターミナル鴛泊(おしどまり)港へ。

ここに来た目的は、観光案内所で利尻山十六景スタンプラリーの台紙を購入するため。200円で購入です。
利尻島を一周する様にスタンプが設置されており、全てのスタンプを押した台紙を観光案内所に持って来ると、素敵な景品がもらえます。
よし、16箇所全部回るぞ！！
ちなみに、この台紙は11月～4月の冬季は購入できません。

フェリーターミナルを出発し、半時計回り(鴛泊市街方面)で今晩の宿泊先のある利尻ふれあい温泉に向かいます。
利尻島は周囲約63kmで、車で一周するのに1時間半ほどかかります。

まずは夕日ヶ丘展望台へ。
現在16時前なので、夕日を見るにはまだ時間は早いです。

夕日ヶ丘展望台 名所・史跡

鴛泊市街を一望です！
その背後に利尻山がそびえ立ちます。
のどかな町ですねー。

海側を見ると礼文島が。

あの小高い丘はペシ岬です。
ペシ岬は鴛泊港から歩いて行ける場所なので、
明日レンタカーを返却してから登ります。
あっ、フェリーが来ました！
明日はあのフェリーで礼文島に上陸します。

ペシ岬展望台 名所・史跡

続いては、夕日ヶ丘展望台からすぐの富士野園地へ。

富士野園地 自然・景勝地

ここは吉永小百合さん主演の映画『北のカナリアたち』のロケ地になった場所です。
自分は残念ながら、その映画は見ておりません。

雄大な景色です。

おっ、スタンプ台があります。
スタンプはこの緑色の丸木が4つ並んだボックスの中に置いてあります。
最初は自分もスタンプが見当たらなくて、かなり探してしまいました。
ここは十六景中の第十四景。
まずはスタンプ一つ目ゲット！
ここからスタンプラリースタートです。

続いて車で約10分、大磯駐輪場へ。

ここは第十五景。
スタンプゲット！

利尻山は島の中心にあるので、島内のどこからでもきれいに見る事ができます。
利尻島って素晴らしい！！

利尻島の名物ミルピスの販売所、ミルピス商店です。

ミルピス商店 グルメ・レストラン

ミルピスはこちらで1967年から製造されている乳酸飲料です。
島内でしか販売されていないローカル飲料ですが、お取り寄せは可能です。

店内はこんな感じ。
テーブル席が3つとカウンターがあり、ちょっとこじゃれた定食屋みたいです。

これがミルピス。1本350です。
瓶を記念に持ち帰ると400円になります。
乳酸飲料ですがさらっとして飲みやすく美味です。
ごちそうさまでした。

ミルピス意外にも島内で取れる食材を使用したいろいろな味のジュースを販売しています。
その内の3種類を無料で試飲させてくれました
左からヤマブドウ、ギョウジャニンニク、しそ。
素材の味を生かして美味しかったですが、
ギョウジャニンニクは素材の味が生き過ぎてて、まさにニンニクでした。

さて、スタンプラリーの再開です。
ミルピス商店から車で約3分、種富駐輪場に到着です。

ここは第十六景。

ここには会津藩士の墓があります。
江戸時代後期、幕府はロシア軍からの警備の為、会津藩から約250人の藩士を北方警備としてここ利尻島に派遣したそうです。

続いて利尻町総合体育館夢交流館へ。
窓が利尻山の形になっています。
シャレたデザインですね。

ここは第二景です。

どこから見てもきれいです。
やっぱり裾野が広がっている形が良いですよね。

沓形(くつがた)地区まで来ました。
利尻島の西の端です。
鴛泊から利尻島を約1/4周した感じです。

北海道を拠点にするローカルコンビニ、セイコーマート。
利尻島だけで3店舗もあります。
利尻島にはセイコーマート以外のコンビニは存在しません。
恐るべし、セイコーマート！

セイコーマート 利尻店 スーパー・コンビニ・量販店

沓形港です。
こちらは5月下旬～9月下旬のみ営業しており、
礼文島行きのフェリーが出ています。
残念ながらこの時は営業していませんでした。

沓形港フェリーターミナル 乗り物

沓形港からの利尻山。
海越しの利尻山も絶景です！

この沓形港のある沓形岬公園は第一景です。

沓形岬公園 公園・植物園

この辺りは利尻ふれあい温泉があるので、利尻島にしては珍しく高い建物がありますね。

ここは東京から1,045kmも離れています。
遠いとこまで来たなぁー。
明日行く礼文島までは12kmです。

あそこに見えるのが礼文島です。

港なので一応灯台もあります。

太陽が沈んで行きます。
ちょっと雲がかかりましたが、これが平成最後の夕日です。

本日の宿泊は、沓形港からすぐのホテル利尻。
こちらには天然温泉があります。
利尻島にはここ利尻ふれあい温泉と、鴛泊フェリーターミナル近くの利尻富士温泉の2つの天然温泉がありますが、源泉掛け流しはここだけです。

ホテル利尻 宿・ホテル

北のカナリアたちの出演者達もこちらに宿泊したようです。

ホテルのロビー。
離島にしてはかなり豪華です。

利尻島のキャラクター、りしりんが出迎えてくれます。

ロビーにはこのホテルに宿泊した有名人のサインがズラリ。
北のカナリアたちの主演、吉永小百合さんのサインも！
当然、吉永さん以外の出演者のサインもありましたよ。

あっ、グレート小鹿のサインだ！
プロレス好きの自分にとっては、吉永小百合のサインよりも興奮しました！
大日本プロレスを初めて観戦したのは、確か1996年8月のピラニアデスマッチの時です。

部屋はこんな感じ。
一人なのにベットが3つも！
昨日のカプセルホテルと比べたら大違いです！
どこで寝ようか迷っちゃうな～

さて、夕食です。
今晩のメニューは、
小鉢・・いかの三升漬
光付・・昆布佃煮、田舎煮
刺身・・サーモン、甘えび、ホタテ、たこ頭
煮物・・ほっけ煮付け
強肴・・ずわい蟹
揚げ物・・かすべざんぎ(エイの唐揚)、ポテトチーズ
温物・・海鮮小鍋
酢の物・・漁師の手造り心太酢
汁物・・ほたて稚貝味噌汁
食事・・ななつぼし
香の物・・べったら漬け、胡瓜漬け
果物・・オレンジ

要するに、こんな感じ。
豪華です！

やっぱりカニを食べると、北海道に来た感が増しますねー。
全て美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。

さて、お腹も膨れた事だし、お風呂に入りますか。

こちらの温泉は、温泉マニアが絶賛する秘湯で、炭酸水素の含有量は国内トップクラスだそうです。
あの有馬温泉に似ていて『金の湯』や『美肌の湯』『清涼の湯』などの愛称があるそうです。
へぇ～、そうなんだ。気になりますね～。

オープン当時の記事の切り抜きが貼られていました。
一度は試す価値あり・・・
それでは、試してみましょう！

誰もいなかったので、失礼ながら一枚。
貸し切り状態です！
お湯の色は有馬温泉の金の湯みたいな茶褐色。
美肌の湯というだけあって、ぬるっとした感じの良いお湯でした。
5月～10月の季節限定で露天風呂もあるそうですが、
この時は入る事ができませんでした。

今日は利尻山もきれいに見れたし、豪華な料理も食べて温泉にもゆっくり浸かれたし、大満足の一日でした！
という事で、今日はここまで。
ではでは、お休みなさい。

と言いたいところですが、夜中に何やら外から3、4人ぐらいの騒ぎ声と打ち上げ花火の音が。
うるさいなぁ、何時だと思ってるんだ！と時計を見ると12時を過ぎてる。
あっ、そういえば令和になったんだ！
テレビでは渋谷のセンター街で大勢の人が盛り上がっている映像が。
でも、自分が今いる場所は東京から1,045km離れた離島。
改めて、すごい場所でひっそりと令和を迎えたんだな～