2021/01/18 - 2021/01/18
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はなまりんさん
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福岡市中央部の三社詣り
①すいきょう天満宮
②くしだ神社
③すみよし神社
福岡市の中心部にあるお宮にお詣りします。
松の内は過ぎましたが、1月はお正月なのでまだ大丈夫。
市中心部はパーキングを探すのに手間取るので、マイカーではなく、バスで回りました。
西鉄バスがたくさん走っており、コロナ対策も十分なのでたぶん大丈夫。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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【水鏡天満宮】
水鏡天満宮は、福岡市のど真ん中天神の、そのまたど真ん中にあります。旧県庁直近です。目の前はアクロス福岡。
福岡市では、バスも地下鉄も、ほとんどこの天神を中心に放射状に路線が走っています。なので、どこからでも、天神に向かうのは容易です。 -
元々、福岡市中心部の、「天神」という地名の由来はこの神社から来ています。
御祭神は菅原道真。なので、天満宮=天神です。 -
鳥居の奥に楼門。
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手水鉢には綺麗な花が飾られています。
この辺りはオフィス街。お勤めの方たちにとって、ここは都心のオアシスかもしれません。 -
小さな太鼓橋を渡ります。奥行の長い神社なんです。
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道真公が大宰府へ向かう途中、やつれた己が姿を水に映して悲しんだという故事に倣ったのでしょうか、太鼓橋の下には鯉の泳ぐ池がありました。
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狛犬は威風堂々。
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いかめしい! 守りですからね!
阿吽の呼吸! -
天満宮ですから、道真公の牛車の牛さんはお約束です。
こちらの神社には、門の手前に二頭、内側に更に二頭、計四頭の牛さんが。
それぞれ表情豊かですね。
なでなですると、ご利益があるんだとか。 -
美しい社殿です。
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例によって、過分のお願いを呟きます…ムニャムニャ…
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おっと、こんなところにもう一頭、小さな牛さんが!
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お稲荷さんも。
荒木田稲荷、とありました。 -
水鏡天満宮の一の鳥居は目抜き通りの明治通りに面して建っていますが、この鳥居の額の「天満宮」という文字は、福岡が生んだ唯一の宰相 ”広田弘毅” が小学生の頃に書いたものだそうです。広田のお父さんは石工さんだったそうですから、その関係なのでしょう。それにしても達筆ですね。
広田弘毅は悲劇の宰相ですが、福岡市民にとって偉大なヒーローであることに、変わりはありません。
水鏡神社は、決して派手ではありませんが、福岡市民にとっては、大切なお宮なのです。水鏡天満宮 寺・神社・教会
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広田弘毅像。大濠公園の端、福岡市立美術館の南側にあります。
故進藤一馬市長が建立の音頭を取りました。
東京裁判では、黙して語らずの姿勢を貫いて極刑に甘んじた広田弘毅。唯一の文民であり、戦争回避に尽力した人物だったのにと、福岡市民としては残念でなりません。大濠公園 公園・植物園
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【櫛田神社】
二社目は櫛田神社。
博多の町を象徴するのが、ここお櫛田さんです。なんたって、7月の祭り『山笠』は、全国区のお祭りなんですから。
天神からは循環バスで川端商店街の端っこにあるお櫛田さんに行けます。所要時間10分くらいでしょうか。もちろん、川端商店街を歩いて抜けていくことも出来ます。30分くらい。
節分前だからか、おたふくの面が門になっています。
今回はなぜか、裏側から入ってしまいました。
というか、たぶん、こちら側が裏だと思うんですが…櫛田神社 寺・神社・教会
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大きな楼門です。
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楼門をくぐると、左手に飾り山笠を見ることが出来ます。一年中飾ってあります。
令和2年はコロナで祭りが中止となりましたから、これはその前の年のものでしょう。山笠は博多の町の、というか、福岡の心意気そのものです。 -
飾り山の前でくるっと左に回ると、この門が見えます。
本殿はこの奥にあるんです。 -
境内の左側から入ったので、まずは側面を拝みます。いやぁ、見事なお宮ですね!
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博多総鎮守なんですよ。
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お櫛田さんは、博多の守り神です。
町人の町博多は、黒田の殿様が作った福岡と一緒になって、福岡市になりましたが、メインの鉄道駅は「博多駅」として譲らなかったほど。
博多は昔から大陸への門戸として栄えた商人の町です。独立心が強いんです。 -
堂々たる構えですね。
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おや、結婚式の前撮りでしょうか?お嫁さんの白いうち掛けが目を引きます。
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立派なお宮です!
ここでもお願い事をたくさんしました。神様はお心が広いので、お賽銭の多寡で差別したりはなさらないはずです。…どうかどうか… -
櫛田神社は、天照大御神と須佐之男命が御祭神です。
由緒正しい感があふれてますね! -
お櫛田さんには、二対の像がいくつもあります。
まずは狛犬さんたち。きりっとした立派なお姿が印象的。 -
拝殿の奥にはこの一対。獅子のようにも見えます。遠くてよくわかりませんでした。
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おや、風神雷神がおわすそうな。どこ?
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あ、見っけ! しめ縄の上です。
ずいぶん親しみのあるお顔ですね~ -
どちらが風神様かしらん? やっぱり左側が雷神様で右側が風神様??
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しめ縄のそのまた上には龍のお姿も。
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境内は、この時期、シンと静かでした。
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神輿の納めてある社殿もありました。
お祭りが見たいですね! -
夫婦恵比寿神社もあります。
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手水鉢にも格の高さを感じます。
…って、私だけかな? -
霊泉鶴の井戸です。
本殿真下から湧く、塩気を含んだこの水は、不老長寿の霊水として長年珍重されてきたそうですが、最近、飲用不可ということになったんだそうです。残念です。 -
飾り山の足元に「力石」というものが展示してあります。
大相撲の力士たちが持ち上げてみせた石が並べてあるんです。名前を刻んだ石がたくさんあります!
左上が 白鵬 右上が 若乃花(初代かな?)。
重そうです! 普通の人がトライしたら、体を傷めてしまうんじゃないかしらん? というより、ビクとも動かないかも!! -
この辺りが、山笠の舁き山が集結して、スタートする場所です。
毎年、この右奥の方に、観覧席が設けられます。
一番山が博多祝い唄を歌って、太鼓の合図とともに走り出す瞬間は、どっと歓声が上がるんですよ。テレビで全国中継もされます。確か、朝の5時前。 -
こちらがたぶん正面の楼門です。内側から撮影しています。
櫛田神社と聞いただけで博多の人間はなぜか血が騒ぐといいます。そんな血気盛んな町衆を支えてるんですから、お櫛田さんは凄いです。ホントに、博多の象徴なんですね! -
楼門の天井には、こんな十二支の恵方盤なるものが備え付けてあります。
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毎年大晦日にくるりと回転させるのだと書いてあります。
珍しいものですね。
天井の恵方といえば、東京駅や武雄の楼門が思いだされますが… -
これです。
今年は丑年ですが、どこかな? -
入った所とは反対側の鳥居です。こちらにもお多福さんが大きな口を開けていました。こちらが正面でしょうね。
もちろん、いいことありますようにと願いながらくぐり抜けました。 -
櫛田神社のすぐ近くに、有名かつ人気店の「かろのうろん」があります。やわらかい博多のうどんを食べさせてくれるお店です。
いつもはキャリーバッグを持った海外のお客さんが入店を待って並んでいるんですが、このご時世、誰もいません。
チーャンス!! 食べていきましょう! 店内は撮影禁止なのでお見せできませんが、やわらかくておだしが効いていて、博多うどんの代表選手なんです。
肉うどんを注文しました。昔は、噛む必要もないほどのやわ麺だったんですが、今はそこまでではないようです。麺の長さもちゃんとありました。それでもやっぱりおいしかった!
「うどんにコシはいらねえ!!」 タモリさん、アンタが正解!! -
【住吉神社】
三社目は、日を改めて住吉神社です。博多駅から渡辺通りを経て西新へ至る城南線沿いにあります。博多駅からバスで数分の距離。
福岡の住吉神社は、全国二千余にも上る住吉神社の総本社と言われています。それなのに「小社」とは?はて?
この、官幣小社という呼称は、大正時代に付けられたものだとか。国家神道の名残でしょうか。
第二次大戦後に、廃止されたそうです。住吉神社 寺・神社・教会
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その昔は「筑前の国一之宮」だったんですから。
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住吉神はイザナギの神が黄泉の国から還って穢れを清められたときにお生まれになった神で、災いから人々を救う浄化の神なのだそうです。福岡の住吉神社は最古のものと言われているそうです。
広く海の守り神として、海の民の信仰を集めています。 -
一の鳥居。
内側から外を見ています。 -
鳥居をくぐって、奥を見渡しています。
大きな神社です。 -
二の鳥居。
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朱色の門。奈良みたいな雰囲気。
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門の番をしておいでなのは、左大臣、右大臣でしょうか。
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狛犬さんたち。逆光で映りが悪いですが、いかにも年代を経ている様子。
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拝殿です。こちらも立派な朱塗り。
とにかく、お賽銭とお願い事は、キッチリ忘れないようにしないと。
住吉造りで有名な重要文化財の本殿は、その向こうにあるようですが、隠れてよく見えません。 -
拝殿から裏の方に回ってみました。
本殿の屋根を拝むことが出来ました。
とにかく広い神社です。 -
代表絵馬?!
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絵馬がぎっしり。
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末社も並んでいます。
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おっと、お稲荷さんです。敷地の奥の方にありました。
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赤の色が絵になりますねぇ。
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のぞき稲荷??! はて?
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まるで古墳の玄室みたいな入り口です!
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覗いてみましたが…??
「鏡に自分の姿が映ったら、願い事を一つ唱えなさい。そうすれば、きっと叶います」…だそうです。
お願い事を欲張ってはいけないんですね。 (*_*; -
相撲の土俵や能舞台もあります。
能舞台は現在立ち入り禁止になっていますが、数年前にアイリッシュバンドのコンサートをそこで見たことがあります。古い建物でしたが、雰囲気がとても素敵でした。 -
三日恵比寿神社。
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ひっそりと建っています。
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ここでは鈴を鳴らしてもいいようです!
思い切って打ち振りました。
神様~~お願いをよろしく~~ -
恵比寿さんのお体を触ると、良いことがあるんですって!
お腹と言わずお顔と言わず、ベタベタ触らせていただきました。
優しいお顔ですね~ -
住吉神社近く、城南線のバス停です。天神方面や西部方面行きの西鉄バスが停車します。
このバス停から帰路につきます。
それにしても、市内には、神社がいくつもあるんですねぇ。遅まきながら気付きました。
お寺にはあまり馴染みを感じないのですが、お宮は物心つく頃から自然に身近に感じていたように思います。今年は、三社詣りをしていくうち、もっと神様の世界に浸りたいような気持になりました。
次回は「福岡市東部で三社詣り」です!
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