2020/08/21 - 2020/08/22
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nichiさん
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ハイキングを終えて、ゆっくり温泉に入って、島崎藤村に関する展示物を見て少し藤村に触れて、部屋に戻ってビール飲んでテレビを見てゴロゴロしてました。
大正のノスタルジックな雰囲気に浸っていた所、仲居さんから、
「nichi様 お食事のご用意をしてもよろしいでしょうか?」
「はいはいお願いします。」
伊藤屋は夕食も朝食もお部屋食です。
私達は縁側の椅子に移動。
仲居さんがテーブルにおいしそうな料理を並べてくださっているときに仲居さんと会話。
私「226事件で牧野元内大臣を襲った青年将校が泊っていたのは十九号室のようですが、隣ですか?」
仲居さん「そうです。このお隣のお部屋です。十九号室の窓から正面真っすぐ先に、襲われた光風荘が見えます。ココに泊まって様子を探っていたようです。部屋の様子は当時と変わっていないそうです。」
ふ~~~ん。。。
びっくり~~
まさに歴史の舞台になったんですね~
夕食はどれもこれも美味しく、大満足。
食後は再び温泉へ。
まだ入っていない2つの湯を楽しみました。
コロナ禍、全てが貸し切り風呂ですが、並ぶこともなく、気分よく温泉を楽しみました。
この表紙の写真はチェックアウト時に振り返って名残惜しく撮った伊藤屋の正面の写真です。
18,150円 × 2人 = 36,300円
Go To Travel クーポン -12,705円
支払いは23,595円でした。
Go To Travel クーポンが無かったら36,300円ですが、十分に満足できる金額でした。
伊藤屋は素晴らしいお宿でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
夕飯の御献立
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ゆず酒で乾杯。
食前酒ですね。
さっぱりしました。 -
もうビールはロング缶2本づつ飲んだので、日本酒をオーダーしました。
-
湯河原限定・生貯蔵酒「花さがみ」です。
モーツァルトを聞かせながら醗酵させるとか?
面白いですね。
まろやかでな味でした。 -
おいしそうなお料理が並びました。
さあ戴きましょう。 -
-
先付
養老豆腐
じゅん菜
叩きオクラ
いくら
味出汁
山芋の味を感じる養老豆腐、
上品なじゅん菜
お酒の減りが速くなります。 -
前菜
さざえ磯煮(右上)
海老利休揚げ(左上手前)
山葵昆布長芋和え(左下)
豚つくね(左上右)
枝豆塩ゆで
どれもこれも美味しくてまたまたお酒が減ります。
お酒の減りが早く、もう1本オーダーしました。 -
お造り
鮮魚4点盛り
まぐろ
白魚
甘海老
さわら だったかな? -
仲居さんから
「そろそろお鍋をどうぞ。」 -
蓋を取ると鯛鍋!
これまた美味! -
焼き物です。
はじかみ
の下に
和紙にくるんだものが、、、 -
紙を開くと
鱸の奉書焼き
これまた上品な味です。 -
これは何?
-
冷たい煮物 炊き合わせ
冬瓜のスープ煮
赤じそ麩
里芋白煮
とうきび餡 -
揚げ物です。
ズッキーニと茄子の海老真薯はさみ揚げ
ズッキーニ 茄子
甘長唐辛子
右はカレー塩 -
絶妙な味でした。
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牛冷しゃぶ
-
赤出汁とごはん。
-
デザートに3色わらび餅
どれもこれもメッチャ美味しかったです。
随分お酒を飲んじゃいました。
少ししたら仲居さんが来られ、食器を片付けてくださり、
「床のご用意をしてもよろしいでしょうか?」
私達は縁側の椅子に移り再びお酒を飲んでました。
男性スタッフが来られ、ササッと麩布団を敷いてくださいました。 -
私達は再び温泉へ。
お風呂は全部で4つ。
3つ目のお風呂です。 -
コロナ対策で全てのお風呂が貸し切りです。
この札を確認し、 -
このように裏返してから
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脱衣場へ。。
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元来は女湯の浴場だったようです。
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この写真は伊藤屋のHPより拝借しました。
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昔ながらのいい温泉ですね。
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湯船から見える景色です。
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隣の内湯へ。
ココは普段は男湯です。 -
内風呂は両方とも自然石が印象的です。
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湯船から見える景色です。
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この後、部屋に戻ってビール飲んで寝ました。
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翌朝~
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部屋の前の緑です。
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玄関方面を見下ろします。
この隣の部屋は226事件ゆかりの一九番です。 -
朝起きてすぐに温泉に入り、夫婦2人で縁側でお茶を飲んでいたら、
仲居さん
「おはようございます。お目覚めですか?宜しければお布団上げましょうか?」
「おはようございます。お願いします。」 -
綺麗な緑です。
仲居さんが部屋に朝食の支度をしてくださいました。 -
朝食です。
アジの干物が絶品。。。 -
朝食後、家内と温泉にもう一度入って、部屋で少しゆっくりしました。
-
一八番
1泊お世話になった部屋です。 -
本館客室 51番・52番の棟はこちらのようです。
大正4~5年建築で、明治天皇の侍従長 徳大寺実則公爵ご宿泊に合せて建てられましたとのことです。
島崎藤村が泊る部屋もこの2部屋だったとのことです。 -
この階段を少し登ると51番と52番。
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おーーーっ!
この右は51番 -
その上の52番
正面の飾り窓は大正の職人の技ですね。 -
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職人の技
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お世話になりました。
10時のチェックアウトの際、品のいいおばさまがご挨拶してくださいました。
おかみさんかな?
建物、温泉、お料理、スタッフ
全て最高のお宿でした。
今度は冬に島崎藤村の愛したとり鍋を戴きに訪れたいです。 -
登録有形文化財に登録されている石垣です。
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切り石を積み、蒲鉾型の笠石の載った石垣。
「びしゃんなまこ造り」と言う名の石垣です。
石ひとつに2日かかる工法で造られており、今ではこれができる職人さんもいないそうです。
「びしゃん」とは、庭師が石のヤマを取り、面を仕上げ、柔らか味を出すための道具だそうです。
匠の技ですね。 -
この丸面取りの門柱も登録有形文化財に指定されています。
-
本当に大事にしなくてはならない文化ですね。
-
伊藤屋をあとにします。
お世話になりました。
素敵なお宿でした。
大満足でした。
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この旅行記へのコメント (5)
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- hot chocolateさん 2021/05/24 00:02:28
- 湯河原の宿
- nichiさま
こんばんは。
226事件で、牧野元内大臣を襲った青年将校が泊っていたのは、nichiさんが泊まられたお部屋のお隣とは驚きですね。
湯河原にそんな歴史的事件の舞台があったとは知りませんでした。
湯河原は地味ながら、落ち着いたいい保養地ですね。
5年前、私が湯河原で泊まったのは、料理旅館でお食事がとてもよかったです。
しかも、当時世間を騒がせていた、元東京都知事の枡○氏の別荘のすぐ近く。
中居さんが教えてくれました。
取材!に行かなくては(笑)と4トラ魂に火がついて(野次馬ともいう)、その別荘近くに出かけました。
辺りには誰もいませんでしたが、丁度TBSの取材班が来て、今回の件についてどう思うか、私が取材されました。(笑)
その晩、TVで私へのインタビューが流れるという、おまけつきの懐かしい湯河原温泉の旅でした。
湯河原の宿を探していたら、旧井上馨別邸がそのまま宿になっているとか、明治時代の政治家や文壇の方たちゆかりの宿があったり、宿に当時の書や額が掛かっていたりとか、歴史の重みを感じつつ、ゆったりと温泉に浸かるという贅沢な日が過ごせそうですね。
hot choco
- nichiさん からの返信 2021/05/25 15:31:05
- Re: 湯河原の宿
- 舛添さんの別荘の近くでインタビュー??
私、ワイドショーか何かで見ていたかもしれません。
うっすら記憶にあります。
お泊まりになられたのは、清光園ですよね。
訪れたことはありませんが、古き良きものをうまく残しているようですね。
湯河原は、たまに廃墟と化した古き温泉宿があり、悲しい気持ちになりましたが、上手くリニューアルし再生しているところも幾つかあるようですね。
鬼怒川、戸倉上山田温泉、は廃墟と化した宿が多く、なんとかしないと。。
- hot chocolateさん からの返信 2021/05/25 18:31:48
- Re: 湯河原の宿
- nichiさま
>舛添さんの別荘の近くでインタビュー??
私、ワイドショーか何かで見ていたかもしれません。
うっすら記憶にあります。
☆舛添さんの別荘近くでのインタビューは、よくある街で通りがかりの人にインタビューするといったものでした。
ニュースに流れたものの、ワイドショーとかそんな大げさなものではありません。(たぶん・笑)
>お泊まりになられたのは、清光園ですよね。
訪れたことはありませんが、古き良きものをうまく残しているようですね。
☆その時泊まったのは、料理旅館の「三桝家」さんで、こちらも歴史のあるお料理の美味しい宿でした。
「清光園」は、たまたま今回宿を探していて見つけました。
井上馨の別邸で、歴史的価値のある家具調度の中で過ごせるようです。
>湯河原は、たまに廃墟と化した古き温泉宿があり、悲しい気持ちになりましたが、上手くリニューアルし再生しているところも幾つかあるようですね。
鬼怒川、戸倉上山田温泉、は廃墟と化した宿が多く、なんとかしないと。。
☆情緒ある良い宿が廃墟と化していくのは悲しいですね。
鬼怒川、戸倉上山田温泉はそんな宿が多いのですか・・・
hot chocolate
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- yamayuri2001さん 2020/09/19 16:12:41
- nichiさん、こんにちは。
- 歴史の舞台となった老舗旅館、知りませんでした。
重みを感じますね。
大正の時代から使われている旅館の建物のあちこちに
日本の職人の技術が生かされていて、
それが年が経っても 朽ち果てない素晴らしさ。
旅行記を拝見して、大切なものを見失わない
老舗旅館の風格を感じました。
お酒がすすんで、お二人でたくさん飲まれても
翌朝は、身軽に周辺を走られたのだろうなと想像しながら
読ませていただきました。
お料理も、和食の美しさが生かされて、
食べて美味しく、目で見て癒され ですね!
yamayuri2001
- nichiさん からの返信 2020/09/21 17:25:47
- RE: nichiさん、こんにちは。
- yamayuri2001さん
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
> 歴史の舞台となった老舗旅館、知りませんでした。
> 重みを感じますね。
→そうなんでうよね〜
島崎藤村ファンの間では比較的有名な宿で、一度は訪れてみたかったのですが、226事件の舞台にもなっているなんて全く知りませんでした。
まして私達が泊まった部屋のお隣の部屋ですからね。。。
> 大正の時代から使われている旅館の建物のあちこちに
> 日本の職人の技術が生かされていて、
> それが年が経っても 朽ち果てない素晴らしさ。
> 旅行記を拝見して、大切なものを見失わない
> 老舗旅館の風格を感じました。
→yamayuri2001のご指摘通りです。
まさに匠の技が随所に施されており、もう職人もいない修理不能な作品も多いようです。
宿の誇りみたいなものを感じました。
> お酒がすすんで、お二人でたくさん飲まれても
> 翌朝は、身軽に周辺を走られたのだろうなと想像しながら
> 読ませていただきました。
→少し2日酔いが残ってましたよ〜。
お料理がおいしいと、夫婦共にどうしてもお酒のペースが早くなってしまって。。。
コロナ後、yamayuri2001も軽井沢、平泉と足を伸ばされたようですね。
じっくりと拝見いたしました。
お互い十分に注意しながら旅を続けましょうね〜
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