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「ベートーヴェンの住んだプファールプラッツの家」は、ワイン酒場<br />MAYER AM PFARRPLATZ - Heuriger - Beethovenhaus - Weingut<br /><br />1817年にこの建物にベートーヴェンは2か月ほど住んだ。その前にも、別の近くの場所にベートーヴェンは住んでおり、この近辺に3か所、その表示が出ている。一軒は、若い頃で、耳が聞こえなくなり、有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた家で、現在も彼の貴重資料を展示している。それは既に別の旅行記にしている。ベートーヴェンの葬儀で有名な弔辞を読んだ詩人のグリルパルツァーやベートーヴェンも住んでいたさらに別の家も近くだが、内部には入っていない。<br /><br />で、このMAYER AM PFARRPLATZ というワイン酒場は、第二次大戦前ごろに開店したようだが、ベートーヴェンの住んでいた場所としても有名だ。プファール広場に面した雰囲気あるウィーンの田舎風の建物で、中庭が広い。夏に行った時は、庭の大きいテーブルに現地の人達の中に入れられて、夕方から深夜までオペラなどの話で意気投合したあげく、すべてご馳走になり、なおかつ、酔っぱらったご年配のご夫婦にホテルまで彼らの運転で送ってもらったことがある!多分私は一銭も払っていなかった。私の学会が終わったら彼らの避暑地に来るよう誘われたが、日程上残念ながらお断りした。これは、私がクレームスの国際会議に参加した時だから、1992年の夏だ。<br /><br />最初にこのワイン酒場に来たのは1974年のクリスマス直後で、音楽家と一緒に来た。後は、2013年この近辺を散歩した後、開店していたのでランチに立ち寄ったことがある。この2015年の家内との訪問は、ウィーンの秋を楽しむために来た時で、夜の音楽会以外はなんの予定も立てずに、ゆったり過ごしたときだ。<br /><br />家内と来たこの時は夕方で、ワインと夕食を楽しんだ。他の機会に来た時は、グリンツィンの別のホイリゲを選んで、ウィーンの居酒屋風音楽を楽しんだが、その場所もここから近いワイン居酒屋だ。<br /><br />ここは、やはり音楽好きにとって特別な場所だろう。ベートーヴェンという名前が一度も口から出ない客は多分いないと思う。ホームページで確認したが、現在もこのワイン酒場はマイヤーMayer am Pfarrplatzという名前で、経営している。<br /><br />一枚目の写真はこのマイヤーが販売しているワインで、何度も飲んだことがあるし、日本まで持ち帰ったこともある。中にはベートーヴェンの像がレーベルに載っているものもある。<br /><br />近年のマイヤーのワインで、お勧めは同一のブドウ畑に育った複数の種類のブドウ品種を混ぜたまま白ワインをつくるGemischter Satzと呼ぶワインだ。一品種が50%を越えないという規則ができているようだ。面白いブレンド白ワインをつくれる可能性がある。単一品種のワインはシャルドネやリースリングでも長年飲んでいると飽きることも多いからだ。<br /><br />ブドウ品種の研究はDNA分析も進み、進化している。Jancis Robinson,etc. ,&quot;Wine Grapes&quot;のような本格的ワイン用ぶどう品種の専門書を読むと、近年の進展に驚くだろう!なにしろ、ワイン用ぶどうは世界中で1400種くらいあるが、その遺伝子関係などが明かされてきている。古い知識で数品種だけ詳しくなったつもりでいると時代遅れになる!日本酒は依然として限られた品種の米だけを使用しているが、本当に国際的に広げたいなら、もっと品種研究が必要だろう。<br />(2021年1月6日記す。)<br />

ウィーンの穴場ーベートーヴェンの家でワインを飲むー(2015年11月)

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2015/11/05 - 2015/11/05

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tad

tadさん

「ベートーヴェンの住んだプファールプラッツの家」は、ワイン酒場
MAYER AM PFARRPLATZ - Heuriger - Beethovenhaus - Weingut

1817年にこの建物にベートーヴェンは2か月ほど住んだ。その前にも、別の近くの場所にベートーヴェンは住んでおり、この近辺に3か所、その表示が出ている。一軒は、若い頃で、耳が聞こえなくなり、有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた家で、現在も彼の貴重資料を展示している。それは既に別の旅行記にしている。ベートーヴェンの葬儀で有名な弔辞を読んだ詩人のグリルパルツァーやベートーヴェンも住んでいたさらに別の家も近くだが、内部には入っていない。

で、このMAYER AM PFARRPLATZ というワイン酒場は、第二次大戦前ごろに開店したようだが、ベートーヴェンの住んでいた場所としても有名だ。プファール広場に面した雰囲気あるウィーンの田舎風の建物で、中庭が広い。夏に行った時は、庭の大きいテーブルに現地の人達の中に入れられて、夕方から深夜までオペラなどの話で意気投合したあげく、すべてご馳走になり、なおかつ、酔っぱらったご年配のご夫婦にホテルまで彼らの運転で送ってもらったことがある!多分私は一銭も払っていなかった。私の学会が終わったら彼らの避暑地に来るよう誘われたが、日程上残念ながらお断りした。これは、私がクレームスの国際会議に参加した時だから、1992年の夏だ。

最初にこのワイン酒場に来たのは1974年のクリスマス直後で、音楽家と一緒に来た。後は、2013年この近辺を散歩した後、開店していたのでランチに立ち寄ったことがある。この2015年の家内との訪問は、ウィーンの秋を楽しむために来た時で、夜の音楽会以外はなんの予定も立てずに、ゆったり過ごしたときだ。

家内と来たこの時は夕方で、ワインと夕食を楽しんだ。他の機会に来た時は、グリンツィンの別のホイリゲを選んで、ウィーンの居酒屋風音楽を楽しんだが、その場所もここから近いワイン居酒屋だ。

ここは、やはり音楽好きにとって特別な場所だろう。ベートーヴェンという名前が一度も口から出ない客は多分いないと思う。ホームページで確認したが、現在もこのワイン酒場はマイヤーMayer am Pfarrplatzという名前で、経営している。

一枚目の写真はこのマイヤーが販売しているワインで、何度も飲んだことがあるし、日本まで持ち帰ったこともある。中にはベートーヴェンの像がレーベルに載っているものもある。

近年のマイヤーのワインで、お勧めは同一のブドウ畑に育った複数の種類のブドウ品種を混ぜたまま白ワインをつくるGemischter Satzと呼ぶワインだ。一品種が50%を越えないという規則ができているようだ。面白いブレンド白ワインをつくれる可能性がある。単一品種のワインはシャルドネやリースリングでも長年飲んでいると飽きることも多いからだ。

ブドウ品種の研究はDNA分析も進み、進化している。Jancis Robinson,etc. ,"Wine Grapes"のような本格的ワイン用ぶどう品種の専門書を読むと、近年の進展に驚くだろう!なにしろ、ワイン用ぶどうは世界中で1400種くらいあるが、その遺伝子関係などが明かされてきている。古い知識で数品種だけ詳しくなったつもりでいると時代遅れになる!日本酒は依然として限られた品種の米だけを使用しているが、本当に国際的に広げたいなら、もっと品種研究が必要だろう。
(2021年1月6日記す。)

旅行の満足度
5.0
  • プファールプラッツの広場からマイヤーのワイン酒場を撮影。

    プファールプラッツの広場からマイヤーのワイン酒場を撮影。

    マイヤー 地元の料理

  • 夏は中庭のテーブルでも飲食する。

    夏は中庭のテーブルでも飲食する。

  • 入口が複数ある。自分で料理を取りに行く場合とすべて給仕してもらう場合では、頼み方も料金も異なる。この時は、家内と自分達で料理を見て選ぶ方式にした。この前一人で来た時は、すべてアテンドしてもらったので、レストランと同様、チップ、サービス料をきちんと払った。

    入口が複数ある。自分で料理を取りに行く場合とすべて給仕してもらう場合では、頼み方も料金も異なる。この時は、家内と自分達で料理を見て選ぶ方式にした。この前一人で来た時は、すべてアテンドしてもらったので、レストランと同様、チップ、サービス料をきちんと払った。

  • 別の入口だったと思う。

    別の入口だったと思う。

  • 確かこの左奥にベートーヴェンが住んでいた部屋の場所だったと思う。

    確かこの左奥にベートーヴェンが住んでいた部屋の場所だったと思う。

  • ウィンナ・オペレッタの作曲家ロベルト・シュトールツ愛用の場所とある。

    ウィンナ・オペレッタの作曲家ロベルト・シュトールツ愛用の場所とある。

  • 料理を取りに行く場所だったかも。。

    料理を取りに行く場所だったかも。。

  • 中庭。夏はこの中庭で飲み食いできる。夏は葡萄がいっぱいにつるを広げている。

    中庭。夏はこの中庭で飲み食いできる。夏は葡萄がいっぱいにつるを広げている。

  • 店を退出後に撮影したもの。飲食中は一枚も撮影していないが、いつもの私のスタイルだ。

    店を退出後に撮影したもの。飲食中は一枚も撮影していないが、いつもの私のスタイルだ。

  • これ以下は、2014年3月14日午後2時ごろに訪問した時の写真

    これ以下は、2014年3月14日午後2時ごろに訪問した時の写真

  • この日は昼間は閉じていたようだ。<br />

    この日は昼間は閉じていたようだ。

  • マイヤー家の右側にある壁の地図。真ん中がこの家で、地図を上にまっすぐエロイカ・ガッセEroicagasseを進むと、一番上の細い左折した道が、ベートーヴェンの小路Beethovengasseだ。<br />ベートーヴェンの小路Beethovengasseは、他の旅行記で紹介しているので、ここでは略。

    マイヤー家の右側にある壁の地図。真ん中がこの家で、地図を上にまっすぐエロイカ・ガッセEroicagasseを進むと、一番上の細い左折した道が、ベートーヴェンの小路Beethovengasseだ。
    ベートーヴェンの小路Beethovengasseは、他の旅行記で紹介しているので、ここでは略。

  • これから下は2014年12月18日にハイリゲンシュタット近辺を散歩した時に撮影。

    これから下は2014年12月18日にハイリゲンシュタット近辺を散歩した時に撮影。

  • 2014年12月18日にベートーヴェンの小路を散歩した時撮影。冬景色。

    2014年12月18日にベートーヴェンの小路を散歩した時撮影。冬景色。

  • 2014年12月18日にベートーヴェンの小路を散歩した時撮影。冬景色。<br />この近辺の旅行記は既に紹介ずみ。

    2014年12月18日にベートーヴェンの小路を散歩した時撮影。冬景色。
    この近辺の旅行記は既に紹介ずみ。

    ベートーヴェンの小径 散歩・街歩き

  • 2014年12月18日。<br />ハイリゲンシュタットの遺書を書いたベートーヴェンの家。この時は入らなかった。既に二度、ゆっくり見ている。別の旅行記で内部を紹介済み。

    2014年12月18日。
    ハイリゲンシュタットの遺書を書いたベートーヴェンの家。この時は入らなかった。既に二度、ゆっくり見ている。別の旅行記で内部を紹介済み。

  • 2014年12月18日。<br />ハイリゲンシュタットの遺書を書いたベートーヴェンの家

    2014年12月18日。
    ハイリゲンシュタットの遺書を書いたベートーヴェンの家

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