2020/11/22 - 2020/11/22
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SOUNIONさん
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海外旅行もできない状況なので、「海外に一番近いところ」ということで、対馬に行くことを計画しました。
そのついでに、壱岐、宗像もめぐって、それぞれは正直なところ駆け足になってしまいましたが、
事前に調べていたよりも、古代の生活や信仰などに触れた旅になりました。
2020年11月20日(金)ー11月23日(月・祝)
20日 ①出発、福岡から宗像、筑前大島 福岡(泊)
21日 ②日帰り壱岐の島 福岡(泊)
★22日 ③対馬へ、上島南部と下島 対馬(泊)
23日 ④上島、対馬から福岡経由帰宅
GoToトラベルもさることながら、国境離島に関する助成や、訪日韓国人の減少に伴う措置など、訪問客にいろいろなクーポン施策がとられているのも後押しとなりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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早朝準備をして、ホテルをチェックアウト、タクシーで福岡空港へ向かいます。
空港が近いのはとても便利ですね。
そして対馬へと渡る飛行機に搭乗します。福岡空港 空港
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バスで空港内を移動して、飛行機へ。かなり久しぶりのプロペラ機への搭乗です。
沖ノ島が見られればと思って東側の窓に張り付いていましたが、残念ながら雲で見られませんでした。
志賀島や海の中道などは良く見えました。反対側からは壱岐が見えたようです。福岡空港 空港
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対馬が近づいてきました。
かなり山がちなのが分かります。
前日の壱岐とは大違い。文化が相当異なることはよく想像できます。 -
空港に到着。そのまま歩いてターミナルへ。
対馬空港 (対馬やまねこ空港) 空港
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小さいターンテーブルがかわいい!
荷物をピックアップして、行っ得つしまクーポンの引き換えをして、レンタカーをピックアップ、そしてさっそく対馬の道を走り始めました。
まずは北へ。対馬一宮海神神社を目指します。対馬空港 (対馬やまねこ空港) 空港
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万関橋と万関瀬戸を見に漁港へと立ち寄りました。
対馬は実は1つの島なのですが、この運河ともうひとつの運河が開削されていて、上島と下島に分けられています。
今回対馬を調べるまで、2つの島だと思っていたので、びっくりです。
しかもこの運河は旧帝国陸軍が作ったとのこと。すごいです。
延々と北へ向かい、峰町まで来たところで西へと折れて木坂方面へ。万関橋 名所・史跡
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木坂集落を超えた山陰に海神神社の鳥居がありました。
非常に静かなところで、山全体がかなり神秘的な雰囲気でした。海神神社 寺・神社・教会
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鳥居のそばに宝物館がありました。2012年にここから重要文化財の仏像が盗まれて韓国に持ち去られた現場です。
ここの仏像は運よく返還されたようですが、それ以外はまだ戻っていません。海神神社 寺・神社・教会
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清冽な空気が漂う境内は、石段が続いていて、山の中腹まで登っていきます。
海神神社 寺・神社・教会
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私たち以外に誰もいないのですが、幅広の歩きやすい石段が続きます。
海神神社 寺・神社・教会
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何度も折れ曲がりながら、ようやく上が見えてきました。
海神神社 寺・神社・教会
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かなり息の切れる石段の上に、立派な社殿が建っていました。
対馬一宮海神神社拝殿です。海神神社 寺・神社・教会
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拝殿から本殿へ、板張りの床が続いています。神事がしっかりと行われている雰囲気があります。
拝殿の手前には、御朱印をほかの神社でいただくための参拝証が置かれていたようですが、残念ながら品切れでした。念のため証拠の写真をたくさん撮っておきます。海神神社 寺・神社・教会
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海神神社はわだつみじんじゃと呼ぶのが正しいようですが、今は別のわだつみ神社があるので、「かいじんじんじゃ」になっているみたいです。
海神神社 寺・神社・教会
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神社の前にある木坂の浜、砂浜ではなく石ゴロゴロの浜で、そこには石の塔ヤクマがあります。対馬に古くからある天道信仰の祭りがおこなわれるところで、今は2か所しか残っていないそうです。
この天道信仰、なかなか興味深いです。 -
このヤクマは祭りのときに積まれるんでしょうね。
台風などで壊れたりしないのかしら。
このピラミッド型に何か意味があるのでしょうか。 -
この小屋は藻小屋だそうです。かつて肥料などにする海藻を貯蔵したところで、今はここに復元されたものしか残っていないそうです。
雨がぱらついてきてしまったので、遠くから見るだけです。 -
木坂から一山超えて、青海段々畑展望所へ。とはいっても林道から見下ろせるというだけです。
でも対馬の急峻な地形と集落の雰囲気がよくわかる場所でした。この風景は男はつらいよ第27作のラストで映し出されています。青海 自然・景勝地
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青海の集落です。
写真奥の門のところは、寅さんのロケ地となったところです。
道も狭く、非常に小ぢんまりとした伝統的な集落です。青海 自然・景勝地
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青海から一旦南へと引き返します。
道沿いには静かな湖のような光景が広がっていましたが、これはすべて入り組んだ海です。不思議な雰囲気です。 -
この頃人気の和多都美神社まで戻ってきました。海の中に立つ鳥居が有名です。
天気がいまいちで、また干潮だったのでちょっと印象が違います。
ここは豊玉姫、海幸彦山幸彦の伝説の地でもあります。和多都美神社 寺・神社・教会
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三つ足の鳥居の中にある岩は、古い時代の磐座だったところだそうです。
満潮時には海の中に隠れそうです。和多都美神社 寺・神社・教会
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和多都美神社にまずやってきたのは、海神神社の御朱印がここでいただけるから。
なので、海の鳥居の風景は明日天気が回復してからにとっておきます。和多都美神社 寺・神社・教会
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大型バスも来る観光地ですが、この時間はまだ静かでした。
和多都美神社 寺・神社・教会
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社殿のわきには龍の松。
ちょうど前日博多で見ていた世界ふしぎ発見で紹介されていました。和多都美神社 寺・神社・教会
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拝殿脇の亀甲石。
古代の神事である亀占が行われた場所だそう。和多都美神社 寺・神社・教会
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境内の奥に道が伸びています。
静かな森の中を歩ける道です。和多都美神社 寺・神社・教会
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鳥居が建てられてその奥に道が続いています。
豊玉姫の墳墓とされるところでした。和多都美神社 寺・神社・教会
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いかにも古代の磐座というべきところで、あまりにも神々しい雰囲気が漂っていました。こんなところがあるとは知らなかったので、偶然でもここに来られたのはうれしいことでした。
和多都美神社 寺・神社・教会
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神社からそう遠くないあなご亭がお目当ての昼食場所です。
対馬海峡の黄金あなごを食べさせてくれるお店です。
オープン前に行ったにもかかわらず、ちょうど団体バスが入ったところで、満席!
1時間以上待たされましたが、どんどんお客さんはやってきます。
さすが人気店です。あなご亭 グルメ・レストラン
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今回個々の食事は、離島振興のために配られたこのクーポンを使いました。
対馬は韓国からのお客さんも激減したため、1泊で一人1万円分が付きました。
おかげでかなり贅沢をしています。あなご亭 グルメ・レストラン
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まずはアナゴを使った美味しい前菜。
あなご亭 グルメ・レストラン
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せいろ蒸しは、下にご飯が入っています。
これが食べたかったのですが、ご飯があることは誤算でした。
1人分余計に頼んでしまった・・・あなご亭 グルメ・レストラン
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煮あなご、あなごかつ、あなごの刺身、そしてせいろ蒸し。
それぞれにご飯、みそ汁が付きます。
こんなに色々食べたのは初めてです。
煮あなごがやっぱり一番おいしいけど、かつもなかなか。
刺身は・・・まあたんぱくな感じ。あなご亭 グルメ・レストラン
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デザートまで。
ずいぶん待った甲斐がありました。あなご亭 グルメ・レストラン
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対馬市の中心厳原にある万松院。
時間がないので外からの見学です。万松院 寺・神社・教会
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万松院の手前に復元されている金石城跡の櫓門。
あまり見ない形の門です。
門だけ見学して、一路対馬の最南部を目指します。
最南部には豆酘という集落があり、古くからの習俗が残っているそうです。
その前に、天道信仰の聖地であるオソロシドコロとも呼ばれる八丁郭にも行ってみます。金石城跡 名所・史跡
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豆酘の手前の浅藻という集落の北にそびえる山の中腹に八丁郭があります。
行き止まりの狭い道を進んでいくと、駐車スペースがありました。
ここが非常に分かりにくい、手前を曲がってしまって、延々山を登ってしまいました。
何とか引き返して正しいところへ着きました。
オソロシドコロと呼ばれて、人の立ち入りを制限してきた場所らしく、自然に守られているのかもしれません。 -
小さな流れを渡ります。
特に看板も何もありませんが、道は1本です。 -
そのままうっそうとした道を進みます。正直1人では引き返してしまうと思います。
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鳥居が見えてきました。
ここまで5分とはかかっていませんが、なんとなく奥へ奥へ入っている気がします。 -
鳥居の奥には建物がありました。
拝殿なのか社務所なのか、事前の情報によると、この八丁郭は今も振興の篤いご夫婦によって守られているようで、なんらかの祭祀のための場かもしれません。 -
建物を過ぎると、山道がやや険しくなります。
でもしっかりとした道があります。 -
小屋からさらに5分~10分ほど歩くと、道が急に玉砂利になりました。
そこには土足厳禁とあります。
山の中ですが、ここで靴を脱ぎ、玉砂利の道を左に曲がっていくと・・・ -
目の前にヤクマの巨大版のような石のピラミッドが現れました。
これが天道信仰の聖地で、天道法師の墓ともされている八丁郭です。
原始的な森の雰囲気の中、あまりにもパワーのある構造物です。
供え物もされていて、やはり2人になってしまったとはいえ、信仰が生きていることがうかがえます。 -
この雰囲気はほかで味わえないものだと思います。
静かに手を合わせて、昨日のテレビふしぎ発見で放映されていたように、後ろを振り返らず、頭に手をのせ後ずさりしながら「いんのこいんのこ」と唱えながら、その場を後にしました。
対馬の古くからの信仰に触れたというだけでなく、古代の祭祀の一端を見たような気がする場所でした。 -
豆酘(つつ)の集落に着くころには雨が降ってきました。
八丁郭では全く振られなかったのが驚きです。
豆酘には多久頭魂神社という神社があります。集落に根差した信仰の篤さが感じられる神社です。 -
梵鐘は国指定重要文化財に指定されています。
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古めかしい石段を上っていきますが、決して放置されていないのがよくわかります。
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拝殿に着きました。
森に囲まれた静かな場所です。
ここで古代からの赤米神事が行われているそうです。 -
拝殿のわきにはしめ縄で仕切られた場所があり、ここは多久頭魂神社の不入坪として入ってはいけないところになっていて、天道信仰ともかかわりがあるようです。
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境内にはいくつも神社があります。こちらは高御魂神社です。
すでに薄暗い時間になってしまったので、
一路本日の宿に向かいます。 -
対馬の下島の最南端豆酘から、西側の道をたどって椎根集落まで来ました。
宿泊予定の小茂田のすぐ南にある集落です。
ここには石屋根倉庫が残っています。椎根の石屋根 名所・史跡
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瓦が手に入りにくかったことから、石板を屋根に葺いたものだそうです。
独特の雰囲気です。椎根の石屋根 名所・史跡
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だんだん暗くなってきて、頭の上をカラスの群れが山へと飛び去っていました。
この時間に独特の風情ある建物のそばにいると、旅っていいなと思います。椎根の石屋根 名所・史跡
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小茂田地区にある民泊が今回のお宿です。
以前に知人が泊めていただいてとても良かったということで、こちらにしました。
電飾された入口を入って行きます。 -
小茂田イル・ソーニョです。
息子さんは博多でイタリアンレストランをやっているそうです。
そのため、料理がちょっとイタリアンテイストです。 -
天井の高い凝ったお部屋です。
気持ちの良い布団でぐっすり寝られました。 -
こちらが宿自慢の料理。タイのカルパッチョ、お刺身に唐揚げ、豚しゃぶサラダなど、これで一人前です。
とても食べきれません! -
なんとさらにイノシシ肉のすき焼きまで。
もう動けません・・・・
宿のご夫婦といろいろお話させていただいて、結構取材なども受けているところだということが分かりました。
対馬にはまた花の時期に来てみたいと思っていましたので、リピートしたい宿です。
翌日は北へ北へと向かいます。
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