2020/11/07 - 2020/11/07
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Reisさん
2020年11月。コロナウイルス感染拡大がなかなか収束しない中、GO TO トラベルキャンペーンが展開されるということに矛盾を感じつつも、なかなか外出できないというストレスを発散させるべく、1泊2日で山梨へ出かけることにしました。
これまでに行ってみようと思いながら、なかなか行く機会のなかった昇仙峡をメインにしつつ、それ以外は行ったことのない比較的地味なスポットを巡ることにしました。
初日は、朝にさいたま市の自宅を出発し、ゴールは宿泊地の甲府。途中で笹子峠、勝沼堰堤、信玄餅で知られる桔梗屋の工場、一宮浅間神社に立ち寄り、石和温泉の公衆浴場で入浴。夜は甲府市内で名物の「鳥もつ煮」を食べるというスケジュールとしました。私は週末の中央高速の渋滞で何度も痛い目にあっているので、今回は少し早めに出発することにしました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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午前7時にさいたま市内の自宅を出発。渋滞もほとんどなかったが、早起きしたためにすぐに眠くなってきた。入間市内のコンビニでコーヒーやガムを買い少し休憩。入間ICから首都圏中央連絡自動車道に入り、八王子から中央自動車道を走り、談合坂SAでトイレ休憩。時刻は9時半。八王子JCTから小仏トンネルまで渋滞はあったが、週末にしては思ったより順調だ。
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大月ICで一般道に出て甲州街道を西へ向かう。今回の目的地は甲府であり、市内のホテルを予約済みだ。ただし、往路はいくつか寄り道をしていこうと思っている。まず最初に立ち寄りたいのは笹子峠だ。しかし、その前に笹子駅に寄っていこう。
笹子駅 駅
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笹子駅そのものは特に見どころがあるわけではないが、駅前には笹子隧道記念碑が立っている。笹子隧道は中央本線の笹子トンネルのことで、1903年に開通し現在は下り線のトンネルとなっている。
この記念碑は当初は甲府駅前にあったそうだが、その後甲府城に移設され、1993年にここ笹子駅前に移設されたとのこと。 -
駅から少し歩くと笹子餅を売っている「みどりや」がある。笹子餅はかつては笹子駅での駅売りも行っていたようだ。私はかつて中央線の特急列車の車内販売で購入した記憶がある。なんとなく懐かしいので5個入を1つ買っていくことにした。
みどりや グルメ・レストラン
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笹子駅を出発して甲州街道を西へ進む。このまま進めば長い新笹子トンネルに入るのだが、今回はあえて旧道(県道212号日影笹子線)で笹子峠を越えていくことにする。この旧道はかなり道幅が狭く急カーブの連続で高度を上げていく。路上は大量の落ち葉が敷き詰められそれを踏みしめて進んでいくことになる。かなり上ってきたところで「矢立のスギ」の入り口がある。ここはわずかに駐車できるスペースがある。車を停めてわき道をしばらく歩くと目の前に大きな杉が見えてきた。これが「矢立のスギ」である。
矢立のスギ 名所・史跡
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山梨県指定の天然記念物になっているこの杉の木は樹齢が1000年を超えるといわれている。すでに朽ちているのか太い幹の下の方は空洞になっているが、中に入れないように囲いが作られていた。
トレッキングを楽しむ人たちにとってはちょうどこの辺りがよい休憩スポットになっているようでベンチなども置かれていた。矢立のスギ 名所・史跡
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再び車で旧道を進む。笹子からしばらく走ってきたが、対向車は全く現れない。道幅が狭いので対向車とのすれ違いは面倒くさそうだ。
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坂道を登り切ったところに小さなトンネルが口を開けていた。これが笹子隧道である。トンネルの手前に駐車スペースがあったので、車を停めてトンネルを眺めてみた。
このトンネルは全長 239メートル、幅3.0メートル、高さ3.3メートル。1938年に開通したのだそうだ。確かにかなり幅が狭く普通乗用車でも中ですれ違うことはできない。笹子隧道 名所・史跡
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駐車スペースには1台の自動車が停まっていたが人の気配は全くない。そして未だに1台の自動車も通り過ぎない。周囲はとても静かで、このようなところで過ごすのであれば、コロナウイルスの感染の心配はないだろう。
さて、再び車に乗ってトンネルを抜けてみよう。トンネルを出たところにも駐車スペースがあった。笹子隧道 名所・史跡
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ここで少し休憩。先程、笹子駅近くの「みどりや」で購入した笹子餅を食べることにする。
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よもぎを練りこんだ餅はとても柔らかく、甘さ控えめの粒あんもとてもおいしい。少しずつ食べようと思っていたのだが、空腹だったこともあって全部食べきってしまった。
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笹子隧道からは再び狭い旧道はいくつものヘアピンカーブを繰り返し、今度は下へ下へと下っていく。かつての甲州街道駒飼宿のあった集落を抜けると甲州街道(国道20号)へ出た。
次に私が向かったのは勝沼堰堤。国道20号線からわき道を入ったところに数台分停められる駐車スペースがあった。堰堤へは階段ですぐ近くまで近づくことができる。堰堤ではあるもののあたかも自然の滝のように見える。勝沼堰堤 名所・史跡
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甲州街道をさらに西へ向かうと信玄餅で有名な桔梗屋の本社がある。ここは菓子工場の他に、レストランやカフェなどを併設した「桔梗信玄餅工場テーマパーク」となっていて観光客も訪れるところなので立ち寄ってみた。広い駐車場があり大型バスで団体客も訪問していてかなりにぎわっていた。
桔梗屋 本社 グルメ・レストラン
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本来なら工場見学もできるのだが、コロナウイルス感染拡大の影響で中止されている。しかたなく併設されているアウトレットで買い物をしたり、カフェでアイスクリームを食べて休憩をした。アウトレットというのは、規格外品を安く販売する店で信玄餅のバラ売りやその他の菓子などが売っていて、私はカステラやどら焼きなどを買い込んだ。写真はカフェで購入した桔梗信玄ソフト(510円)。ソフトクリームに信玄餅、きな粉に黒蜜がかかりかなり濃厚だった。
桔梗屋 グリーンアウトレット 1/2 専門店
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目的地の甲府まではもうすぐだが、そのまま進んでしまうと早く着きすぎてしまう。そこで、当初予定はしていなかったのだが、近くにある甲斐国一宮浅間神社へ行ってみた。
ここは富士山を神格化した木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀っている。この点は他の浅間神社と同じだ。ちなみにこの神社はあさまじんじゃと読む。浅間神社 寺・神社・教会
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境内は人もまばらで少々寂しい感じがした。
浅間神社 寺・神社・教会
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甲斐国一宮浅間神社は甲州街道からやや北に入った場所にあるのだが、甲州街道沿いには大きな赤い鳥居があるのでよくわかる。
浅間神社 寺・神社・教会
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宿泊予定の甲府に行く前にもう一か所、石和温泉に立ち寄りたいと思っていた。日帰り入浴できる施設を探していたところ、温泉を使用した銭湯があることを知った。しかもそこはレトロな食堂を併設しているというユニークな施設らしい。それを知ってぜひ行ってみたいと思っていたのだ。
目的地の銭湯は住宅街の奥まったところにあり、車一台がぎりぎり通れるくらいの狭い道を入っていくことになる。駐車場はあったのでそこに車を停めたが、銭湯に行く前にすぐ近くの石和八幡宮を少し見学していくことにする。
石和八幡神社 寺・神社・教会
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石和八幡宮の境内も人の気配はなくひっそりとしていた。雨がぱらぱらと降ってきたので散策は切り上げて銭湯へ行くことにした。
石和八幡神社 寺・神社・教会
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銭湯の入口には「石和温泉」の文字が見えるが、その横には赤いラーメンの暖簾が出ている。入ってみると小さな食堂そのものだがその奥の方に銭湯の入り口があった。入浴料400円を支払って奥へと進む。
浴室の壁面には富士山の絵が描かれていてイメージ通りの銭湯である。浴槽は3つに分かれていて水風呂と電気風呂があった。この銭湯は石和に温泉が湧くよりも早く営業を開始しており当初は水道水を沸かしていたそうだが、現在は温泉をひいているとのこと。石和温泉 温泉
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こういう機会なので入浴後はそのまま帰らずに軽く食事をしていくことにしよう。メニューはいろいろと壁に貼ってあったが、さきほど入り口に「ラーメン」の暖簾がかかっていたのが気になっていたのでラーメンを注文した。ラーメンはあっさりした味でおいしかった。ほかに食事をしている人はいなかったが、入浴に訪れる人が次々とやってきた。きっと地元に人に親しまれている銭湯なのだろう。
石和温泉 温泉
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石和温泉から車で20分ほどで甲府市街に入った。カーナビを使っていたので迷うことなくこの日の宿泊先、甲府ワシントンホテルプラザに到着した。ホテル隣の立体駐車場に車を入れてホテルにチェックインする。駐車料金は700円。
チェックインの際にGo To トラベル地域共通クーポン1000円分が渡された。部屋に入り荷物を置いたら、すぐに食事に出かけることにする。甲府ワシントンホテルプラザ 宿・ホテル
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ホテルから外へ出るとまだ小雨が降っている。うっかりして傘を部屋に置いてきてしまったが、傘がなくても何とかなりそうな降り方だ。部屋に引き返すのも面倒だったのでそのまま歩き出した。夕食は甲府駅の近くにある蕎麦屋「奥藤本店」かほうとうの「小作」を候補に考えていたので、駅へ向かって歩き出した。
しかし、ホテル周辺の路地も少し見て回りたい。私は小雨の降る中をあてもなく歩き回った。 -
ホテル近くの商店街や飲食店街も人通りは少なかった。
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しかし、駅前の店は混んでいるようだった。「小作」も「奥藤本店」も入店を待つ人が通りに出ている。少し迷ったが「奥藤本店」に入ることに決めて店の前で待つことにする。雨が本降りになってきた。
奥藤本店 甲府駅前店 グルメ・レストラン
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幸運にもそれほど待つことなく店内へ案内された。「奥藤本店」は蕎麦屋だが、甲府名物の「鳥もつ煮」も有名らしい。そこでもりそばと鳥もつ煮、生ビールを注文した。
奥藤本店 甲府駅前店 グルメ・レストラン
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生ビールを飲んで気分がよくなってきたところで、もりそばをいただく。なかなかおいしかった。
店を出ると雨は小降りになっていた。早起きして久しぶりに運転もしたので普段よりアルコールの効き目がよいようだ。部屋に戻ったら、眠らないうちに翌日の準備をしておこう。
<参考情報>
鳥もつ煮 550円、生ビール(中) 650円、もり 650円 合計 1850円(内税)
※Go To トラベル地域共通クーポン(1000円)使用して、850円の支払い
続く奥藤本店 甲府駅前店 グルメ・レストラン
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