2019/10/07 - 2019/11/11
7452位(同エリア8720件中)
alchemistさん
- alchemistさんTOP
- 旅行記550冊
- クチコミ18件
- Q&A回答2件
- 720,808アクセス
- フォロワー66人
瀬戸内国際芸術祭にはかねてから関心があった。
2010年に始まったトリエンナーレで、瀬戸内海の島を舞台にアート作品を配し、これを契機に瀬戸内の島々の観光基盤を整備し、観光客の動員を図ろうという試み。
アートプロデューサーの北川フラム氏が2000年から新潟県の越後妻有地域でスタートさせ大きな実績を上げている大地の芸術祭の瀬戸内版だ。
大地の芸術祭も行ったことがないのだけれど、まずは瀬戸内国際芸術祭を覗いてみようと思った。
立ち寄ったのは小豆島、女木島、直島。
中国人はじめ多くの外国人観光客が押し寄せていた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まず、訪れたのは小豆島。
土庄港 (オリーブポートとのしょう) 乗り物
-
最初に出会った瀬戸内国際芸術祭作品は、「太陽の贈り物」。
この地特産のオリーブをモチーフとしたチェ・ジョンファの作品。
海に向かって立っている。土庄港 (オリーブポートとのしょう) 乗り物
-
小豆島に上陸して気が付いたのは、バスでの移動は極めて困難だという事実。
あわてて小豆島レンタカーという店で残っていた車を借りる。土庄港 (オリーブポートとのしょう) 乗り物
-
小高い丘に2000本のオリーブが植えられているというオリーブ園。
オリーブ園 名所・史跡
-
小豆島でオリーブの栽培が始まったのが1917年というから、100年を超える歴史を持つことになる。
当時1220本のオリーブの苗が植えられたが、見事に根付いてオリーブ産業が成立する元となったのがこのオリーブの原木。オリーブ園 名所・史跡
-
石臼でオリーブの実を砕き、圧搾機でオリーブオイルを絞り出す。
オリーブ園 名所・史跡
-
オリーブの丘にはギリシャ風の風車があるが、これが、魔女の宅急便の舞台となった。
オリーブ園 名所・史跡
-
オリーブ園の隣に道の駅 小豆島オリーブ公園。
なぜか箒が並んでいる。道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅
-
魔女の宅急便の中では主人公のキキが、箒にまたがりこのギリシャ風車の周りを飛び回る。
インスタ用の写真を撮ろうとする観光客に無料で箒を貸し出しているのだ。
国慶節休暇の中国人観光客が次々と無料レンタルの箒を手に出ていく。道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅
-
撮影されたシーンが箒の上に飾られていた。
道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅
-
海を見下ろす小豆島オリーブ公園の丘にオリーブ色の郵便ポストが。
道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅
-
道の駅のレストランサンオリーブで、オリーブ麺で作ったトマトチーズラーメン。
最後はリゾットで楽しむ。
オリーブの効果か喉越しが官能的な味わいだったので、オリーブ麺を土産にゲットした。道の駅 小豆島オリーブ公園 道の駅
-
さらに東へ車を走らせ醤の郷。
マルキン醤油記念館 美術館・博物館
-
小豆島には20近くの醤油メーカーが存在する。
そのうち大手の一つマルキン醤油。
今は、ソニーの創業者盛田昭夫氏の実家、盛田株式会社のグループになっている。マルキン醤油記念館 美術館・博物館
-
小学生が社会科見学中。
マルキン醤油記念館 美術館・博物館
-
マルキン醤油の醤油蔵。
1907年の丸金醤油創業以来の建物のようだ。醤の郷 名所・史跡
-
醤の郷にある芸術祭参加作品ジョルジュ・ギャラリー。
作家であるジョルジュ・ルース氏は、廃墟や取り壊し予定の建物を舞台にしたインスタレーションを写真に残す。
通常、撮影が終わると建物は取り壊される。 -
しかし、ジョルジュ・ギャラリーはその現場自体が保存され公開され、カフェも併設している。
カフェに至る小路は、小豆島の民家のたたずまいを伝えてくれる。 -
「オリーブのリーゼント」はオリーブ畑の真ん中に置かれた清水久和作の不可思議な造形。
そばにリーゼントのカツラが用意されており、中国人観光客がそれをかぶって記念撮影中。 -
小豆島は淡路島に次ぎ瀬戸内海第二の広さを持つ島。
寒霞渓のような名所もあるし、二十四の瞳の舞台もここだ。
島に泊まらないとなかなか全貌を把握しきれない。
これはいずれ再訪せざるを得ないな。土庄港 (オリーブポートとのしょう) 乗り物
-
とはいえ、いったん高松に戻ろう。
土庄港 (オリーブポートとのしょう) 乗り物
-
高松で評判の骨付鳥の一鶴に行ったが行列ができていて入れない。
近くを歩いて、気になる店を見つけた。
魚料理の店だ。魚男 グルメ・レストラン
-
瀬戸内海の海の幸を味わおうと、刺身の5種盛り。
魚男 グルメ・レストラン
-
天ぷら5種盛りは、海老、地ダコ、穴子と野菜が入っている。
魚男 グルメ・レストラン
-
焼きポテサラのチーズ焼き。
どれもおいしかった。
お勧めの店だ。魚男 グルメ・レストラン
-
翌朝再び高松港のフェリー乗り場へ。
小豆島急行フェリー 乗り物
-
男木島と女木島は高松から最も近い島だが、
そのうち女木島へ。 -
この島の山頂近くの洞窟は鬼の棲家の言い伝えがあり、桃太郎伝説の舞台とされている。
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
なんだかシンガポールのタイガーバームガーデンのようなおどろおどろしい鬼がいたるところに置かれている。
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
中に入ってみると、鬼をかたどった鬼瓦が収められている。
オニノコ 瓦プロジェクト 名所・史跡
-
これは6年前の瀬戸内国際芸術祭に参加して、県内中学生 3,000名が作り上げた鬼瓦の展示。
力がみなぎっており、素晴らしい。オニノコ 瓦プロジェクト 名所・史跡
-
洞窟内にもタイガーバーム風の鬼がはびこっている。
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
これはおそらく閻魔大王。
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
出口も抜けても鬼がいて、
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
いたるところに漫画チックな鬼が現れる。
鬼ヶ島大洞窟 自然・景勝地
-
展望台から隣の男木島が眺められる。
鷲ヶ峰(女木島) 自然・景勝地
-
港に帰り着くと、木村崇人氏の「カモメの駐車場」。
風向きによって、居並ぶカモメの風見鶏たちが一斉に向きを変える。カモメの駐車場 名所・史跡
-
一度、高松港に戻り、別の船に乗り換える。
四国フェリー(株) 乗り物
-
やってきたのが直島。
直島 自然・景勝地
-
宮浦のフェリーターミナルの横には草間彌生の大作「赤かぼちゃ」。
外国人観光客は大喜びで記念写真。赤かぼちゃ 名所・史跡
-
かぼちゃの中は空洞になっている。
シンデレラの気分が味わえる仕掛け。赤かぼちゃ 名所・史跡
-
港にあるもう一つの作品は藤本壮介氏の「直島パヴィリオン」。
三角形のステンレス製メッシュ約250枚で構成されており、これも中に入ることができる。
夜はライトアップされるようだ。直島パヴィリオン 名所・史跡
-
バスで町役場までやってきた。
直島ではカラーコーンまで草間彌生している。海の駅「なおしま」 道の駅
-
地元の漁師から直接仕入れた魚を食べさせる店「瀬戸のおうち」。
瀬戸のおうち seto.UCHI グルメ・レストラン
-
古民家をリニューアルして開放している。
瀬戸のおうち seto.UCHI グルメ・レストラン
-
天井を見上げると太い梁が渡され、いかにもらしい雰囲気。
瀬戸のおうち seto.UCHI グルメ・レストラン
-
たこ飯のセット。
たこ飯とたこの刺身がついている。瀬戸のおうち seto.UCHI グルメ・レストラン
-
醤油豆、豆腐、オイルサーディン、味噌汁がついている。
瀬戸のおうち seto.UCHI グルメ・レストラン
-
瀬戸のおうちの裏手の築約100年の木造民家がANDO MUSEUMとして公開されている。安藤忠雄の個人博物館である。
高卒のボクサーが努力を重ね世界的建築家になり、大学で学ばずに東京大学特別栄誉教授になった。
彼の双子の弟、北山孝雄氏とは昔名刺交換をしたことがある。ANDO MUSEUM 美術館・博物館
-
安藤忠雄はベネッセの福武總一郎氏に頼まれ直島プロジェクトに参加。
直島で多くの仕事を成し遂げたが、それらの活動を紹介する建築写真や模型やスケッチ、さらに直島の歴史を伝える写真などが展示されている。
残念ながら内部は撮影禁止。ANDO MUSEUM 美術館・博物館
-
本村をぐるりと回ったところでカフェで一休み。
カフェまるや グルメ・レストラン
-
レモンソルベ。
カフェまるや グルメ・レストラン
-
カフェの前の路地。
陽射しが優しい。カフェまるや グルメ・レストラン
-
派手な建物だなあ。
猫好きのためのカフェらしい。
nyaoshima。民宿 おやじの海 <直島> 宿・ホテル
-
そのカフェNyaoshimaの前に置かれたカエルのオブジェ。
-
本村港に置かれているのは妹島和世 と西沢立衛の作品「直島港ターミナル」
-
本村からバスで地中美術館までやってきた。
地中美術館 美術館・博物館
-
ベネッセの地中美術館。安藤忠雄の代表作の一つである。
地中美術館 美術館・博物館
-
安藤忠雄の大胆な空間構成に大いに感動した。
クロード・モネとかジェームズ・タレルとか、作家の作品が収蔵されているが、
最大の展示物は建物そのものだろう。
残念ながら内部は撮影禁止。地中美術館 美術館・博物館
-
美術館の見学を終わったところで、ベネッセのバスで港に送ってもらう。
地中美術館 美術館・博物館
-
さて、高松に帰ろう。
直島 自然・景勝地
-
おりしも日没。
瀬戸は日暮れて、夕波小波である。 -
夕食は瀬戸内海の旬の魚を食べようと慶応2年創業の老舗、天勝へ。
カウンター前のいけすの魚はあまり多くないなあ。天勝 本店 グルメ・レストラン
-
この界隈では大穴子をべぇすけと呼ぶ。
天勝は穴子のすき焼きの「べぇすけ鍋」を名物としているようだ。
われわれはあなご照り焼きをチョイス。
もう少し肉厚だとよいのだが。天勝 本店 グルメ・レストラン
-
オリーブ車エビのフライ。
天勝 本店 グルメ・レストラン
-
でんぶくの串揚げ。
香川県でフグといえば、トラフグではなくナシフグ。
そのナシフグの中でも香川県で水揚げされ適正な処理を施したものだけが「讃岐でんぶく」を名乗ることができるとか。天勝 本店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
香川 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 香川を旅する
0
66