10/20(火)<br />　難波で前泊をして、9:50　関西空港発釧路行ピーチMM125便に無事搭乗。10:55　機長の機内放送あり、岩手上空13,000mを飛行中、先ほどまで日本海の海岸線が見えていたが、太平洋上空に進行。天気晴朗、揺れもなし。諦めていた地域電子クーポンを搭乗前にピーチフェスタで使用できたのは幸先が良かった。11:15　左窓外に北の大地の海岸線がはっきりと見える。紅葉した大地に綿雲の黒い影、コントラストが面白い。<br />　釧路空港到着後、連絡バスに乗り継ぎ約45分で釧路駅前へ到着。今日から２連泊する東横INN釧路十字街に荷物を預け、『フィッシャーマンズワーフMOO』に立ち寄り、北海道立釧路芸術館から釧路川沿いを散策した。幣舞橋のたもとの広場の一角で美川憲一『釧路の夜』の歌碑を見つけ、人感センサーで流れる本人の歌声に何度も聴き入った。<br />10/21(水)<br />　8:45　ＪＲ釧路駅４番線から花巻線根室行に無事乗車。今朝は快晴に恵まれ冷気が心地よい。厚手のカッターシャツに着替えたが、持参したネックウォーマーや手袋は無用ノ介。『秋の乗り放題パス』３日間7,850円は有難い。１車両に鉄キチらしき風貌の十数人の男女、その熱気に改めて感服。車窓の朝日を浴びた紅葉が眩しい。門静、厚岸付近の風光明媚な地点に近づくと、運転手がスピードをスロウダウンしてくれ、皆がシャッターを切る。車両内の空気が一つになった。「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチ氏ゆかりの浜中駅、日本最東端の東根室駅を通過し、10:49 根室駅に到着。<br />　駅前ターミナルから連絡バスに乗り換え、約45分で納沙布岬の停留所で下車。天候に恵まれ遠目が利く。【返せ！北方領土】<br />　駅前バスターミナルに戻り、16:12の出発まで根室市街地を散策した。海岸近くの『そば処ひより』でつけ麺とビールの昼食をとり、明治公園を回って根室駅前のスーパーで買い物をして普通列車に乗車した。<br />10/22(木)<br />　8:40 晴れ、釧網本線快速しれとこ摩周号へ一番乗り。１車両に２０人ほどの旅行者、昨日の根室行よりは多い。知床斜里～網走間は、路線メンテナンスのためバスの代行運転になるとの車内放送あり。<br />　釧路湿原から茅沼あたりでは、キャンパス一面に緑、褐色、黄色の原野が広がる。まるで印象派の風景画を見ているようだ。川湯温泉あたりから赤色が加わった。紅葉の中を列車はひた走る。驚いたエゾ鹿が逃げていく。昨日、根室駅構内でもエゾ鹿を見かけた。この時季に来て幸いなるかな、癒しの鉄道の旅だ。<br />　ＪＲ網走駅から徒歩約２０分、道の駅『流氷街道　網走』の２階の『フードコート　キネマ館』の窓際で、投げ釣りをしている釣り人を眺めながら、ご当地名物『ざんき丼』を食する。アツアツご飯の上に鮭の揚げ物がふんだんに盛られている。ボリュームがあり美味しい。シャーベット付きで千円、リピート有である。のんびりと昼食を済ませ、１階の観光協会で電動アシスト付自転車を3時間、千円でレンタルした。電動アシスト付自転車は初体験であったが、漕いでもスピードが出ない。上り坂は楽だが一長一短だと理解した。スマホのアプリで位置を確認しながら、行き過ぎた道を引っ返したりして、なんとか『博物館網走監獄』へ辿り着いた。博物館は野外博物館ということで予想以上に広く駆け足での観覧になったが、夕日に映える紅葉は実に見応えがあった。<br />　10/23(金)<br />　東横INNオホーツク・網走駅前をチェックアウトして石北線で北見へ向かう。10:31　呼人を通過したあたり、雨に光る真っ盛りの紅葉にため息が漏れる。<br />　北見市内観光は徒歩、小雨の中若干風もあるので移動範囲を狭め、『北見ハッカ記念館』と『ピアソン記念館』を見学した。戦前、北見ハッカが世界のハッカ市場の７割を占めていたことに驚き、ピアソン記念館が坂本龍馬の甥：坂本直寛にゆかりのあることを知り感慨深かった。<br />　予定では石北本線15:00発の普通列車に乗車し、網走で釧網本線に乗り換えて釧路まで帰るつもりでいたが、改札時に大雨の影響で知床斜里までしか行けないと知らされ、大慌てで15:00発釧路行都市間バスの最終便に飛び乗って何とか事なきを得た。想定外の出費3,800円也。釧路駅構内の掲示板とか貼り紙でもっと周知徹底しておいてほしかった。この手のハプニングはぶらり一人旅にはつきものだが、久しぶりに正直焦った。<br />10/24(土)<br />　ホテルルートイン釧路駅前をチェックアウトして、バスターミナル8番乗り場からリムジンバスで釧路空港へ。<br />　12:30　晴れ、弱風。ようやく関西空港行ピーチに搭乗した。GO to トラベルの効果か、片側３列両サイドの席は埋まっている。<br />　今回は、航空券と宿泊ホテルを個別に予約し、あとは気ままな成り行き任せの一人旅だった。釧路・根室・網走・北見の紅葉の市街をよく歩いて情緒を味わった。食に関しては、根室『そば処ひより』のつけ麺、網走『フードコート　キネマ館』のざんき丼以外は、ホテルの朝食とコンビニで調達した食材だけ。不満も残るが、武漢ウィルス対策としては致し方ない。もちろん常時マスクを装着し、持参したスプレーで消毒をし、うがい薬も使用した。<br />　特記事項として、地域クーポンの利用については気を使った。有効期限が翌日のうえ、電子クーポンの取扱店が少なく、かつ支払時のスマホ操作には苦労した。<br />　関西空港到着後、南海空港線に乗り難波で下車し、なんば駅前から伊丹空港行高速バスに乗り換え、ANA便に乗り継いで故郷へ帰った。スキーシーズン以外で2度目の北の大地一人旅、無事帰還に感謝！<br />

紅葉の道東：釧路・根室・網走・北見

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2020/10/20 - 2020/10/24

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10/20(火)
　難波で前泊をして、9:50　関西空港発釧路行ピーチMM125便に無事搭乗。10:55　機長の機内放送あり、岩手上空13,000mを飛行中、先ほどまで日本海の海岸線が見えていたが、太平洋上空に進行。天気晴朗、揺れもなし。諦めていた地域電子クーポンを搭乗前にピーチフェスタで使用できたのは幸先が良かった。11:15　左窓外に北の大地の海岸線がはっきりと見える。紅葉した大地に綿雲の黒い影、コントラストが面白い。
　釧路空港到着後、連絡バスに乗り継ぎ約45分で釧路駅前へ到着。今日から２連泊する東横INN釧路十字街に荷物を預け、『フィッシャーマンズワーフMOO』に立ち寄り、北海道立釧路芸術館から釧路川沿いを散策した。幣舞橋のたもとの広場の一角で美川憲一『釧路の夜』の歌碑を見つけ、人感センサーで流れる本人の歌声に何度も聴き入った。
10/21(水)
　8:45　ＪＲ釧路駅４番線から花巻線根室行に無事乗車。今朝は快晴に恵まれ冷気が心地よい。厚手のカッターシャツに着替えたが、持参したネックウォーマーや手袋は無用ノ介。『秋の乗り放題パス』３日間7,850円は有難い。１車両に鉄キチらしき風貌の十数人の男女、その熱気に改めて感服。車窓の朝日を浴びた紅葉が眩しい。門静、厚岸付近の風光明媚な地点に近づくと、運転手がスピードをスロウダウンしてくれ、皆がシャッターを切る。車両内の空気が一つになった。「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチ氏ゆかりの浜中駅、日本最東端の東根室駅を通過し、10:49 根室駅に到着。
　駅前ターミナルから連絡バスに乗り換え、約45分で納沙布岬の停留所で下車。天候に恵まれ遠目が利く。【返せ！北方領土】
　駅前バスターミナルに戻り、16:12の出発まで根室市街地を散策した。海岸近くの『そば処ひより』でつけ麺とビールの昼食をとり、明治公園を回って根室駅前のスーパーで買い物をして普通列車に乗車した。
10/22(木)
　8:40 晴れ、釧網本線快速しれとこ摩周号へ一番乗り。１車両に２０人ほどの旅行者、昨日の根室行よりは多い。知床斜里～網走間は、路線メンテナンスのためバスの代行運転になるとの車内放送あり。
　釧路湿原から茅沼あたりでは、キャンパス一面に緑、褐色、黄色の原野が広がる。まるで印象派の風景画を見ているようだ。川湯温泉あたりから赤色が加わった。紅葉の中を列車はひた走る。驚いたエゾ鹿が逃げていく。昨日、根室駅構内でもエゾ鹿を見かけた。この時季に来て幸いなるかな、癒しの鉄道の旅だ。
　ＪＲ網走駅から徒歩約２０分、道の駅『流氷街道　網走』の２階の『フードコート　キネマ館』の窓際で、投げ釣りをしている釣り人を眺めながら、ご当地名物『ざんき丼』を食する。アツアツご飯の上に鮭の揚げ物がふんだんに盛られている。ボリュームがあり美味しい。シャーベット付きで千円、リピート有である。のんびりと昼食を済ませ、１階の観光協会で電動アシスト付自転車を3時間、千円でレンタルした。電動アシスト付自転車は初体験であったが、漕いでもスピードが出ない。上り坂は楽だが一長一短だと理解した。スマホのアプリで位置を確認しながら、行き過ぎた道を引っ返したりして、なんとか『博物館網走監獄』へ辿り着いた。博物館は野外博物館ということで予想以上に広く駆け足での観覧になったが、夕日に映える紅葉は実に見応えがあった。
　10/23(金)
　東横INNオホーツク・網走駅前をチェックアウトして石北線で北見へ向かう。10:31　呼人を通過したあたり、雨に光る真っ盛りの紅葉にため息が漏れる。
　北見市内観光は徒歩、小雨の中若干風もあるので移動範囲を狭め、『北見ハッカ記念館』と『ピアソン記念館』を見学した。戦前、北見ハッカが世界のハッカ市場の７割を占めていたことに驚き、ピアソン記念館が坂本龍馬の甥：坂本直寛にゆかりのあることを知り感慨深かった。
　予定では石北本線15:00発の普通列車に乗車し、網走で釧網本線に乗り換えて釧路まで帰るつもりでいたが、改札時に大雨の影響で知床斜里までしか行けないと知らされ、大慌てで15:00発釧路行都市間バスの最終便に飛び乗って何とか事なきを得た。想定外の出費3,800円也。釧路駅構内の掲示板とか貼り紙でもっと周知徹底しておいてほしかった。この手のハプニングはぶらり一人旅にはつきものだが、久しぶりに正直焦った。
10/24(土)
　ホテルルートイン釧路駅前をチェックアウトして、バスターミナル8番乗り場からリムジンバスで釧路空港へ。
　12:30　晴れ、弱風。ようやく関西空港行ピーチに搭乗した。GO to トラベルの効果か、片側３列両サイドの席は埋まっている。
　今回は、航空券と宿泊ホテルを個別に予約し、あとは気ままな成り行き任せの一人旅だった。釧路・根室・網走・北見の紅葉の市街をよく歩いて情緒を味わった。食に関しては、根室『そば処ひより』のつけ麺、網走『フードコート　キネマ館』のざんき丼以外は、ホテルの朝食とコンビニで調達した食材だけ。不満も残るが、武漢ウィルス対策としては致し方ない。もちろん常時マスクを装着し、持参したスプレーで消毒をし、うがい薬も使用した。
　特記事項として、地域クーポンの利用については気を使った。有効期限が翌日のうえ、電子クーポンの取扱店が少なく、かつ支払時のスマホ操作には苦労した。
　関西空港到着後、南海空港線に乗り難波で下車し、なんば駅前から伊丹空港行高速バスに乗り換え、ANA便に乗り継いで故郷へ帰った。スキーシーズン以外で2度目の北の大地一人旅、無事帰還に感謝！