2020/06/06 - 2020/06/06
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しにあの旅人さん
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1984年夏、パリ発着、車にテントを積んで、イベリア半島を一周した旅の記録です。27泊28日、走行キロ数7,064キロ、全部テント泊です。
北スペインを大西洋沿いに西進、サンティアゴ・デ・コンポステーラから南に進路を変え、ポルトガルを縦断。アマルサン・デ・ペーラに12泊しました。
「イベリア半島一周幕営旅行・上」からの続きです。
コロナ騒ぎの影響で、過去の旅のブログが多くなっております。楽しい、面白い旅行ばかりです。ところが、4トラのシステムだと、昔の旅行をそのまま旅行日にすると、ブログの先頭に出てきません。ブログの数が多いと、自分でもどこにあるか分からなくなるとおっしゃっていたトラベラーもいました。かと言って更新日順に並べると、今度は単純な誤字訂正でも先頭になります。投稿日順にブログを表示できないのです。よって今回は表題に年を明記し、旅行日は最近のある日です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
19日目(8月1日)
アマルサン・デ・ペーラ発。ポルトガルともお別れです。
スペインに入りました。チクラナ・デ・ラ・フロンテラ(CHICLANA DE LA FROTERA)まで364kmとなっております。地図ではセビリアを通りますが、通った記憶がありません。他の道を辿ったと思います。 -
これは請求書ではなく、料金表です。大人190ペセタ2人、子供140ペセタ1人、自動車190ペセタ1台、テント190ペセタ1張り、合計900ペセタ(1,359円)でした。
-
ここでちょっとアクシデント。息子が右の手首に怪我をしました。キャンプ場の滑り台を頭から下りたのです。医務室があって、連れて行きましたが、たいしたことない。念のため、今晩一晩手首を動かすなということで、吊ってはいます。
なんで滑り台を頭から下りるのか。 -
トランジット用の小さいテントがまた登場。
息子は使っちゃいけないはずの右手で晩御飯を食べていました。 -
20日、21日目(8月2,3日)
グラナダです。距離は304km。このルートかどうかは分かりませんが、こんなものだと思います。 -
RENA ISABELというキャンプ場でした。
2泊1500ペセタ(2,265円) -
愛車紹介で使った写真ですが、これがグラナダのキャンプ場。
-
前日怪我した息子。ご覧のようにもう腕を吊っておりません。
ご心配おかけしました。 -
アルハンブラ宮殿入場券です。大人1名200ペセタ(302円)でした。
このころは、テントの設営にも熟達し、余裕で観光に出かけられるようになりました。 -
3日アルハンブラ宮殿です。
3人の日焼け。まっ黒であります。アマルサン・デ・ペーラの海辺の戦果。
この宮殿の名前が知りたくて、kummingさんの詳細なアルハンブラ宮殿の旅行記をあたったら、ありました。
コマレス宮、アヤネラスの中庭。
https://4travel.jp/travelogue/11470050
アルハンブラの壁と天井へのkummingさんの愛着はすごいものです。一見お勧めします。 -
真っ黒け第2弾。背景はキョウチクトウですね。8月3日、グラナダの夏真っ盛りです。やはりアンダルシアは夏。
私たちのアンダルシアはこれが3回目。4回目があるならば、やはり夏、真っ盛りに。 -
この水はシエラ・ネヴァダの山中から引いてきたものだそうです。シエラ・ネヴァダには夏でも雪が残っています。とても冷たい水でした。
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1978年のシエラ・ネヴァダ山頂付近。By妻、寒そうです。
-
夏ですが、豊富な残雪がありました。
ここから冷たい水がアルハンブラに流れてゆくのです。
山の下では燃える暑さなのに、上ではこれです。この雪解け水をはるばる引こうというの が贅沢。暑く乾いたスペインの地に、貴重な水をふんだんに使ったアルハンブラの贅沢は、当時の人々にとっては気の遠くなるほどのものだったことでしょう。
ところで私が巻いているショール。これは友人2人がヨーロッパ旅行に来て、ギリシャでパスポートを盗まれてしまい、足止め。その間に編んだものです。その後イタリアを回り、フランスに来て私の許へ。その後私と共に、ポルトガル、スペインと旅をした、なかなかインターナショナルなショールであります。
By妻 -
アルハンブラの城壁から、西のアルバイシン。かつてグラナダがアラブ人王朝の支配下にあった時代の面影を残しているそうです。
前回のグラナダ旅行の時、このどこかの小劇場でフランメンコのショーを見ました。客がかなり少なかった。まだショーが終わってもいないのに、おっさんが出てきて、ひとりでギターを弾き始めました。ショーは打ち切りということらしい。「はいはい、出ましょうね」ということ。いい加減なものだなあと思いました。
フラメンコは日本では大変な人気で、私の姪も習って、なかなかの腕前らしい。が、現地に行ってみると良家の子女が習うモノではないと思われます。ジプシー、フランスではジタンと言いますが、ヨーロッパ人にとっては異文化異民族。彼らは正業につかないので、ついたらジプシーとは言えなくなるわけで。なんで生活しているかと言えばダンス、興業。それ以外ははっきり言うとまずいのかもしれませんが、盗み、乞食。
パリでは郊外の空き地やスーパーマーケットの駐車場に、数十台、場合によっては100台を越えるキャラバンカーを無断で駐め、地域住民と摩擦を起こしておりました。そこから電車でパリの中心部に「通勤」して、乞食、かっぱらい、スリをしておりました。パリを旅行した方なら、ルーブル美術館前の広場にたむろしている子供のスリをご存知でしょう。彼らです。
それを姪に言ったもんで、私には発表会のお招きはありません。怒っているのかな。
あと関係ない話ですが、イベリア半島に行くと、日本の所謂二枚目、三船敏郎系の、濃いハンサムはぞろぞろいるので、楽しみっちゃ楽しみなのですが、イベリア半島は、ヨーロッパでは田舎扱いですからね。三船敏郎も、七人の侍の菊千代さんです。
By妻 -
22日目~25日目(8月4日~7日)
最後の目的地、トレド。グラナダから366km。4泊しました。 -
Camping TOLEDO
1泊450ペセタ、4泊で3,800ペセタ(5,738円)です。 -
このキャンプ場での思い出はネコ。当時私たちはフランスでネコを飼っていて、そいつによく似たのがキャンプ場に棲みついていました。
「御飯ちょうだい」と寄ってくるのです。夕食のスパゲッティを少々与えると、そのトマトソースを、器用に前足ですくって食べておりました。
By妻、黒光りしております。ここまで日焼けしたのは空前絶後。でもこれが、夏の終わりにはとれるのです。若いということです。今だったら永久塗装じゃないかな。
この頃は日焼けは体にいいとなっていました。皮膚癌がなんちゃらと言われるのは、もっとあと。
黒糖かりんとうのように黒光りしております。
「体全部焼かなくても、、、白いところも多少は残さないと、日本のパスポートが使えなくなるんじゃない?」と、送った写真の返事に、母が書いてきました。
このトマトソースは我が家のトマトソースの原点になったものです。トマトとオリーブオイルとニンニクで作るいたってシンプルなものですが、スペインの完熟トマトで作ったソースはそりゃあ、もう!世界一のおいしさですよ。
そのソースをこのネコちゃんは手先を丸めてスプーンにしてすくっていました。猫ってそんなことするんですかね。
By妻 -
息子はキャンプ場で知り合った同じ年頃の男の子と、すぐ仲良くなっておりました。2人は絵を描いておるのですね。
-
この子とは、数日後別の観光地で偶然一緒になりましたが、ご覧のように意気投合しております。
この男の子はバスク地方出身でした。、息子の名前には、ヨーロッパ人には発音しにくい音が入っているのですが、彼はその音を日本人と同じに発音してくれました。彼も彼のパパもスペイン語とバスク語しか話せなくて、私たちはその両方が皆目分からない。
今思ったのですが、この2人は何語で話していたのでしょう?
それでも分かったことはバスク語の発音は日本語と似ていること。そしてバスク人は日本人が好きなことでした。
ご存知ですか、日本でも有名で、尊敬されているフランシスコ・ザビエルはバスク人なのです。
バスク独立運動が、ニュースになる度に、彼ら親子を思い出します。
このぼうやは、どのようなおじさんに育っているのでしょう。知りたいです。
名前も聞かずに別れてしまった。心残りです。
By妻 -
トレド。
2回目です。1回目の時、私には苦い思い出があります。あんまり話したくないので、By妻に聞いて下さい。
トレドはグレコで有名な町です。町にはグレコゆかりの有名な所があります。グレコの絵がある教会、グレコの美術館、そしてグレコの家。
通りには標識がいたるところにあって、丁寧に分かりやすく案内しています。第一観光客がゾロゾロ歩いていますから、ついていけば自然に行けるのです。なのにグレコの家に行かなかった!私が何回も「グレコの家って書いてあるよ。みんなあっちに行っているよ」と言ったのに。は~いはい。教会のことだよとか勝手に解釈して。汽車に乗ってから「グレコの家って別だったんだあ」と。
もお!
By妻 -
トレドには、美女が似合います。
と、前回の償いに、ゴマすっておきます。 -
この時は行きました。入場券。市立美術館、らしい。
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GrecoグレコのCuadro絵がなんちゃらと書いてあるので、多分美術館か教会ではないかと。
証拠の入場券があるので、行ったことは間違いないのですが、覚えていないのです。どうも私はエル・グレコと相性が悪いらしい。 -
トレド旧市街です。もうこのころは余裕綽々であります。
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5日、トレドから、コンスエグラを往復しました。片道64kmです。ドン・キホーテが突撃した風車のモデルが丘の上に並んでおりました。本当のモデルはカンポ・デ・クリプターナの風車だそうですが、まあ、だいたいこんなものだということで。コンスエグラのほうが状態はいいそうです。
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14世紀から建設が始まって、1980年代まで製粉に使われていたそうです。12基あります。
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By妻、腕を腰に脚1歩前、カルメンではないですか!薔薇が似合いそう!
それにしてもこのくそがきゃあ、何をしとるんか!せっかく母親がポーズ決めとるちゅうに。 -
風車のある丘の行き詰まりのお城は8世紀にアラブ人が作り、12世紀に聖ヨハネ騎士団が補強したとか。
標高800m、カステーリャ・ラ・マンチャ州が見渡せます。カステーリャということはカステラの故郷ですね。ラ・マンチャ、先代松本幸四郎が演じたミュージカル「ラ・マンチャの男」の歌声が聞こえてくるような。
写真を整理していたら、風車の写真がまだある。コンスエグラだと思っていたのですが、風景が違う。映り込んでいる日付が6日です。 -
6日、トレドを出て、どこやらに行く途中、気になる道路標識がある。「ドン・キホーテの風車」
標識をたどって行くと、 -
こんな風車が。
-
なんにもないだだっぴろい所なのは、モデル本家カンポ・デ・クリプターナみたいですが、本家にしてはなんか寂しいですよね。
このあたりには、ドン・キホーテの風車のモデルを名乗る村がいくつかあるようです。そのうちの一つかな。
道路「TO 104」に面しているというのが手がかりなのですが、わかりませんでした。 -
こういう立派な広場がある町を訪ねた途中なのです。
ところが、この広場が記憶にない。
二人ともボケを心配するトシではあります。古い記憶はぼけないと聞いておりますが、そうでもないみたい。 -
26日目(8月8日)
トレドを出て、パリに帰ります。といってもパリまで1700km以上あります。1978年にバレンシアからパリまで約1400kmを一発で戻った経験はありました。それより長く、子供連れです。バレンシアまで出て、海沿いに北上、行けるところまで行ってキャンプ場を探すことにしました。
ここでまるで小説のような出来事がありました。
ただし私とBy妻の記憶に違いがあります。私はトレドからバレンシアに行く途中、By妻はグラナダに向かうときかグラナダを出るとき。
車は徐行しておりました。前方道端に男のヒッチハイカーがおりました。なんとなく東洋人ぽいので、さらに徐行。通り過ぎたとき、彼は明らかに車窓の日の丸に反応しました。 -
これです。
「日本人じゃない?」2人同時に言いました。
ちょっと通り過ぎて停車、彼はこちらに駆けてきます。By妻が車から降りて、
「日本人ですか!」
「ハイ、そうです」 -
後部座席は息子の席と物置。乗ってもらいましたが、このどこに乗ったのかな。
スペインのド田舎の道端で日本人に遭遇。これだけでも奇遇ですが、このあと驚きの進展が!
ヒッチハイクしていた青年は言葉にかすかななまり、というかイントネーションがあります。とても懐かしい、親しい言葉のゆらぎです。もしかして山口出身ですか?もしかして…と問い詰めて、母と同郷、しかも極めてご近所さんだと分かったときの驚きは、びっくりマークを雨傘くらいの大きさにつけたいほど。あとになって、母の一番下の妹と彼のご家庭が親しくさせていただいていることまで分かりました。誠に「It’s a small world」でありました。
スペイン語の勉強に来ていて、夏休みに友人の家に泊めてもらったそうです。そこのママが作った魚の南蛮漬けが「うちのお袋の料理と同じだったよ」と言っておられたのが印象的でした。
私の母も私も作ります。
昔スペイン人から習った料理が日本に根付いて。そういう意味でも「世界は小さい」ですね。
By妻 -
これが我が家の南蛮漬け。小アジです。
今の日本ではトンガラシを使うと南蛮漬けというらしい。トンガラシは15世紀にはコロンブスが南米から持ち込んでいるし、16世紀には南蛮人、スペイン人やポルトガル人を通じて日本に入っているそうです。
ヒッチハイカーさんがスペインで食べたものと、我が家の南蛮漬けは、500年前生き別れた兄弟なんだ! -
私の記憶だとヒッチハイカーをバレンシア市内で降ろしました。旅は続きます。
バレンシアを出て2時間、そろそろ限界だね、ということになり、見当をつけておいたL’Armetlla de Mar(ラルメトヤ・デ・マール、と読むのかな)という町の,
NAUTIC CAMPINGというキャンプ場に入りました。1泊1,140ペセタ(1,721円) -
「寝られればいいや」と思っていましたが、海に近い良いキャンプ場でした。
-
浜辺もありましたが、岩場が気持ちよかった。
-
今回の旅では徹底的に自炊でしたが、これがスペイン最後ということで、レストランで夕食。イカのリング揚げがおいしかった。息子は「ぼくはイカなんて嫌い」とか言っていました。一口食べたら、次からは両手に持って連続食い。私たちは1切れずつかな。
以降我が家ではイカのリング揚げをするたびに、この両手食いが話題になります。
たっぷりのオリーブオイルに新鮮なイカ。どうしたって美味しくないはずはない。
とは言うものの、一緒に注文したパエリャは、オリーブオイルでべちゃっとしておじや風。私たちが望んでいたアンダルシア風ではなくて残念でした。これがバレンシア風らしいです。
その他にもなにか食べたはずなのに。
イカのリング揚げは山盛りあったのに。
息子よ、父と母は、一切れずつしか口に入らなかった。
それしか覚えていない。
食べ物の恨みは、おそろしいです。
By妻 -
28日目(8月9日)
仕上げのパリへの帰還。1,176kmです。途中運転を何度かBy妻に代わってもらいました。
By妻の運転はうまいとは言えませんが、パリで運転していたのです。凱旋門のロータリーだって、余裕で突っ切っておりました。日本から来たばかりの腕に自信のあるドライバーが、入ったものの、出られなくなって2時間ロータリーを回っていたという伝説がありました。
ヨーロッパのドライバーは、街中の運転マナーは日本よりひどいですが、高速でははるかにうまい。「ヨーロッパのドライバー」というのは、この時期高速を走っている人の国籍は分からないからです。
車のお値段によって追い越しの序列が決まっています。ベンツやBMWが後ろから迫ってきたらおとなしく追い越し車線を譲ります。こいつらも追い越しのタイミングが分かっていて無理はしません。金持ち喧嘩せず。ちょっと混んでいれば走行車線をチンラタ走ります。抜けるとなったらさっと追い越し車線に出て、圧倒的な加速で瞬時に抜いていきます。ただベンツは上品、BMWはやや粗暴といわれておりました。
後ろに羽のはえたポルシェなどもいました。あの羽があると、時速200キロを超えるとギュッと車体が路面に吸い付くのがわかるそうです。200キロというと、さすがにフランスやイヤリアでも摘発されます。制限速度のないドイツのアウトバーン以外、200キロの連続走行はできない。それ以外はただの飾りだそうです。
フランスの高速は制限速度130kmです。私たちの1600ccの車では、長時間130kmを越える運転などできません。車の能力ではなく、私が疲れます。普通に流れに乗って運転していれば、自ずと130km前後になります。自然な制限速度でした。日本の高速はヨーロッパに引けをとらない立派な道路です。そこで、80km、100kmの制限速度だと、この速度を維持するのに疲れます。
凱旋門をかっこよく運転した私も、免許更新で、高齢者講習を受けるトシになりました。ドキドキしながら参加しました。講習の最初、「オレオレ詐欺の注意!」でした。
我が年をしみじみ思う秋の夕暮れです。
By妻
国境通過。
今回4回国境を通過しました。シェンゲン協定はずっとあとの話で、国境検問はありました。車の窓を開けてパスポートは用意しますが、ブースの中の係官はパスポートをチラッとみて、「何だそれは、日本人だな。行け、行け」手にも取りません。
窓から手だけ出して、「行け、行け」と手首を振るだけの横着なヤツもいた。車を止めると怒られます。彼らはとにかく渋滞されると困るのです。
検問を回避したければ、無数にある田舎道を行けばいいだけです。高速道路や主要国道で厳重な検問をしても意味がないのです。
現場ではずっと前からシェンゲンしてました。
途中ちょっとした渋滞がありました。反対車線で、キャラバンが路肩に横転していました。その前にルノー何とかという小型車が停まっていたので、無理な運転で、牽引装置がねじ切れたようです。乗用車は無事。けが人はいないようでした。
1000ccくらいの車でした。このくらいの車で、高速道路でキャラバンを牽引するのは無理があるのです。
いわゆる見物渋滞。フランス語だと「Buchon de curiosite」直訳で「好奇心渋滞」を過ぎて、「気をつけようね」とお互いを戒めながら北上を続けました。
深夜でした。
着いて眠りこけている息子を抱きかかえて我が家に入ると、室内はしーんとして暗く、冷たい空気。あー、夏でも寒いパリに戻ったんだなあ、とあの灼熱のスペインが恋しくなるヴァカンスの終わりでした。
By妻
青春シリーズは古い旅行の思い出です。それを現在、By妻と、ああでもないこうでもないと言いながら書いているのは、これをもって幸せというのだなと、つくづく思いました。
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この旅行記へのコメント (10)
-
- mistralさん 2020/11/11 21:53:18
- 青春。
- しにあの旅人さん
ご無沙汰しました。
と思いましたら、いつの間にやらむかーしムカシ、青春が、、、シリーズが続々と
アップされていました。
モロッコ旅の折、表紙に使われたトンボ玉のお写真。
私の旅は昔ではないですが、道端で無造作にザルに入れて売られているトンボ玉に
こころ惹かれ、これはアンティーク?と聞こうと思い、迷いましたが、
多分答えは容易に想像できたので何も聞かず通り過ぎましたが、ちょうど表紙の
お写真のような色彩でしたので、再び出会ったようで、ドキッとしました。
その折にコメントを残さず、今ここで書かせていただきました。
さて、しにあの旅人さん家では、奥様もすでに by妻 さんとなられ
更に可愛らしく頼もしい坊やも誕生されていて、パリでの暮らしも順調なご様子。
ヴァカンスには、家財道具などを積み込み、大きなものは屋根に乗せて
夏の陽光を求めてスペイン、ポルトガルへとむかわれた。
そんな車が延々と連なった道の様子が、しにあの旅人さんの旅行記から
彷彿とされます。
まさに青春があったとさ、そんな時代ですね。
テント貼りをお手伝いした坊やも、立派なおのこになられたことでしょう。
昔の旅の記憶をお二人で辿り、コメントもお二人での共著!
それぞれの個性が、良い具合にミックスして、拝読していても飽きさせません。
できましたら、時々、むかーしムカシ シリーズのアップをお願いしたいですが
近々、奈良においでですか!
奈良の空気はいつ訪れても癒されますね。
mistral
- しにあの旅人さん からの返信 2020/11/12 12:55:13
- Re: 青春。
- このトンボ玉は、近江商人さんが選んでくれたので、質については間違いないと思っていました。ただあの頃、ザルに入っていたトンボ玉はあったかなあ。もしかすると、トンボ玉を日本人に紹介したのは近江商人さんがはしりかも知れません。
息子はもはやあの時の私のトシを超え、5歳の娘がいます。このブログは10年後の孫に読んでもらおうと思って書いています。おじいちゃんとおばあちゃんはこんなのを書いていたんだと、感心するか、呆れるか。
むかしムカシシリーズはとりあえず種切れです。記憶が鮮明なものから書きましたので、古い旅はあるにはありますが、何したっけなあ~というレベル。
しかし好評でしたので、嗜好を変えて再開できたらいいなと思っています。
コロナ騒ぎが終わって、旅から旅、そんな古いものにかまっていられない、となるといいなあ。
-
- 前日光さん 2020/11/11 16:37:47
- 最終編も盛りだくさんですねぇ(*^_^*)
- こんにちは。
引き続きコメントいたします!
海外で暮らしていると、強くなりますね。
自己主張しないとやっつけられますからね。
この押せ押せの根性がないと、長いキャンプ生活なんてできないのでしょう。
イベリア半島をほぼ一周されたのですね。
スペインのイケメンは濃い系が多いとか、それは分かります。
以前に私が見た唯一のスペインドラマ「情熱のシーラ」に続々登場したイケメンはみな濃い系でした。
そっか、三船敏郎は南国風イケメンだったのですね!
私好みの軟弱系腺病質のイケメンとは正反対!
ザビエルはバスク人だったとか、知らなかったこと満載の旅行記、分けてもヒッチハイクのお兄ちゃんがby妻さんのご実家近くの出身だった!というのは、世間の狭さを物語るお話でした!
イカのリングフライ!確かに子どもは夢中になりますよ。
その時の恨み、長い!
たぶんお孫ちゃんも大好きなことでしょう。
パスタソースを手で掬って食べる=^_^=、なんとも可愛らしいのに逞しいんですね。
二人の思い出が時々ずれていることがあったとしても、トータルでは問題ありませんね。
ただ記憶力はby妻さんの方が遙かに勝っていたのでは。
女は反芻動物なので、昔のことなど、けっこう良く覚えているものです。
しかも細かい部分については、なんでそんなことまで!ってことが度々あったのでは?
我が家も似たようなものなので、想像がつきまする。
実証主義のご主人様と、浪漫主義(誇大妄想との境界が分からない(~_~;)by妻さんの若き日の珍道中、とても楽しく拝見させていただきました。
14日からの奈良方面への旅、お気をつけておでかけください。
大津・大伯の物語、これまた楽しみにしております(^o^)
前日光
- しにあの旅人さん からの返信 2020/11/11 19:54:29
- Re: 最終編も盛りだくさんですねぇ(*^_^*)
- いつも旅日記をしっかり読んでいただいてとても嬉しい。青春の思い出の証人になっていただいたようなものです。
私の実証主義とBy妻の浪漫主義、言い得て妙であります。私たちのキャッチフレーズにしました。
あちこちで流用しています。
女は反芻動物!そういえば、By妻も詳細に詳しいですね。向こうのほうが記憶力にははるかに勝ります。
ここまで書いて、By妻がこれを読みにきて、「モー」と言っております。牛のつもり。
青春物語を書き終えて、何か吹っ切れた気分です。
楽しく飛鳥の旅に出かけます。
-
- olive kenjiさん 2020/11/07 06:16:08
- 宇宙語に奇跡の遭遇 不思議なスペイン旅行記
- しにあの旅人さん 押しかけ女房カルメンBy妻さんは面白いですね~
一気に大好きになりました。
お子様は元気ですね。今も趣味はスカイダイビングですか。
子供たちは何語で通じ合っていたのでしょうかね。不思議です。おそらく子供たちにしか通じない宇宙語かと思います。
フラメンコショーを客が少ないからと途中で打ち切りするとは、メチャしますね。
それにしてもジプシーの事をこんなに詳しく書かれるとは恐れ入りました。
By妻さん、貴女は強い。ズバッという性格気に入りました。
スペイン人を三船敏郎に例える話、笑いに笑っちゃいました。
湘南加山雄三にカプリアランドロンなど、こういう発想は天才です。
そうそう、昔は日光浴は体にいいって言ってましたよね。
欧米人がサングラスして日光浴しながら本読んでいるのカッコいいんですよね。
私もよく真似しましたが、読書長続きしないんです。やはり泳ごうって。
同郷の知り合いのヒッチハイカーを乗せたとは、そりゃビックリマーク大雨傘ですよ。
こんなことってあるのですね。スペインには奇跡の何とか遺跡というのがよくありますが、まさに奇跡ですね。
南蛮漬けがこんなに奥深いものとは知りませんでした。これからは古い歴史をしのびながら噛みしめて食べたいと思います。
シニアの旅人ご夫妻は、かなりイカリング揚げ食べられなかったことに執着あるようですので、今夜はいっぱい召し上がって下さいませ。
本当に楽しい旅行記でした。
ぜひ、これからも昔のエピソードを旅行記に仕上げてアップして下さい。
写真がない?・・・そんなのどこからでも写真盗んでくればいいのですよ。
ありゃ、ジプシーみたいなこと言っちゃった。
カルメンBy妻さまによろしく オッレー
- しにあの旅人さん からの返信 2020/11/09 14:03:04
- Re: 宇宙語に奇跡の遭遇 不思議なスペイン旅行記
- コメントありがとうございます。
古い旅ですが、楽しんでいただいて嬉しい。
続編を書きたいのはやまやまですが、残念ながらとりあえず種切れです。苦し紛れに始めたシリーズなのに、好評で驚いております。イイネに占めるコメントの多さにびっくり。
多分皆さんも若い頃におなじような体験があって、あ、あれね、ということでしょう。
私たちは夫婦2人でブログを書いているのですが、今回は特に記憶を確認するので、2人でああでもないこうでもないと議論しました。もう1度2人で旅行したようなものです。私は完全に忘れていたことを思い出させてくれたこともいっぱい。逆もまたいっぱい。古い記憶を辿るのは認知症予防にいいんじゃなかったかな。これで当分大丈夫でしょう。
スペインはおもしろかった。これを含めて、長い旅が3回、短いやつが1回かな。碧い空、おいしい食べ物。気に入りました。
最近はイタリアに凝っています。私たちはどうやら南の国に向いているようです。フランスにいる間に、ドイツやベルギーには一度も行っていません。車でちょっとなのですがね。
行っておけばよかったと今になって思います。
-
- kummingさん 2020/11/06 23:51:36
- 嬉しい悲鳴^o^
- なんだか連日コメント投稿しているような?
滑り台を頭から滑る、大人の想像を超えた存在、それが子供というものでは?
10枚目の写真、アヤネラスの中庭で合ってます、多分…
インターナショナルなショールを纏いシエラネバダも踏破されたのですね!
世界には言っていい事実と、そうではない真実がある。(そりゃ発表会の招待状は届かないでしょ)
トマトソースを前足ですくう猫、ですって!?
黒糖かりんとう並みに黒光するビキニ姿解禁~
異言語コミュに言葉は不要
トレドには美女が似合う
カルメンばりにキメポーズの若妻の前で戯れる愛息、の図?
ロータリーから2時間出られない記録、と凱旋門を車でかっ飛ばしておられたby妻(°_°)
現場はずっと前からシェンゲンで、見物渋滞=好奇心渋滞、といい、高速道路には、序列あり。
面白エピソードが多すぎて、コメントが絞れないっ(困)
我ら、兼高かおる世代、パンナムのロゴとタラップから颯爽と降りるお姿と流れるBGMに、日曜の朝胸を高鳴らせ、TV画面を食い入るように見入っていました。
あれが50数年前で、しにあの旅人さんご家族の旅が30数年前…
忘れっぽいなんてとんでもない、ご立派な記憶力では?
その旅を振り返り辿る事でますます深まるご夫婦の絆♪(←実はコレが隠れテーマでは?)
続けざまの旅行記アップ、愛読者としては嬉しい限りです、が、面白くて自分のブログ作るモチベは何処へやら…。既に1~2週間前の記憶さえおぼろげ~
リンクの件、今からでも大丈夫、削除して更新される事をおすすめします^o^
恐らく、読者の要望に応えて、Part2もありそな予感♪
- しにあの旅人さん からの返信 2020/11/07 14:08:52
- Re: 嬉しい悲鳴^o^
- 今回のシリーズで、20代以降の自分たちの写真をずっと見ました。こういうことってあまりありません。若い頃の自分は貧相で驚いた。マイナス20キロですからね。マッチ棒に手足。一方By妻は当時52キロ、今も52キロなのです。ただお肉が地球の中心に向かって移動したそうです。
カルメンのキメポーズは、この写真の存在を忘れていました。今度孫が来たら見せてやります。私は1日でもBy妻より長生きする約束なので、By妻の葬式にはこの写真を使おうかと思います。フォトショップなどを使えば、背景そのままに横の2人は消せるはず。
とりあえずこのシリーズは終わりますが、諸般の条件が整えば再開するかも。時期、内容、全く未定。
条件とは、この下のチーママ散歩さんへの私の返信をご覧ください。
次回からあの歴史散歩ものが始まります。
またあれかと思ったでしょう。またあれなのです。お付き合いください。
しかしなんですね、日本の歴史散歩は資料調べが楽でいい。なんたって、古文や漢文たって、日本語なのです。FD2の時の苦労がありません。
-
- チーママ散歩さん 2020/11/06 21:28:09
- こんばんは♬
- こんばんは先輩&奥様☆
またお邪魔させていただきます。
写真は色あせても、思い出はいつも新鮮に心に残る宝物。
それを2人で共有できる事は本当に素敵だなといつも拝見しています。
そして海外での生活・時間をかけて旅行など、幼い頃から海外
に憧れていた私にはうらやましい限りです。
お二人の旅行の基軸を先輩が書かれ、そこに当時の思い
「写真では伝えきれない心のアルバム」を奥様が担当され・・
二人で書き綴っていらして ご夫婦の仲良しさもとても憧れます。
スパイス抜群の「心の雄叫び」は時々笑っちゃいますけれど。(*^-^*)
海外で奇遇にもご親戚と親しくしている人なんて(O_O)
本当にIt’s a small world.
知らぬ間に人と人は世界を超えて繋がっている。
驚きを超えて感動ですね☆
お料理も 編み物も「さらにはモデルのようにポーズを決めちゃう」
素敵な奥様。
トレドでの写真に「イチオシ」印をつけなくて良かったんですか?(*^-^*)
これからも二人の時間を振り返り、私の行ったことのない世界を
見せてくださいね。
おじゃましました。 お休みなさいzzz・・・
- しにあの旅人さん からの返信 2020/11/07 13:34:56
- Re: こんばんは♬
- 私たちの役割分担をわかっていただいて、嬉しい。実証主義と浪漫主義といっていただいたこともあります。
何でも正確に書けばいいというものではないことはわかっていますが、私の場合、性分だから仕方がない。往々にして面白くなくなります。それをあり余っちゃって困る浪漫的味付けで、By妻に補ってもらっています。
青春シリーズはとりあえずこれで終わります。
でも、チーママ散歩さんのイラストで思いついたのですが、しばらくお絵描きソフトを勉強して、写真や地図とイラストを組み合わせることができるようになったら、またトライしてみようかと思っています。確実にマンガぽいものになります。モロッコ旅みたいに、モロッコ玉1個からイメージをどんどん膨らませていけばいいわけです。
いいこと思いついたと一人でニヤニヤしています。
このトシになって新しい分野のソフトはちょっとしんどいのですが、とにかくいじくり回しているうちに何となく分かってくる、だろうと経験上思います。
チーママ散歩さんのイラスト入りブログはいい刺激になりました。
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旅行記グループ むか~しムカシ、青春があったとさ
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