金沢・和倉 -3-　加賀屋を見学し雨晴海岸へ、そして最後の食事は氷見の回転寿司

2020/10/10 - 2020/10/12

以前より主人が行きたいと言っていた金沢、和倉温泉へ行って来ました。
夫婦２人での旅は実に二十数年ぶりです。


コロナの感染者数が少しずつ減少してきたタイミングで、GoToキャンペーンを利用してダイナミックパッケージツアーを9月中旬に予約しました。

１泊目は金沢駅西口に今年８月に開業したばかりのハイアットセントリック金沢。
２泊目はどうせならこの機会に我が家では縁のなさそうな あの旅館日本一と言われた加賀屋に泊まってみようか…
でももう少しこじんまりした旅館がよいかな…
同じ系列で加賀屋別邸松乃碧というインクルーシブの落ち着いた雰囲気の宿を見つけそちらに決めました。

金沢の定番観光を押さえつつ、食と宿を愉しむ旅となりました。

エリア 和倉温泉(石川)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

和倉温泉と金沢に、加賀屋グループの旅館が五つありそのの一つ 加賀屋別邸 松乃碧

客室は31､2室ほどで、宿泊は中学生以上、とても落ち着いた雰囲気でゆったり過ごすことのできる宿でした。

加賀屋別邸　松乃碧 宿・ホテル

玄関口には、昭和天皇お手植えの松があります。

まだ紹介していなかったお部屋の一部があります。
最初は気づかなかったのですが、ソファ奥に見えるドレッサールームです。姿見の二面鏡もありました。

洗面室はメイクするには少し暗いのですが、こちらの障子を開けると明るくてお化粧がしやすい。

部屋から見える 穏やかな七尾湾と能登島大橋。
この景色を眺めているだけでゆったりとした気分になります。


金沢旅行を思い立って、新幹線の時刻と宿を決めておいて、翌日の休みの日に慌てず落ち着いてパッケージツアーを予約しようとしたら、前日まではあった 希望の部屋プランがいっぱいになってしまい、仕方なくお高い方の部屋プランになりました。

別の旅館のことですが、このように たった１日違いで予約が取れなかったことが、我が家は以前にもあります(＞＜)

そして予約してから１週間後に何気に宿の予約状況を見たら、週末はほとんど埋まっていました。
更に９月下旬に見たら、なんと来年１月までほとんど満室でした。

いつもでしたらじっくりと比較検討して予約をするのですが、そんなことをしていたら今回は満室になって泊まることができなかっかもしれませんね。

朝食も昨夜と同じ お食事処で。

色んなブログでは写真のように、七尾湾を見ながら窓際のカウンターで朝食をいただけるようで、とても楽しみにしていましたが・・・

昨晩案内された時に食事処は廊下を挟んで内側のお部屋で、朝食もここでとお話があり、あの窓際のカウンターは？？と一瞬思ったのですが、満室だということも聞いていたので今更変更は無理だろうと躊躇してしまいました。
もしかしたら時間をずらせば利用できたのかもしれませんが、詳しく尋ねなかったことを少し後悔。

(写真は旅行サイトのHPよりお借りしました)

焼き物ははアジか 白身の味噌漬け焼きのどちらか。
温泉玉子、海老と高野豆腐挟みの煮物、こんか鰯と切干大根などなど・・・
いしる明太子は加賀屋オリジナルだそうです。

御飯は能登産コシヒカリでつやつや。
美味しくて、主人は3杯もおかわりをしていました。
デザートは果物のジュレかけと、私はコーヒーで。

能登豚生ハムや蕎麦の実が入ったシャキシャキのサラダは2種類のドレッシングで。

館内のショップ

輪島塗のお碗やお箸、銘菓、海産物など。

チェックアウトは11時なので、ここから歩いて2、3分にある 加賀屋を見学に行きました。

和倉温泉 加賀屋 宿・ホテル

中に入ると、高い吹き抜けと赤い提灯。

入口で見学だと伝えると、検温と、氏名住所を書くように言われました。

ちょうどチェックアウトと重なったからでしょうか、フロントやロビーには思った以上にたくさんの人がいました。
松乃碧は廊下で他の宿泊客とすれ違うこともほとんどなくとても静かだったので、そのギャップに少々困惑。

お土産処が軒を連ねる1階「錦小路」

中に浮いたようなバー

スケルトンのエレベーター

乗ってみました～

反物が高い吹き抜けに掛かっていて、きらびやか

館内に能楽堂があるなんて凄い。

吹き抜け

廊下には、美術工芸品が並んでいました。
宿泊者対象の館内ツアーがあるそうですね。

加賀屋の前に小さな弁財天の公園があって、近道なのでそこを通った時に、木と木の間から加賀屋のスタッフさんがこちらに向かって手を振っているのが見えました。
？？？

車寄せから車が出るとその公園をぐるっと回る形になるのですが、どうやらお見送りをしていたようです。
とても狭い木々の間から手を振っていたので、もしかしたら車からは気づかないかもしれませんが。
見えなくなるまでお見送りするという そういった気遣いが、プロが選ぶ宿日本一の宿と言われる所以の一つとなっているのでしょうか。

加賀屋系列 松乃碧でも、同じように心遣いを感じることができました。

前の晩にフロントで、ここから新高岡駅までの所要時間を尋ねて、だいたいの時間を教えてもらっていたのですが、チェックアウトの時に同じスタッフの方がいらして、ルートと時間、駅付近の地図を印刷したものをいただき、こちらからの方が遠回りになるが行きやすいとアドバイスしてくれました。
昨日伺った時に名前を伝えていたわけではないのに、私たちの顔を覚えていてくれていたのです。
きめ細かな対応にちょっと感動。
最後まで心地よく過ごすことができました。

チェックアウトして、部屋から見えていた能登島大橋を渡って能登島へ寄ることにしました。

能登島の道の駅に立ち寄って、のとじま水族館のほうへ。
中には入りませんでしたが、口コミをみると意外と面白そうです。

氷見ではやはり新鮮なお寿司が食べたいと　お昼は、氷見きときと寿しへ。

12：30過ぎに着いた時はすぐに席に着けましたが、食べ終わる頃には店内で待っている人が何組かいました。月曜の昼間だから、そんなに人はいないと思っていましたが人気店ですね。

氷見きときと寿し 氷見本店 グルメ・レストラン

カニ三種
甘くておいしい～

回転寿司のレベルではないですネ！

白えびのお吸い物

のどぐろは最初と最後に2皿食べました。600円台だったかな。

こちらのお店は、白身のネタの種類が多くて、赤身がそれほど大好きというほどではない私にとってはすごくうれしい。
黒ムツは脂がのっていて甘くて美味、めずらしいハタとイシガキダイも。

18皿たのんで、7000円ちょっと。

雨晴海岸へ。

ナビでは少し手前のマリーナに案内され、ここから見える岩は小さくて駐車場もなく名所にしては変だなと思ったら、更に行ったところに、道の駅 雨晴 がありました。

道の駅 雨晴は、海岸の目の前に建ち新しくて白いおしゃれな建物でした。

道の駅 雨晴 道の駅

標高3,000m級の山々を海上から望むことが出来るのは、世界でも3ヶ所といわれ、イタリアとチリとこちらの雨晴海岸から見える立山連峰。

でも・・・
雲が多くて立山連峰の姿は見えません(・・;)

主人が今回の旅行でとても楽しみにしていた場所なので残念です。

能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園

雨晴海岸

晴れていたら、こんな景色が目の前に広がっていたはず↓

https://www.info-toyama.com/spot/21011/

「義経岩」は、源義経が奥州へ落ち延びる途中、にわか雨の晴れるのを待ったという岩で、地名「雨晴（あまはらし）」の由来となっているそうです。

雨晴海岸

雲が多くて、富山湾越しに見る3,000m級の立山連峰の雄大な眺めは臨めませんでしたが、JR氷見線の赤い電車とのコラボをタイミングよく見ることができました！

道の駅雨晴の外階段から見ると、ちょうど岩と列車を入れて写真を撮ることができます。

道の駅 雨晴 道の駅

2両編成の氷見線が氷見方面へ。

海沿いを走る列車もいいですね～

帰りの新幹線の時間までにはまだ1時間以上もあるので、新高岡駅の付近の高岡古城公園というところで、時間を潰しました。

お城は残っていませんが、お堀にぐるっと囲まれていて広い公園でした。
神社やミニ動物園もあるようです。

お土産は職場にだけで、あとは自宅用にたくさん買い込みました。

ルミュゼドゥアッシュの雪吊り ２種と能登金時バーム
田中屋のきんつば
まめや萬久 ほうじ茶チョコ
福うさぎ
烏骨鶏プリンとカステラ
中越 まるごとみかん大福
不室屋 麩まんじゅう、麩のおすまし、小車麩、生麩
白えびビーバーも。

今味わいながら少しずつ食べています(笑)

新高岡駅
新しくて立派です。

帰りは、北陸新幹線　新高岡駅16:23発 東京19:12着のはくたか570号で。
停車する駅が多いので、行きのかがやき号より少し時間がかかりました。

いつもは観光とアクティビティ重視で、宿は二の次になる我が家ですが、今回はGoToキャンペーンの恩恵を受け、金沢、和倉温泉の2泊とも少し贅沢をして、とても素敵な空間で心地よく過ごすことができました。

金沢は、古い町並み・伝統と新しい物が融合混在したきれいな街で、何よりも食べ物が美味しくて、とても素敵なところでした。
大好きな街の一つになりました。

この旅行記へのコメント （4）

• かれんさん 2020/10/24 01:56:41

  heidi77さん　老舗の温泉宿もいいですね

  落ち着いた雰囲気で、伝統的な和食をいただくのも風流ですね。ところで、私は携帯のゲームで　「ヘイデイ」にはまっているのですが・・・ひょっとして　あなたもこのゲームでプレイしていますか？名前がheideiさんなので・・・的外れならごめんなさい。投票ありがとうございました

  heidi77さん からの返信 2020/10/24 15:36:48

  Re: heidi77さん　老舗の温泉宿もいいですね

  かれんさん、はじめまして、こんにちは～
  
  ゲームはやっていなのですが、似たような名前だともしや？と思っちゃいますよね～
  スイスとハイジが好きでそこからつけてるんです。
  
  普段の家での食事は大皿も多く、ぱぱっと終えてしまいますが、旅行の時は何品もゆっくりと味わいながらいただけてしシアワセ気分になります～♪
  
  かれんさんは北海道に何度も行かれているんですね。青の洞窟なんていう観光スポットかをあるのは知らなかったです。
  北海道は美味しいものがたくさんあるし見所も多いのでまた行きたくなりました！
  
  コメントありがとうございました(^-^)
  
  heidi77
  
  

• かずさんさん 2020/10/22 21:46:21

  憧れ…♪

  heidi77さん、こんばんは(^^)
  いやぁ、ステキな旅をされましたね～
  オトナの金沢旅！！
  
  石川県は未踏の地なんですが、やっぱり金沢、そして加賀屋さん系列のお宿は憧れます～♪
  お部屋もお風呂もおもてなしも素敵で
  お食事は器まで美しくて…
  お写真ながめてるだけでもため息でした。
  朝ごはん、眺めの良いお席だったら、なおサイコーでしたね…
  
  町並みも美しくて、想像通りのステキな場所。絶対行ってみたい！と思いました。
  目標にして日々をがんばろ…笑
  
  

  heidi77さん からの返信 2020/10/23 11:10:01

  Re: 憧れ…♪

  かずさん、こんにちは～
  今回は久しぶりの夫婦二人旅だったので、いつもと違って少し贅沢気分を味わいました。
  
  主人は旅行中「うまい！」「いい思いした～」を連発していました。
  松乃碧はそう何度も泊まれそうもないので「最初で最後かなぁ」なんていいながらも。
  
  金沢では、朝早くに到着したので３ヶ所くらい観光しても、えっまだお昼ちょっと過ぎ？という感じで、予定よりたくさん回ることができました。
  でもスイーツ処はリストアップしただけでもいっぱいあったのですが、回れたのはほんの少し。
  それに石川県の蟹の解禁が今年11/6で(他の産地の蟹はありますが)、それほどお目にかかることはできなかったので、蟹と兼六園の雪吊り、スイーツ目当てに今度はいつかまた訪れてみたいなと。
  
  市内には駅付近と観光スポット近くに、便利でコスパのよいホテルが多くあるので、今度はそちらに泊まってもよさそう。
  
  金沢再訪を目標に私も頑張ろう…っと。
  
  コメントありがとうございました(^-^)/
  
  heidi77