2020/12/29 - 2020/12/29
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sallyさん
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2020年の年末。
お正月の前後に寒波到来らしいと聞いて、「思い立ったらその日が吉日。」とばかり、12月29日、「初日の出」ならぬ「年末 日の出」を見に行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
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-
福島県いわき市にある「波立(はったち)海岸」に着いたのは6:20
家を出たのは午前4時だった。
初めて来るところだけれど、真っ暗な高速道路を、東北道→福島空港道路→常磐道と三つ経由して、なんとか、日の出予定時刻の20分前に到着。 -
この半島、いや、島は、「弁天島」というらしい。
朱塗りの橋が渡してあって、あちらには鳥居がみえる。 -
「朝日をのぞむなら、あの鳥居と島の向こうに見たほうが、よい写真が撮れるんじゃない?」って話になり、砂浜をのっしのっし・・・
歩き慣れないために足元を取られながら、砂浜側へ移動。 -
6:30頃 まだ太陽は見えない。
砂浜には、大きなレンズがついたカメラを三脚の上に据えた5人ほどの男性グループがいた。
当然、そういう方たちはベストポジションを知っている。 -
6:39
わたしたちは、何気なくその男性グループらの場所に距離を縮めつつ、勝手にベストポジションに仲間入り。
暗くて互いに顔がみえないながら、無言でこの位置で日の出を待つ。 -
6:48
日の出。 -
日の出、その2
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日の出、その3
-
初日の出ならぬ「年末日の出」
これが、「ニューノーマル」にならないことを祈る。
「2020年ってそんな年だったよね」と、早く振り返れるようになりたい。 -
少し驚いたのは、日の出ってかなり、眩しいんですね。
これって、水平線を上がってくるから?
それに、太陽が大きくて、びっくり。
こういうのって、太陽に、自然に、感謝するという意味で、たまにいいかも。なんだか自分が原始の人になったような錯覚を覚えた。「全ては太陽に起源あり」的な。や、ようわからんけど。 -
波立海岸で「日の出」を堪能しました。
次は、そう、「波立(はったち)薬師」にお参りしていこう。 -
車も置かせてもらったので。
(ごめんなさい、まずかったかな、といいつつ) -
ここらへんも9年前の東北の震災を当然うけて、津波で散った屋根瓦のうち、原型を残した鬼瓦たちが庭に置かれていました。
御賽銭して年のお礼と、来年の健康を祈願。 -
時刻は、7時30分ごろだったか。
早くから行動しているからか、突然の空腹を感じる。
近くのコンビニでカップヌードル(小)を購入、お湯はポットに入れてきた。
記念撮影は消毒液と一緒さ。 -
カップヌードルしょうゆ味、うまっ。
食べているときに、犬を散歩させている男性が通りかかり、少しお話する。奥さんが震災で亡くなってという話をサラっとされてしまうと、こちらもサラっと聞くしかなくて。 -
8:15
日もすっかり上がったので「弁天島」に渡ってみることにした。
日の出を撮影した方向にあった島だ。 -
島の突端に鳥居があって、
ちょっと驚いたことに、釣り人がいた。
風が容赦なく吹き寄せる場所だけど、とてもリラックスされているご様子が良かった。よい年末のようだ。 -
こちらが弁天島の神様たち。
漁師の守護神なのだろう。
岩の侵食ぶりもすごいけど、こういうところに張り付く植物のへばり付き具合が圧巻だよね。生き様を感じる。 -
「ちょっと、カッパドキアな景色?」
-
さて、福島というのは、いや、いわき市というのも、とてもひろーい範囲なのです。
最近のいわき市の感染情報を確認してはきたのですが、思っていたより多い数で、ちょっとムムムと思ったのです。が、いわき市の広大さと人口を考えると密度は低いのか、と。
ただ、この翌日、自分が住む県から特別警戒的な発令が出たので、出かけるタイミングとしてはギリギリセーフとなった。 -
この日のざっくりしたプランとして、「じゃっかんの心配」だったのは、「日の出」を6時台に見たあと、そのあとの朝早い時間帯でどこが開いているんだ?と。
行ってみたら、コンビニへ寄ったり、カップヌードル食べたり、お寺にお参りしたり、地元の人とお話したりしていたら、あっという間に9時を過ぎていた。 -
そして次に向かうは、
有難いことに8時半には開いているという、、 -
「塩屋埼灯台」(しおやざきとうだい)
前回来れなかったので、是非とも来たかったのだ。 -
ただ、知らなかったのだ。塩屋埼灯台、というか、「灯台に行く」というのはそういう事なのだと思うけど、結構な階段を上ることになるという事を。
-
灯台の役割を考えたら、当たり前といえば、当たり前の話だ。
ただ、わたしの人生最初に訪れた灯台が「犬吠埼灯台」という、平地から平らに歩いてアプローチできる灯台だったので、そう思ってしまっていた。そういう意味では、今回こそ、「本物の灯台見学デヴュー」なのか、もしかして。
ってわけで、この眺めは高台を上る階段から。 -
ここも、内部が見学できる灯台です。というか、見学できない灯台があることも最近知った。(そりゃそうか。)
こちらは、広めの階段がゆったり上がっていくし、途中にクイズもあって、わりと自分のペースで登れるようになっている。初めて行った「犬吠埼」は、階段は狭いし急でヨーロッパの古めの教会の塔みたいだった。 -
灯台のてっぺんです。
南方面。この先が、この後に向かう「小名浜港(おなはまこう)」。 -
真下の海面をみると、海水が澄んでいる。
海ってそう見ないから、これが普通のことかどうかわからない。 -
東方面。
この灯台の歴史は随分古くて、初代は明治に、この灯台は2代目らしい。 -
こちらが北方面。
この先に福島原子力発電所があって、その先に南相馬(みなみそうま)があって。 -
買ってしまった。「日本の灯台2021」カレンダー。600円。
去年行った銚子の「地球が丸くみえる博物館」で、タダでもらった「灯台女子2020」カレンダーを1年間眺めていたら、知らないうちに「灯台女子」に感化されてしまったみたいだ。
ひそかに、次に行く灯台を考えている自分。 -
「お腹すいたね」となる。
(さっき食べたけどね)
時刻は9:30。
本来、定休日らしい火曜日なので、ダメもとで通ってみたら、暖簾が出ていた「うろこいち」。
いわき市で「魚料理」と検索すると一番に出てくるような食堂。もちろん初めて。
「混んでいたらやめよう」とガラガラと引き戸をひいた。 -
全然美味しそうに撮れてないけど、
まんなかにある「海老」それも「ナマ」が、美味しかった。
海老って生でこんな大きなサイズを食べることがないのね、内陸では。(誰につぶやいているのか)。だいたい普通に流通してない。
甘くて、トロリとして本当に美味しかった。お刺身たちの真ん中にいるエビも初めてと言えば初めてだ。 -
お刺身定食1600円。
ふたりで、無言で無心に食べて、15分くらいで出てくる事になりました。
実は、食べ始めたら、マスクをしていないお客が向かいに座った。さらにお仲間とお喋りを始めた。そりゃないよな、こういう時期に。 -
@いわき ラ・ラ・ミュウ
「おいおい、今月2度目じゃないか?いや、前回来たのは11月だった。」と自問自答。
いわき鮮魚市場の真ん前にあるお魚ショッピングセンター。説明あってるかな? -
今回は、「いかの一夜干し」1000円を買った。
あれ、ちょっと高いかなと思ったんだけど、肉厚だと書かれてたので。
新聞紙とラップ、そして保冷剤を入れて綺麗に包装してくれた。
ただ、「するめイカ」だったことに気付いたのは家に帰ってからだった。スルメイカって歯ごたえ「アリアリ」だよね。親には無理だったみたい、ちょっと失敗。 -
@いわきイオンモール
ここに寄るのは初めてだけれど、大きくてびっくり。空港の免税店みたいだった。ちょっとテンション上がってしまい、色々見たくなったんだけど、日本酒と紅茶、スターバックスで飲み物を買って、移動。
こういう大きいところは誘惑が大きいよな。東京のひと、都会に住むひとたちはどうしているのだろう。デパートはどうなっているのだろうと思った。
13時すぎ、帰路へ。 -
@勿来の関 (なこそのせき)
帰り途中に前から気になっていたここへ。
「なんとかの関」って、寄らなきゃいけないような気がするのは自分だけみたいで、友人はちょっと呆れながらも付き合ってくれた。
お馬にまたがるのは、、ええと、誰だっけ? あとで追記します。
(源頼家さんでした) -
勿来(なこそ)って「来るなかれ」という意味だそうだ。
Not Welcomeですな。
何に来て欲しくないかというと、蝦夷(えぞ)の民だったそう。このあたりがその昔、境界線だったのね。
ということは、蝦夷は、英国でいえば、スコットランド民族みたいなものだったのか? あとで征伐されて併合されちゃうところも。・・・となると、ここはハドリアヌスの壁か。
さて、この関に来てわかったのは、お山のてっぺんにあるということ。
「関」、、、「イミグレーション」の通過は、その昔、登って辿りつかなくては行けないものだったんだ。それは、不審者は国に入れないために障害としての上り坂なのか。 -
しまった、写真足らず。
最後の写真は、この日の朝に撮ったものをこちらに回します。
これは「四倉(よつくら)道の駅」近くから撮った7時台の「翼がついた太陽」。
いわき市、また行きたいです。
イオンモールを知ってしまった。
東京方面に行けない今、ここがお買い物どころになるような予感。(てへ)
・・・っていうか、例の感染症の蔓延っぷりが、次にいつ落ち着くのか、自分は陽性になられずにいられるのか、ってことが先か。
そんな所感の、2020年年末でした。
よいお年を。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ひびき56さん 2020/12/31 21:16:40
- 今年一年楽しませていただきました
- 最後の最後までに堪能できるとは、さすがSallyさん、ありがとう。
灯台巡り、最近読んだばかりの本に奥様を亡くされて灯台巡りをする、しなそば店主の物語にほっこりしたばかり。その本に出てきた灯台の名前もSallyさんの話の中にあり
やはり関東地方の方にはその地域はなじみがあるのかと思えました。
昼はマイフェアレディをテレビで見て、ニューヨークやロンドンで、ミュージカルを堪能した日々が恋しくてたまりませんでした。次に逢える日が来るのかな?
出は良いお年をお迎えください。
- sallyさん からの返信 2021/01/02 13:33:13
- 灯台めぐり。
ひびき56さん、書き込みありがとうございます。
>今年一年楽しませていただきました
いやいや、とんでもない。拙い、テキトー旅行記にいつもお付合い頂き恐縮です。
>灯台巡り、最近読んだばかりの本に奥様を亡くされて灯台巡りをする、しなそば店主の物語にほっこりしたばかり。
気になって調べてみました。おそらくその作家さんは、わたしが一時期よく読んでいた方です。(”青が散る”の著者ではないでしょうか。)あらすじを知り、読んでみたくなりました。
「マイフェアレディ」、NHKでやっていたやつでしょうか。そうか、あれってミュージカルに関わるお話なんですね?
ロンドンやニューヨークでミュージカルを楽しんでいた頃、それは高揚感のあるゴージャスな思い出ですよね、きっと。特にこんな世情の今からみたら余計に。
旅できた頃が戻ってくるのだろうか、と1年経過してしまって最近ちょっとメゲてきました。
・・いやいや、「灯台めぐり」なら行けるかな。東北、上信越の城めぐりもあるし。なんとか乗り越えたいものですね。お会いしたいです。
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