2021年3月 週末温泉旅 in 鹿児島・妙見温泉 おりはし旅館

2021/03/06 - 2021/03/08

まだ緊急事態宣言が2月7日までの予定だった頃に予約した鹿児島の秘湯を守る会の温泉宿、妙見温泉 おりはし旅館。

緊急事態宣言は3月7日まで延長になり (その後さらにまた2週間延長になりました) 予約していたANA便も欠航になりました。
旅行自体をキャンセルすることも考えたのですが、1時間後の便に振り替えができたので、予定通り行って来ました。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

土曜日の11時頃に羽田空港に到着。
やはり空港に人が全然いません…が、Suite Loungeは1月に来た時よりも人が多かった気がします。
昼食代わりにおにぎりを2ついただきます。

ANA2475 羽田13:15 鹿児島15:15
予約していたANA便は欠航になり、1時間後のソラシド便に振り替えました。
ANA運航便は夕方の1便を除いて全部欠航になっていました。
搭乗した便もお客さんが3割ぐらい…
密じゃないのは乗る方にとっては良いけれど、本当に航空会社は大変です。

鹿児島空港からレンタカーを借りて、20分で今回宿泊するおりはし旅館に到着。
4年程前に石原荘に来たけれど、それ以来の鹿児島&妙見温泉です。
ここに到着する前に石原荘の前も通りましたが、石原荘は温泉街から少し離れているんですね。こちらは周りに何軒か旅館がありました。
そして日本秘湯を守る会の宿です。

おりはし旅館 宿・ホテル

宿のおばさま方に出迎えられて、レセプション的なこちらの建物でチェックインします。
レンタカーは一旦この辺に停めて、駐車場は奥の方にあるのでチェックイン後に移動します。

ウェルカムスイーツは郷土菓子らしい「げたんは」。
抹茶と一緒にいただきます。
げたんはは黒糖味の素朴な焼き菓子でした。
旦那がとても気に入って、帰りに買って帰りました (^_^)

今回泊まるのは「天泉」という離れの部屋。
レセプションの横のスロープ&階段を少し上ったところにあります。
案内してくれた方も含めて、宿のスタッフはほぼ皆さん元気なおばさま方。
アットホームな接客でほっこりしました。

玄関を入ると廊下。

まず入ってすぐ右にベッドルーム。
HPからの予約サイトがなかったのでメールで問い合わせて予約したのですが、ベッドがある部屋指定でお願いしていました。

トイレを通り過ぎて、その先の右手に和室。
ベッドルームとこちらの和室、横並びで、両方の部屋に窓はあるのですが、すぐ外に高い板塀があるので、光は入ってきません。

鹿児島ってお茶が特産なんですよね。
なんと生産量が静岡県に次いで2位だそうです。
空港の周りも霧島茶の茶畑が広がっています。
玄関と和室それぞれにお香のようにお茶が焚かれていました。

廊下の突き当たりに洗面所&脱衣所。
ダブルベイスンです。
鏡の位置が左右で違うのは身長の違う人用の工夫なんだと思いますが、左側が低過ぎw

化粧品は女性用は雪肌精。
男性用も別でありました。

お風呂に行く用の籠バッグとタオル。
コロナの影響で大浴場にタオルは置いていないとのことでした。

部屋の内風呂！
こんなに大きい掛け流しの温泉の部屋風呂は初めてです！
小さい大浴場くらいあるんじゃないでしょうかw
内風呂のお湯の温度は40度くらいで適温でした。
シャワーも2つもありました。

そしてさらに！
露天風呂まであるんです！

左側の浴槽はなんと湧き水の水風呂！
右側の露天風呂の湯温が熱め (43、4度) なので、水風呂と交互に入るのがすごく気持ち良かったです。
これがお部屋の風呂でできるって素晴らしい。

館内図。
本館の2階にも数室客室があるようですが、ほとんどが離れで、多分全部の離れに温泉が付いてるのだと思います。
今回泊まった「天泉」はお風呂が1番大きい部屋とのこと。
山側で眺望はないので、川沿いのお部屋の方が人気がありそうですが、ここの充実のお風呂も捨てがたいw
ちなみにWiFiはありませんでした。

敷地内の奥にある「山水荘」にきず湯に入りに行きます。
こちらは日帰り入浴もやっているそうです。

山里の宿　おりはし旅館　別館　山水荘 宿・ホテル

温泉成分表。
きず湯と竹の湯の2つの異なる源泉の温泉に入れます。
きず湯は38度くらいのぬるめで、竹の湯は43度くらいの熱めです。

きず湯について。
明治時代に兵士が傷の治療に湯治したことで有名になったのですね。

脱衣所。
ちょうど入れ違いで貸切状態になりました。

左側がきず湯で、右側が竹の湯。
写真の角度できず湯の方が大きく見えますが、実際には竹の湯の方が大きいです。
きず湯は無理をすれば4人ぐらい入れないこともないかもしれませんが、知らない人同士で入るには2人ぐらいが限界かも。
茶色いお湯で鉄分多そうな湯の花の多いいかにも効きそうなお湯でした。
ぬるいので長時間浸かっていられます。

宿泊者専用の大浴場 (露天風呂) にも行ってみます。

広い露天風呂をこちらも貸切で入ることができました。
離れのお部屋は全てに温泉が付いているようなので、大浴場はすいているのかもしれません。
私たちも部屋のお風呂が充実していたので、結局ここには1度しか入りませんでした。

本館は築100年以上だそうです。
こちらの1階がそれぞれ個室に分かれた食事処になっていました。

夕食はできるだけ早く食べたい派なのでw 17:30からいただきます。

先付
空豆豆腐、蟹・小柱・菜の花ゼリー寄せ、
鰊土佐煮、天使の海老芝煮、桜百合根茶巾、空豆

若芽すり流し
蛤、筍、菜の花

お造り
天然鯛、太刀魚、車海老

大隅牛・黒豚しゃぶしゃぶ

これがボリュームもあって (写真は1名分！)、すっごく美味しかったです♪

貝若芽サラダ バルサミコドレッシング

河豚唐揚げ、ずわい蟹天ぷら、舞茸、蕗の薹

帆立貝から焼き 鰆、赤海老、帆立貝

霧島棚田米の土鍋炊きご飯、味噌汁、香の物

デザートは、苺のムース、静岡メロン、金柑
淹れてくださるお茶が美味しいです。

期待以上のお食事で美味しかったです。
お腹いっぱいで部屋に戻って、温泉に入って、R-1グランプリを観て、おやすみなさい (( _ _ ))..zzzZZ

翌朝。
部屋に新聞が届きました。南日本新聞。
ローカルな記事とかを読むと、旅行に来たんだなという実感が湧きます。

8:00から朝食をいただきます。
朝食も美味しい～ (*´∀｀*)

ブルーベリー黒酢とか黒豚味噌、さつま揚げ、枕崎産の鰹節たっぷりと乗ったお豆腐、おからサラダ、あさりたっぷりのお味噌汁など、鹿児島らしさも味わえる充実の内容でした。

朝食後のコーヒー。
木でできたカップが珍しいです。

中日のこの日は1日中雨降りの予報でした。
温泉が充実してるので、基本どこにも出かけないで旅館に籠ろうかとも思ったのですが、せっかくレンタカーを借りてるのと、旦那が一度本場の白熊が食べてみたいと言っていたので、ちょっとだけ出かけてみます。

旅館から天文館むじゃきまでは1時間弱かかりました。
すぐ裏のコインパーキングに車を停めます。

白熊菓琲 グルメ・レストラン

入店の際に検温&手の消毒がありました。
私は10年くらい前に1度来たことがありますが、こんな喫茶店ぽくなかった気がします…が、記憶が曖昧 (^_^;)

じゃーん。
オーソドックスな「白熊」のレギュラー。
練乳シロップがミルクセーキっぽい味でくどくなくて美味しいです。

まだまだ寒い季節にかき氷2つだときついので、ワンコインフェアで500円になっていたフレンチトースト。
こちらも普通に美味しかったです♪

白熊を食べた後はまっすぐ宿に戻って来て、部屋の温泉に入ったりのんびり。
旦那が私が昼寝をしている間にきず湯に行ってみたら、日帰り入浴のお客さんで混んでるみたいだったので入るのをやめたそうです。日曜日だったからかな。
部屋の温泉がすごいので、全然こちらで十分です。

見えにくいですが、山のところどころで山桜が咲いているんです。
もう春ですね。

2日目の夕食も17:30からいただきます。

先付
赤海老・春菊のオリーブオイル和え、桜湯葉豆腐
雲丹八層、焼帆立貝、空豆百合根茶巾、一夜干し揚げ

吉野仕立て 蛤真薯

お造り
サーモン、小鯛、車海老、地蛸

鯛の昆布蒸し

ずわい蟹茶巾 中に蟹や椎茸の酢の物が入っています。

鮑、たらの芽の天ぷら

大隅牛ステーキ、筍木の芽焼き、かつおくるみ

蟹雑炊。
あっさりでお腹いっぱいでもさらっと食べられました。

リンゴの赤ワイン煮、メロン、柿、苺。

美味しかったです。ご馳走様でした。

夜の本館。

日曜日の夜ははまっているドラマ「天国と地獄」を見て、部屋の温泉にたっぷり浸かって、おやすみなさい。

3日目は雨も上がりました。
朝起きてすぐに温泉にちゃぽんと入れる幸せ♪
おりはし旅館、期待以上に素晴らしい旅館でした。
部屋風呂 (温泉) がとにかく最高でした。
また籠りに来たい…。

2日目の朝ご飯も美味しかったです♪
前日とは全部メニューが違いました。

10時少し前にチェックアウトをして、空港に向かう途中で、嘉例川駅に立ち寄ります。
鹿児島県で最も古い駅舎で、登録有形文化財に指定されています。

嘉例川駅 駅

1903年（明治36年）に作られたので、もう100年以上前の駅舎です。
妙見温泉へ湯治に行く人が利用した駅で、当時はとても賑わっていたのだそうです。

駅長のにゃん太郎は昨年 (2020年7月) 天国に旅立ったそうです…
4年程前にここに来た時には、どこかにお散歩中で会えず、結局会うことはできませんでした。
タヌキっぽいかわいいにゃん太郎に会いたかったなぁ。

ANA2476 鹿児島(12:20) - 東京(羽田)(13:55)
帰り便もソラシド運航の便です。

宿の売店と空港で買ったお土産。
げたんは …黒糖味の素朴な焼菓子
黒豚味噌
紅はるかの焼きいも (冷凍)
勘場のさつまあげ …なんとなく買ってみましたが、美味しくてあっという間に食べちゃいました。

☆完☆