2020/10/01 - 2020/10/01
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xiaomaiさん
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台北市から新竹市への日帰り旅。台北から新竹へは各駅停車でも2時間かからない。
主要な訪問先
1)新竹都城隍廟(月老誕辰法會)
2)長和宮文物館
3)消防博物館
4)新竹市動物園
5)孔子廟
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1893年開業の新竹駅。現存する駅舎は1913年に完成したもので、台湾で現存する最古の駅舎で、なおかつ現役。
新竹駅 駅
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新竹都城隍廟広場にある龍の頭を持つ魚の像。
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新竹都城隍廟
新竹城隍廟 寺院・教会
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主神の城隍爺は死者が生前にした善悪の行いを裁く神。善悪を勘定する際に使われる算盤。
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土地公
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土地公の下に虎爺
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月下老人
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月下老人の祭壇が豪華版になっていた。
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それもそのはずで、中秋節は月下老人の誕生日。廟内で9時半から誕生日を祝う法会が行われた。旧暦2020年9月15日は新暦で10月1日。
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誕生日の法会が終わると、引き続き、良縁を求める信徒による法会。男性が持っているのは、「龍頭手爐」と呼ばれる手持ち式の香爐。
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良縁を求める人はあらかじめ申し込んでおくと、廟が事前に準備をしてくれる。
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月下老人の誕生日の祝い法会と良縁祈願の法会は途中休憩を挟み、11時半ごろまで続いた。
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道士からの説法の後、業を解く儀式が始まった。人は肉を喰らうだけで既に罪作り。その業をなくすには、よい行いし、よいことを言わなければならない。業をいっそう取り除こうと、信徒は列をなして、道士によるお祓いを受ける。
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そして、希望者は縁結びの「赤い糸」をいただき、香爐で清める。
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昼食の時間になり、三川殿の前にある店に向かった。
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戦後から同じ場所で営業を続ける鄭家魚丸燕圓。現在のオーナーは4代目。
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白飯で作られたシイタケ肉ご飯。この手のものは餅米で作るのが一般的。胃腸の悪い娘(現オーナー)のために、3代目オーナーが研究開発して作り出したもの。確かに食後にお腹がもたれることはなかった。
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この店のもう一つの看板料理である、魚丸湯(魚肉ボールスープ)。
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スープの出汁を取るために使われる。
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食後は、媽祖を祀る長和宮へ向かった。
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乾隆年間、魚や米、炭などの市が立つようになり、やがて商業の中心地となっていった。そのエリアに1742年建てられたのが長和宮。船長たちが長く和をもって協力していけるようにと、長和宮と名付けられた。北門の外にあったから、「外媽祖廟」とも呼ばれていた。
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こちらの媽祖様は台湾で無二唯一で、頭髪はご本人(林黙)の遺髪を使用していると言われている。
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長和宮には既に何度も足を運んでいる。今回の目的は廟後部にある文物館見学。
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立派な入り口
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香擔。片方に線香を灯す香爐を置き、もう一方には花や果物を置く。神様の乗られた輿の前を進む。
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媽祖神像の着用していた衣装
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乾隆7年(1742)に造られた媽祖神像の輿。福建省湄洲を詣で、正三媽を台湾へお迎えする際に使われた。
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1926年に製造された彩牌。行進する北管演奏隊の最前に掲げられ進む。
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1926年に製造された托燈。北管が舞台で演奏する際に舞台口に掛けられた。
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神様巡行の様子
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北管がその輝かしさを増すために掲げた繡旗。画像は風帆旗。他にも、頭旗、三角旗、彩牌旗、獅旗などがある。
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作り手不足で、今同じものを作ろうとしても非常に困難。
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実際に現物を見ると、どれだけ手が込んだものかがわかる。
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以前使われた家具
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以前の廟で使われていた建築部品
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非常に手が込んでいる。
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北館劇の衣装
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北管劇の舞台の様子
長和宮の文物館は非常に見応えがあるのに、入場無料。 -
文物館の階下にある禮斗斗燈殿。右に千里眼将軍(金精将軍)、左に順風耳将軍(水精将軍)。
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六十甲子元辰殿
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水田福徳宮
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ここは四面土地公が祀られていることで有名。
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水田福徳宮をさらに進むと「黒猫包」がある。
黒猫包 地元の料理
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長和宮文物館の案内役の方曰く「地元の人はあまり食べない」。「以前のおいしさはなくなった」という意見も。でも、新竹に来ると、毎回食べている。
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1926年に落成した新竹州庁。桃園、新竹、苗栗という広範囲な区域を管轄した。現在は新竹市役所となっていて、内部見学も可能。
内部画像はこちらの旅行記に:
https://4travel.jp/travelogue/11644002新竹市政府行政大楼 史跡・遺跡
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市役所のすぐ近くにある新竹消防組合(現消防博物館)。1936年に落成した、当時新竹でもっとも高い建物だった。
新竹市消防博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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初期、消防用水が組み上げられた古井戸。
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1900年ごろから1956年まで使用された手押し消防車
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現代の消防車
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最上階
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最上階バルコニーから市役所方面を望む。以前はここに人が常駐して、新竹の街を火災から守っていた。
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日本時代は「望楼」と呼ばれていた鐘楼。当時は通信がまだ発達していなく、電話も普及していなかったため、高いところから火の手の所在を望むことしかできなかった。それが「望楼」の名称の由来。
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階段は現代のものより急。
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日本時代、新竹州新竹市の市庁舎として使われていた建物は、現在新竹市美術館となっている。
新竹市美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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護城河親水公園
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東大路に沿った歩行者用陸橋を渡る。
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新竹市立動物園。1936年に設立され、台湾でもっとも歴史が長い動物園。
新竹市立動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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2017年5月29日から休園し、動物に親しみやすい形態を目指し、2019年12月28日に再オープン。
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凛々しいサル
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新竹神社の痕跡
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微動だにしないカバ
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ここにも神社の痕跡が。
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旧正門にある噴水
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旧正門
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コンクリート製の象とライオンがお出迎え。
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虎
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頬をすり合わせているなかよし虎
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しばらく離れずにいた。こんなに睦じい様子の虎は初めて見たかもしれない。
現在、新竹動物園には12種類の鳥類、11種類の爬虫類、24種の哺乳類、合計250匹が展示されている。 -
動物園のすぐ近くにあるスタバ
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動物園へ来た家族連れで混んでいた。
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各地のスタバには店員がカップに書いたイラストが展示されている。ここのはもちろん動物。カピバラか?
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調理カウンターが中央にあり、その両脇と入口付近に座席が設けられている。
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暑かったから、この日はアイスにした。
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動物園からほど近いところにある孔子廟。1817年の創建で、1958年に新竹公園に移築された。画像は禮門と泮池。
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正殿である大成殿
新竹孔廟 寺院・教会
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日本時代は、新竹守備隊の兵舍や公学校の校舎として使用されていた。
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辛志平新竹中学校長の故居
辛志平校長故居 史跡・遺跡
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日本時代は日本人の校長がここに住んでいた。
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夕食を摂るために新竹都城隍廟夜市へ。
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Gegegengと呼ばれる料理。本来入ろうと思う店とは違うところに入ってしまった。元祖と書かれているけれど、本当の元祖はここではない模様。店では中学生らしい子供が数人で働いていた。
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台湾各地にある肉圓は新竹でも名産になっている。
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おいしくないことはないけれど、やはり彰化の肉圓の方が口に合う。
https://4travel.jp/travelogue/11637537 -
新竹駅へ向かう途中、新竹關帝廟に寄った。
新竹関帝廟 寺院・教会
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9時間ほどの新竹滞在となった。2時間弱の各駅停車に乗り、MRTに乗り換えて、21時過ぎに帰宅。
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