2020県内縛り解除！「みんなの九州きっぷ」で九州１周！vol.5（７１３系６８８５Ｍ編）

2020/09/26 - 2020/09/27

２ヵ月ぶりに県外自粛が解除されました。「みんなの九州きっぷ」発売当初から温めていた全九州プランを試してみましょう。ダイヤ上は西鹿児島から大分まで延々展望車自由席に乗れるはず。南九州で最も注目の列車と言えば何といっても７１３系の４連運用でしょう。

きっぷ：みんなの九州きっぷ
旅程概要
09.26：西熊本～出水～新八代～宮崎空港～小倉～博多～新鳥栖～久留米～鳥栖～ハウステンボス～新水俣～西熊本
09.27：西熊本～川尻～熊本～新八代～鳥栖～新鳥栖～鳥栖～久留米～熊本～喜入～清武～出水～川内～西熊本

エリア 都城(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2020.09.27　熊本
さえて、午後の部を始めよう。１万円枠なのでとにかく南へ！

第２９走者：特急５５１Ａ「さくら５５１号」　熊本→鹿児島中央　１７０．５キロ
乗車車両：７８６－７０１２
料金定価：熊本→鹿児島中央　３２４０円
（通算１７２０．４キロ　６５６００円）

2020.09.27　鹿児島中央ゆきさくら５５１号車内
新水俣を出てすぐ、昔住んだ水俣の町を通過。

2020.09.27　鹿児島中央ゆきさくら５５１号車内
九州新幹線で海が見える区間はごくわずか。

2020.09.27　鹿児島中央ゆきさくら５５１号車内
センダイ市にあるカワウチ駅ではなく、ここはサツマセンダイ市にあるセンダイ駅。

川内駅 (鹿児島県) 駅

2020.09.27　鹿児島中央
１日半ぶりに鹿児島中央に戻ってきた。

2020.09.27　鹿児島中央
私が乗るキハは…

2020.09.27　鹿児島中央
あぁ、“ハズレ”のキハ２００。

第３０走者：普通３４１Ｄ　鹿児島中央→喜入　２６．６キロ
乗車車両：キハ２００－７
（通算１７４７．０キロ　６５６００円）

2020.09.27　鹿児島中央ゆき普通列車車内
と、思いきや海側クロスシートに座れたので“あたり”か。いや、窓ガラスがめちゃくちゃ汚れており（恒常的に灰が降る町なので仕方がないか…）やっぱ“ハズレ”か。

2020.09.27　喜入
…寝てしまった・喜入に到着！

喜入駅 駅

2020.09.27　喜入
２６キロ南下して、まだ鹿児島市。

2020.09.27　喜入
南九州の強い日差しに原色気動車がよく似合う。

2020.09.27　喜入
ここで★を使うのだ…動画撮ったつもりが録画ボタンが押されてなかったようだ。これが、私のワンマン観光特に急がないに対する気合の入れ方なのだろう。

第３１走者：特急３０７６Ｄ「指宿のたまて箱６号」　喜入→鹿児島中央　２６．６キロ
乗車車両：キハ４７－９０７９
運賃定価：喜入→清武　２８６０円
料金定価：喜入→鹿児島中央　１１６０円
（通算１７７３．６キロ　６９６２０円）

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
今日は片方が検査のため“□⊿”の編成である。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
てっきり検査代走側は「はやとの風」用だと思っていたが、両方とも“いぶたま”仕様。いかんせん県外自粛が解けたの４日前であり、その時点で日曜６号の窓割の悪い山側窓側くらいしか空いてなかった。せっかく★を使うなら乗ったことがない列車に…と思うのが筋だ。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
ＪＲ九州が腕によりをかけて厚化粧したキハ４７である。車体が頑丈なので観光特に急がない運用に耐えうる、といったところだろうか。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
最近この手のカードをたくさんもらっている気がする。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
こういったところに、キハ４７の面影が残る。特急のくせにデッキなし両開きステップありなのである。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
新川を渡ると西鹿児島は近い。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
鹿児島中央に到着！

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
混雑していたのでちょこちょこっと撮ってから乗り換える。

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
７８７系もやがて３０年選手である。キハ４７は…（笑）

2020.09.27　鹿児島中央ゆき特急指宿のたまて箱６号車内
再履修は必要だが、優先順位は低い。

2020.09.27　鹿児島中央
さて、タイムリミットは８時間である。この後は時間の許す限り新幹線に乗り続けて、１万のきっぷに対してまだ７万弱しか乗っていないゆるゆる行程を戒めるべきであるが、せっかく県外に出られるので、贅沢して距離を稼げない「きりしま」に乗ることにしよう。

鹿児島中央駅 駅

2020.09.27　鹿児島中央
４連「きりしま」は泣く子も黙る九州名物ワンマン特急である。

第３２走者：特急６０１４Ｍ「きりしま１４号」　鹿児島中央→清武　１１８．０キロ
乗車車両：モハ７８６－４
料金定価：鹿児島中央→清武　１２５０円
（通算１８９１．６キロ　７０８７０円）

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
サハシを３両目につないだ９両編成の「つばめ」は、日本一の特急列車であったが、１時間に１本走らせたところで輸送力過剰になるのが現実である。そこでモハユニットを抜いて頭をつけて「有明」に転用することになった。当時はキハ４７で特急料金を頂戴しようという発想はなく、いい意味でＭ戸岡さんの手腕が発揮されており、こうして「有明」にもロゴが与えられブランド化されたのであった。

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
清武まで２時間、同じ距離の熊本～博多は「みずほ」で３０分ちょいで、倍の料金がかかる。いかに私が乗り放題の制度を無視して贅沢をしているかわかるだろう。増税前の“お名残”第三である。

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
今日も桜島がきれいに見える。

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
桜島にかんぱ～い！

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
単線電化の日豊本線沿いの主要駅を１つずつ拾ってゆく。車両繰りや送り込みの関係で架線下ＤＣがたくさん設定されているのも南九州あるある。

加治木駅 駅

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
県境を越えて、西都城に到着。

西都城駅 駅

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
高架線を走り…

2020.09.27　宮崎ゆき特急きりしま１４号車内
宮崎へ向かってコマを進める。

山之口駅 駅

2020.09.27　清武
清武に到着！

清武駅 駅

2020.09.27　清武
ワンマン特に急がないのくせに無人駅で大丈夫なのか？

2020.09.27　清武
買い物して戻ってきた。いよいよメインの列車登場である。

2020.09.27　清武
南九州で一番人気なのは、何といっても７１３系であろう。

第３３走者：普通６８８５Ｍ　清武→都城　４２．１キロ
乗車車両：クモハ７１３－３
運賃定価：清武→出水　３７４０円
（通算１９３３．７キロ　７４６１０円）

2020.09.27　西都城ゆき普通列車車内
車内は例外なく某デザイナーによって大改造されている。

2020.09.27　西都城ゆき普通列車車内
とりあえず、何かいれておこう。

2020.09.27　田野
この列車は田野で１０分以上止まる。ところで７１３系は九州用に２両編成が４本、つまり８両しか製造されなかった。４連運用は朝の宮崎ゆき（平日は佐土原ゆきとその戻り）、そして夕方の西都城ゆきの１往復なのである。

田野駅 (宮崎県) 駅

2020.09.27　田野
ある程度真っ暗なのは想定していたが、まだ１９時前である。

2020.09.27　田野
反対側のホームへ行き…

2020.09.27　田野
１日１往復の貴重なＡパターンを…

2020.09.27　田野
暗闇に映える７１３系。

2020.09.27　田野
そろそろ出発の時間である。南九州では“レアキャラ”の車掌さんが気にしていた。

2020.09.27　田野
明るさを調節して…

2020.09.27　西都城ゆき普通列車車内
車内はこんな感じ。“レッドエクスプレス”で使われていた４８５系の座席が転用されている、超豪華普通列車である。

2020.09.27　都城
都城に到着！終点まで乗ると動画が撮れないので…

https://www.youtube.com/watch?v=HHIktM0h51g

2020.09.27　都城
九州の現実。

2020.09.27　都城
とはいえ、なぜこんな時間に下りが…？

https://www.youtube.com/watch?v=3wl-LZKb2dE

2020.09.27　都城
とりあえず、改札口に行ってみよう。

2020.09.27　都城
時刻はただいま１９時半ごろ。吉都線の最終が１９時台であることはいいとして、上りがずいぶん遅れているようである。

2020.09.27　都城
…と、倒竹？

2020.09.27　都城
下りはそこまで遅れていないようで…

2020.09.27　都城
９分くらい遅れてやってきた。やっと２０００キロである。

第３４走者：特急６０１９Ｍ「きりしま１９号」　都城→鹿児島中央　７５．９キロ
乗車車両：モハ７８７－４
料金定価：都城→鹿児島中央　９５０円
（通算２００９．６キロ　７５５６０円）

2020.09.27　鹿児島中央ゆききりしま１９号車内
内装はほぼ手を加えられていない。このヒョウ柄の座席に色の規則性があまりよくわからないところが初期のＭ戸岡デザインらしい。

2020.09.27　鹿児島中央ゆききりしま１９号車内
ブランドものの３５０ミリが１本１００円くらいで買える時代は終わった。つまみはどうせ半額なので、翌日の弁当に転用する分も含めて余分に買っておこう。

2020.09.27　鹿児島中央ゆききりしま１９号車内
遅れている「きりしま１８号」と行きかう。あちらはハイパーだが、前面展望は望めない。

2020.09.27　鹿児島中央
鹿児島中央に到着！観覧車がシンボル。

鹿児島中央駅 駅

2020.09.27　鹿児島中央
６８８５Ｍに乗ってもちゃんと帰れるのが特急乗り放題のいいところ。

2020.09.27　鹿児島中央
時刻は２１時半、そろそろ新幹線乗ろうか。

2020.09.27　鹿児島中央
残念ながらいつもどおりの自由席である。

第３５走者：特急５３５０Ａ「つばめ３５０号」　鹿児島中央→出水　７８．８キロ
乗車車両：７８６－８０１１
料金定価：鹿児島中央→出水　１７６０円
（通算２０８８．４キロ　７７３２０円）

2020.09.27　出水
出水に到着！

出水駅 駅

2020.09.27　出水
時刻は２２時、まだまだ走っているので…

2020.09.27　出水
１駅戻ろうか。新八代～川内は、全線開業まで客をナメてかかっていたのか初乗り半額の特定料金がなかった。全線開業時に特定料金が設定されたのだが、それでも初乗り１２６０円とあまり特定の意味がなさない。

2020.09.27　出水
あ、そうそう。出水といえば鶴である。

2020.09.27　出水
ということで、１駅乗ってぼったくり特定料金の恩恵を受けようか。わずか１０分ちょいで２千円弱、これが乗り放題なのである。

第３６走者：特急５６９Ａ「さくら５６９号」　出水→川内　３２．２キロ
乗車車両：７８１－７００４
運賃定価：出水→川内　６６０円
料金定価：出水→川内　１２６０円
（通算２１２１．１キロ　７９２４０円）

2020.09.27　川内
川内に到着！

2020.09.27　川内
駅の写真を撮ってすぐにホームに戻ろう。

2020.09.27　川内
新幹線の最終ランナーは「さくら４１２号」である。

第３７走者：特急５６９Ａ「さくら５６９号」　川内→熊本　１２４．４キロ
乗車車両：７８６－７００２
運賃定価：川内→西熊本　２５３０円
料金定価：川内→熊本　２５３０円
（通算２２４５．５キロ　８４３００円）

2020.09.27　熊本
熊本に到着。あとは帰るだけである。

熊本駅 駅

2020.09.27　熊本
この時間は…２０８０レ？

2020.09.27　西熊本
時刻は２３時３７分、無事に西熊本に戻ってきた。

第３８走者：普通５３６５Ｍ　熊本→西熊本　３．２キロ
乗車車両：クモハ８１７－１５
（通算２２４９．２キロ　８４３００円）

寝坊しなければもうちょい記録が伸びたんだけどな～

西熊本駅 駅

2020.10.XX　自宅
今回初めて１万円枠を使ってみた。普段は行けない南九州中心となったが、その分乗車距離をあまり稼げなかった。「きりしま６号」の１７番に乗れなかったのは不覚の致すところであるが、「にちりん１２号」は無事に乗れた。今更ながらであるが、キハ７２系に「指宿のたまて箱」といった観光特に急がないに乗ったのはこれが始めてである（笑）。

この旅行記へのコメント （2）

• Akrさん 2020/11/14 21:52:43

  夫婦で使い倒し(笑)

  とのっちさま
  
  こんばんは。Akrでございます。
  「陸前仙台市」より書き込みです(笑)
  
  ２話まとめ読みさせていただきましたのでこちらへコメント致します。
  
  いやあ、奥様ときっぷ使い倒しですか。素敵なリレーでした。奥様が鹿児島行ってるうちに休憩するとか新しい夫婦旅行様式でしょうか(笑)
  
  2.9kmで特急乗っただけでインパクト大なのに240秒(笑)できちんと車内取材と前面展望まで！これには参りました。それにしても毎度毎度、上手に特急乗り継ぎされますねえ。さすがです。
  
  787はやはり、つばめの印象が強いですね。そしてビュッフェ付きで特急電車の風格がありました。普通車個室エリアはコロナ禍の移動オフ会に最適です(笑)現在の新幹線に転用されたつばめは少し格が下がりましたね。「超特急燕」からの伝統ある愛称なので私的には九州新幹線の愛称整理をしたいです。
  最速達＝つばめ、速達＝はやぶさ、九州内完結＝さくらでどうでしょう？
  長崎はフル規格だとして、山陽直通をかもめ(はやぶさ併結）、博多～長崎区間列車にみずほでしょうか。スミマセン、つまらん妄想ネタで。
  
  「いぶたま」のキハ47。
  露骨にドア部が原型なのですね。ステップまで(笑)これで特急料金取るとはJR九州も腹が座ってますな。まあ、観光列車と割り切れば目を瞑れる部分なのでしょう。こちらなら快速相当でしょうか。逆に713の座席でびっくらこきました(笑)なんて贅沢な・・・
  これを快速あいづに譲ってもらいたい(笑)
  
  今回も素晴らしいプランニングでした。いつも感心致します。
  
  -Akr-

  とのっちさん からの返信 2020/11/14 23:47:22

  RE: 夫婦で使い倒し(笑)

  Ａｋｒさま
  
  こんばんは。書き込みありがとうございます。
  
  倍の金を払えば２人旅ができるようなのですが、予算は１人分しかおりません。２人旅はきっぷの制約上仕方なく２人分の金を払わざるを得ないときであり、例えば来週の３連休など…いや、何でもありません。
  
  今まで時刻表の赤文字には縁がなかったのですが、ウイルスのせいで特急のページばかり見るようになりまして（笑）特急乗り放題がなければこんなことはやりません。いつまでも貧乏性が抜けないのです。実は１０月にももう１回北部九州ver.をやりました。妻が福岡に行きたいというので、私の土曜勤務の裏で行ってもらいました。
  
  愛称名の整理はＪＲにお願いしたいところですね。まずはは青森函館系統の新幹線を「はつかり」にして「はやぶさ」の愛称を西側にいただきたいところです。本州直通は「はやぶさ」「さくら」、九州内完結は「有明」「かもめ」がいいかな…さすがにもうひらがな３文字縛りでなくてもいいでしょう。やっぱり「さくら」が長崎へ行かないのは納得しません。
  
  たしかに！クロスシートだけ指定なら７１３系は適していますね！こんな顔してサイリスタ位相制御、７１９系といっしょです。直角座席の観光特に急がないもありますので（強制向かい合わせなので４人組に最適かと思います）も走っておりますので相当腹が座っております。毎回のことですが、乗りたい列車が点在しておりますので、案外予定を組むのは簡単です。むしろ明日の某漫画の臨時列車の方が難しそうです。
  
  とのっち