鹿児島大隅半島から、ついに探したあの野湯へ行く偏

2021/01/11 - 2021/01/12

正月明けて
緊急事態宣言が急に出るようで
前からピーチ予約入れてて
自腹で放棄なんて無理
すいません
GO GO鹿児島から宮崎させて頂きますの旅

旅は宮崎から鹿児島へ
鹿屋で一泊して（後述）
明日昼、鹿児島空港レンタカー返却予定
あと１日
久々に鹿児島の温泉を回ろう

二年前にTwitterである野湯の情報を見た
凄いわっ
マル秘情報らしく
場所は秘密
しかし鹿児島らしい
どこだ、どこだ！？
大したことない温泉カンピューター？？をフル稼働

写真からヒントは２つ
1.湯は茶色の鉄分たっぷり
2.ちょっと川幅は狭く、清流
　　（↓最初の写真にＵＰしてます）

鹿児島ね
1.この色の湯、南薩指宿あたりか妙見一帯か
　北部にも茶色はあるけど宮崎県に入るし
2.この川は、南薩に無いかな
3.限りなく天降川（あもり）の雰囲気に近し、泉質も合致するし

カンピューターは
「鹿児島空港すぐ裏の妙見温泉一帯から天降川上流」と弾き出す

妙見温泉あたりは
ちょっと川幅広し
その上流、安楽温泉あたりは
川幅も対岸の林の感じが違う
でも天降川間違い無いハズ・・・

そして２年前になんちゃって捜索活動？鹿児島へ

しか～し
見つからない
こんな「秘」湯は今まで無かった
ＳＮＳがまだ今ほどではなった時
フンベ温泉2009.9（登別）
奥奥八九郎2011.6（秋田）
盤石温泉2015.11（道南）
を探した比ではない

現地へなんちゃって捜索
その筋に明るそうなところへ
片っ端から
だが、目撃情報はいない
唯、この辺りに雰囲気が似てるとの多数情報を
間違いないな
範囲は狭められた・・・

そして
ついに
ある筋から確かな情報を得る
地元の土木関連筋の方だった

鹿児島県暮らし温泉巡りとあの野湯捜索ツアー&吉田温泉鹿の湯忘れられない湯だよの備忘録編　　2019.4
https://4travel.jp/travelogue/11494020

まあ
何勿体つけてんの？？
すいません・・・

そんな鹿児島温泉ツアーのスタート
良かったらご覧下さい
ガイドブックには出ない
普段着の温泉と「秘」を回ります編

エリア 鹿児島

★二年前の発端のTwitter
かなりのディープな野湯を歩いている女性
見たことも聞いたことも無い
凄い、いや素晴らしい野湯の情報が満載
ビックリ

ここに行きたい！
今旅２日目についに突撃

まずは大隅半島鹿屋からスタートです

この川上流を明日に

天降川 自然・景勝地

昼前に大隅半島の鹿屋を出る

明日昼にレンタカーを鹿児島空港で返却
それまで２４時間
久しぶりに鹿児島の温泉を巡ろう

迷湯、名湯、秘湯と
このバラエティでは鹿児島は間違いなく日本一の温泉県だと思う
鹿児島は深い・・

メジャー処（湯）は行きません
まず、ここ大隅半島から

只今錦江湾沿い鹿屋市、この★あたり
大隅半島、桜島の南
対岸南西は薩摩半島の指宿、枕崎、開聞岳

一湯目は坂元温泉へ
錦江湾浜田海水浴場そば
R269から県道73号線にちょっと入った
鹿屋の秘湯だな

結構判り辛い場所
アビルランド坂元
浴びる、を文字った名前ね

坂元温泉 温泉

広い駐車場
スピーカーがあり
ド！演歌がデカイ音で流れる
いいね、、、

ローカル感がタマラナイ
源泉タンクか？？？とか
広い敷地に適当に並んでる

ではでは
入りましょう

地元の人気湯治
かなり賑わって
営業時間１０時～２０時半と長くていい
日曜定休
４１０円

茶色の冷鉱泉
鉄分がかなり豊富
熱湯（大して熱くはないけど）とぬる湯と２つ
冷たい水枕がいい

サウナと水風呂もある
しいて言えば水風呂が源泉なら、なお良し

古くから湯治場として栄えて、１００年温泉ときく

帰りに受付の若旦那に
この辺りで昔からある食堂ありますか？
と聞く
最近有料道路が出来て
今はまだ無料走れ
車の流れがガラッと変わった
つい最近も近くの食堂が閉めたと
教えてくれた
そういう事か

ランチ
どこか見つけて入ろう
対岸には開聞岳が
錦江湾沿いに北上

志布志と国分を結んで、1987年廃止になった旧国鉄大隅線
30年以上たった今も廃線跡がかなり残る
この鉄橋もだ

小さな集落で日の丸が
今日は国民の祝日「旗日」
今は言わなくなった
祖父が旗日には、必ず早朝旗を玄関先に立てていた懐かしい思い出

荒平天神か
県道６８号沿い、小さな島の上に神社があるよう

なかなかの景観
潮の満ち引き、天候で色々な表情になりそう
対岸の薩摩半島と違い
観光地が少ない大隅半島のスポット

時間的に残念ながら寄れない

荒平天神 寺・神社・教会

小さな地方港湾の鹿屋港へ

ランチはここにしよう
ちょっと気になってた
鹿屋漁協直営のみなと食堂

みなと食堂 グルメ・レストラン

窓の前は鹿屋漁港
先には開聞岳が見える

そうかい！！
ならなら
これしか、無し
かのやカンパチは日本有数の生産量らしい

漬け丼
大奮発？して８００円
あら炊きもつく
これはお値打ちだ
ご飯はＷサイズで欲しい・・・

美味しかった
満足以上、１２０点なり

ここチェックね
みなと食堂、隣が漁協
大隅半島はフラッと行くようなとこでもない
それがいい

港へ
左に開聞岳
薩摩半島のシンボルだ

第二湯は港からすぐ
ここ
ＴＭ温泉
こういうタイミングでしかこれない場所にある
ＴＭ＝テーエムです
あの名馬テーエムオペラオーの馬主の温泉だよ

あっ・・・・
どうりで電話したけど繋がらなかった訳だ
３月末まで休業

ありゃ・・
全解体してるわ

こんな素晴らしい湯だったんです
あああ

「ニフティ温泉」より

これは、これは
あの雰囲気が良かったのに・・・

源泉小屋だけは残って
ほのかな硫黄の香り

あああっ
残念
わずかに残る受付跡
ホントに3月の出来るのだろうか・・と

良き湯がここ最近
全国から、加速して
ドンドン無くなっていく

海岸から離れ、Ｒ５０４を北上
霊山、高隈山そばへ

こんな結構わかりづらい路地に迷い

ここでございます
やまでら鉱泉、到着
民家のよう、この看板が無ければたどり着けない？？

やまでら鉱泉 セカンドハウス 憩 宿・ホテル

いい感じですよ
申し分ございません

ここも冷鉱泉
大隅半島のここあたりは鉱泉が多し
鹿児島で一番、温泉の少ないエリア

営業時間１３時～２０時半
火曜定休
４２０円

小さな休憩スペースもある受付母屋の先が
ここ、普段着のローカル湯治湯だ
いい雰囲気

ちょうど入れ替わりで
独占させて頂きます

この椅子の感じもいい

鉄分豊富な鉱泉のよう
薄い茶色の湯
ここも源泉は透明で、空気の触れると酸化して変化すると
源泉は20度ぐらい
切り傷に効く湯

外で
さしあげます、だって
もらわなかったけど

では一路
今日の宿へ

暗くなって運転したくないんで
事故起こせば
全てがハイそれま～でぇょ

車はこのリスクが少なからずある
こればっかしは慎重に

こんな位置関係で北上

あの天降川沿いを上流へ

到着、妙見温泉街へ

鹿児島空港の東側、約１０ｋｍ
車で15分ぐらい
すぐにある凄いこの一帯の温泉エリア
下の日当山（ひなたやま）から続きます
でも、来る人ほとんど少なし

今夜宿はここ秀水湯
湯治宿です
単純に温泉を楽しむならＳ S S級の民宿
レベル高過ぎ

妙見温泉　秀水湯 宿・ホテル

通路沿いに4部屋が並ぶ
この時期に満室
まあ、人と会わないし

前回と同じ角部屋に
ここが一番いい部屋

キッチンも付いて
これまた申し分ございません
調味料以外は、フル完備

素泊まり
ちょっと高いけど、楽天から3,000円込

これが凄い湯
大量過ぎる掛け流し
ジャンジャン溢れまくる温泉
西の古遠部かな

こっちは打たせ湯
ここも半端無し

九州でどっか鄙び湯で泊まれる
おススメある？
と聞かれたら
ここ秀水湯ですね

東北では存在しえない形
温泉好きがごった返してしまい、この雰囲気は残せないハズ

妙見温泉は２軒のかなりの高級宿、数軒の温泉旅館、あとは湯治場的宿数軒
かなりひっそりとした温泉場

宿湯はまた後で入ろう
名宿の石原荘
その先を右に曲り
坂を上がる

そのまま道なりにちょっと走ると
集落に入ります
犬飼という集落
手前には犬飼滝あり

犬飼滝 自然・景勝地

一本目を右に入り
緩やかな坂を下りすぐ右のこの小屋

逆目線なので、初めてだと
間違い無く通り過ぎます
かなり、見つけるのは苦労するかも・・

ここでございます
犬飼集落の共同浴場
かれこれ数回来ていますが
まだ、ほとんど知られてないところ

ブロック造りの建物
これぞ、鹿児島の共同浴場
素晴らし過ぎる

200円です
無人だから小銭は必須

いいね
大切に入らせて頂きます
感謝・・・

いいでしょう
さ～すがの鹿児島っ
これだけのところは、なかなかない

いい湯
41度ぐらいかな
ポンプの調子があまり良くないよう
末永くひっそりと続くこと願いたい

これが、妙見一帯の素晴らしさ
小さな名湯が揃う

天降川下流の日当山温泉
共同浴場デパートから始まり
妙見、安楽温泉と続く
空港から２０分かからないところにある
こんな素晴らしい温泉


そしてここから北方面宮崎のえびのにかけて
もう凄い湯があり過ぎ・・・
このエリアに入ると大変な事になる訳です

宿に戻る
抜群の透明感、宿前の天降川

では、ご飯炊きましょう
セブンご用達、つや姫二合２００円
これ便利で
半分ぐらいのセブンに在庫あり

温泉炊きしましょうね
風呂場で
湯釜から温泉をすくって
凄い掛け流しだから、こんな事が出来る

ハイ
では、では

この温泉で炊く
こんなんが嬉しい

炊き上がり
ちょっともっちり炊けたかな
わずかに色がついて

カレーでございます
サラダにツナ缶を
こんな安くて質素で十分満足
安上がりに出来てんで

風呂で一杯
最高だね

テレビ見てると
おおおッ！！
下田のオキニの花水季の大将が
ビックリ
思わず、電話して
見てますよ！
嬉しくて電話しましたょっ

大将も嬉しそう
良かった、良かった

いい夜だった
おはようございます
ここがお風呂

では、朝湯
最高だね
そしてチャレンジ！？の朝だ

清水が流れる
ペットボトルに詰め替えて

隠れた名湯
ここは、ほとんど取り上げられてませんから
そのまま、そんまま、で

朝定食
温泉ご飯に
10円みそ汁
キムチはこれでお別れ
200gパックでジャストだった
あとサラダ

お世話になりました
ここもいい女将さんだ
指圧治療院もやってます

では出発

妙見のきらく旅館を通り天降川を上流に

前回きらく温泉訪ねるも
旦那は「あの湯」は分からなかった

妙見温泉　きらく温泉 宿・ホテル

安楽温泉を抜ける

手前の楽園荘
前回訪ねるも
旦那、女将とも「あの湯」は分からなかった
ただ、苔の生えたからして、この辺りでは
との、裏づけになる情報を貰った

妙見 安楽温泉郷 温泉

川沿いには大型の温泉ホテルが数軒あるけど
全滅・・・
全て立ち入り禁止
残された湯煙だけが、何も知らないように立ち上る

日の出温泉
100円上がって300円に
残念ながら定休日のよう

ここの店長、かなりの温泉通と聞く
しかし前回「あの湯」は分からなかった

そして塩浸温泉、龍馬の湯に到着
今日は休みかい

塩浸温泉龍馬公園 公園・植物園

ここには行く訳ではありません
車止めるだけ

前回、ここにいらした土木関連の方に
お聞きしてわかった

川沿いに歩く
下から湯煙が
おお！
いよいよ、だ

見えて来ました
あの「門」

ここでございます
二年前2019.5の捜査で、この下にあることだけは
突き止めた
しかし・・・

あの日
この門の先はこのような状態
とても行けるような感じでは無かった

必ず行くぞ
必ず
と決意して、早、二年
この地に辿り着く
（ちょっと大袈裟？？って）

おお
足場はありだ
土地所有の方もいるとか、いないとか

冬場、雑草少なく

所々に多分猪が荒らした
こんな掘り穴が
猪の突進は勘弁

滑らぬように
歩け、歩け
そして湯煙が先にっ

お、、、、
あれかっ

凄いっ・・・
岩の間から噴き出してるわ

滑り落ちないように下を覗く
ついに来た・・・
間違い無くここだ

足場を見つけながら
これで滑り落ちたら、笑いもの
慎重に

おお
ちょっと木の影にすのこが一つ
先駆者のおかげ
こういう素晴らしい方がいるんだ

ここでスッポンポンに
結構滑稽な格好だっただろうな（笑）

慎重に、慎重に
ここで最後に
素っ裸で転けたら、ホント洒落にならない

いや～
いい湯加減
絶妙な温度、４０度ぐらいか
不思議、天然でこんなにピッタリの湯加減なんて

凄いわ～～
湯底は砂利砂利だけど
申し分無い、素晴らしい野湯

滅多にしない自撮り
思わずしてしまった

上の源泉噴き出しから
岩づたいに湯壺へ流れこむ

湯加減といい
湯壺の感じといい
この絶妙さが素晴らし過ぎた

天降川は手が届くようなところ
透明度が凄い
デカイ魚が泳いでる
鯉かな
最高だね

達成感ありあり
風呂桶が一つ転がってた

いや～
凄い湯だった

誰かが湯の流れる方向を
石で湯壺に流れるようにしたんだな
素晴らし
感謝です

さあ、戻ろう
素晴らしかった
やっと来れた

レンタカー返却まで少し時間があり
余韻に浸りながら？

肥薩線嘉例川駅へ
ちようど各駅停車が来た
GOGOタイミング
ツイテイル

嘉例川駅 駅

昔の駅がそのままに残る

若いライダーが四人

写真撮りましょうか！？と
えっ、いいんですか～と
きっと四人の記念写真は少ないだろうしと
バイクを囲み四人まとまっての一枚、パシャ

じゃ、もう一枚撮ろうよ
それぞれの自分のバイクの前でどう？？
ちょっとオヤジ、仕切る（笑）
マイバイクでポーズして、パシャ

じゃお先に
いいツーリングを！
と
大きな声で、四人が
ありがとうございました～ッ！！と
送ってくれた

ああ、旅はいい
さあ、レンタカー返却

温泉探検編終了

お次は
鹿児島から、エッ新島に？
ハイ、新島に行きます編

この旅行記へのコメント （2）

• ラムロールちゃんさん 2021/02/01 22:29:05

  素晴らしい秘湯

  swalさん、こんばんは。
  
  素晴らしいです。
  素晴らしいです。
  素晴らしいです。
  
  PCの不具合じゃありません。
  もう、これ以外書きたくないぐらい素晴らしいのです！！
  いつも私の好みに刺さりまくるswalさんの旅行記ですが、今回はまた、格別で…。
  
  静かに首を垂れるのみでございます。
  
  ラムロール

  swalさん からの返信 2021/02/02 09:42:18

  RE: 素晴らしい秘湯

  ラムロールさん
  おはようございます
  いつもありがとうございます
  
  （笑）
  お好みにあって光栄ですっ！
  ちょっと変わり者の旅行記ばかりなんで
  そう言って頂けるとまた燃えてしまいます
  
  コロナでいい迷惑してますが
  「最新の注意を払いつつ、全力で普通であり続ける」
  と言って、旅続けます・・
  
  これからも、よろしくお願いします