2020.12 日本の西洋を楽しむ　3.迎賓館赤坂離宮＆東京ステーションホテル　　

2020/12/12 - 2020/12/12

ずっと行きたいとは思っていた迎賓館赤坂離宮。予約が大変なのかなと思ってツアーで行ってきましたが、今はもう本館と庭園の見学だけなら予約不要だそう。。。

迎賓館　その素晴らしさに圧倒されました。何十回と前を通っていましたが、中に入ってみると異次元の美しさ。
ヨーロッパのそこここで、お城を見学してきましたが、日本の迎賓館ってすごい。さすが現役。日本のおもてなしの最高峰。隅々までピカピカで美しく、西洋のゴージャスにそっと奥ゆかしく和をマリアージュ。

12月12日に初回訪問。2週間後のクリスマスにライトアップされた宮殿を見に再訪してしまいました。で、実は普段非公開の東の間が見学できる1月の特別公開も予約を入れていましたが、非常事態宣言で中止となってしまいました。

はとバスツアーの【ＧｏＴｏ／ＷＥＢ限】東京ステーションホテルと迎賓館赤坂離宮 本館内部見学
迎賓館赤坂離宮も東京ステーションホテルも建物好きには最高でした。

エリア 四ツ谷(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

初迎賓館赤坂離宮は12/12（土）GO　TO　で　はとバスツアーを利用
【ＧｏＴｏ／ＷＥＢ限】東京ステーションホテルと迎賓館赤坂離宮 本館内部見学（募集型企画旅行）乗車場所：東京駅丸の内南口を利用。
GO TO 割引後で8,450円　￥2,000クーポン付き

はとバスから来たメールには、普段は宿泊者のみの東京ステーションホテルの内部も見学できる（+フレンチフルコースランチ）ことと、都内で観光バスに乗ることもたまにはいいかなということで迷うことなくポチっと。

東京駅 駅

いつもはレインボーブリッジは観光ではなく、千葉でも横浜でもどこかに行くときに頻繁に通るただの高速道路だけど、自分運転の小さい車ではあんまりよそ見とかできないし、もちろん写真なんか撮れないので、背の高い2階建て観光バスで通るのは新感覚で良いわ。

レインボーブリッジ 名所・史跡

高速からバスガイドさんの案内を聞きつつお台場や開発の進んだ有明、豊洲の街並みを眺め都内中心に戻る。普段自転車で回っているところだけど、バスで来るとちょっと特別感も出てくるので面白い。

国会議事堂。
自分はかなり昔に、息子も3年位前に社会科見学で来た。
そういえば息子の同級生のお母様は国会の速記者をされているそう。かっこよくてうらやましいな。

国会議事堂 名所・史跡

都内の道路は空いていて、スムーズに都内巡りが終わり予定より早く迎賓館赤坂離宮に到着。

迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

10時迄中に入れないので新しくできた迎賓館赤坂離宮前休憩所で30分程待機。
迎賓館赤坂離宮前休憩所は敷地の外にあるので無料で利用でき、カフェやショップ、椅子やテーブルのある休憩エリアがあり、ここでしか買えない迎賓館限定のお菓子やグッズなどの土産物があるので中に入らなくてもお土産が買える。
あまり知られていないのか、静かで広く明るくて雰囲気が良かった。

時間になったので、右側の参観者入り口から入る。
まずはこの建物（本館）の中を見学。さすがに現役の迎賓館赤坂離宮。とにかく凄い。
規模は小さいけど、細部までピカピカに磨き上げられていて、圧倒的な洋と控えめな和の融合が素晴らしい。和があまりにも馴染んでいるので気付かずに見過ごしてしまいがちだけど、よく見ると正面玄関の屋根飾りや内装の模様などに阿吽の鎧武者や兜、日本刀とサーベルなどがある。

こちらは本館建物の裏側。
創建から100年を迎えた平成２１年（2009年）に、本館、正門、噴水などが明治期以降の建物で初めて国宝に指定されたそうだ。

今回は見学に含まれていないが、本館の隣には和風別館がある。こちらは事前予約が必要で、迎賓館のHPから予約できる。

本館見学時にもらった資料によるとかつては紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所で、明治を迎えた時に皇室に献上され仮皇居などが設けられていた。迎賓館赤坂離宮本館は明治42年（1909年）に東宮御所として誕生した日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿。
明治期に活躍した宮廷建築家、片山東熊（鹿鳴館を建築家ジョサイア・コンドルの弟子）が建築の総指揮をとったそうだ。

迎賓館赤坂離宮のある赤坂御用地の面積は約５０万９０００平方メートルで、東京ドーム１０個分ほどの広さ。とにかく広い。
赤坂御所と、秋篠宮邸、三笠宮邸、高円宮邸があり、敷地内の「赤坂御苑」では通常は毎年春と秋、各界功労者らを招いた園遊会が開かれている場所。

本館建物の後ろ側（南側）にある主庭には石納の噴水がある。この噴水は創建当時からのもので、こちらも本館建物と合わせて国宝に指定されている。

噴水には上半身は鷲、下半身はライオンで翼をもつギリシャ神話に登場する伝説上の生物「グリフォン」がいる。シャチと亀も。

本館正面に戻り外観を見学。
右側の扉。見事な装飾。

正面玄関。写真が撮れないでとても残念だが、ここを入った大ホールがとても美しい。

現役の外交の場である迎賓館内部に展示してある写真には安倍元首相の写真が多くあり、改めて長期政権だったことを感じた。あの首相・官房長官のセットで長いこと好き勝手やってくれたもんだ。日本の上層部やその世代の方々の中には未だに日本が最も進んだ国だった昭和末期から平成初期までの記憶の中で生きていて、そこから一歩も出ようとしない、外を見ないし、情報を得ることすら遮断している方々がいらっしゃる。残念ながら森元首相のみならず、昭和のままの日本の社会。より良くしようとしない、後輩に席を譲りたくない、能力は関係ない、自分の収入と地位を永遠に維持したいだけ。大人になれとか空気を読めとか、臨機応変等と言う言葉を自分勝手に使い、賢く優秀な若い世代や女性は時間の無駄だと諦めるしかないが実情だ。

本館内部は見学せずに、300円で前庭に入る事も出来る。
アフタヌーンティー目当てで来る人もいるそうだ。

前庭にあるアフタヌーンティーセットが有名だけど、今回はこれからフレンチフルコースを食べるので、カフェオレを。

前庭にあるショップでお土産にここでしか売っていないとネットで見た、イチジクのパウンドケーキと迎賓館赤坂離宮のガイドブックを購入。
このガイドブックには公開されていない部屋の写真もあり、中でも「東の間」はアラビアンナイトの世界で是非見てみたい！と思い、1月のプレミアツアーに予約したけれど、非常事態宣言で中止に。再度開催されたら絶対に会社を休んで見に行こう！！

そろそろ集合時間が近付いてきたので中門を出て集合場所に向かう。

街燈

街燈の後方にはホテルニューオータニ

外側の門が正門

細工が美しい。
このあと、門の外に待機していたバスに乗り、都内を少し周遊しながら東京ステーションホテルに向かった。
東京ステーションホテルの内部とフレンチフルコースランチは下の方にあります。

ここからいったん日付が変わって2020年12月25日のクリスマス。

クリスマス時期　ライトアップされていたので、仕事納めの後見学にやってきた。

美しくライトアップされていて、魅力倍増

２４，25日には正面玄関前でクリスマスミニコンサートが行われていました

バイオリンとチェロ

このよううな感じで本館正面玄関の前で行われていました。
真冬の外での演奏なので寒くて大変そうでしたが、
15分程　みごとな音色とライトアップされた迎賓館の美しさがマリアージュ。
コロナ禍の世界の中でしばし癒されました。

コンサートを見学したあと、前回に引き続きまた本館内を見学。
今回は余裕をもってゆっくりと。
見学者はとても少なくゆったりと見学できました。
昼に見るのと雰囲気が違い、柔らかな照明の中輝きが増し豪華さが際立っていました。
諸外国の要人を招いた晩餐会は正にこのような感じなのかもしれません。

クリスマス限定のアフタヌーンティーセットや限定メニューもありました。

このようなキッチンカーが普段より多く3～４台。

ライトアップされた迎賓館赤坂離宮を満喫したので、名残惜しいですが帰宅することとしましょう。

実際にライトが灯った街燈。

街燈と本館

まるでシンデレラの舞踏会が開かれているような感じ・・

クリスマス12月25日のニューオータニ
19時頃とはいえ、客室の電気はまばら

内側の中門を出てから外側の正門までかなり長いです。　

前庭は海外のお城との違いの松が多く植えられていること

やっと外側の門に到着。

日付は戻り、12月12日のはとバスのツアー。
迎賓館赤坂離宮を見学後バスガイドさんの説明を聞きながら都内を走り東京ステーションホテルに到着。
バスを降りたところに東京ステーションホテルのスタッフが出迎え、先導されてすこし館内を見学。

館内に入り美しいロビーラウンジを通ってきたがさすがに写真を撮るのは場違いな感じで憚られた。

東京ステーションホテル 宿・ホテル

東京駅開業の翌年、1915年（大正4年）に開業した東京ステーションホテル

スタッフの方の説明によると全長335mの駅舎を利用しているこのホテルの特徴はとにかく廊下が長いところだそうだ。
ここは普段は宿泊者のみしか見ることが出来ないそうだ。

ポーターの女性が荷物を運んでいる。
人が入ると、その長さが分かり易い。

スタッフに引率されてやってきたのは東京駅駅舎のドームが見れるバルコニー。

見下ろした場所が
平成24年(2012年)、国指定重要文化財である丸の内駅舎の南北2つあるドームの南側の部分の下。

外側からみると、この丸い屋根の部分。

ここから見るとネットが邪魔することなく近い距離で見える。

黒い小さい丸の部分が創建時の石膏パーツが取付けたレリーフ

左を向く八羽の勇猛な鷲（両翼を広げた約2.1ｍの大鷲）

真ん中の丸い部分に干支の彫刻があり、全部で8つある。

廊下やドームを見学したあとにやってきたのは、
中央最上階の屋根裏空間に位置するアトリウム

中央最上階の屋根裏空間というので、この屋根の部分でしょうかね。

最大天井高9ｍ、400㎡を超える広大な空間は、天窓から自然光が差し込み開放感に満ちあふれているそうで、普段は宿泊者の朝食会場になっている。

December 2020のメニュー

海の幸と彩り野菜のサラダ＜海老 帆立貝 烏賊 蛸＞
Assorted seafood with seasonal regetable salad

大きなシーフードが美味しかった。

ごぼうとマッシュルームのスープ
Burdock and mushroom cream soup

この時期だからでしょうか、パンはカットされ料理に添えられてくるパターンでした。

連子鯛のファルシ　バジル風味
Stuffed yellowback sea bream basilic flavor

四万十ポーク　フィレ肉とフォワグラのソテ　マスタードソース
Sauted<Shimanto-pork>fillet and fore gras mustard sauce

木苺風味のドーム　季節のフルーツと共に
Special dessert

コーヒーまたは紅茶とオレンジジュース又はウーロン茶がコースについています。

全体的にお味は想像通りです。ホテルのような場所のこのようなできあいの観光コース料理は万人受けするようにできていますので。

かわいいクリスマスケーキ

東京ステーションホテルの内部はどこもクリスマスデコレーションで素敵でした。
一見の価値がありますし、宿泊できる方は宿泊した方がぐっと愉しめますね。

ツアーは食後解散。
一度ホテルの外に出て、再度駅舎を見学。

先程見た南側ドーム。
駅からでは網がはってあって、距離もあるので、やはり内部から見た方がよくわかる。

ドームの天井には８羽の羽を広げた大鷲と菊花紋章

海外に行けない今。
日本の西洋を見直すと今迄見過ごしていた部分が見えてきた。

この旅行記へのコメント （2）

• Mugieさん 2021/02/08 11:31:08

  こんにちは！

  迎賓館は何度も前を通ったことがありますが、私も見学したことないです。
  東京に住んでいるといつでも見れると思って、行ったことがないところがけっこうありますよね。
  西洋と和の融合、行ってみたくなりました。
  東京ステーションホテルはセミナーで何度か利用したことがあるので、バンケットホールとか、バーは行ったことがあります。
  豪華だけど、けばけばしくなくて落ち着きますよね。
  お料理もおいしかったです。
  泊まってみたいと思って、Go to Travelのころは予約サイトとか見てましたが、都内に住んで都内のホテルに泊まるのはちょっともったいなくて、迷ってるうちにまた緊急事態宣言になってしまいました。
  会社の同僚はもうGWの予約をしたそうですが、なんだか先が見えなくて、様子見てるうちにまた乗り遅れそうです。
  

  worldさん からの返信 2021/02/09 00:21:06

  Re: こんにちは！

  Mugieさん　こんばんは～
  迎賓館すごく良かったので、これからもちょくちょく行こうと思ってます。
  東京ステーションホテルも高級感がありながら落ち着いた雰囲気の大人のホテルでした。
  
  GWですか、、、　本当に先が見えなくて、今やなんだか違う世界の話の様です。早くかつての日常に戻り、そして飛行機に乗って現実逃避したいです。
  それまでしばらくは国内（都内近郊）再発見していこうと思います！