2020/11/14 - 2020/11/14
202位(同エリア530件中)
まりも母さん
今年の紅葉は台風が上陸しなかった分きれいですからね。
天気の良い休みの日には 三密避けての紅葉探しの日々です。
今回は、茨城県大子町へ。
日本三大名瀑の「袋田の滝」がある場所で 紅葉時期が 最も多くの人でにぎわいます。
が、何度も行った事あるけど、いつも思ったほどの紅葉絶景は見られない&混雑する。
コロナ禍でもあり あえて「袋田の滝」は外しました。
でもね~大子にはもっとすごい紅葉絶景がありましたよ!
そして、レトロな商店街も歩いてきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
そろそろ北茨城あたりも紅葉ピークだろう、と 向かった大子町。
袋田の滝をスルーして 大子駅の方へ進みました。
ダンナが見つけた今日の目的地は 「もみじ寺」の通称もあるお寺。
大子町役場の裏あたりに臨時駐車場の案内がありました。
そこへ車を停めて、歩きます。
(大子町観光協会のサイトに臨時駐車場の案内もあります)
係のおじさんが、「こっちからが近道ですよ」と 水郡線の線路下をくぐり 川脇の遊歩道への道を教えてくれました。 -
久慈川の支流 押川沿いにのんびり歩く遊歩道。
左手に川を眺めながら進むと 右手にJR水郡線 常陸大子駅が見えてきました。 -
駅構内に転車台も見えました。
これ、今も使っているのかしら?サビサビって訳じゃないので使ってそうです。
わたし 実際に鉄道の転車台を見たのは初めてかも。
電車や機関車が ぐるっとまわされている所って見てみたい~。 -
途中にあったイチョウの木
すでに沢山の銀杏を実らせていました。
まだ、落ちる前だからあの独特な匂いも無く
黄色くなりかけた葉っぱに 実った丸い実が青空に映える! -
そんな見どころもある遊歩道をのんびり10分ほど歩くと
川の脇 もみじが真っ赤になった一帯が良く見えてきます。
あれが、目的のお寺ですね。 -
橋を渡るとお寺の案内表示に ユニークなお顔の石の鬼さん。
目指すのは 臥雲山 永源寺 -
近づくにつれ 周りが真っ赤なのに驚きます。
紅葉したもみじにすっぽり包まれるように高台にあるお寺さん。 -
入り口のもみじもすでに真っ赤!
まさに見頃の時期です。
駐車場に車は多かったし それなりにたくさんの人が来られてはいますが
そこは茨城の田舎 三密が気になる程の混雑はありませんでした。 -
六地蔵が並び 菊の花も飾られています。
でも、ここでは主役は「もみじ」ですね。 -
右に石段 左の方にはスロープがあります。
どっちも真っ赤なもみじだらけで、どっちに進もうか迷う位。
まずは、スロープの道を登ります。 -
高低差のある境内 斜面に植えられたもみじが大きく枝を伸ばし
すばらしい紅葉景色を見せてくれているのです。
時間は10時頃 まだ低い秋の日が斜めに差し込んでとっても素敵! -
この永源寺 文安3年(1446)開山。
当時は別の場所にあったものが 焼失した後
万治元年(1659)この地で再建されたと言う事です。
江戸時代には天狗党の乱により大半を焼失する被害も。
現在の本堂は昭和になってから再建されたものだそう。
弁財天が祀られた 奥久慈大子七福神巡り七番所でもあります。 -
既に葉を落とした大きな欅の隣あたりには ちょうど日の当たる真っ赤なボリュームあるもみじの木が
大勢の方がここで写真を撮っていましたねぇ。 -
境内にはあちこちにお地蔵様などの石仏が。
そんな石仏ともみじのコラボも秋の良い景色です。 -
更に緩い坂道を登ります。緑濃いタマリュウの上にカラフルな落ち葉。
-
境内にあるもみじはほとんどイロハモミジなのではないかと思います。
そんな中 これは、ベニシダレ 園芸種でしょうか。
細く切れ込みのある繊細な葉っぱのもみじ。
こちらもきれいに紅葉していました。 -
スロープを上がり進み、いつの間にか眺めの良い高台まで来ていました。
川辺りから見えた建物のあたりです。
ここから裏手へ続く階段の方を見ると 斜面いっぱいに色づいたもみじ。
帰りはこちらの階段を降りてみよう。 -
今日の主役は真っ赤なもみじ・・・でも真っ赤な実をつけたガマズミもありました。
この緑の葉っぱは、もみじがすっかり散った頃赤く染まるのでしょうね。 -
伽藍の方へ進みます。
鐘楼の後ろも真っ赤。
お寺の至る所にもみじが植えられているのです。 -
鐘楼脇にも石仏
この永源寺 沢山のお地蔵様もいらっしゃいます。
石仏と紅葉を狙ってカメラを構えている方も多いですね。 -
本堂です。
お参りさせて頂きました。
願うのは・・・やっぱり一番は新型コロナの終息。 -
本堂の左側に 更に道が続いています。
石灯籠があって、ここもなかなかの雰囲気。 -
石仏 多宝塔や石灯籠・・・石で作られた物多いです。
お寺においては良い撮影ポイントでもありますね。 -
本堂脇から続く道は墓地へと続いていました。
通路は 狭いかなりの急坂。一番上まで登ってみました。
こりゃ~お墓参りは大変だわ。
そんな墓地の奥も 大きなもみじが屋根のように枝を広げていました。 -
墓地を ぐるっと廻って戻って来ました。
鐘楼近くの石仏の並んだ場所。
良く見ると奉納された石仏はなかなか面白いのです。
カメラを持った仏。電車が足元にある仏。会社名の額をもっている仏も!
それぞれの仕事あわせた品などが彫られているようです。
永源寺の紅葉はたっぷり堪能させて頂けました。
思ったよりもみじが多くて、素晴らしかった。
これは~袋田の滝より 紅葉スポットとしてはナイスでございましたー!
数年のうちには 観光バスが袋田の滝とセットで来るようになりそうですわ。 -
さて、まだ午前中です。
お昼をどこかで食べようと思った時 町中に古民家カフェがあったのを思い出しました。
そうだ、そのうち行ってみようと思っていたんだっけ。
ちょっと早目ですが、大子の町中へそのまま徒歩で向かってみました。
駅近くの大子町商店街。ここもシャッターの下りた店が多く、ちょっと寂しい感じ・・・。 -
ずいぶん前に大子のキャンプ場を利用した時 この商店街で買い物もしました。
レトロなお店があった記憶もあり、ついでにそんなレトロ建物探しも。
窓の枠が面白い建物。壁面のモルタルも凸凹の装飾があります。
昭和レトロなお店がまだ残っているようで、ちょっとうれしい。 -
後で見つけたノスタルジックたてものマップによると
この窓の素敵な建物は
旧淺野たばこ店
土蔵造に置屋根形式という古い形式の町屋ながら、洗い出しの外観壁面で昭和初期の洋風意匠をもつ。
棟木の墨書により弘化2年(1845)の建築であることが判る。
たばこ屋さんとしての営業は終えてしまっていました。
店内のガラスケースにはレトロな雑貨、ゲーム、おもちゃが沢山並んで プチレトロ博物館の様相。 -
とりあえず 行ってみたいと思っていた「大子カフェ」まで来ました。
もう11時になるからオープンしているかな??と入り口へ曲がってみると・・・。
コロナウィルス対策の時短営業で12時オープンだった~~。
もう腹ペコでスタンバイOKだったのにぃ~。
仕方ないので、受付名を書いて あと1時間レトロ散策でオープン待ちとしますわ。 -
大子カフェのある本町通り(馬頭街道)を久慈川方面に進みます。
2階の木製窓枠がレトロなグリーンに塗られた建物。
右端に洋風な角柱が残っているのが気になります。 -
金町通り(南郷街道)との角。
街かど美術館(旧大子銀行本店)設計 濱田銀次郎
大正6年(1917)国指定登録有形文化財
外壁は金属板に覆われていますが、昭和30年代の写真では全面タイル張だったそう。
現在の壁面がかなりの残念さ。
剥がせば中に昔のタイル張が残っていないのでしょうか?
元の壁面に復元されるといいなぁ、と思う建物でした。
貸しギャラリーに使われているようで、この日は開いていませんでした。 -
街かど美術館の金町通り沿い斜め向いには
器而庵(きじあん)(旧外池呉服店)
明治29年(1896)国指定登録有形文化財
黒漆喰のりっぱな見世蔵の建物
大子は国内有数の漆の産地でもあるのです。
純国産漆を使った漆工芸品のギャラリーショップとして使われています。 -
金町通りから泉町通りへ。
旧まるや食堂
もう、食堂営業はしていないようですね。
建物は 昔ながらの商家造りです。
2階に並んだ障子の前にガラス戸がありません。
雨が降ったら 戸板を閉めるしかない昔の造り。
大子の冬はかなり寒いはずですし このスタイルを今も続けているのにびっくりです。
障子紙はとてもきれいですから、マメに張り替えていらっしゃるのでしょう。
昔の佇まいを維持すると言うだけでも 手間が掛かる訳です。 -
向い側には洋風の建物が2軒
どちらも軒下の持ち送りのデザインが凝っていて
建築当初はおしゃれな洋風店舗だった事でしょう。 -
ここで、営業中の荒物雑貨店を発見。
こういうお店は要チェック。
「見せて下さい」と声をかけて店内を見まくります。
レトロなデザインのスプーンを買いました。
小さな田舎の商店街だから、当然現金払いだけだと思ったら・・・
「paypay使えます」の表示が~。そっか~。国のキャッシュレス決済推奨で導入済みだったのですね。 -
旅館 旧北條館の建物です。
どうも もう旅館としては営業していないようです。
玄関のガラス戸に金文字で旅館名が書かれているのがレトロです。 -
観光協会のある「大子町文化福祉会館 まいん」まで来ました。大子駅近くです。
ここで、トイレをお借りして、観光パンフもチェックできます。
観光用駐車場もあり 大子の町歩きには ここに車を停めるのが良いのです。
(後で、大子カフェに行った時も車は まいん駐車場に停めるように案内されていました)
まだ、12時までは時間があるので駅の方へも行ってみます。 -
「常陸大子駅」
現在の駅舎は2016年に改装されたばかり。
転車台などがある裏側(線路の向こう側)から見た時はレトロな駅舎があるのかと思いましたけど。
全然新しかった。 -
駅舎脇にはこの機関車が。
C12187号 C12型蒸気機関車は昭和の時代に制作されたもの。
この車両は約30年九州を走った後 昭和42年(1967)水戸機関区に移ってきて
昭和45年(1970)水郡線の完全無煙化まで走っていた、と解説板にありました。
静態保存でここに展示されているそうです。
レトロタウン大子に似合いますね~。 -
時間はまだ余裕ありありでも 見るところ歩いちゃったので
大子カフェに戻ります。
大子カフェ店舗兼主屋 土蔵 大正5年(1916)
国指定登録有形文化財
建築当初は商店 たばこ屋や化粧品屋などを営なまれた店舗兼住宅
通りに面した広い三間の間口の町屋。
土蔵は 元は隣の金物屋の土蔵であったもの。 -
入り口の記名帳はウロウロしている間に10組以上に増えていました。
平屋部分は元住居棟だった場所。今は、カフェの入り口になっています。 -
本町通りに面した二階建ての方が元店舗。
窓枠がレトロかわいいです。 -
入り口左側の塀に「ノスタルジックたてものマップ」という絵地図があり
大子商店街のレトロな建物紹介があります。 -
大子カフェの路地側隣には空き地がありますが、ここはカフェの駐車場ではありません。
間違えて停める方もいましたが、カフェ入り口に「まいん駐車場に停めてください」とあるので、
気がついて移動していました。
空き地は 電気屋さんの敷地です。壁面に電気工事の模様がついています。
暗くなるとイルミネーションが付くのかな??
電線アートってものだそうです。 -
待っいてる間にもどんどんお客さんが来て、名前は25組越えていたもよう。
1時間前に来ちゃったけど 名前書いておいてよかった。
さっき商店街を散策していて もう一軒めちゃ混みのお店がありました。
奥久慈シャモの料理のお店で、そちらは車も満車
高齢者から家族連れ 何人もの人が並んでいました。
大子カフェの方は 若い方が多かったですね。 -
12時になり開店です!
入り口 入ってすぐのあたり。
古家具や飾り物が色々。
右側に布小物、お茶(大子産の紅茶も)リンゴジュースなどの販売コーナーも。 -
入店順番が早かったからお客さんの居ないうちに店内を撮影。
店内もレトロな雰囲気にリノベーションされています。
くつろげる雰囲気ですね~。 -
本町通りが見える窓際の席に。
店内換気の為 窓は少し開けられています。
猫のランプも良い感じです。
入店待ちのお客さんは 全ては入れませんでしたね。 -
大子カフェのメニューに八溝山系で取れるわさびを使った「わさび丼」があるのは知っていました。
それも魅力的だったのですが~
今日のわさび丼は アボカドとわさびの丼でした!
アボカド丼をおととい食べた私は・・・わさび丼パスに。
煮込みハンバーグのプレートにしましたよ。
野菜もたっぷり。結構ボリュームありました。
デザートに大子のリンゴを使ったアップルパイが食べたかったけど~満腹になって無理でした・・・。 -
ダンナは奥久慈しゃものカレー。
美味しかったけど、煮込んであるからしゃもがどこかに行ってしまったらしい・・・。
ランチはどれも1000円でした。お手頃ですね。
お客さんはまだ待っている人も居て なんか、ゆっくりするのが悪いようで 30分位で退店しちゃった。
まぁ、このご時世 長居をするのはNGってのもありますな。
でも、開店前にこんなにいっぱい来ちゃって~時短営業・・・むしろ早く営業して集中させない方がいいのでは?逆効果じゃ?と思ったりも・・・。
大子商店街は営業していないお店が多くて、残念な面もありました。
見逃したレトロポイントもありそうでしたので
また、今度は「わさび丼」食べに来たいですね。
時間は昼過ぎ この後 更に紅葉探しに移動です。
旅行記の後半は
「紅葉探し2020 福島編 もみじ探してみちのくまでプチ遠征」
https://4travel.jp/travelogue/11667550
に掲載します。
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