シルバーウイークは金沢と能登半島に行って来ました。私が金沢に行くのを知った東京の友人も新幹線を手配してやって来ました。<br /><br />Go to トラベル効果なのか、金沢市内の観光スポットや飲食店は人だらけで、場所によってはコロナウィルスに感染してもおかしくない程の密密で、行列に並ぶことが多く、時間配分が予定どおりには行かない旅行となりました。

金沢と能登半島 3泊4日、後編。

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2020/09/19 - 2020/09/22

451位(同エリア509件中)

エリア

輪島(石川)

同行者: 友人

一人あたり費用: 5万円 - 10万円

交通手段: 高速・路線バス ANAグループ徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: じゃらん

9月21日(3日目)。
今日はベルトラで予約していた「能登半島満喫ツアー」というバスツアーに参加します。ツアー代金はGo toトラベル適用で税込5,866円でした。
受付をして、日程表と観光マップを貰ってバスに乗ります。友人も私より後に予約しましたが、参加出来ました。
海沿いを北上します。お天気が良いから車窓から見える海が綺麗です。
輪島の朝市にやって来ました。駐車場も朝市も混んでました。
お魚や野菜、輪島塗を中心にしたお土産屋が並びます。

輪島朝市名所・史跡
友人が干しだこを購入しました。炙って食べても美味しいし、タコご飯にしても美味しいそうです。

輪島朝市名所・史跡
永井豪記念館も有りました。永井豪って輪島出身なんですね。

永井豪記念館美術館・博物館
フグの唐揚げや、えがらまんじゅう、塩せんべいなど食べ歩きにピッタリな露店も有ります。

朝市で売っている干物を持ち込んで焼いてくれるお店や、自分達で七輪で焼いて食べる場所(磯の香りが広がって美味しそうでした)など有りました。私達はツアーのため時間が限られているので、焼き貝を食べることにしました。

輪島朝市市場・商店街
食べたことないから「にし貝」を購入しました。私が食べたことある貝でたとえるなら、つぶ貝に近いです。

トンビがお客さんのパンをかっさらっていったそうで、お店の輪島マダム達が「トンビ来るからこっちで食べな～」って建物の陰に呼んでくれました。トンビは後ろから来て食べ物を持って行くそうです。私達も楽しいし、浮かれて油断してたので輪島マダムに呼んでもらわなければヤられていたかもしれません。

輪島朝市市場・商店街
人気の塩辛パンも購入します。

輪島朝市市場・商店街
食べかけですいません。中にはマッシュポテトが入っていて、上に塩辛がのっています。塩加減がちょうど良くて食感のバランスも良いです。

輪島朝市市場・商店街

何だかわからない写真ですが、漆を塗る前に不合格になってしまったB品のお箸です。1回に100円のつかみ取りで、ばらまき土産用に購入しました。少しサービスもしてくれましたし、ヒバの香りも凄く癒されるので、お買い得でした。
NHK「世界はほしいモノにあふれてる」の「JAPAN! 究極の“台所道具”」で紹介されていた「クヮイ（ＱＵＡＩ）」さんにも寄りました。
テレビの画面に映っていた欲しいと思っていたお椀は、手を出せないお値段だったので、悩みに悩んでこのお椀を購入しました。

店内は撮影禁止ですが、購入したこのお椀だけは写真を撮っても良いとスタッフさんが言ってくれました。せかほしの影響で問い合わせも殺到しているそうで、この子がうちに来るのは12月です。楽しみ～
輪島朝市の次は能登半島を北上して、世界農業遺産「白米千枚田」にやって来ました。

白米千枚田自然・景勝地
「能登の里山里海」の代表的な棚田なんだそうです。お天気が良くて、風景が美しいです。夕日も美しく、夜はライトアップも有るそうです。

白米千枚田自然・景勝地
千枚田は「日本の原風景」と呼ばれ、日本古来の農法「苗代田」を復活させ、実際に種籾から苗を育成し、稲作を行う取り組みを行っていると輪島市の公式ホームページに説明が有りました。

今はバリ島やベトナムのサパなど行けないけど、日本でも美しい棚田が見れるのですね。

白米千枚田自然・景勝地
輪島市に戻って、「喜芳」さんで少し早いお昼ごはんとなりました。
お昼ごはんは海鮮丼です。今回のツアーに参加したのは3組7名でしたが、食事中も誰とも話をしませんでした。
丼の中にもお刺身がぎっしり入っていました。私の前に座っていたご家族のお子さんがお母さんに、丼にお醤油をかけて食べて良いか聞いていて、お母さんはご飯にもお醤油がかかるからお刺身をお醤油に付けて食べることを推奨していました。だけど私と友人、私の隣の男性も丼にお醤油をかけてしまったので、お子さんもお母さんのアドバイスを無視して、丼にお醤油をかけてしまいました(笑)。

割烹喜芳グルメ・レストラン
ご飯を食べてから、バスの出発時間まで20分有りましたが「輪島キリコ会館」に入館するには残念ながら時間が足りないです。

輪島キリコ会館の裏手でお祭りをしていました。焼きそばやタコご飯、中に果物が入ったスイーツなども販売してました。
輪島高州太鼓が展示して有りました。
いちじくのロールケーキを購入して、車内で友人と半分こして頂きます。
バスで南下して「諸嶽山総持寺祖院」にやって来ました。拝観料がかかりますが、ツアーなので添乗員さんがまとめて支払いをしてくれて、パンフレットを貰いました。
「山門」は総欅造りで、高さ17.4m、間口20m、奥行14.4mで昭和七年に完成し、楼上に観音菩薩、五百羅漢の古仏を祀ってあるそうです。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会
お庭が工事中でしたが「法堂」は総欅造りの大伽藍で、欄間には瑩山禅師の誕生から諸国行脚の一代記を彫刻しているそうです。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会
「法堂」の中を見学します。このお寺では座禅体験が出来たり、精進料理も頂けます。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会
「仏殿」は大正元年に再建され、正面は御本尊釈迦牟尼如来を、右に大権修理菩薩、左に達磨大師を配しているそうです。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会
「仏殿」の中にある山岡鉄舟の襖の書。「鐵樹　枝を抜きんじ　石樹　花を開らく」と書かれているそうです。パンフレットが無かったら読めませんでした(笑)。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会
石川県重要文化財の「経蔵」

この後のスケジュールに含まれていた「関野鼻」と「ヤセの断崖」は駐車場が封鎖していたり、道が悪くなっているからという理由で、残念ながらツアーからカットになってしまいました。

大本山總持寺祖院寺・神社・教会

次にやって来たのは増穂浦海岸にある、全長460.9メートルの「世界一長いベンチ」です。1989年世界一長いベンチとして、ギネスブックに掲載されたそうです。

世界一長いベンチ名所・史跡
ベンチ付近は「サンセットヒルイン増穂」と呼ばれる夕日の名所で「日本海に沈む夕日を見てほしい」という地元住民の思いを受けて、1987年に延べ830人のボランティアの手で作られたそうです。

世界一長いベンチ名所・史跡
出発まで道の駅を覗いて行きます。

道の駅とぎ海街道道の駅
次は能登金剛にある「巌門」にやって来ました。売店から「不動滝」の横の階段を降ります。

能登金剛自然・景勝地
「巌門」も見えて来ました。

巌門自然・景勝地
海に突き出た岩盤にある、浸食によってぽっかりとあいた洞門は、幅6メートル、高さ15メートル、奥行き60メートルもあるそうです。洞門の中へ進みます。

巌門自然・景勝地
洞門の中には薄暗い登り階段があったので、登ります。
階段を上がると遊覧船乗り場に出ました。

巌門自然・景勝地
上には「幸せのがんもん橋」が見えます。

巌門自然・景勝地
海岸沿いに岩場を海に落ちないように歩いたり、たまにジャンプしたりして前にすすみます。クラゲや小さい蟹、貝などがいました。突き当たりは岩場の階段になっているので、階段を上ります。

巌門自然・景勝地

階段を登ると絶景が広がります。

巌門自然・景勝地
そして下から見えていた「幸せのがんもん橋」を渡ります。橋の名前は地元の小学校の児童から寄せられた候補の中から決定したそうです。そして、土木学会田中賞受賞を受賞している橋なんだそうです。

巌門自然・景勝地
「幸せのがんもん橋」から船着き場が見えます。

巌門自然・景勝地
売店まで戻って来て、出発まで「能登のはとむぎ茶」で休憩します。ワカメソフトが売っていました。

巌門自然・景勝地
次にやって来たのは「千里浜なぎさドライブウェイ」です。

千里浜海岸自然・景勝地
「千里浜なぎさドライブウェイ」は国内で唯一、砂浜をドライブできる、全長約8kmの長い海岸です。肉眼では見えない所まで、海沿いに車が止まっています。

千里浜海岸自然・景勝地
ツアーバスも砂浜を走って帰ります。途中、焼き貝の屋台があって美味しそうです。時々キャンピングカーが有ったり、車の横にテントを張っていたりする人々がいました。ここでご飯を食べながらのサンセットは素敵でしょうね。

千里浜なぎさドライブウェイ自然・景勝地
バスツアーの後はクロスゲート金沢店の中にある、「菓ふぇ MURAKAMI 」へ寄ります。本店は市内中心部から離れているので、行くことを諦めていました。この店舗ではやはり行きたかった「むらはたフルーツ」のフルーツを使っているパフェも食べることが出来て、1粒で2度美味しいのです。

菓ふぇムラカミクロスゲート金沢店グルメ・レストラン
友人が食べたかった「いちじくのパフェ」は完売でしたので、２人とも抹茶パフェ(662円)を頂きました。フルーツがたっぷり入っていて、1番下にプリンが入っています。満足です。

菓ふぇムラカミクロスゲート金沢店グルメ・レストラン
パフェを食べてからホテルに荷物を置いて、まだ見に行けてない主計町茶屋街のライトアップを見に行きます。

主計町茶屋街名所・史跡

細い小径を通って「暗がり坂」にも寄ります。ガイドブックには「花街へ抜ける秘密の道」と紹介されていて、旦那衆が茶屋街に通うために使ったそうです。夜なので独特な雰囲気があり、過去にタイムトリップしたような一角です。

暗がり坂・あかり坂名所・史跡
友人が一緒だからガシガシ歩いて行けますが、１人だとちょっと怖いかも。

主計町茶屋街名所・史跡
「浅野川大橋」から「中の橋」方面を写します。

浅野川大橋名所・史跡
昼は人混みで歩きづらかった「ひがし茶屋街」にもライトアップを見に来ました。

ひがし茶屋街名所・史跡
それから夜ご飯を食べます。2人とも前日のトラウマが有り、夕食食べ損ねたらどうしようと思ってましたが「やつはし」さんに入店出来ました。

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
梅酒が品切だったので、私は加賀棒茶、友人はゆずジンジャーを注文しました。お通しの入れ物が可愛いです。いつもは１人旅なので、アルコールを飲むことはあまり無いのですが、今日は友人がいるので、酔っぱらってもホテルに帰れます(笑)。

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
茄子のオランダ煮と赤ずいきの酢味噌あえ。どちらも加賀野菜ということで注文しました。「子供の頃は酢の物なんて好きじゃなかったのに、美味しいよねー」と友人と話しながらパクパク食べます。ずいきって札幌のスーパーでは見かけないです。ちょっとルバーブみたいな感じ？

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
お気に入りの金時草と蟹の酢の物。酢の物だけど、生姜がポイントだと思います。金沢って生姜を薬味に使うことが多いのかな？

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
真鯛昆布じめ。どの料理も美味しいです。

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
白えび唐揚げも美味しかったので、写真を撮る前に半分くらい食べちゃいました。ジントニックで酔っぱらって来ました。友人達に言わせると、私は少しのアルコールで酔っぱらえる「安上がりな女」なんです。

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン

〆には冷たい氷見うどんをいただきました。お会計は全部で8,150円でした。

町屋ごはん根菜料理と市場直送のお魚東山やつはしグルメ・レストラン
9月22日(4日目)。
最終日は友人とは別行動で、朝から尾山神社にやって来ました。逆光だったので「神門」を潜ってから写真を撮りました。

「神門」は全国的にも珍しい和漢洋の3つの建築様式が用いられているそうで、国の重要文化財にも指定されているそうです。

尾山神社寺・神社・教会
「尾山神社」は加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る由緒ある尾山神社なんだそうです。写真は拝殿です。

尾山神社寺・神社・教会
境内にあるオブジェ。椅子かなー？　

尾山神社寺・神社・教会
ズームします。カエルのオブジェと神社の関係は不明です。

尾山神社寺・神社・教会
歩いて「長町武家屋敷跡」にやって来ました。来る途中に「ひらみパン」の前を通ったら、凄い行列が出来ていました。友人もこの行列に並んでいたそうです(笑)。

「長町武家屋敷跡」はかつては加賀藩の中級武士だけが住むことを許された界隈だったそうです。道が石畳になっていました。江戸時代ってこんなに感じだったんでしょうか？

長町武家屋敷跡界隈名所・史跡
割烹やカフェ、ギャラリーになっている屋敷もありますが、一般住宅もあるようで、表札も有るし、覗いたわけでは無いのですが、2階に洗濯物が干してあるのが見えちゃいました。

長町武家屋敷跡界隈名所・史跡
袋小路や抜け道などが造られて、道が入り組んでいるのは外敵の侵入を阻止する為なんだそうです。

長町武家屋敷跡界隈名所・史跡
「武家屋敷跡野村家」を見学します。前田利家に仕えた野村伝兵衛信貞の屋敷跡で、2009年発行の外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星として紹介されたそうです。

武家屋敷跡野村家名所・史跡
入口で入館料(550円)とお茶代(300円)を支払って、パンフレットを貰いました。

武家屋敷跡野村家名所・史跡

お茶室「不莫庵(ふばくあん)」は石の階段を上がって、2階に有ります。
お茶が来るまで2階からの庭園を眺めて待ちます。

武家屋敷跡野村家名所・史跡
お抹茶が来ました。お茶菓子は「たろう」で販売している「地の香」でした。

お菓子の説明は「たろう」のホームページから引用します。「ひきたてのきな粉を水飴で練りあげ、粗く刻んだマカダミアナッツを混ぜ込みました。和三盆糖の素朴な甘さが嬉しい上質なお干菓子です。」

私的にはお婆ちゃんが好きだった「きな粉ねじり」を思い出しました。

武家屋敷跡野村家名所・史跡
野村家は11代に渡って、主君が乗った馬の周りを警護する御馬廻組（おうままわりぐみ）組頭や各奉行職を歴任してきたそうです。写真は書院造りのお部屋です。

武家屋敷跡野村家名所・史跡
樹齢400年以上の山桃やシイの古木が残り、濡縁にせまる曲水や落水、灯篭などが美しく配置された庭園は、米国庭園専門誌の2003年度日本庭園ランキングでも3位に選ばれているそうです。

見た瞬間に心が持っていかれる美しい庭園でした。パノラマ写真で紹介出来なくて残念です。
館内には「鬼川文庫」という展示室も有りました。刀や古銭、書や蒔絵などと一緒に香炉や食器なども展示されています。

武家屋敷跡野村家名所・史跡
美術館にも有りそうな「蒔絵梅鉢紋唐草煙草盆と煙管」

飛行機の時間が有るので、屋敷を見学してから戻ります。
近江町市場でご飯を食べようと思いましたが、この混みようなので諦めます。
ホテルに戻って、チェックアウトをして金沢駅百番街のフードコートにある2回目の「不室屋」さんでご飯を食べます。

FUMUROYA CAFE 百番街店グルメ・レストラン
くるま麩カツレツセット(1,320円)をいただきます。季節のおすましは完売でしたので、お椀は田舎味噌にしました。香林坊大和店よりメニューの種類が多かったです。

FUMUROYA CAFE 百番街店グルメ・レストラン

ご飯を食べた後は、金沢駅からバスに乗って小松空港に向かいました。バスに乗って発車を待っていたら、友人が見送りに来てくれました。彼女は新幹線の時間まで買い物をする予定だったので、沢山お土産を購入した事でしょう。

空港でお菓子やお茶などを購入して、札幌に帰ります。ANAの機内に数個購入した栗よせの1箱を忘れる(袋から出てしまっていたようです)というハプニングも最後に有りましたが、今回も楽しい旅行でした。