2020/10/28 - 2020/10/30
3位(同エリア491件中)
ゆるてつさん
古川へ妻の墓参りに同行して同じ大崎市内にある鳴子峡まで足を運んだ。
運よく紅葉見頃の時期にあたりここはせっかくなので温泉も…。
行程
2020年
10/28 本庄~大宮(東北新幹線)~古川(陸羽東線)~鳴子~中山平温泉(泊)
10/29 中山平~鳴子峡~鳴子駅~鳴子温泉(泊)
10/30 ~温泉神社~こけし工房~鳴子~有備館~岩出山~古川~大宮~本庄
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10/28
新幹線で古川へ到着後、墓参りに直行。
宮城県大崎市、西は鳴子温泉、南は松島の近くまでに及ぶ広大な合併市域を持つ。
眼下は陸羽東線の鳴子温泉方向 -
陸羽東線ホームは東北新幹線の真下に交差している。
小牛田(東北本線)発鳴子温泉行き各駅停車2両編成のキハ100がやってきた。 -
平日でも紅葉時期は観光客が多く、空いているようでほぼ満席。
-
陸羽東線
小牛田(宮城県)~新庄間(山形県) 94.1km単線非電化 全27駅
昔は貨物列車も急行列車も走っていた。
現在の優等列車は「みのり」が消えて臨時の「快速湯けむり号」のみ -
1996年開業の無人駅
眼の前にある旧有備館の訪問は後述有備館駅 駅
-
川渡温泉→鳴子御殿湯→鳴子温泉→中山平温泉と
温泉駅が4つも続くのが珍しい -
降りる人はわずかだった。
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鳴子御殿湯
ホームが急カーブで駅舎が渋く改装されている -
終着鳴子温泉で左の新庄行に乗り換える。
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鳴子隧道を出た定番風景
鳴子温泉⇔中山平温泉間(翌日撮影) -
鳴子隧道は陸羽東線で最長のトンネル
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車内から見た大谷川→ガラス越しなので不鮮明
鳴子峡を形成している川 -
あの橋から列車を狙うのだ。
-
大深沢橋(翌日撮影)
鳴子峡観光の中心で陸羽東線まで見渡せる。 -
観光サービスで速度をおとして短い橋梁をゆっくりと渡る。
国鉄の時代はそんなことお構いなしで一瞬だった。 -
往年の陸羽東線その1
C58索引の貨物列車が走っていた。 -
その2
幸運の重連 -
その3
年の瀬に寒いの我慢しても美しかった。
左端で温泉の湯気が気に入っている。
鳴子御殿湯⇔鳴子温泉 -
中山平温泉に到着
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中山平温泉は無人駅だが案内人がいた。
駅周辺は目立った店もなくひっそりしていた。 -
中山平温泉
鳴子温泉郷の一つで大谷川が流れる周囲は山ばかりの景色。
硫黄泉,単純泉,重曹泉などがありアルカリ度が高くヌルヌル感多い。
宿は点在しており有名な「鳴子峡」は鳴子温泉ではなくこちらにある。
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旅館花渕荘は鳴子峡まで徒歩10分と最も近い宿
着いてすぐ夕方の景色を見に行った。
古い建物だが待遇は良かった。
もちろん感染対策には行く方も受ける方も気を使っていた。 -
花渕荘の庭園露天風呂
空間をさえぎる屋根を避けるためかなり苦しい姿勢で撮影。 -
10/29
鳴子峡園地
平日でも駐車場は午前中から一杯で休日並みに人出が多いのに驚いた。
これが鳴子峡紅葉シーズンの実力か!
普段は走らない路線バスもあり助かった。 -
図のとおり溪谷遊歩道のかなりの部分は落石のため通行禁止。
以前来た時は下の鳴子口遊歩道から回顧橋まで完全踏破できた。 -
第2駐車場展望台からのながめ
橋は通行止めの部分だがここも渡った覚えがある。
この先にある「不老滝」も今は見られなくなった。 -
回顧橋
レストハウス側から下った遊歩道先端部で絶景に思わず振り返る橋。 -
紅葉は見ごろやや手前だと思う
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鳴子峡レストハウスは休日みたいなこの盛況ぶり
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スケールが大きすぎていくら見ても飽きない
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ズームアップ
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遊歩道を下りてみる。
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堰堤から落ちる水音の響きがよかった。
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回顧橋で行き止まり
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この先は通行禁止の廃道状態→見てるそばから落石があった。
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かつてはバス停鳴子口まで道が続いていた。
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見上げるとこの迫力
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名残惜しいこの光景
撮り鉄以外の観光客もこぞって撮影していた。 -
鳴子峡臨時バス「紅葉号」で鳴子温泉駅に到着
運行はミヤコーバス(宮城交通の子会社) -
鳴子温泉駅の正面部分は足湯になっている。
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鳴子温泉駅のこけし達
みんな年季が入っている。 -
鳴子温泉駅前
歩道区分のためのこけし柱だが完成度が高い。 -
ゆめぐり広場
駅に近く観光客用休憩所に足湯,手湯もある公園施設。
近くの鳴子ホテルにお泊り。 -
10月30日
温泉街を巡ってお土産探しの途中、温泉神社に参拝。 -
見頃の橙色
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名称が「温泉神社」で837年創建と伝わる。
来る人もほとんどなく境内には相撲の土俵やこけしの歌碑もあった。 -
共同浴場滝の湯の裏にある温泉導管で全部木製
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鳴子名物こけし通りだが現役こけし工人の店はわずかしかなくなったのが寂しい。
-
「岡崎斉の店」はこけし通りから外れたところにあった。
現在製作するのは岡崎斉一で、祖父斉、父斉司に続くこけし工人。
今回の旅はここがターゲットだった。
工人は不在で会って話を聞けなかったのが残念。 -
東北の伝統こけしは現在は約10系統に分類されて各産地で違いがある。
宮城県では弥治郎系、遠刈田系、作並系、鳴子系、とある。
鳴子系こけしの特徴は、はめ込み式の首を回すとキュッキュと鳴る事。
形態は胴体の中央部が細く主に「重ね菊」「なでしこ」等花柄をまとい頭部に赤い水引模様の描彩が多い。
⇒go-toの地域クーポン券が使えて良かった。 -
ゆるてつの伝統こけしコレクションより、
鳴子系こけし
→左から
岡崎斉一 いずめこ型が珍しい(さんざん迷ってお買い上げ)
ご飯を保温する籠(イズメ)に幼子を入れて保護する風習
秋山忠男 ねまりこ型(ねまるとは座ること、子供の正座姿 )
桜井昭二 典型的な鳴子系
-
鳴子温泉から有備館に到着
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旧有備館の目の前にできた割と新しい駅。
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旧有備館と岩出山城跡に最寄りの駅
岩出山城は伊達政宗が米沢から移り10年ほど居城としていた。
岩出山城跡は有備館の隣だが游歩道の復旧工事中で断念。 -
待合室,トイレ,案内所のある無人駅。
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旧有備館入口
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旧有備館および庭園(国指定史跡名勝)
有備館は江戸時代に岩出山伊達家が下屋敷に開いた郷学(学問所) -
御改所(主屋)と付属屋
開設は嘉永3(1850)年ころとされる。 -
中の間と縁側
郷学として講義をした部屋 -
上がれる。
ここから見える四季の景色が良さそう。 -
透かし彫りの欄間が美しい
-
2011年の地震で倒壊したが2016年に再生され庭園を含む元の風景を維持している。
池泉回遊式庭園で池の中の島に茶亭がある(工事中)。
庭園も含めて見応えがありライトアップもみてみたかった。 -
岩出山駅へ移動
お城のイメージに建て替えられた駅舎だがここも無人駅 -
鉄道資料館ポッポランド
隣の旧岩出山駅舎を利用した農産物直売所の奥にある。
鉄道ジオラマと主に宮城県の鉄道関連資料を展示する民間の施設。
声をかければ見学できる。→無料 -
細長い部屋にコンパクトに良くまとめてあった。
-
鉄道模型はしばらく動かしていない様子だった。
民間の手作り施設は後継者が確保できるか気がかりである。 -
東北新幹線行先表示幕(1982年以降)
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通票(タブレット)閉塞器
単線区間での衝突を防ぐ運行方式を維持するための道具。
駅の事務室にはかならず存在した。
東北の現役では津軽鉄道、由利高原鉄道が有名。岩出山駅 駅
-
通票(タブレット)
丸い金属板を各列車が携行する事で単線での安全運行が確保される。 -
貨車移動機
資料館前に露天で展示されていた。
機械設備扱いなので型式は無い。劣化が心配。 -
岩出山~古川~大宮~本庄
やまびこ60号(古川15:09発)で帰宅 -
今回も帰宅後2週間健康不安だったが以後無事で安心した。
この後しばらくはコロナ流行で旅にでられそうにないのは残念だが仕方ない。
最後まで御読みいただき御礼申し上げる。
byゆるてつ
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この旅行記へのコメント (4)
-
- asamiyさん 2021/08/07 12:29:31
- 旅行気に「いいね」をありがとうございました。
- ゆるてつさんの旅行記のタイトルページの写真を見て、C58が重連で客レを引いているのはどこかなと考え、思い浮かんだんは釧網本線か陸羽東線でした。釧網本線は重連での客レはなかったはずだし・・・。この旅行記を読んで陸羽東線だと確信しました(笑)。
- ゆるてつさん からの返信 2021/08/08 12:47:48
- 蒸気機関車
- asamiyさまへ
初めまして、ゆるてつともうします。
評価とコメントを頂きありがとうございます。
鉄道記事の中でも蒸気機関車(SL)に興味をもっていただき嬉しく思います。
こんな古い写真見てもらえないかもと思いつつも
ゆるてつの投稿の中には時折SL(かなり過去の)が潜んでいます。
旅行記陸羽東線でも思い入れがあるC58をついフィルムから上げてしまいました。
ところで、
SL重連+客レはゆるてつトラベラーページの表紙写真のことですか?
これは2011年9月の運転で本務機(先頭)C61、補機C58、旧型客車の編成です。
場所は上越線渋川駅の近郊で利根川を渡る橋梁(下り)を川の中州から見ています。
シルエットを強調するため白黒に仕上げてあります。
当日は煙の形も美しく横長にピッタリなので採用した次第です。
C58は秩父鉄道からの借り物だと思います。
現行のSL画像は旅行記「諏訪峡とSLぐんまみなかみ」などに上げているのでよければ御覧ください。
HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスがすごいですね。
チャンスがあれば使ってみたいです。
まだ旅行には困難な状況ですがまた素敵な旅と投稿ができるようにお祈りしています。
(^o^)byゆるてつ
- asamiyさん からの返信 2021/08/08 20:48:49
- RE: 蒸気機関車
- > asamiyさまへ
>
> 初めまして、ゆるてつともうします。
> 評価とコメントを頂きありがとうございます。
> 鉄道記事の中でも蒸気機関車(SL)に興味をもっていただき嬉しく思います。
> こんな古い写真見てもらえないかもと思いつつも
> ゆるてつの投稿の中には時折SL(かなり過去の)が潜んでいます。
> 旅行記陸羽東線でも思い入れがあるC58をついフィルムから上げてしまいました。
> ところで、
> SL重連+客レはゆるてつトラベラーページの表紙写真のことですか?
> これは2011年9月の運転で本務機(先頭)C61、補機C58、旧型客車の編成です。
> 場所は上越線渋川駅の近郊で利根川を渡る橋梁(下り)を川の中州から見ています。
> シルエットを強調するため白黒に仕上げてあります。
> 当日は煙の形も美しく横長にピッタリなので採用した次第です。
> C58は秩父鉄道からの借り物だと思います。
> 現行のSL画像は旅行記「諏訪峡とSLぐんまみなかみ」などに上げているのでよければ御覧ください。
> HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスがすごいですね。
> チャンスがあれば使ってみたいです。
> まだ旅行には困難な状況ですがまた素敵な旅と投稿ができるようにお祈りしています。
> (^o^)byゆるてつ
>
かつて蒸気機関車の写真を撮りにあちこちに行った過去があるものですから、表紙の重連の写真が、モノクロなので最近のものとは思わなかったです。まさかC61+C58とは想像もしていなかったです。
2両目はC58だとすぐわかったのですが、先頭の機関車は前の部分が隠れていたので、車軸配置が見えなかったのでプレーリーだと思ってC58だと思いました。ハドソンだったとはしかもC61と意外でした。C61to言えば奥羽本線電化前に青森〜秋田間を引くC61が引く客車に乗った記憶があります。(1971年8月)
- ゆるてつさん からの返信 2021/08/08 23:21:29
- RE: RE: 蒸気機関車
- asamiyさまへ
「先頭の機関車は前の部分が隠れていた…」のは、ゆるてつのイメージ写真が
邪魔をしたものと思われます。
その場合は右の「ゆるてつ」をクリックすれば先頭の車軸配置まで見られます。
そういえば奥羽本線にもC61が居ましたね。
自分は見られませんでしたが隣の五能線は行きました。
旅行記五所川原にのせてます。 (^o^)byゆるてつ
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