五浦（いづら）海岸と、"地球が丸くみえる"展望台

2020/11/30 - 2020/11/30

イギリスでワクチン接種が開始される見込みというニュースを聞いた週末、国内は「第三波」という奴が来ているらしく、とっても自粛ムード。

"新潟に行って、日本海をざばーんと見てやろう"と、取っていた有給休暇だが。

...まぁ、行けないよね、というか、"誰も付き合ってくれない& 誘えない"このタイミング。

というわけで、日本海がダメなら太平洋。

海を見ようと、茨城県北部から福島県南部の海岸線を日帰りでドライブしてきました。

エリア 北茨城・磯原(茨城)

いづら海岸、「五浦」って書いてそう読むのですね。実は、目的地にしていたのは、「六角堂」だったもので知りませんでした。

とはいえ、「六角堂」の事もよく知らない。

ここは北茨城市です。
そして、後からわかるのですが、すぐ北が福島県いわき市。

目当ての「六角堂」とは、日本美術を擁立した岡倉天心の別荘にあった、離れの小屋なんですけども。

それを目指して来たら、六角堂に行く前に、岡倉さんのお墓が。

木々にかこまれ、土をまぁるく山に盛っているお墓でした。
ちょっとご挨拶。

が、しかし。

「六角堂」はこの「五浦美術研究所」の中にあるらしく。さらにこの日は月曜で、お休みで。

ほぼ、”思いつき”で設定した行き先だったので、いいっちゃ、いいんですけど。

少しだけがっかり。

ま、六角堂に関しては、あとで、対岸から見ることが出来たのですが。

ちなみに、岡倉天心氏のお屋敷はこんな感じらしい。

岬の突端

「観光いばらき」のサイトを見て、この地を知っただけで来たのです。

六角堂はこんな感じ。

日の出を見るにはバッチリでしょうね。

このへんはなかなかの絶壁で、というか恐らく、見る人が見れば、な、何万年前の地層の隆起やら何やら、らしい。

月曜ということもあり、人がいない。

六角堂やら岡倉天心さんのお屋敷が見れず。

はて、どうしようかな。

丘を少し登ると、灯台がありました。

大津岬灯台
（おおつみさきとうだい）

すぐの所に五浦岬公園。

ちょっと歩いてみよう。

「天心、映画セット公開」というノボリを見かける。あの建物か？

行ってみます。

ちらっと読んだところ、横山大観さんのお師匠さん？らしい。

さらに、わたしは岡倉天心という方が、どのような絵を描くのか、知りませんです。

でも、こういう平家はいいですよね。

”家のつくりは、夏をむねとせよ”でしたか。

裏山から、正面の海から、風が双方向に抜けるような作りでした。

平家のまえは海。

皇帝ダリア、だと思います。

映画の資料と、

当時、画壇の方々、いや、弟子たちなのかが、横に並び、畳に敷いた画紙に描いてる様子がマネキン的なものでイメージできるようになっておりました。

正面に海。

岡倉天心さんは上野から日本美術院をこの北茨城に引っ越してきてしまった、ということらしいです。

問題は、ここには岡倉天心さんの絵、らしいものが、例えばコピーであっても、ないという所でした。

近くに岡倉天心美術館があったから、そちらにあるからここには無いのかな。それとも？

追記：岡倉天心さんは画家ではなかったのですね（失礼しました）

岬公園を歩いてみたら、「六角堂」がみえました。

岬公園の突端には、展望台がありました。

や、自分は登らないでしょう？　と思ったんですが、

東日本大震災で被害をうけたこの辺りの、「慰霊の鐘」らしいと知り、鐘を鳴らし、手を合わせてきました。

でも、、ここまで来たので、

せっかくだから、と登る。

ガラス張りでサービス満点！の作り。

北茨城市、すごい。

太平洋。

千葉方面

福島方面。

というかね、

遠くの地平線、、、海面の果ては地平線？っていわない？　

あ、そうか、水平線っていうのかな。

ま、とにかく、海の果ての線を見てると、かすかな弧を描いていて、「地球が丸く見える」って、ここだ！と思いました。

降ります。

時刻は12時30分。

お腹すいたね、と思ったが、まだお店のランチは混んでる時間帯。感染防止で、いまはやめておこう。移動、移動。

いわき市、小名浜港に市場そばのショッピングセンター的なものがあるらしいので、向かってみる事に。

30分くらいで着きそうです。

一路、北へ。つづく。