2018/05/27 - 2018/05/30
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2018年のシニア3人旅のダイジェスト版中欧編、一編で纏めるつもりが三編にも延びてしまいました。
楽しい旅の思い出は簡単に縮められるものではありません。
今年は年の初めごろより、新型コロナウィルスの影響で、海外旅行どころか、盆・正月にも帰省もできない、大事な人にも逢えないという最悪の年でした。
楽しかった旅の思い出をつづりながら、再びこのように旅ができるのは何時ごろになるのだろうか、私たちにその機会は残されているのだろうかなどと悲しい気持ちになったりもしました。
来年こそはコロナが終息して平穏な日常に戻り、みんなが楽しく旅行ができますように強く願います。
・・・・・
2018年の3人旅、22泊23日のスケジュ-ルはこちら。
5月21・22・23日 ウィーン泊
24・25・26日 ブダペスト泊
27・28・29日 プラハ泊
30・31日 ライプティヒ泊
6月1・2・3・4日 ベルリン泊
5日 レーゲンスブルク泊
6日 ミュンヘン泊
7日 リンダウ泊
8・9・10日 ミュンヘン泊
11日帰国 12日成田着
-
ブダペスト西駅よりプラハに移動します。6時間の大移動。
チケットはチェコ鉄道からネットで予約しました。
座席指定込で一人32€、日本円で約4000円弱。
東欧のチケット料金は安いです。 -
出発時点では静かだったコンパートメントの前も、列車が駅に停車するたびに乗客が乗り込み、最後は大混雑。
立っている人のことを考えると談笑も憚られ、食事するのも遠慮してコソコソと。
大好きな車窓の風景写真もバシャバシャ撮るわけにはいかず、シニア3人珍しく静か。
座席指定をとっておいて良かったと思いました。 -
そんな混雑列車はようやくプラハ本駅に到着。
美しいアールヌボーのプラハ本駅。見惚れているわけにはいきません。
まず私たちがやらなければならないこと、
ブダペストで大量にキャッシングしたハンガリー通貨を、チェコ通貨に両替すること。
中央市場でフォアグラやキャビア、それにトカイワインなどを買いましたが、まだまだ残っています。
とりあえずこれを両替して、足りなくなったら改めてATMでキャッシングすることに決定。 -
次に悪名高いプラハのタクシーでホテルに向かいます。
事前に十分調べた安全と言われるタクシー乗り場、そこには1台のタクシーが待っていたので疑いもせず乗り込みます。
ところがメーターが見当たらない。
助手席に乗っていた私は運転席の下のほうに最初から「300」と表示された数字を見つけました(下写真矢印)。
案の定、ホテルに着いたらこの[300」を指さして、これが料金だという。
「だって最初からこの数字が付いていたじゃない!?」ってドイツ語で抗議するも、言葉が判らないふりをして、ニヤニヤしながらその数字をなおも指さす。 -
会計係のK氏は、そんなに何万も騙されたわけではないからいいじゃない」って支払いました。
そうなんですね、後から考えると日本円で1500円くらいなのです。
でも、金額の多寡ではないんです。
ちゃんと調べてきたのに騙されたのが悔しいのです。 -
わざと私は運転手が見ている前で悪徳タクシーの車の写真を写しました。
上に黄色いタクシーマークを付けたこの車です。
ところが・・・。
このダイジェスト版を書こうと写真を改めて眺めて気が付きました。
本来メーターがあるはずの付近には、なにやら不思議な目張りがしてあります(○の部分)。
な~~んだこの運転手、最初から葱背負ってくるカモを待っていたのです。そこへ人の好さそうなアジアのシニア鴨がやってきた、シメシメと。
やられました。 -
プラハで3泊するホテル・ヴェルベデーレ。4つ星ホテルです。
ホテルの前がトラムの停留所で大変便利でした。
I女史は私の隣の部屋、K氏は廊下の奥の方です。 -
部屋に入って驚いた。広~い!
ウィーンやブダペストの一人部屋の倍以上はありそう。
角部屋で明るいし、コーヒーポットも付いているし、洗面所は大理石、もちろん浴室付き。
しかしこんなに広いと反対に落ち着かない。
待ち合わせ時間になって、隣部屋のI女史が私の部屋をノックした。
そして部屋に入るなり、「あらぁ~広いわね。私の部屋の2倍はありそう。あらいいわね浴槽も付いているの、私の部屋はシャワーだけよ。」
それはいけません。I女史を狭い部屋に閉じ込めて私が広い部屋を使うわけはいかない。お部屋を変わりましょうかと提案しました。
しかしI女史、「もう荷物を広げてしまったからいいわ」と。
シニア3人旅ではホテルはいつも一人部屋です。それが旅を快適に続けられるコツだと思います。
しかし同じ料金で部屋に大きな差があると困りものです。
こればかりは運ですから。 -
あんまり時間がありません。早くカレル橋へ向かいましょう。
悪徳タクシーに引っかかったけど、嬉しいこともありました。
なんとプラハの市内交通は70歳以上は無料なのです。3人とも立派に該当します。
しかしいつ年齢証明を求められてもいいように、パスポートのコピーをすぐ出せるところに持っています。パスポート本体を人目のあるところで出し入れするのは危険ですから。
早速、ホテル前の乗り場からトラムに乗車。 -
カレル橋の入り口では異様な軍団が私たちに向かって走ってきます。
あわてて道を空けました。
なにあれ!? びっくりしました~。 -
千年の都プラハ、その中心を流れるヴルタヴァ川(モルダウ川)は、プラハを流れる悠久の大河です。そのヴルタヴァ川に架かる美しい石の橋がカレル橋です。
橋の入り口には神聖ローマ皇帝カール4世の像が建っています。
ボヘミアではカレル1世と呼ばれます。カレル橋もカレル4世の時代に造られた橋です。この橋の名前はカレル4世にちなんでつけられました。
1346年にボヘミア王であったカレル1世が神聖ローマ帝国の皇帝の座に就くと、都をプラハに移し街の大改造を行います。 -
橋の欄干には30体もの彫像が立っています。
主なものをいくつか。
上左:カヴァリエ、上右:聖ベルナルドスと聖母マリア、
下左:聖クリストフォロス、下右:日本にも馴染みが深い聖フランシスコ・ザビエル。 -
ひときわ大勢の人に囲まれている像がありました。
頭の上に5つの星の輪、それに棕櫚の葉と十字架。
ドイツやオーストリアでもよく見かけた聖ヤン・ネポムツキーです。
ボヘミアの守護聖人。
台座のレリーフに触ると幸せが訪れるという伝説があり、いつもぴかぴかに光っています。 -
橋の下を流れているのはヴルタヴァ川。
旧市街の川岸にはスメタナミュージアムが見えます。
ヴルタヴァ川はチェコを代表する大作曲家スメタナの交響曲「わが祖国」の第2楽章でも登場します。 -
橋の上にはいつも大勢の人・人。
裸のストリートミュージシャンもいます。
それでは次へ。 -
カレル橋を観光して、歴史的建築物が建ちならぶ通りをぶらぶらと散策をしながら旧市街広場へと向かいます。
美しい壁の装飾、見事な彫像、飽きません。 -
旧市街広場は大勢の人々。
ヤン・フス像が見える、感じのいい明るいレストランのテラス席に座りました。 -
チェコと言ったらまずビール。そしてワインも。
お料理はチューリンガーソーセージとシュヴァイネハクセ、それにサラダ。なぜだかドイツ料理。
お皿を3枚いただいてシェアします。
シニア達はあまり食べられませんので、このくらいがちょうどいいのです。あ、写真では小さく見えますが、シュヴァイネハクセは結構ボリュームがあります。 -
夜も更けて、旧市街広場がライトアップされました。
柔らかい光に包まれて広場が輝きを増します。
左側の塔はミクラーシュ教会。
広場の象徴「天文時計」は修復中でした。 -
5月28日。
今日は、まず混雑しない朝のうちにプラハ城の見学を。
70歳以上は交通費無料の恩恵をありがたくいただいて、ホテル前からトラム22番にのります。
お城の北門入り口では手荷物検査をやっています。
リュックとバッグを開けて見せ、その後X線検査も受ける。
係員が二人で立って見ている。厳重な警戒態勢です。 -
門の両脇にはイケメンの衛兵さんが立っています。
衛兵さんは観光客に大人気。ツーショットで写りたがる観光客が引きも切りません。
我らがI女史もやっと順番が回ってきました。 -
チケットを買って中庭にはいります。
目の前には聖ヴィート大聖堂。
大聖堂の鐘楼の高さは99m、それに建物の奥行きは124mもある巨大なもの。大聖堂の入り口には長蛇の列。
全体を写真に収めるのは無理。 -
私たちは旧王宮から先に見学します。
中に入るとすぐに「ヴラディスラフホール」。
このホールは縦62m、横16m、高さ13mもある大ホールです。
昔は宮廷の儀式の場として使われていました。 -
歴史的に名高い30年戦争のキッカケとなった「プラハ窓外放出事件」が勃発したのはこのお城でした。
17世紀、迫害されたプロテスタントの民衆が、敬虔なカトリック教徒のボヘミア王の使者をこの城の窓から投げ落としたのです。
窓から見えるプラハの街。百塔の街と言われるほど塔は見えません。 -
次に向かったところは色鮮やかな聖イジー教会。
新しく見えますが、920年に完成したプラハ城内最古の教会とか。聖イジー教会はチェコの中で最も美しいロマネスク建築の一つに数えられています。
龍を退治している聖ゲオルクのことを、ボヘミアでは聖イジーと言うそうです。 -
鉄細工の繊細な手すりが美しいバロック式の階段、聖ルドミラ礼拝堂の天井のフレスコ画、聖イジー教会の設立者ヴラチスラフ1世のお墓。
見ごたえのある教会でした。 -
聖イジー教会を出て次にやってきたところは「黄金の小路」。
狭い路地に観光客がごった返しています。
小さなカラフルな家が並んでいて、まるでメルヘンの国のようです。 -
絵葉書でごらんください。
-
ここはかって国王が錬金術師を住まわせて、黄金を造らせていたなどと言う噂があり「黄金の小路」と呼ばれていたそうです。
現在は、工芸品や手作り品などを扱う土産物屋や博物館になっています。 -
黄金の小路で一番の人気は、No.22の可愛い家。
この家は、チェコの有名な詩人で作家のフランツ・カフカ(1883~1924)が、2年間ほど仕事場にしていました。
現在は、本屋さんになっており、カフカの書籍や、プラハの地図などの土産物も置かれています。
他にも、このメルヘンチックな小路には、占い師の家や映画資料の家など、またナチスが絡んだ家などもありました。 -
黄金の小路を見学して、再び聖ヴィート大聖堂に向かいます。
相変わらず長蛇の列でしたが、少し並んで入れました。
聖ヴィート大聖堂は、10世紀に造られたロマネスク様式の小さな聖堂を基礎にして、14世紀にカール4世により、現在のゴシック様式への建築が始まりました。
そして完成したのは20世紀に入ってから。
なんと600年もの長い年月をかけて完成したのです。 -
中に入ると目に飛び込んできたのは、数々のステンドグラスの華やかな色彩。
キリストの昇天の場面や下の絵は「最後の審判」でしょうか。
その他伝統的な聖人像や、制作された年代を反映した新しいパターンのものなど、まるでステンドグラスミュージアムみたいね、とはシニア達の感想。 -
その中でも圧巻はこれ。
チェコが生んだ世界的な画家、アルフォンス・ミュシャのステンドグラス。
アルフォンス・ミュシャはアールヌーヴォーの有名な画家です。
ミュシャの絵は本当に色が美しい、それに人物の顔がとても上品です。
このステンドグラスの題名は「聖キリルと聖メトディウス」だそう。
過去何度かここを訪れていますが、題名を初めて知りました。
私が今回のプラハ旅で最も興味を持った名前です。 -
礼拝堂もそれぞれに素晴らしい。
聖母礼拝堂(皇帝礼拝堂)、聖アンナ礼拝堂、お祈りを捧げている旧プラハ大司教シュヴァルツェンベルク枢機卿の像。旧プラハ大司教シュヴァルツェンベルク枢機卿の像、そして大聖堂で一番大きな聖ヴァーツラフ礼拝堂 など。 -
銀色の光を放っている墓碑は聖ヤン・ネポムツキー。
ハプスブルク家の宮廷建築家「フィッシャー・フォン・エルラッハ」の作品です。
これにはなんと2トンもの銀が使われているそうです -
大聖堂の中は大混雑。
K氏とはぐれてしまった。外に出ると再入場できないので、I女史と人をかき分けバックして探す。
その頃K氏は人の波に押されて、知らぬ間に外に出されてしまったのだそう。
ほんとに大人気の聖ヴィート大聖堂でした。 -
翌日もプラハ城を訪れました。
昨日訪れて何か見落としたものがある、その正体が判らなくてモヤオヤしていました。
今度は正面から入りました。
そうこれこれ!。私のプラハ城のイメージはこの正門でした。
こちらも門の両脇に衛兵さんが立っています。
衛兵さんとの写真撮影はこちらの方が絵になりますね。
門の上には武器を持った「闘う巨人の像」が。この正門は別名「巨人門」とも呼ばれています。 -
こちらは第一の中庭。
マティアス門です。
神聖ローマ皇帝マティアスの時代に造られた、プラハで最も古いバロックの建造物だとか。
ポールにチェコの国旗が掲揚されているときは、大統領が中で執務中だそうです。今日はいらっしゃるのですね。 -
第二の中庭に入ったら、ちょうど小太鼓のリズムに合わせて衛兵さんが行進してやってくるところでした。
かっこいい!
こちらは真っ赤な制服です。
やっぱり今日も来て良かった。 -
この像は、チェコスロヴァキア共和国の初代大統領トマーシュ・マサリク、彼は建国の父とも呼ばれています。
この広場では、2009年4月5日、アメリカの前大統領バラク・オバマが「核のない世界」の演説をしています。
いわゆる「プラハ演説」です。これがオバマのノーベル平和賞受賞のきっかけとなりました。 -
プラハ城からトラムでやってきたのは、プラハで最も古い創業1499年のビアホール、「ウ・フレーク」。
中庭の木陰の下に座りました。
新緑の美しい5月、雰囲気がとてもいい。 -
席に座ると、まだ何も注文しないのに、自家製の黒ビールを置いていく。
これがここ流のやり方です。
さすがビールの国、チェコの老舗の醸造所ビールは美味しいです。 -
お料理はウ・フレーク特性のグラーシュズッペ。それにサラダ。
お皿にはチェコの名物クネドリーキが付いています。
これに牛肉ズッペを絡ませて食べるのが美味しいのです。 -
アコーディオン演奏者が、私たちの顔を見ると、「里の秋」を弾いてくれた。
「しーずか~な~ しーずかな~ さとのあ~きぃ~♪」
この曲って何となくもの悲しくなる曲ですよね。
珍しく3人ともし~~んとして聞いています。 -
その後私たちはヴァーツラフ広場へ行きました。プラハ一の賑やかな通りです。
正面には聖ヴァーツラフの大きな騎馬像が。
周りには旧チェコスロヴァキアの歴史パネルが展示してありました。
プラハと言えば「プラハの春」。
2018年は「プラハの春」がソ連の軍事介入で制圧されてから50年を迎える節目の年です。 -
プラハの春とは、1968年社会主義体制下のチェコスロヴァキアで起きた民主化運動のこと。
8月にソ連とワルシャワ同盟軍との軍事介入により弾圧され、プラハの春は終わりを告げました。
それから長い間チェコスロヴァキアは抑圧された冬の時代を過ごしていました。 -
日ごとに市民生活から自由が失われ、国民は全てに絶望していた。
1969年1月19日、そのような不甲斐ない状態に抗議して一人の大学生が焼身自殺をしました。また2月25日には18歳の大学生が、後を追って同じ場所で焼身自殺をしました。
広場には二人の学生の慰霊碑がおかれています。 -
しかし1989年11月17日、抑圧された冬の時代を過ごしていたチェコスラヴァキアに民主化の革命が起きました。
この革命は大きな流血もなく、ビロードのように柔らかく平和的に終結したことからビロード革命と呼ばれています。
それらのこの広場で起きた様々な歴史を、聖ヴァーツラフは何を思って見続けていたのでしょうか。 -
通りには美しいアールヌヴォーの建物の数々が。
-
歩き疲れてカフェで一休み。
いつものようにビールやワインではありません。K氏が珍しく胃の調子がおかしいとのこと。
この日はこのままホテルに帰り、夕食は私の豪華な部屋(?)に集まっていただき、日本から持参したラーメンや、ブダペストで買ったケーキ、オレンジ、日本茶などでさっぱりと済ませました。 -
5月29日。
夜は「プラハの春」コンサートのチケットを日本から予約してありますので、それまでプラハ観光を。
まず前日に引き続き、再度プラハ城へ(既出)。
その後、私がプラハで最も楽しみにしていた「聖キリルとメトディウス教会」とシナゴークに向かう予定でした。
・・・
プラハ城の横には「世界一美しいスタバ」が。 -
何が美しいのか?
世界一美しい街プラハの街並みが一望できるからだそうです。
・・・・・
I女史、「私、なんだか疲れちゃった。ホテルで休んでいるわ。二人で行ってきて」と。
I女史もお元気とは言え、齢80過ぎですから無理もありません。K氏も昨日から胃の調子が悪いようだし、そろそろみんな疲れてきたのですね。
それにこれから行く教会やシナゴークは、私にとっては興味深いところですが、お二人にとっては退屈なのではないかしら。
お二人に、別行動にして各々興味あるところに行ったらどうでしょう、と提案したら、K氏は是非一緒に教会に行きたいと。
I女史をトラムでホテルの最寄り停留所まで送り届けて二人で出かけます。 -
ナチス政権下、チェコの最高責任者だったラインハルト・ハイドリヒを暗殺したチェコ亡命政府の諜報部員たちの隠れ家が、プラハ市内にあるそうです。
「聖キリルとメトディウス教会」がそうでした。
銃撃の痕が生々しい教会の壁には、彼らを称えた慰霊碑があります。 -
ナチス政権下、アドルフ・ヒトラーは片腕とされるラインハルト・ハイドリヒを、最高責任者としてチェコに送りこみます。
冷徹で残忍なハイドリヒは、次々と反体制派やレジスタンスなどを処刑しました。
チェコ亡命政府から、ハイドリヒを暗殺するために送りこまれた諜報部隊たちは、1942年5月27日にハイドリヒを暗殺することに成功しました。
ハイドリヒを暗殺されたヒトラーの怒りは凄まじく、すぐさま報復を実行します。
実行犯だけでなく、レジスタンスや関係者など大勢の人々がゲシュタポに逮捕され処刑されました。 -
それだけでは気が済まないヒトラーは、襲撃事件の犯人を匿ったとして、チェコ近郊のリディツェ村とレジャーキ村を撤退的に破壊したのです。
村は跡形もなく焼き払われました。
現在のリディツェ村には、追悼のモニュメントや追悼の碑が建てられ、多くの観光客が訪れています -
諜報部隊が隠れていた地下室は、博物館となっています。
狭い地下室には多くの人々が訪れていました。
そして1942年6月18日、裏切者により隠れ家を通報され、700人もの親衛隊に教会を銃撃されました。
いまだに銃の痕が生々しく残る壁には花輪が供えられています。 -
この地下室には7人の勇気ある諜報部員たちを讃えて胸像が飾ってあります。
-
教会の狭い庭には石碑が・・・。
ハイドリヒ暗殺の報復として、ナチスに殺された、1万3000人の名前がびっしり彫ってあります。
狂っているとしか言えない出来事でした。
ハイドリヒ1人の暗殺に、こんなにも大勢の犠牲者が。 -
「聖キリルとメトディウス教会」を出て、かってドイツ第三帝国時代のゲットーだったユダヤ地区ヨゼフォフに行きました。
ここにはいくつものシナゴーグがあります。 -
新旧シナゴーグ
-
クラウゼンシナゴーグ
-
プラハのユダヤ人街には大勢の観光客。
所狭しと土産物屋さんが並んでいます。 -
ユダヤ人地区から旧市街広場へ。
真っ赤な観光馬車がこの広場によく似合います。
背後のゴシックの二つの塔はティーン教会、右側ピンク色の優雅なロココの建物はキンスキー宮殿。 -
中央にはヤン・フス像。
チェコの偉大な宗教改革者。コンスタンツで火あぶりの刑に処されたのでした。
さて、今夜は「プラハの春音楽祭」のチケットを予約してあります。
そろそろ、疲れて休んでいるI女史の待つホテルへ戻ります。
ホテルでシャワーなど浴びて、少しこざっぱりした服装に着替えて出かけます。 -
市民会館に着きました。
ホテル前からトラム1本で乗りつけられるのは助かります。
アールヌーボー建築で有名な市民会館。
窓のテラスの繊細な鉄細工もアールヌボー。
市民会館の中にあるスメタナホールで、毎年「プラハの春音楽祭」が開催されます。
滞在中に開催されていることを知りネットでチケットを取りました。 -
コンサート前に市民会館のレストランで食事をいただくつもりでしたので、アールヌーヴォーの飾りが施された素敵なレストランに入ります。
部屋の奥からピアノの生演奏が聞こえてきます。それが素晴らしい。客の間から拍手が沸き起こっています。 -
飲み物は私たち定番のワインを。
食事はサラダの盛り合わせ。そしてI女史と私はケーキも。
胃の調子が悪いK氏はお気の毒。
小食で売り上げに貢献しない私たちなのに、ウェイター氏はニコニコと気持ちよく接してくれる。日本語で「日本人は私のお友達です」って。
コンサート前のひとときを素敵に過ごすことができました。 -
ここがスメタナホール。
舞台の中央にはスメタナの横顔のレリーフが。
私たちのチェコ滞在中に「プラハの春音楽祭」が開かれると知って、これは行くしかないでしょ、と急遽ネットで予約した席でしたが、なんと一番前のかぶりつき。
演奏はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団。曲はチェイコフスキー、シュトラヴィンスキー。 -
アールヌーヴォーに飾られた豪華なホールがまたため息もの。
圧巻は美しい青い光が射しこむこの天井。 -
美しいホールの内部。
-
コンサートの余韻を楽しみながら、ライトアップされた市民会館を後にします。
-
5月30日。
今日はドイツへ移動します。
3日間朝食を摂ったヴェルベデーレホテルの食事室。シニアの食事はどうしても野菜や果物が中心のあっさりしたものになってしまいます。
チェックアウトを済ませタクシーを呼んでもらってプラハ本駅へ向かいます。
ブダペストからプラハに到着した日に、駅からこのホテルまでタクシーを使いましたが、あの時は悪徳タクシーに引っかかって悔しい思いをしました。 -
タクシーはプラハ本駅の駐車場横に着きました。
料金はホテルまでの送迎も含めて200コルナですって。
安い!同区間なのに悪徳タクシーの約半分。
正直なタクシーの運転手さんにすっかり嬉しくなった会計担当のK氏、チップをはずんだことは言うまでもありません。 -
プラハ駅の外壁。アールヌーヴォーの美しい女性の顔がずらーっと並んでいます。
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プラハ駅は2012年に改修工事が終わり、美しいアールヌーヴォーの駅に生まれ変わりました。
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特に吹き抜けのメインエントランスは美しい。
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吹き抜けのエントランスホールで優美なアールヌーヴォーを堪能し、チェコの歴史を垣間見て、ふと我に返ると、忙しそうにコンコースを歩いている人々。
あっそうか~、私たちは旅人だったのだ。 -
プラハ本駅の印象的な照明の下を忙しそうに歩いている人
-
お馴染みの駅ピアノ。
-
旅人の私たちは、ドイツ鉄道のIC高速バスでライプツィヒに向かいます。
とりあえず今年はここで終了します。
1年間、私の拙い旅行記をご覧になってくださってありがとうございました。
来年こそ、みんなが笑顔で旅行ができる年になりますよう、願っています。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- sanaboさん 2021/01/15 22:46:33
- 今年もよろしくお願いいたします。
- frau.himmmelさん、
寒中お見舞い申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします^^
1編に纏めるつもりが3編に…(´艸`*)
如何に内容の濃い充実した旅だったかということですね。
プラハは近い将来、再訪したいと思っていましたが
ますますヨーロッパは遠くなるばかりですね…(涙)
プラハで召し上がられたシュバイネハクセを見て
ドイツ料理が恋しくなりました。
グラーシュズッペが大好きなのですが、こちらも旅行記に登場し
懐かしさでいっぱいになりました。
と、花より団子のコメントで新年早々申し訳ありません(^^ゞ
感染拡大が止まらず不安でいっぱいの年明けとなりましたが
今年もお健やかな良い一年を過ごされますよう
心よりお祈りいたしております☆
sanabo
- frau.himmelさん からの返信 2021/01/16 19:58:05
- RE: 今年もよろしくお願いいたします。
- sanaboさん、こんばんは。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
>1編に纏めるつもりが3編に…(´艸`*)
如何に内容の濃い充実した旅だったかということですね。
いえ、ただただ、コンパクトにまとめるのが苦手なだけです(泣)。
やはり旅に出たらお食事は大切な要素ですよね。
プラハでシュヴァイネハクセなんてね〜(笑)。
郷に入らば郷に従えの通り、極力地元の名物料理をいただきたいと思っているのですが、メニューが読めなくて勝手知ったるドイツ料理になってしまいました。
Sanaboさんの旅行記でもよくお料理を取り上げていらっしゃいますよね。
いつ見ても美味しそう。
よくよく見たら、お写真がとってもきれい。だからよけいおいしそうに見えるんでしょうね。
お写真といえば、sanaboさんのラベンナのモザイク画のきれいなこと!
またその一つ一つにコメントと言うか、説明をつけていらっしゃるのがまた凄い。
かなり時間をかけて丁寧に作っていらっしゃるのだろうなと思ったことでした。
楽しみに拝見させていただいています。
ほんとに何時になったらまた海外へ行けるのでしょうね。
このまま足腰が弱って、行けなくなったなんてことになったら、あまりにも可哀想すぎますから、外出自粛の隙間をかいくぐって散歩をしています。
sanaboさんにとっても良い1年でありますよう、お祈りいたします。
himmel
-
- salsaladyさん 2021/01/08 10:19:10
- 抜群な記憶(記録)力~
- ☆2021年に突入しました~未だに世界中がcovid-19に翻弄されっぱなし=~
☆来年どころか、もう海外旅行は。。。と諦めムードの昨今ですが、himmmelさんの尽きない行動力に励まされる記録量!に驚かされました。
☆鴨葱狙いのドライヴァー~百塔(百害と勘違いしそうな)プラハの街~
☆我が家も同じ頃(多分2018年秋頃だったと思う)プラハを巡ったけれど、カレル橋の説明とヤン。ネポンスキーの台座に手が届かなかった記憶!しか残ってない。
☆何はともあれ、明けない夜は無い!とガースー総理も信じてるらしい年初の挨拶代わりに訪れました。日本のトップの優柔不断さには愛想が附きそうだけど、米国の元?大統領が民衆をそそのかす危険な思想を吹き込まれるより増しですかね?~see you~
- frau.himmelさん からの返信 2021/01/08 22:09:21
- RE: 抜群な記憶(記録)力?
- salsaさん、
新年のご挨拶には間が空きすぎましたが、昨年中は旅行記を見てくださり、度々コメントをありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍からそろそろ1年経とうとしていますが、終息するどころかここに来て爆発的に増えて、とうとう緊急事態宣言発令へ。
海外旅行も遠のきました。私にはまだその機会が残っているのか?それが気がかりです。
今回の旅行記は記憶(記録)力ではなくて、前の旅行記をなぞっているだけですから、こんな楽なことはありませんでした。
と言いながら最近記憶力低下、文章力低下のせいで、旅行記の間隔が長くなり過ぎています。
salsaさんは私たちよりちょっと後にプラハにいらっしゃいましたね。あの頃はまだコロナもなくて良い時期でしたね。
今年もちゃんと成田山に初詣にいらっしゃったのですね。
私は食っちゃ寝正月。私だって目の前に鰻がぶら下がっていたら喜んでいくのですが、私の周りにはそんな気の利いた人はいないし〜。
これから世の中どうなっていくのでしょう。
今年は私もsalsaさんのように、しっかりニュースに目を通し、salsaさんのように気の利いたコメントを連発できるよう、脳トレに励みたいと思います。
salsaさんの楽しい旅行記も待っています。
himmel
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