2020/09/15 - 2020/09/15
3875位(同エリア9538件中)
milkさん
ウォールアート画家として話題のバンクシー。
彼の作品は街の中の壁画が多く、美術館で見られるものではない。
そんなバンクシーの作品が集められた展覧会が開催されるなんて!
これは行かなくては~!!!
でも、都内でやってくれれば行きやすいものの、場所は横浜…。
私の家から横浜はちょっとした旅行なので、なかなか予定が立てられず、やっと行かれたのは終わる10日前。
バンクシーワールドはその絵に込められたメッセージに色々考えさせられる世界でした。
★バンクシー展 天才か反逆者か
https://banksyexhibition.jp/
4トラベルは自身の備忘録としても使わせて頂いておりますので、この旅行記は作品の写真と解説ばかりとなっております。
ご了承下さい。
解説は公式HPから抜粋しておりますが、英訳をそのまま日本語に置き換えたのか、理解しにくい部分もありましたので自分なりに書き換えている部分もあります。
また、私の所感も交えていますのでご了承ください。
バンクシー展に行かれなかった方、バンクシーに興味を持っていた方が私の旅行記で楽しんでいただけたら幸いです。
【参考にしたサイト】
https://izi.travel/ru/246b-banksy-genius-or-vandal/ja#browse/dd921920-0c3d-4ebe-8a12-43bbca5a2cff/ja
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
私の住んでいる所から横浜まではプチトリップ。
電車を乗り継ぎ、2時間ほどかけてやって参りました。
横浜駅、分からない~。
人に流れにつられて地下に行っちゃったけど、どうも違うらしい…。
「東口通路直結」なんて書いてあるけど、他に通路らしいものがなかったんですのも。横浜駅 駅
-
元の場所に戻って…。
アソビルのHPから行き方を確認。
東口を出たら、まずはエスカレーターか階段で地上に出るらしい。
★アソビルのアクセス
https://asobuild.com/news/7923/ -
地上に出ると右手に郵便局が見えます。
その右側に「みなみ東口通路」があり、そこを入っていくようです。
ちゃんと確認しておかないと分かりにくい…。
アソビルの公式HPでは写真入りで行き方が説明されていたので助かりました。 -
通路突き当たりにひっそりとアソビルの入り口。
「えっ、ここ??」と、ちょっとびっくり。
ちゃんとバンクシー展の看板があるので大丈夫。 -
アソビルは「複合型体験エンターテインメントビル」だそう。
なかなかお洒落ですね。 -
お手洗いは会場にはないようなので、先に行っておきましょう。
チケットはWebからの完全予約制なので、1階にあるチケット売り場はお休みです。 -
お手洗いはチケット売り場をさらに奥に行った右手側。
通路のテーマは平安時代?
麻呂の顔の中にバンクシーが映り込んでいました。 -
なんとも斬新なオブジェたち(笑)
このビルのテーマが分からない(≧▽≦)
1階は「アソビル横丁」という体験型グルメフロアだそうです。 -
さて、バンクシー展に向かいましょう。
-
バンクシー展の会場は2階。
既にネット予約を済ませているので、そのまま2階へ上がります。
★バンクシー展 天才か反逆者か
https://banksyexhibition.jp/ -
こちらが予約して送られてきたQRコード。
入場時間は12:00~12:30で予約しました。
通常より人数を少なくしていると思うのですが、それでも結構な人数が並んでいました。
入場制限していてもこれだけ来ているのですから、コロナがなかったらどれほどの混雑だったのか...。
入場時間より早く来過ぎてしまった方は後で来るように言われていました。 -
記念撮影スポット。
シュレッダー事件で一躍有名になったあの風船が描かれていました。
絵の少女と同じようなポーズで写真を撮れるようです。 -
こちらがその絵。
風船と少女
風船がハートのなっていて、これだけ見るとただ可愛い作品。
この絵については後ほど...。 -
壁に描かれていると、よりバンクシーらしさが出ますね。
-
10分ほど並んでやっと入場!
入り口ではラット(ねずみさん)がお出迎え。
混雑緩和の為、ひとつめのお部屋は人数制限をして入れていました。 -
まず初めに入るのは「アーティストのスタジオ」
バンクシーはイギリスを拠点とする謎に包まれた覆面アーティスト。
誰も彼の正体を知りません。
大好きなイギリスのアーティストなのに、お恥ずかしいことにバンクシーを知ったのはごく最近。
でも、メッセージ性の強い社会風刺的な作風にすぐに惹かれてしまいました。
このスタジオはいくつもの写真や映像から再現されたそうです。
嬉しいことにこの展覧会は写真撮影OK!
作品全部撮れるなんて素敵すぎる~☆
この先、ほぼ作品の写真になります。
自分の備忘録の為に載せておりますので、ご興味ない方は飛ばしてくださいm(__)m
この展覧会はスマホで聞ける音声ガイド付き。
文章でも説明書きされているので、後からゆっくり復習も出来ます。
以下、作品の説明はこのガイドから抜粋。
この説明書きはもともと英語だったものを訳したのか、所々頭を悩ませる表現が…。
自分なりに解釈して書き直しているところもありますので、ご了承下さい。
https://www.izi.travel/en/246b-banksy-genius-or-vandal/ja#a05a-sutotupuetuso/ja -
隅でうずくまっている人物がバンクシー。
どんな方なのでしょうね。
彼の作品には版画もあるので、一緒に作業を進めている仲間がいるはず。
それでも正体不明って、どれだけ秘密主義?
バンクシーと言えば壁などに描かれる絵も有名ですが、神出鬼没なのでいつ描かれているのかが分からないのだそうです。
「気付いたらそこに絵が描かれていた...」みたいな。
これだけ有名になっても尚、正体が分からないって凄いですよね。 -
様々な画材道具が置かれています。
「どんなふうに制作活動をしているのかな~?」と、想像が膨らみますね。 -
次のお部屋にはバンクシーの作品が残されている場所が記された地図が。
こんなに沢山あるのですね。
日本にもあると言われているのですが、本物かどうか定かではないとか。 -
壁画の写真とその都市が表記されています。
いつか見に行く日の為に写真を撮っておこう♪
ロンドンにはミュージカル「レ・ミゼラブル」のアイキャッチになっているコゼットの絵があるのですね!
今度行く時には見に行かなくちゃ。 -
これからもまだまだ増えて行きそうですね。
昔は「器物破損」ですぐに消されてしまった事も多かったようですが、これだけ有名になった今は大事に保存されるでしょう。 -
バンクシーの版画の数々。
版画は何枚も作れますが、印刷の度に劣化していくので初回の印刷がオリジナルに最も近く、価値が高くなるそうです。
チンパンジーは無名の頃の作品とされ、社会的地位の低い若者の気持ちを表現しているとされています。 -
★ケイト・モスで
一瞬、「アンディ・ウォーホルのマリリンモンロー?」と思いきや、ちょっと違う。
これはバンクシーの作品、ケイト・モスでした。
アンディ・ウォーホルの1種の賛辞として制作され、当時最も有名なカバーガールだったケイト・モスを描いたのだそう。
「ケイトの新婚旅行中に、彼は彼女の家に忍び込んで作品を置いた。ケイトが戻ったら、作品がバスルームで彼女を待っていた、というわけだ。バンクシーはどうやったのだろうか。もちろん簡単ではないが、彼はやってのけたのだ。」 -
★DIフェイスド・テナー
一見、普通の紙幣に見えるこのお金。
でも、ダイアナ妃がお札になった事ってあったっけ??
これはバンクシーがノッティングヒルのカーニバルでばらまいた偽の紙幣だそうです。 -
通常、紙幣には「BANK of ENGLAND」と書かれているのですが、ダイアナ妃が描かれたお札の方には「 BANKSY of ENGLAND」と書いてあります。
ナイスな発想(≧▽≦)
これは気付かないわ~。
下のチャールズ・ダーヴィンの肖像画の下には「Trust no one」(誰も信用するな)と書かれています。
バンクシーはこの偽札を100万枚印刷し、カーニバルでその一部を群衆めがけてばらまいたところ、地元のお店で本当にその紙幣で支払う人が出てしまったのだそう!
でも、このダイアナ妃の10ポンド紙幣、記念に欲しいかも。 -
バンクシーの作品で頻繁に取り上げられるテーマの1つが反消費主義。
上の写真、左から「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ(買い物袋を持つキリスト)」、「セール・エンズ」、「トキシック・メアリー」
★キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ
クリスマスの真の意味が捻じ曲げられていることに対する皮肉が込められているそう。
「本来、慈悲や思いやり、寛容、感謝の祝日であったのが消費する日へと変わってしまった。
かつてクリスマスは休息と内省のための日で、物質に縛られることがあってはならないとされていた。それが現代では、ごちそうを食べ、けた外れに高価なプレゼントを贈る日となっている。」
バンクシーは磔刑の場面から十字架を取り去ることで、真の十字架が木ではなく、人間の愚かさや強欲さで出来ていて、企業を儲けさせるためだけに作用しているのだということを訴えているそうです。
★セールズ・エンド
ここに描かれているのは宗教画に出て来そうな人々。
でも、平伏しているのは聖書ではなく「セール・エンズ・トゥデイ(セールは今日で終わり)」と書かれた看板…。
これはちょっと心が痛い(^_^;)
★ トキシック・メアリー
こちらはバンクシー初期のストリート作品。
毒の配合されたミルクを赤ん坊に与える聖母の姿は、「宗教が信者に真の安全をもたらしてくれるのか?」という疑問を投げ掛けているそう。
宗教による戦争は昔から多いですからね…。
宗教をテーマにしたバンクシーの作品は「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ」と「トキシック・メアリー」の2点しかないそうです。 -
★ドーナツ(ストロベリー&チョコレート)
ドーナツが移動販売車の上に乗せられ、5人もの警察官が護衛しています。
重要人物ならぬ重要ドーナツ。
不必要なまでに保護された消費文化を批判する作品だそうです。
シリアルナンバーが描かれています。
この作品は299枚中の26枚目ですね。 -
★GRIN REAPER(グリン・リーパー)
バンクシーの最初期のストリートアート作品として知られているもののひとつ。
目を惹いたこの時計はビックベン?
正解でした♪
大鎌を持った死神の顔はニコちゃんマーク。
なんだか惹きつけられる作品。
バンクシー直筆のサインも見られます。 -
★フェスティバル(資本主義をぶっつぶせ)
屋台に並んでいるのは若い母親やパンクス、ヒッピー、フリーガン、左翼学生など、世間から「反資本主義者」と見なされているであろう人々。
並んでまで買おうとしているのは「Destroy Capitalism(デストロイ・キャピタリズム)」資本主義をぶっつぶせと書かれたTシャツ。
反資本主義者が資本主義に乗せられている事を皮肉っているのかな? -
★バーコード
この作品は2004年に版画としてはじめて制作されましたが、2010年にイギリス・ブリストルのペンブローク・ロードに建つとある住宅の外壁にステンシルを使ってこれと同じ絵を描き、同年8月に壁から取り去られました。
しかし驚くべきことに、4年後にサマセットの学校展示会の場で再びその姿を現したのだそうです!
動物保護から消費主義まで、様々な解釈をされている作品。
バンクシーは見る人に自由に解釈する権利を与え、自分で決めるよう促しているんですって。 -
展示の様子。
コロナ対策で入場制限をしているだけあり、そこまで混雑していません。
コロナがなかったらどれだけ混雑していたんだろう(*_*) -
★モーロンズ
自分の作品がサザビーズのオークションで高値で買われて行くのを見て制作した作品。
「こんな糞を本当に買うお前らみたいな愚か者がいるなんて信じられない」と書かれたキャンバスを求めて、熱く競い合っているところが描かれています。
こんな皮肉めいた作品でさえも信じがたい価格で買われ、プリント版は一瞬で売り切れたそうです。 -
★ストップ・エッソ
地球温暖化を否定して、これを支持する偽善的な科学の発展に資金を提供し、危機的な気候変動に対応する改革を遅らせたエッソに対しての作品。 -
★フライング・ショッパー
2011年に取り壊しの決まった廃墟ビルに描かれたもの。
もともとこのビルにはメイフィアの高級店があったそう。 -
2018年に取り壊される予定でしたが、まだ健在。
取り壊される前に見に行きた~い!
早くコロナ終わって(T_T)
散々ロンドンに行っていたのに、バンクシーに興味を持ったのが最近なのが悔やまれる…。 -
★HMV(ヒズ・マスターズ・ボイス)
あのVictorのマークですね。
バンクシーはこのマークをちょっといじったようです。
蓄音機を狙ったバズーカ砲に込められたメッセージは現代のデジタル化か、音楽品質か?
オリジナルはイギリス人美術家のフランシス・バロード作のもので、ニッパーという名の彼のジャック・ラッセル・テリア犬を描いているんですって!
そうなんだ~。 -
この作品が描かれたのはショーディッチ地区のカーゴナイト・クラブ。
そこはある種のストリート・アートのメッカで、なかでもバンクシーの作品をみることができるんですって!
今度、ロンドンに行ったら行かなくちゃ♪ -
イチオシ
★ブラー『シンク・タンク』
2003年5月にリリースされたイギリスのロックバンド「ブラー」の7枚目のスタジオアルバム『シンク・タンク』
ブラーのリーダーで「ゴリラズ」の中心メンバー、デーモン・アルバーンは核兵器廃絶の支持者で、アフガニスタン侵攻の際には「世界で最も貧しい国のひとつを爆撃するなんて間違いだ」と抗議。さらに2002年、イラク侵攻の可能性が高まってくると、アルバーンは「マッシヴ・アタック」のリーダー、ロバート・デル・ナジャと手を組み、反戦運動を展開したそう。
このカバーアートからも、戦争反対を訴えるバンクシーのメッセージが込められています。 -
いずれも痛々しく、切ない絵です…。
マスクは戦争を表していて、それによって引き裂かれているカップルや母と子にも見える…。
バンクシーはこのミュージシャンの誰か、という説もあるんですって!
当初はロバート・デル・ナジャが、最近ではジェイミー・ヒューレットが、バンクシーの正体と言われているそうです。 -
この作品は、イギリス・ブリストルのバンド「ワン・カット」の「アンダーグラウンド・テラー・タクティクス」というアルバムのジャケットに使われているもの。
-
こちらは直筆のお手紙。
Help you’er well, l’ll see you in a week or two, be round your new house for a cap of tea.
簡単に言うと「1、2週間後にお茶しましょう」って感じ?
「Coffee」ではなくて「Tea」な所がイギリス人っぽい(笑) -
★SAVE OR DERETE (セーブ オア デリート)
森林が伐採された森の真ん中にジャングルブックのキャラクター達が目隠しされて捕われています。
これは2002年にグリーンピースが森林を救う戦いの一環として、バンクシーとコラボレーションをしたポスター。
バンクシーは環境について語るとき、常に地球の資源を吸い尽くさんばかりの大人たちと対決し、子供たちの世界の側に立って、未来の世代の生活を左右するのは今の私達だという事を思い出させるそうです。 -
★ベリー・リトル・ヘルプス
最初は、2008年にノース・ロンドンのエセックス・ロードにある薬局の壁に、型抜きスプレーされた作品だった。(写真下の中央)
同年、バンクシーはこれを299版のサイン入り限定版画として複製。版画は、ストリートで制作されたものとは反転した構図となっている。(写真下の左)
中央の絵に掲げられている「テスコ」は、私もイギリスに行くとよくお世話になるスーパー。
世界の五大小売グループの1つであり、独占小売企業として小規模企業にとっての大きなリスク要因となっているそう。
小売が大規模にコントロールされることで、購入先の選択肢が減り、消費者の自由が制限されることになるからですって。
「エブリ・リトル・ヘルプス(ささいなことでも役にたつ)」はテスコの広告スローガンですが、バンクシーはこれを「ベリー・リトル・ヘルプス(ほとんど何の役にもたたない)」と変えています。
左下の絵は難民支援のためのチャリティ・オークションに参加するために制作されたキャンバス作品。
星条旗のカラーに塗られたパンツをポールに掲げることで、バンクシーは難民が直面している物質的な困難だけでなく、政治亡命が認められずに紛争地域へ強制送還される危険性にも触れているそう。
★テスコ・ペトロール・ボム(写真右下)
2011年5月、バンクシーの故郷のブリストルで、スーパーマーケット「テスコ・エクスプレス」の開店に反対する抗議運動が繰り返し行われました。
なぜなら、このような強大な競合店の出現によって、手仕事の品を代々受け継いできた地元の商店が廃業に追い込まれる可能性があるから。
開店当日には暴動が起き、多くの逮捕者が出たそうです。
それを受けて、バンクシーは「テスコの価値」が詰まった火炎ビンを描いた一連のポスターを制作。
ブリストルのアナーキストの本屋にて1枚5ポンドで販売し、収益は全額、抑留者の法的支援に当てられたそうです。
バンクシーは地元の小売店の味方だったのですね。 -
★スープ カンズ
2003年10月、バンクシーは違法にテート・モダンに入り、この絵を絵を壁にかけて行ったんですって!
すごい事しますね。
その後、ロンドンの自然史博物館やパリのルーブル美術館にも侵入を試みたそうです。 -
★クイーン・ヴィク
思わず目を奪われる作品。
ヴィクトリア女王を、「クイーニング」として知られるレズビアンとして描いていています。
「女性がゲイになるなどあり得ない」と公言したとされ、ゲイに反対する法律を通した事への批判だそうです。
2003年にピクチャーズ・オン・ウォールズによってプリントされた、初期のバンクシー作品で、バンクシーファンのクリスティーナ・アギレラが購入して話題になったそう。
王室は激怒しそうだけど(いや、絶対するけど)、それでもやってしまうバンクシーってすごい…。 -
★ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)
2017年の5月、イギリスの海辺の町ドーバーに一夜にして出現した作品。
この建物の持ち主であるゴッデン家とはバンクシーの作品の売却を巡って揉めていた事もあったそうで、最後には黒く塗りつぶされてしまったのだとか…。
今、この絵が見られるのはバンクシーのインスタグラムのみ。 -
★ボム・ミドル・イングランド
導火線に火がついたボールでペタンクに興じる3人の中年女性。
大部分が戦争や破壊、貧困という残酷な現実から保護されている、英国上流階級に対する皮肉? -
★ロイヤルファミリー
2001年にロンドン・ハックニー地区に出現した作品。
英国王室の人々を漫画キャラクターとして描いていて、2003年にブラーのシングル「クレイジー・ビート」のジャケットになったそう。
地元当局が上塗りしようとしましたが、作品を守ろうとする人々のおかげでいまでもほぼそのままの状態で残っています。
ありがたい~^_^
今度、ロンドンに行ったらこれも見に行きたいな。 -
★ターフ・ウォー(写真上の右)
チャーチル首相がモヒカンに!!
2000年5月1日、ロンドンで環境運動家達がウィストン・チャーチルの銅像の頭の上に芝生を乗せ、モヒカンのようにしてしまったそう。
それを真似た作品です。
ちなみに、Turf(ターフ) には、芝生と領土の両方の意味があるそう。
第二次世界大戦中、恐ろし気な目つきで相手を睨みつける様子から、「イギリスのブルドック」と呼ばれていたチャーチルさん。
この作品とは関係ありませんが、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』と言う映画を見た時、ドイツとの和平を選ぶか、戦いを続けるかの決断を迫られた時に、ロンドンの地下鉄に乗ってドイツとの和平に反対する国民の声を直接聞き、戦う方を選んだエピソードが忘れられない。
チャーチルさんがいなかったらイギリスもナチスに支配されていたのかと思うと恐ろしい…。
★モンキー・パーラメント(写真左下)
議員たちによる経費不正申告という国民的スキャンダルに応じて制作された作品。
ここに描かれている議員は人間ではなく猿。
「あなたが選挙で選んだ議員たちは、あなたをサル並みにする」という意味だそう。
★モンキー・クイーン
有名な女王の像を白黒のサルの肖像と置き換え、背景にはイギリス国旗と同じ白・青・赤の標的。
どう感じるかはこの絵を見た人次第だそう。
私がどう感じたか、ここに記すのは止めておきます…。 -
ここからはコッパー(警官)シリーズ。
★スマイリー・コッパー
スマイリーの顔をした警官は、そのにこやかな顔とは裏腹に完全武装。
「誰も信じてはならない。
「権力と権威を振りかざすやつらは疑ってかかれ。
いつ攻撃のための銃が使われるか分からないのだから。」
というバンクシーのメッセージが込められているそうです。
Some people become cops because they want to make the world a better place.
Some people become vandals because they want to make the world a better looking place.
より良い世界を作りたくて、警官になる人もいる。
より良い世界に見せたくて、ヴァンダル(破壊者)になる人もいる。
(私の乏しい英語力で解釈したものなのであしからず…。)
★コップ・カー (写真左下)
2003年に描かれたスケッチで、バンクシーはどうやってこれがコレクターの手に渡ったのか分からないと話しているそう。
ここに描かれているのはタイヤがなくて役に立たなくなったパトカー。
犯罪を防ぐ事も出来ない警官を表しているそうです。 -
★フライングコッパー
天使の羽を付けたスマイリーコッパー。
優しそうな見かけに騙されちゃいけない…。
★ポリス・キッズ
楽しそうに遊んでいる子供が着ているのは「POLICE」と書かれた防弾チョッキ。
バンクシーは警察を軽蔑し、警察制度こそ人々の純粋さに疑問符を付け、人生の喜びを奪うものだと信じているそう。
★グラニーズ(写真下、左)
2人の可愛いおばあちゃんが編み物をしている微笑ましいこうけいw。
その編み物に書かれている「PUNKS NOT DEAD(パンクは死んじゃいない)」と「THUG FOR LIFE(我が道を行く)」のフレーズは、パンクとヒップホップという2つのサブカルチャーの代名詞だそう。
パンク発祥のイギリスらしい?
背景に使われたピンクはペプトビスモルというイギリスで広く使われている市販の胃腸薬の色と同じ色彩ですって。 -
★スノーティング・コッパー
コカインラインを吸い込んでいる警官の姿。
バンクシーは言われた事しかしない警官の仕事っぷりを皮肉たっぷりに書いています。
これは2007年に、トイレの壁に描かれましたが、すぐに作品は傷ついてしまい、それから塗りつぶされ、跡形もなく消え去ったのだと思われていたそうですが、修復されて戻って来たのですって!
今でもカーテン・ロードの同じ場所で、ガラスに守られた作品を見る事が出来るそうです。
これもチェックだわ♪
カラフルにペイントされたベンチにはねずみさんの姿が。 -
★ルード・コッパー
コピーライトマーク(著作権マーク)が描かれたすべての作品のうちのひとつ。
バックに描かれているのはアナーキーのシンボル。
なかなか挑発的な作品です。
バンクシーはこれに直筆のサインをして、警官のモデルになった男性に贈ったそうです。 -
イチオシ
★ ストップ・アンド・サーチ
職務質問されているのはあの有名な「オズの魔法使い」の主人公、ドロシーではないですか!
近くには愛犬のトトもいますよ。
2007年に500枚限定のスクリーン・プリントとして制作し、そのすべてに青のクレヨンでサインしたそうです。
これ、欲しい~!
ポストカードでも良いから欲しかったけど、売ってなかった…。
本物はとても買えない値が付いているでしょうからね(>_<) -
不審な物は入っていないか?
籠の中身をチェックされ、不安そうな眼差しのドロシー。
移民をめぐって外国人を嫌悪する動きが広がっているのと、より良い暮らしを求める人々の入国を様々な政府が規制し妨害しようとする試みを、表わしているのかもしれないそう。
そう言えば2016年に大勢の移民がヨーロッパに流れ込んだ時、旅行先のドイツからオーストリアに向かう電車の中で職務質問を受けている1人の女の子を見かけました。
パスポートを持っていなかったようなので移民だったのでしょうね
可愛そうにつまみ出されてしまいました。
荷物はほとんど持っていなかったと思う…。 -
イチオシ
次のお部屋には映像が流れていました。
目が釘付けになったのはこの絵!
大好きなミュージカル「レ・ミゼラブル」のアイキャッチで有名な、小さなコゼット。
ただでさえ痛々しい姿なのに、催涙ガスで涙を流しています。
これはフランス北部カレーの移民キャンプでフランスの警察が催涙ガスを使った事への批判でしょうか。
絵に描かれたQRコードからその様子を撮影した動画が見られる仕組みになっているそうです。
この絵は2016年にロンドンのフランス大使館の向かいの建物に描かれたもの。
見つかってすぐに板で覆われてしまったそう。
今ではもう見られないのかな?
もっと早くにバンクシーを知っていれば良かった(>_<) -
★ ワン・ネイション・アンダー・CCTV
ロンドンのニューマン・ストリートにある郵便局の側壁に描かれたもの。
赤いジャケットを着た少年が梯子の上に立って壁にメッセージを書いているのは「CCTV(監視カメラ)の下で、国民よ一つになれ」という言葉。
「私たちが進歩の道をたどればたどるほど、プライバシーの権利が失われ、カメラの監視下に生活を送ることになる」と言っているそう。
残念ながらこの絵は完全に塗りつぶされてしまい、その後、この壁の近くに別のビルが建てられたので、今は残っていないそう。 -
★Mild Mild West
1999年にバンクシーがフリーハンドで描いた作品と言われているそう。
この当時行われた無許可のレイブパーティー(ダンス音楽を一晩中流す大規模パーティー)が警察の弾圧を受けた事を風刺する作品と言われています。^_^
グラフィティ、そしてそれに続くストリート・アートは、抗議というかたちで姿を現わしたそう。
その為、バンクシーの作品のほとんどに抗議のメッセージが込められています。
矛盾していると思ったらテディだって戦うよ。 -
★ファミリー・ターゲット
2003年に制作。
サンタズ・ゲットー‘03(ゼロサン)」のマーケットで展示され、現在は個人コレクションとなっているそう。
標的になっているのは子供。
こんな絵を描くなんておかしいとか、これを飾る人が信じられないとか言われているそうだけれど、その価値観は人それぞれ。
この作品はダンボールに描かれているそう。 -
★wrong war
またスマイリー死神。
これもダンボールに描かれていますね。
これは反戦のプラカード。
2003年にロンドンで行われたイラク戦争反対のデモの際にバンクシーが配布。
デモの参加者はこれらのプラカードで反戦を訴えたそうです。 -
イチオシ
★ラブ・イズ・イン・ジ・エアー(フラワー・スロアー)
攻撃的な姿で描かれている男性が手にしているのは、火炎瓶ではなく花束。
バンクシーの作品の中でも特に有名ですね。
「どんな変革も平和的な手段で達成されなくてはならない。さもなければもっと大きな暴力を引き起こすことになる」というメッセージが込められているそうです。 -
★パナーム弾
アメリカ軍の諜報によってベトコンの部隊がチャンバン村に潜伏しているとされ、1972年6月8日、そこにナパーム弾を投下する決定が下されました。
子供たちを含む普通の村人たちが、この爆撃の犠牲者となりました。
ピューリッツァー賞を受賞し、アメリカ当局の戦争に対するスタンスを変えた写真のなかに、ほとんど全身に火傷を負った子供たちを、南ベトナムの兵士たちが追いかけている様子が見られます。
(解説でこの写真が見られます)
その写真に写っている9歳の少女キムフックは、燃えている服を脱ぎ捨て痛みで泣き叫びながら走っています。
キムは生き延びましたが、、17回もの外科手術を受けなくてはならなかったそうです。
その写真に映る彼女の姿は、痛みと恐怖で泣き叫んでいるようでした。
なんの罪もないのに酷すぎる…。
この絵に描かれた女の子は写真に写るキムと同じ。
手を繋いでいるのはアメリカ文化と資本主義のアイコンとして描かれたロナウド・マクドナルドとミッキーマウス。
楽しそうに笑っているところがまた怖い…。 -
★Have a Nice Day
バンクシー初期のプリント作品。
戦車を真ん中に並ぶ武装した兵隊の顔は、もうお馴染みになったスマイリー。
★ゴルフ・セール(写真下)
1989年の天安門事件の際に、果敢にもたった1人で中国軍と対峙した抗議者の姿をとらえた、報道写真家ジェフ・ワイドナーの代表作《タンク・マン》を彷彿させる作品。
バンクシーは、《ゴルフ・セール》のなかでこの迫力あるシーンを再現しているそう。 -
★Laugh Now(写真左上・左側)
2000年にブリストルの人気ナイトクラブからの注文を受けて作られたもの。
「いまは笑うがいいさ。でもいつかは俺たちがやってやる」という標語付きの広告をぶら下げています。
★Keep it Rial (写真左上・右側)
2002年に制作され、ロサンゼルスの「エグジステンシアリズム」展で展示された作品。
「どんな状況においても自分自身であり続けることに価値がある」という意味が込められています。
★ モンキー・デトネーター(写真右上)
飛び上がって大爆発を起こそうとする瞬間のサル。
後期資本主義の取り組みをちっぽけなものとして嘲笑する芸術的な抗議として、この作品では強力なTNT爆弾が無害なバナナの房に置き換えられています。
デトネーターとは起爆剤。
(解説を理解するのがちょっと難しいかった...。)
★ゲーム・オブ・ウォー(写真左下)
コメントをそのまま載せます。
戦争は人間が選択できる中でも最低な活動である。バンクシーのなかでも反軍国主義というテーマは、政治や抗議といったテーマと深く交わりあってる。作品を通して彼自身が戦争や軍隊についての意見をはっきりと述べている。「世界最大の犯罪は、規則を破る者によってではなく、規則に従うものによって犯される。命令に従って爆弾を投下し、村で虐殺を行うのは人間なのである。」
バンクシー著「ウォール・アンド・ピース」より
★ドント・パニック(写真右下 左側)
バンクシーが《ドント・パニック》用に制作したポスター・シリーズの1枚。
★不法侵入をお許しください(写真右下 右側) -
★ バッド・ミーニング・グッド(悪こそ善なり)
2002年7月、Ultimate Dilemma(アルティメイト・ジレンマ)レーベルから『Bad meaning Good Volume1』(バッド・ミーニング・グッド ボリューム1)と題されたアルバムがリリース。
このVolume 1を含め「Bad meaning Good」シリーズのカバー・アートを担当したのが、バンクシーでした。
★ モンキー・サーファー・オン・ボム(写真左下)
爆弾に乗ったお猿さんはバンクシーが度々用いて来たイメージ。 -
★アプローズ(写真上 左側)
今なお世界中で起こっている戦争を美化して報じているメディアに狙いを定めている作品のように思われる作品。
★ CND(シー・エヌ・ディー) ソルジャーズ(写真上 右側)
CND(ザ・キャンペーン・フォー・ニュークリア・ディスアーマメント)ソルジャーズは、バンクシーが反戦宣言としてイギリスの国会議事堂前に設置したもの。
しかし、当局によりすぐさま撤去されたそう。
そうだよね…。
イギリスの国会議事堂と言えばビックベンを思い出す。
★ ヘビー・ウェポンリー(写真下)
第二次世界大戦中、ドイツの首都ベルリンが爆撃され、地元の動物園でゾウが死んだ出来事にインスピレーションを得た作品。
2003年にバルセロナのある通りに出現したそう。 -
★フラッグ
この版画のもととなっているのは、1945年2月9日に摺鉢山で撮影された写真「硫黄島の星条旗」
ここに描かれているのは兵士ではなく子供。
「アメリカン・ドリーム」を追い求める子どもたちの姿や一般の人々が統治制度に勝利した瞬間などにとらえられます。
バンクシーの作品って、答えがないんですよね。
解釈は見る人に委ねられます。
過剰な軍事費によって子どもたちへの支援が滞り、壊れた自動車の上で遊ぶしかないというバンクシーの軍国主義に対する嫌悪感も込められているようです。 -
★ボム・ラブ(左)
1998年、バンクシーは爆弾を抱えた少女を描いた最初のステンシルをブリストルで制作。
無邪気さと純粋さ、そして戦争の恐ろしさを象徴する作品だそうです。
愛おしそうに爆弾を抱える少女が印象的。
愛情あふれる腕に包まれれば、どれほど強力な爆弾さえも無力化できるかもしれないと思わせる作品。
★ ハッピー・チョッパー(写真左)
2002年にロンドンのオールド・ストリートに現れた作品。
ヘリコプターにピンクのリボンが付けられて、思わず「可愛い!」と思ってしまう。
壁画は今でも残されているのかな?
早くロンドンに行って確認してみたい!
両作品とも戦争を風刺する作品なんですよね。 -
見るからに怖そうなアトラクション。
子供たちはぐるぐる回されて楽しそうですが、良く見ると安全ベルトがない???
子供たちの安全を確保されていないパレスチナに向けての強いメッセージ何でしょうか。
解説が見つかりませんでした。 -
★ウォールド・オフ・ホテル
2017年3月にイスラエル政府がパレスチナとの間に築いた隔離壁のすぐ隣に建てられたホテル。
バンクシー曰く「世界一長めの悪いホテル」だそうです。
ホテルには、20点を超えるバンクシーの新作と共に、パレスチナ人アーティストの作品が展示されているそう。
バンクシーと何人かのアーティストがデザインした客室10室のほか、ギャラリーとバーも併設されていて、ホテル自体はとってもお洒落! -
イチオシ
お部屋もスタイリッシュで素敵ですが、壁に描かれた絵が独特。
ホテルの滞在者はただこのホテルが人気だからという理由だけでお金を落としていくそうです。
そりゃ、バンクシーが手掛けたこんなお洒落なホテルだったら泊まってみたくなりますよね~。
でもバンクシーが本当に見てもらいたいのはパレスチナ人の苦しい現実。 -
★グラップリング・フック
「ウォールド・オフ・ホテル」のお土産屋さんで2017年に発売された限定シリーズ作品。
これに付けられた商品説明は、「高張力アルミニウムと聖なる装飾品から造られた戦術サポート器具」だそう。
購入希望者は、4万ポンドをかけてこの高価な買い物をするチャンスを得るために、くじ引きの箱に連絡先を入れるんですって。
そしてくじ引きの当選者は以下のような手紙を受け取ります。
「ご愁傷様。貴殿の名が帽子から選び出されましたので、バンクシーの限定版《グラッピング・フック》を1点お買い上げいただけます。
詳細は以下の通りです。
バンクシー「グラッピング・フック」
ウッドステインとシェラックで仕上げた木製十字架、着彩アルミニウム製のフック及びボルト、着彩ポリウレタン製のイエス、合成麻製ロープ、スチール製支柱及びピン、指示書、ステンレス鋼製ねじ。
作家により署名と番号が付されています。
2017年制作。高さ60cm、幅42cm、奥行き24cm。
ロープ付き。
40,000ポンド+付加価値税(適用される場合)。
「グラッピング・フック」は、2018年1月15日週に出荷される予定です。
次の点にご注意下さい。
――これらの作品に関するペストコントロールの証明書の発行申請は2019年1月から受け付けますが、当初の所有者のみが発行を受けられます。」
「貴殿の名が帽子から選び出されました」って(笑)
どこかで聞いたような話ですね(^▽^;) -
Dismaland???
どこだかの有名テーマパークに似た名前ですね。
しかも破壊された看板にはミニーちゃんらしき姿も...。
このDismaland(ディズマランド)はイギリス・ブリストルベイの海沿いの街であるウェストン=スーパー=メアに2015年の8月から9月までの期間限定で開園されたそうです。
ここはバンクシーが幼いころに訪れていた思い出の場所、トロピカーナ公園の敷地内だそう。
ディズマランドには厳選された58名のアーティストの作品が設置されました。
こちらの絵はアメリカ人アーティストの Jeff Gillette(ジェフ・ジレット)の作品。
彼はスラム街の中に佇むミッキーを30年近くも描き続づけているそう。 -
おっと...。
かぼちゃの馬車がひっくり返ってお姫様が大変なことになってる...。
アリエルに見えるような作品もあるけど(^^;) -
Dismalとは「憂鬱」という意味。
こんな憂鬱そうな顔をした、難民のような人たちがたくさん乗った船を見ていると、こちらまで憂鬱になりそうですね...。
バンクシーは「小さな子供たちには不向きなテーマパーク」と称したそう。
確かにこれでは子供は怖がってしまうでしょうね...。 -
たった5週間ほどの開催期間でディズマランドの来場者は延べ15万人、約35億円の経済効果をウェストン・スーパー・メアにもたらしたんですって!
恐るべしバンクシーブーム。
ちなみに、ディズマランド閉園後はディズマランド建設に使った資材のすべてが、当時フランス北部のカレーにあった難民キャンプに送られて、難民のためのシェルター・仮設住宅建設に使用されたのだそうです。
そういう所、さすがです!
ディズマランドの公式プロモーションビデオがYouTubeにアップされていたので、こちらにリンクを載せておきます。
多分、ここで流されていたものと同じ。
https://www.youtube.com/watch?v=TB1yDSKene4&t=11s -
★ウェストン=スーパー=メア
ディズマランドが建設された場所の名が付けられた作品。
迫りくる危険な電動のこぎりを見ながらも、静かにベンチに座る男性。
「気を緩めてはいけない」というメッセージが込められているそう。
でも、何故この絵にバンクシー思い出の地の名前を付けたのでしょうか?
その昔、ここは有名なリゾート地で、大きなリゾートプールがあったそう。
バンクシーはここで幼いころに遊んだ楽しい思い出があったようです。
しかし、時が経つにつれ寂れてしまい、2000年に閉園...。
そんな話を知ると、この絵の意味が分かる気がします。 -
★ ポリス・ライオット・トラック
ディズマランドを手伝ってくれたアーティストへの贈り物。
わずか5点しかないもののうちの1つで、このシリーズではそれぞれのイメージが独特で、1点ごとに「ありがとう」というメモと作家の署名が付されているのだそうです。
この作品はディズマランドの展示のひとつだった警察トラック。
ここに子供たちの姿と虹を描き加えています。 -
★SANTAS GHETTO(サンタズ・ゲットー)
2003年から2007年までロンドンで開催されていた、いわゆるクリスマスストア。
その後、ベツレヘムへ引っ越しました。
バンクシーはクリスマスの精神は失われつつあると感じていたそう。
「ベツレヘムのクリスマスが、物を買わせるようなイベントになり過ぎる心配はない。そんな余裕はないのだから」
最近、クリスマス商戦という言葉もあるように、クリスマスや豪華な食事、ケーキなどにお金を使うようになっていますね。
日本人なんて、キリスト教徒じゃないのに乗っかってる(笑)
でも、バンクシー目当てでベツレヘムのサンタズ・ゲットーに行った人々は、そこでの現実を目の当たりにして、本来あるべきクリスマスの過ごし方を知る事になるのですね。
自分を餌に人を呼び寄せ、現実に目を向けさせる。
バンクシーの思惑が分かってきた。 -
ブリストルミュージアムで開催されていたバンクシー展「Banksy vs Bristol Museum」のポスター。
バンクシーの意向で無料でした。
というのも、オークションにかける前に展示をすれば、人の手に渡る前にひと目見ようと人が集まり、その作品の価値が高まって値段が高騰するだろうとの目論見だったよう。
バンクシーらしい皮肉な手口ですね。 -
単純にこのドロシーが可愛い♪
-
★SUICIDE MAN(自殺する人)
有名なダビデ像が腰に爆弾を巻き付けていますよ! -
不審な侵入者?
いえ、こちらも展示物です(^▽^;)
展示物だとは思わずに、「あなた誰?」とでも言いたそうな顔をしている警備員さんがなんだかおかしい(笑) -
素敵な絵が怖い絵に変っている...。
これはミレーの絵かしら?
このブリストルミュージアムでは常設展示作品と一緒にバンクシーの作品が展示されていたんですって。
見てみたかった~!!!
2009年、イギリスでもっとも来場者の多かった展示会ですが、バンクシーへの報酬はたったの1ポンド。
ブリストル・ミュージアムの館長は「当館がこれまでに投資して来た中で最も価値のある1ポンド」と称したそうです。 -
2005年、ロンドンで開催されたバンクシーの個展「Crude Oils」のポストカード10枚パックだそうです。
今は高値で売買されているのでしょうね。 -
バンクシーの絵のレベルの高さも伺える。
-
ドガの絵に見えるけど、よ~く見ると演出家が現代人。
この絵はバンクシーが模写したのだろうか? -
★「ベアリー・リーガル(かろうじて合法)」展
なんとこの象さんは本物!!!
2006年にもロサンゼルスに開かれた個展「ベアリー・リーガル(かろうじて合法)」の作品なのだそう。
身体全体に塗られた塗料には毒性はなく、ちゃんと餌やお水を与えられ、夜にはゾウ舎に戻されたそう。
ちゃんと管理してもらってたのね。
この展示により、バンクシー自身が訴え続けてきた動物の権利についての議論に多くの関心が集まることになったそうです。
たった3日間の開催で来場者は35000人!
それにしてもこのゾウさん、お洒落で可愛い♪ -
この先のテーマは「バンクシー・アートの生と死」
「ストリートアートというものがごく短命であることを知ってもらいたい」との思いが込められたコーナーです。
★ベルサイズ・パーク・ラット・フォトグラフ(左)
バンクシーが有名になってからは、彼の作品を提示するために多くの都市が街頭の壁を提供するようになったそう。
でも、自然は、壁に描かれた絵をそこに残し続けることを拒みます。
経年劣化により容赦なく塗料が剥がれ落ち、ねずみさんが消えていきます...。
こちらの絵はレストランの壁面に描かれているもの。
★ファリントン・ラット・フォトグラフ(右)
ロンドンのファリントン・ロードに描かれたねずみさん。
最初は、看板に「オールウェイズ・フェイル(何をやってもうまくいかない)」というメッセージが書かれていたそう。
バンクシーはねずみさんの看板に常にメッセージを描き込んでいるわけではなく、他のストリート・アーティストのために空白にしておくこともあるようです。
しかし、彼らの書いたメッセージの多くは、当局によって塗りつぶされてしまうので、ネズミの抗議している内容は、その時々で異なるそうです。
首からさげられたピース・マークはネズミの真意と人類の価値を思い出させるもの。 -
★グラフィティ・エリア
グラフィティ・エリアはロンドンのショーディッチ地区に10年以上前に出現。
ロンドンでは作品が保存されることになったので、カーゴ・バー近くのリビントン・ストリートに残されているそうです。
現在、この作品はガラスで保護されています。
これもロンドンに行ったら見に行こう。 -
この赤いお鼻のプードルがなんだか可愛い。
-
★ブルドッグ
奥に見えるピンク色の下地に描かれているのはブルドック。
でも、よく見ると体はプードルです。
この絵がマンチェスターで初めて見つかったのは2001年。
その後約10年間、この絵は蔦が絡む垣根に隠されてきたそうです。
しかし2010年5月、市職員が建物の修復作業中に発見されました。 -
★バンクシーズ・ラット~バンクシーのネズミたち~(写真上と下中央)
2004年、バンクシーはそれぞれが違う看板を持った一連のネズミの絵を完成させます。
そこにはストライキや抗議運動でよく見かけるような看板を、怒ったネズミが持った様子が描かれています。
「ネズミはどのような状況でも生き抜くことのできる動物で、都会環境に最も適合した唯一の野生動物。
私たちはみな、ある意味でネズミなのだ。
私たちは、システムが作り出す環境のなかで生き抜こうともがき、そのシステムを出し抜こうと、ずるく、巧妙に生きている。」
★ギャングスタ・ラット(写真下・左)
最初に制作されたのは2004年。
大型の「ラジカセ」の横に座っています。
当時のニューヨークでよく見かけた都会の労働者階級の服装をしていて、太い鎖のメダル・ネックレスをつけ、ニューヨーク・メッツの野球帽を横向きにかぶっています。
もともとの展示場所であるニューヨークの「ベター・アウト・ザン・イン」に、あったそのままの状態で展示されているそうです。
★ラブ・ラット(写真下・右)
この作品は、ストリート・アートに対する愛についてのものだそうです。 -
2004年にバービカン・エリアに現れたねずみさん。
それは「ロンドンは働かない」と書かれた看板を持っていました。
しばらくして、バンクシーと有名なグラフィティ・ライターのキング・ロボとの対決が激化していた頃にキング・ロボのチームが絵を描き替えてしまったのだそう。
現在、ねずみさんの持つ看板には「I ? London ROBBO」(ロンドンが大好きだ。ロボ)と書かれています。
彼らはお互いに敵の作品を改作したそう。
でも、2011年にロボは住んでいたアパートの近くで頭部を負傷し、植物状態で発見。
彼は昏睡から覚めることなく、2014年に亡くなってしまったのだそうです。
ちょっと切ない...。
二人のグラフィティ・アーティストの関係は、映画「グラフィティ・ウォーズ」で描かれているようです。
見てみたくなった...。
-
★チューズ・ユア・ウェポン・ライト
バンクシーが販売目的で制作した最新の版画。
2010年12月11日にロンドンで売却されました。
全部で19色、1色あたり25~100枚の版画が制作され、バンクシーはその内25枚を自分の作品のコレクター宛てに無料で送ったそう。
この絵を用いたポスターの売上は、全てロシアのアート集団「ヴォイナ」の支援に当てられました。
「ヴォイナ」とはロシア語で「戦争」という意味だそうです。
ここに書かれているのはストリート・アーティストのキース・ヘリングのキャラクター。 -
★ノー・ボール・ゲームス(球技禁止)
2009年にロンドンで描いた作品。
ある時、この作品はキング・ロボにより「手直し」されたそう。
2013年、「ザ・シンキュラ・グループ」という会社が剥ぎ取ってしまい、この絵はなくなってしまいました。
他の作品もこの会社が剥ぎ取り、「盗まれたバンクシー」と銘打った展覧会を開いてバンクシーの作品を展示したのだそう。
写真下・左はこの作品が売却されたオークションの様子を写した写真。 -
★ノー・ボール・ゲームス(球技禁止)
「NO BALL GAMES」と書かれた看板をボールのように投げ合って遊んでいる二人の子供。
壁画に描かれたように展示されていました。 -
★バンクシー作品を買ったらおまけで家一軒
これは斬新過ぎる!!! -
家の壁面にバンクシーの作品が書かれているので、この絵が欲しかったら家ごと買うしかないようです(^▽^;)
-
あら?
騙し絵のようなものが...。 -
★ウェル・ハング・ラバー
2006年に性的医療機関の壁に描かれた作品でした。
妻の浮気現場に乗り込んだ夫とその妻、間一髪で窓の外に逃れた浮気相手が描かれています。
この作品は、描かれた場所と密接な関連があるため、壁から切り離して提示すると意味をなさなくなり、その価値も失われてしまうのだそう。
この絵が発見された後に市当局が行った調査によると、人口の97%が作品を残すことに賛成しています。
2009年6月、誰かが放った青いペイントボールによってこの作品は損傷を負ってしまいます。
それがこの絵に残る青い塗料ですね。
その塗料は一部が取り除かれたそうですが、完全に修復することは出来ませんでした。
そして2018年には再び破壊され、今度は黒いペイントで卑猥なメッセージを書き込まれてしまったそうです。 -
★ファイア・スターター
2011年2月、バンクシーの作品がロサンゼルスの街に出現。
つい最近火事が起きたビルの壁にその放火犯を描いたのだそうですが...。 -
その犯人がこちら!
なんと、チャーリー・ブラウンだったようです(≧▽≦)
この絵はしばらくして壁から切り出され、eBay(イーベイ)で売り出されたそうです。 -
★パルプ・フィクション
クエンティン・タランティーノ監督作品「パルプ・フィクション」の主人公たちへの賛辞だそう。
ヴィンセント・ヴェガ(ジョン・トラボルタ)とジュール・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)を描いていますが、彼らが見えない標的に向けているのは普通の銃ではなくてバナナ。
これは2002年のオールド・ストリート駅の近くの壁に描かれたもの。
このグラフィティは暴力を助長する恐れがあると市当局にみなされ、2007年には上塗りされてしまいます。
その後すぐに地元アーティストによって、バンクシー宛に「Came Back」という言葉が新たに塗装された壁に書かれ、バンクシーは新たな「パルプ・フィクション」を描いたのだそう。
その時は主人公たちは黒いジャケットではなく、バナナのコスチュームを着せて、バナナの代わりに本物の銃を「返した」そう。
(写真左・上から3番目)
でも、この作品が壁にあったのはわずか数日。
ロンドンのアーティスト、オゾンが上描きしてしまいます。
オゾンはバンクシーに「次のがもっと良ければそのままにするよ」というメッセージを残しました。
でもその数日後の夜、地下鉄の車両に落書きしていた時にオゾンとその友人は列車にはねられて亡くなってしまったそう...。
二人の若いアーティスト偲んで、バンクシーは同じ壁に防弾チョッキを着て頭蓋骨を持った若い天使を描いたそうです。
(写真左・上から2番目)
2009年、壁は再度上塗りされますが、今度はイギリス人アーティスト、マンティスがバナナの皮を持ち、瘦せ細ったアフリカの子供2人を描き、アフリカの問題について関心を払うように人々に呼び掛けたそうです。
((写真左・一番下)) -
★モバイル・ラバーズ
2014年4月に、ブリストルの若者を支援してきた青年センターのドアに出現。
メインテーマは、人々が毎日なりふり構わず没入しているソーシャルネットワークの世界。
ここに描かれている二人はデート中なのに目線はスマートフォンへ...。
SNS依存症を上手く表していますね(^^;)
バンクシーが制作したこの作品は、破産寸前だったセンターを救いました。
職員がドアを外して、作品を5ポンドで見せるようにしました。
作品をそのように使われることに、バンクシー自身が反対することはありませんでしたが、市政当局が介入してきて作品を差し押さえてブリストル美術館に展示してしまったのだそう。
そのとき初めてバンクシー自身が口を開き、作品があるべき場所について語ったそうです。
この物語は、作品がオークションで売られ、収益金の全額が青年センターに贈られることで結末を迎えます。
センターを救ったことに変わりはないようですね。
良かった。 -
★カイト・ストーリー
2011年にロサンゼルスで、バンクシーは道路標識で遊んでしまいます。
この標識は初め州当局の命令でメキシコ国境近くに設置されました。
移民の家族を描いたもので、この標識をつくった背景には、高速道路の横断を試みて死亡する移民の数が増加していることがあったそう。
バンクシーは、その家族の先頭に凧を描き加えて手に持たせます。
この標識が示しているのは、資本主義の夢を追い求めて出発した人々が、自分の生命について考えるのを止めてしまった、ということ。
間もなくバンクシーの作品は消え、その場所に再び黒い穴が開きました。
この展覧会のコレクションで見られるのは、同じ場所から撮った撤去される前と後の写真。
っていうか、この3人の家族が逃げている様子を描いたものがメキシコの道路標識として存在するのですね!!!
この絵もバンクシーのアイデアかと思っていたのでびっくり...。
公式の道路標識になるほど、移民の死亡事故が多かったのですね。
何と痛ましい...。 -
ベネチアにもバンクシーの絵があったの???
-
★イフ・グラフィティ・チェンジド・エニシング
アナーキストであり女性の権利のための活動家であるエマ・ゴールドマンへのトリビュート(賛辞)
ゴールドマンは「投票によって何かが変わった場合、それは違法になる」と述べています。
ここに書かれているのは少し言葉をもじっているのかな?
「投票」ではなく、「落書き」になっています。
2011年にロンドンのオックスフォード・ストリートのガレージの近くでこの落書きを作成。
現在保護ガラスで覆われているそうですが、壁の表面から塗料が剥がれ始めていますね。
これもチェック! -
★ガール・ウィズ・バルーン
衝撃的な事件に見舞われた事で有名な作品ですね。
この絵は最初、ロンドンのサウス・バンクの階段下の壁に描かれていました。
バンクシーは美術史上最も大胆不敵といっていいような悪ふざけをやってのけます。
シュレッダー事件。
2018年10月5日金曜の夜、ロンドンのサザビーズのオークションで、《ガール・ウィズ・バルーン》はその日最後の競りにかけられました。
売却価格は、これまでバンクシーがオークションで打ち立てた最高記録と同じ104万ポンド。
しかし、落札のハンマーが打ち下ろされた瞬間、キャンバスは額縁に仕掛けられたシュレッダーに引き込まれ、無残にも切り刻まれてしまいます...。
バンクシーは、額縁の下から細断された作品が垂れ下がっている写真に「ゴーイング・ゴーイング・ゴーン…(ありませんか、ありませんか、落札)」というタイトルをつけ、インスタグラムに投稿したそうです。
更にバンクシーは自身のインスタグラムページに、絵の額縁にシュレッダーを取り付ける様子を撮影した動画を投稿。
その後、画面はオークション会場に移り、絵が部分的に裁断された瞬間が映し出された。最後に、「リハーサルでは毎回うまくいったのに……」というメッセージと共に、作品がシュレッダーを通って上から下まできれいに裁断される様子が紹介されています。
その映像はこの会場でも流されていました。
この事件はあまりにも衝撃的で、また、バンクシーらしくて忘れられません。
ちなみに購入者である欧州の女性は匿名を希望していて、「最初はショックだったが、美術史に残る作品を所有することになるのだということに気づいた」と述べているそうです。
この新たな作品は、《ラブ・イズ・イン・ザ・ビン》と呼ばれ、ドイツのバーデンバーデンに展示されたそうです。
それは行かねば!!! -
いろんなメッセージが読み取れる作品。
とっても可愛らしい。
女の子の手から離れて行く風船に何を感じるかはその人次第のようです。 -
ここはトラファルガー広場ですね。
2014年3月、シリアの内戦が3年目を迎えた時にネルソン記念柱に投影されたメッセージ。
ここに映し出されている「ガール・ウィズ・バルーン」の女の子は、幸せを捕まえようと手を伸ばしているようにも見えますね。
この少女は希望のシンボルにもなっているよう。
パリのエッフェル塔にも映し出されました。 -
勢いよく燃え盛る火...。
-
反対側の壁には空から降ってくる雪を楽しんでいるかのように見える男の子が。
良く見ると、火の粉なんですよね...。
世の中には危険な場所で生活している子供がいる。
そんなメッセージでしょうか。 -
電話ボックスの中にバンクシーの姿が...。
ロンドンでバンクシーに会ってみたいわ~。 -
ねずみちゃんの時計。
時間と逆方向に向かって走ってる。 -
最後はギフトショップです。
ポストカードがあれば欲しかったのに、残念ながらありませんでした...。
とっても見応えのあったバンクシー展。
本当は一緒に来ようと思っていた人がいたけど、これは1人で来て良かったかも(^^;)
お陰でじっくりと堪能出来ました。
もっと早くにバンクシーに興味を持っていたら、イギリスで実際に見ることが出来たのにと非常に残念...。
今となっては残っている作品は少ないと思うけど、今度イギリスに行ったら作品巡りをしてみよう。
ベツレヘムには行く勇気がないので、他の国は行かれる範囲でね。
まだまだ現役で活躍しているバンクシー。
これからも活躍も楽しみです。
手当たり次第に作品を並べた、私の備忘録代わりの旅行記を最後までご覧頂き、ありがとうございました。
この後は山手西洋館巡りへと繰り出します。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 川岸 町子さん 2021/05/21 21:37:51
- パレスチナにて
- milkさん、おばんでした(^-^)
横浜でのバンクシー展は、私の回りでも評判でした。
名前を忘れたけど、雑誌でもバンクシー特集してましたよね。
同僚で2冊購入して、1冊は保存版としておくって言う人も。
バンクシーファンは多いわよね~
私はパレスチナで、
花束を投げる兵士
防弾チョッキを着る鳩
パレスチナとイスラエルの間の壁をこじ開けようとする天使たち
兵士をチェックする少女
を見ました。
兵士の絵は、とても大きくて、でもはがれかかっている部分もあり。
バンクシーは、それを見通して描いたのですけどね。
ペットボトル持って、真似っこして写真を撮りました(笑)
今のパレスチナの悲惨な状況を知ると、行けるときに行って良かったな。
バンクシーはニュースを見ながらパレスチナを案じているでしょうね(*_*)
町子
- milkさん からの返信 2021/05/22 00:21:41
- RE: パレスチナにて
- 町子さん、おばんでした☆
バンクシー展を見ながら、「町子さんはパレスチナで実際に見ているんだよな〜」と思っていました(^o^)
パレスチナなんて怖くてとても行かれそうにないので、私はここで見て満足するしかないかな(^^;)
安全そうな国のバンクシーを見て回ろうと思います。
でも、一番メッセージ性が強いのはやっぱりパレスチナなのでしょうね。
このバンクシー展を見てそう思いました。
私の考えが間違っていなければ、バンクシーは人気の出た自分を使って人々にパレスチナ問題と向き合ってもらおうと思っているのではないかと。
何不自由せず過ごせている私たちは、そんな現実があるという事に目を背けていますもんね。
今はまた大変なことになってしまって...。
嘆きの壁がニュースに出て来た時も町子さんを思い出しました。
とりあえず停戦合意されたようですが、もう繰り返してほしくないですよね(T_T)
バンクシーはここでまたアクションを起こすのかしら?
milk
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