2018/05/27 - 2018/05/27
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frau.himmelさん
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隔年ごとに実施してきたシニア男女3人旅、3度目はどこに行きましょうか。
3人で集まって計画を立てるとき、I女史が言いました。
私も80歳を過ぎたし、2年後の次回の旅はもうできないと思う。今回が最後の旅になるので今までより少々長くなってもいいから、有終の旅にしたい、と。
そして決まったのが、ウィーン・ブダペスト・プラハ各3泊、ライプティヒ2泊、ベルリン4泊、レーゲンスブルク1泊、リンダウ1泊、そしてミュンヘン前後合わせて4泊。計22拍23日。
こうしてシニア男女3人組の長い旅は始まりました。
旅行記はようやく今回からプラハ編に入ります。
ブダペストからプラハまでの列車は激込みでした。
プラハ到着早々、悪徳タクシーの洗礼を受けます。といっても大した被害ではないのですが、アジアのシニアだからと甘く見られたのが悔しい。
でも、その代わりいいこともありました。プラハの都市交通はシニアにはとても優しいのです。70歳以上はなんと無料。
ご存じなかった方、この制度をぜひお使いください。
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さあ出発です。
ブダペスト東駅を9:41に出発して、プラハに到着するのは16:07。
6時間を越える大移動です。
このチェコのECに乗ります。 -
チケットはチェコ鉄道サイトよりネット予約しました。
3人分座席指定込みで96ユーロ、日本円で一人4,000円もしないのです。
東欧のチケット代は安いですね。 -
予約したコンパートメントに行ってみると、予約票がびっしり刺さっています。
今日は混みそうです。 -
部屋には既に若いカップルが座っていました。
そして私たちの大きな荷物を軽々と網棚の最上段に乗せてくれました。
助かった~~。
でも降ろす時は誰か手伝ってくれるかしら? -
列車はハンガリーからスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを通り、チェコの古都ブルノを経てプラハに至るという、3か国を経由する壮大な行程です。
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出発時点では静かだったコンパートメントの前も、列車が駅に停車するたびに乗客が乗り込み、最後は大混雑。
立っている人のことを考えると談笑も憚られ、食事するのも遠慮してコソコソと。シニア3人珍しく静かです。
写真もバチャバチャ撮れなくて、そ~~っとと言う感じ。 -
窓の外は穏やかなボヘミアの大平原が広がり、可憐なポピーの花の群生・・・。
典型的なヨーロッパの風景だったのですが・・・。 -
そうこうしているうちにプラハに到着。
スーツケースも誰かに降ろしていただいて、さあプラハの地に足を降ろしましょう。 -
ところがチェコの旧車両のステップはこんなに高いのです。
現地の力の強いシニアでさえ難儀しているのに、日本のか弱いシニア達は・・・。
こんな時は、K氏が上から降ろすのを、下で私とI女史が受け取ります。3人旅の時はいつもこのパターン。助かっています。
たまたま優しい現地の人がさっと降ろしてくれる時もあるんですけど・・。 -
隣に停車している列車はチェコの地域列車、シティーエレファント。
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うわぁ、きれいな駅ね~。
ついにウィーン、ブダペストに続いて、中欧3都目のプラハです。
プラハ本駅のアールヌーボーの駅舎に感激するシニア達。でも私たちはそんなにのんびりしていられません。大事なミッションがあるのです。
それはブダペストで間違って大金をキャッシングした残りを、チェコ・コルナに両替すること。
駅構内の両替所に行って両替をし、ついでにプラハの大きな地図をいただきました。 -
駅構内を歩いていると、何やら私に訴えかけるプレートが・・・。
調べてみました。やはり私の興味を惹くものでした。
「別れのメモリアル」
669名ものユダヤ人の子供たちをナチスの強制収容所送りから救った英国人がいたのです。彼はユダヤ系イギリス人、ニコラス・ウィントン氏です。
1938年から1939年のこと、特別列車を手はいして、このプラハ駅からユダヤ人の子供たちをロンドンに送りました。
彼は「英国のシンドラー」と呼ばれています。 -
プラハに住むユダヤ人の親たちが、自分たちの運命を察知して、せめて子供たちだけでも助けたいと、ウィントン氏に子供たちを託しました。
このモニュメントは、彼が特別手配した列車の前で断腸の思いで、子供たちと別れる場面です。
親と子が再び生きて会えるかどうか分からない、そんな切羽詰まった別れの間際に必死に手を差し伸べ合っている親と子、それが手のひらだけで表現されています。
子供の手はあちら側、親の手はこちら側。
間を無情にも冷たいガラスが遮っています。
その後、親たちはほとんどホロコーストで殺されました。 -
さて次のミッションは、悪名高いプラハのタクシーに乗ること。
駅からホテルまで3.3kmくらいありますし、荷物もあるので、トラムを乗り継いでいくのは得策ではありません。
そこで十分に調べて、駅前の安全だと言われるタクシー乗り場から乗ることにしました。
そこには1台のタクシーが停まっていました。
いつものように私が運転手の隣、お二人は後部座席へ。 -
タクシーは出発したものの、メーターはどこにも見あたらない。
K氏も後部座席からメーターはどこ?って聞くけど、定位置付近には見えないのです。
それが聞こえたのか、運転手はなにやらゴソゴソと挙動不審。
ラジオの音量やチャンネルを気にしたり、空調のメーターを触ったり・・・。・
そしてずっと下の方に(矢印)300と表示されたメーターらしきものを見つけました。
案の定、ホテルに着いたらその「300」を指さして、これが料金だという。 -
「だって最初からこの数字が付いていたじゃない!?」ってドイツ語で抗議するも、言葉が判らないふりをして、ニヤニヤしながらその数字をなおも指さす。
会計係のK氏は、そんなに何万も騙されたわけではないからいいじゃない」って支払いました。当然チップなんかあげません!。
お金の多可ではないのですよね~。日本人のシニアなんて与し易いと考えているのが悔しい。
わざと私は運転手が見ている前で車の写真を写す。
私も意地悪よね(笑)。
上に黄色いタクシーマークを付けたこの車です。 -
ホテルはとても聖潔で気持ちいい。
みんな個室だから、集合時間を決めて各々の部屋に引き上げました。
I女史は私の隣、K氏はこの廊下の奥の方です。 -
部屋に入っていて驚いた。
広~い!
今までホテルでは寝るだけだからと余り部屋には拘らなかったからね。
ほんと、今までとは雲泥の差。
コーヒーポットも付いているし、洗面所は大理石、もちろん浴室付き。
部屋にクーラーがないのは仕方がない。
その代わり扇風機が付いている。 -
角部屋だから外の景色もばっちり。
今まで狭い一人部屋に甘んじてきたせいか、広すぎて落ち着かない。
本当のことを言って無駄に広いという感じ。 -
集合時間になって、お隣部屋のI女史が私の部屋をノックしました。
そして私の部屋を見るなり、
「広いわね~~。あら浴槽が付いているの?いいわね。私の部屋はシャワーよ」と。
どうもI女史の部屋は、この扉続きのお隣の部屋のようです。
あらそれは大変!
I女史を狭い部屋に押し込めて私が広い部屋を使うわけには行きません。
そこでI女史に「部屋を変わりましょうか」と提案しました。私はこんな広い部屋でなくてもいいのですから。 -
ところがI女史、「もう荷物を広げてしまったからいいわ」と。
「じゃー、お風呂は私の部屋を使ってね」と言ってはみたものの、観光で疲れて遅く帰ってきても、I女史がいつお風呂を使うかわからないし、今までみたいにその辺に荷物を放り投げて、だらしない恰好でベッドに倒れ込むわけにもいかない、とか考えたら、やはり部屋を変わったほうが私にとってはありがたい。
上記の理由を言って、やっぱり部屋を変わりましょうと再度提案したけど、面倒だからやはりいいわ、と。
なんだかごめんなさい。
同じ金額で極端に部屋の差があるとやりにくい。
ツアーの添乗員さんのお気持ちがわかるような気がする。 -
プラハで3泊するホテル。ヴェルベデーレ、4つ星ホテルです。
3人でフロントの前で待ち合わせして観光に出かけます。
が、その前に、プラハでの交通チケットは、70歳以上は無料だと調べてきておりますが、本当に無料なのかしら?
一応ホテルフロントの女性に尋ねましたら間違いないと。ただし検札に来たらパスポートを見せるのよとも。 -
市内交通が無料だなんて、プラハって太っ腹ですね。
早速無料チケットを利用してホテル近くの停留所から17番のトラムに乗ります。
ホテルの近くにトラム乗り場があるのは助かります。
まずはカレル橋を訪れます。 -
トラムを降りたらヴルタヴァ川の前方にカレル橋とプラハ城が・・・。
プラハの二大名所がここから眺められるのです。 -
カレル橋の袂のお土産物屋さん。
どんなものがあるかちょっと中に入って見ましょう。 -
このお土産屋さんには、カラフルなかわいいお人形さんがいっぱい。
-
その中にマトリョーシカも並んでいます。
「マトリョーシカってロシアのお土産じゃないの?」とI女史。
まだロシアに支配されていた時代の名残があるのでしょうね。
さすがにこの可愛い人形には、I女史と私、興味を示さない。 -
ガラス製品と言えば、チェコではボヘミアンガラスが有名ですね。
もちろん買いません。
こちらは欲しいけど荷物が増えるから我慢しなければ・・・。 -
お土産屋さんを出ると・・・。
え、なになに何なの!?
異様な軍団が私たちに向かって走ってきます。
あわてて道を空けます。 -
髭面の花嫁さん、全身黒づくめのメタボなおじさん、黒のセクシードレスの男性、汚いベビー・・・。(笑)
全員男性の女装集団です。 -
その集団に道行く人も唖然としたり笑ったり。
私たちもプラハ観光早々、強烈な洗礼を受けました。 -
それにしてもカレル橋の上は凄い人。
その中でもアジアのかの国の人がここでも多いですね。
(カレル橋編は別編にて)
https://4travel.jp/travelogue/11525608 -
カレル橋を十分に観光して、私たちはぶらぶらと散策をしながら旧市街広場へと向かいます。
門塔を出てすぐ左手には聖フランチェスコ教会。
ドーム青天井が目印です。 -
正面には聖サルヴァトール教会。
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聖サルヴァトール教会の屋根の上には聖人たちの像。
全部で何体あるのかしら? -
重厚なファサードを持つ建物は?
紋章が物々しさ伝えます。
やはり何とかという宮殿らしい。 -
こちらのファサードも物々しい。
でも良く見ると骸骨の魔法使いのお婆さんと漫画チックな魔物。
その下には、マリオネットテアトルとあります。
人形芝居の劇場です。
プラハの人形劇(マリオネット)は有名ですね。 -
プラハの路地裏散策は楽しい。
壁面の飾り、テラスの天使の像。
窓に写り込む青い空と歴史的建物・・。 -
細いけど美しい装飾を施した建物です。
間口は日本風に言うと2間くらいでしょうか。
現在はホテルと、入口はチョコレート屋さんです。 -
壁面の装飾や彫像が凄い。
王冠や聖母子像、それに聖人、貴族などの彫像。
由緒ある建物なのでしょうね。 -
出たぁ~!建物を支える屈強な男性像が。
ウィーンでもよく見かけました。
ここにもプレートになんとかパレスとありますから、やはり宮殿のようです。
この付近は歴史ある古い建物が多いですね。 -
プラハと言えばアールヌヴォー。
建築様式は全くわからない私ですが、アールヌーヴォーはヨーロッパのいろんな地でニワカ勉強してまいりましたので、少しはわかるようになりました(笑)。
壁面の植物模様とベランダの繊細な鉄細工の手すり。 -
カレル橋からのんびり建物ウォッチをしながら、旧市街広場に着きました。
さてプラハ最初の食事はどこで摂りましょう。 -
感じが良さそうなレストランの、テラス席に座りました。
目の前にはヤン・フス像が。
この広場も大勢の人ですね。
なぜだか大きなシロクマも闊歩しています。 -
チェコと言ったらビールでしょう。
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お料理は、メニューを見て、シュヴァイネハクセ(アイスバインだったかな?)と長~いチューリンガーソーセージ、それにサラダを取ってシェアします。
チェコなのにモロにドイツ料理です。
メニューで読めたのがこれくらいだったので(笑)。 -
次にワインをいただきます。
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夜も更けて、旧市街広場がライトアップされました。
柔らかい光に包まれて広場が輝きを増しました。
左側の塔はミクラーシュ教会 -
白く浮かび上がったゴシック様式のティーン教会。
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そろそろ私たちもホテルへ帰ります。
お食事を摂ったレストランはここ、「ホワイトホース・プラハ」。
楽しくいただきました。 -
ヤンフス像。
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広場の象徴「天文時計」は修復中、残念。
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乗車券無料のプラハのトラムで、チェコの夜景を楽しみながらホテルに帰りました。
ブダペストからプラハに移動した長い1日が終わりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ペコリーノさん 2019/08/07 13:50:07
- 建築の博物館、プラハ!
- frau.himmelさん、こんにちは。
今回からいよいよプラハですか。私は2011年にプラハ~ブダペスト~ウィーンと旅行をしましたから、ちょうど逆のコースでした。プラハ~ブダペスト間の列車もコンパートメントでしたから、本当に懐かしいです。
プラハのホテルも素敵ですね。コネクティングルームになっているのですね。旅行中はお洗濯もするし、疲れを取るためにゆっくりしたいので、同行者でも別の部屋が良いですね。同じ料金で違いがあるのはちょっと困ってしまいますが。
プラハは戦禍に逢わなかったので、古い建築がそのまま残り、建築の博物館と言われているようです。建物や街の写真も素敵ですね。
- frau.himmelさん からの返信 2019/08/07 23:24:37
- RE: 建築の博物館、プラハ!
- ペコリーノさん、こんばんは。
はい、やっとプラハに辿り着きました。
ペコリーノさんは逆コースだったのですね。
あの線はいつも混むのでしょうかね。
座席指定をしておいてほんとに良かったと思いました。
この3人旅の良いところはホテルが個室だということ。
昼間、観光でずーっと一緒でも、ホテルに帰るとホッとできる空間があるって、旅では重要ですね。
コネクティングルームって言うんですか? 入り口が別々だったのでI女史に指摘されるまで気が付きませんでした。
あまりに部屋が違い過ぎて、I女史には申し訳なかったなーと。
今回旅行記を書こうと思って、いろいろ調べているのですが、プラハの街中、結構見落としが多いことに気が付きました。また行きたくなります。
ウィーン旅行記、待っています。
himmel
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