2020/08/15 - 2020/08/15
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旅好き長さんさん
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岡山と言えばフルーツ王国。
この時期、旬なものがブドウ。
その中でも種もなく、皮ごと食べられて甘みも強いシャインマスカットを買うついでに吉備路を訪れてきました。
しかしぶどう園の直売所に寄ってシャインマスカットの値段を見ると1房4000~5000円。
ちょっと庶民では買うのは無理と断念し、JAの直売所に行き、比較的安価なシャインマスカットを買いました。(それでもぶどう園の半値です)
その後、備中国分寺、吉備津神社、吉備津彦神社を巡って帰ってきました。
この日は猛暑。
気温も38度越えと暑さとの戦いの中、吉備路を駆け足で巡ってきました。
今回行った場所は何れも初めての所でしたが、歴史が感じられる素敵な所でした。
出来ればもっと涼しい秋に自転車でゆっくりと巡ってみたいものです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
8月15日(土)
ちょうどお盆。
スーパーに行くとブドウや桃などが並んで美味しそう。
やはり美味しいものをいただくには生産地に行くのが一番と思い、山陽自動車道を走って岡山に出かけました。
ここは吉備サービスエリア。
中のお店をのぞくと、桃2個が2000円。
シャインマスカット1房が5000円。
美味しそうだけど、貧乏人の私にはちょっと手が出ない。
やはりこの時期はお盆値段で高くなっているのかな・・。 -
サービスエリアで買うのはあきらめ、ぶどう園の直売所に向かいました。
ところが1種類のブドウしか売っておらず、しかも値段はほぼ先ほどのサービスエリアと同様。
試食させていただきましたが、期待していたほど甘くないので買うのをやめてJA岡山 山手直売所『ふれあいの里』に向かいました。
ここでは比較的安くシャインマスカットが買えました。
ただ試食が出来なかったので甘さの程度はわかりません。
(まだ冷蔵庫に冷やし中でいただいていません) -
その後、観光の開始。
初めに訪れたのが、先ほどのJA直売所のそばにある『備中国分寺』
ここはこの写真の五重塔が有名です。
畑の向こうに見える五重塔が絵になります。 -
イチオシ
カーナビの案内で備中国分寺に向かったのですが、駐車場がわからず、周囲の狭い路をウロウロ。
よく見ると道路を挟んで大きな駐車場を発見。
カーナビをあてにせず道路案内をみた方が良かったです。
とりあえず駐車場から歩いて備中国分寺に向かいます。 -
これが備中国分寺の山門です。
歴史を感じる建物です。 -
備中国分寺跡は、聖武天皇の発願によって天平13年(741年)に創建された国分寺の一つです。
仏教の力を借りて天災や飢饉(ききん)から人々そして国を守ること (鎮護国家)を目的に建てられた官寺の一つです。 -
そしてこちらが高さが34.3mもある五重塔。
Wikipediaを見ると南北朝時代に奈良時代の七重塔(推定高さ50メートル。塔跡が残る)を焼失したのち、1821年(文政4年)に位置を変えて再建を開始、弘化年間(1844年-1847年)に完成したものだそうです。
それにしても南北朝時代に高さ50メートルもの建造物を造るとはびっくりです。
現在の五重塔は当初、三重塔で計画されたのを五重塔に変更したとされ、3層まではケヤキ材、4・5層まではマツ材が主体だそうです。
ちなみにこの塔は国の重要文化財に指定されています。 -
こちらは何かの碑だったかな?
-
こちらは本堂です。
建物は南北朝時代に焼失したと伝えられ、現在の建物は江戸時代中期以降に再建されたそうです。
当時の境内は、東西160m、南北178mと推定されたそうです。 -
イチオシ
この田舎の景色にピッタリマッチした五重塔です。
-
次に訪れたのが吉備津神社。
先ほどの備中国分寺から車で15分程度でつけます。
これが境内図。
とても広い神社です。 -
まずはお手水で身を清めて参拝します。
このそばには矢沖石があります。 -
まずは参道の階段を登って北随神門に向かいます。
階段の両側にはたくさんの提灯が並んでいます。
正面の北随神門は室町中期に再建されたもので重要文化財です。 -
参道の階段を登ったところに本殿があります。
まずは本殿で参拝します。 -
吉備津神社で有名なのがこの廻廊。
天正7年(1579年)に再建されたもので県指定の重要文化財です。 -
南随神門から廻廊を眺めるとこんな感じで、真っ直ぐに廻廊が続いています。
手前の南随神門は、回廊の途中に位置し、延文2年(1357年)再建された最古の建造物だそうです。
この門には御祭神に従い吉備国の平定に活躍した神々が祀られています。
重要文化財に指定されています。 -
その廻廊の上の彫刻も立派です。
スイス ルツェルンのカペラ橋のような感じです。 -
この廻廊は全長360mもあります。
先ほどの南随神門の外側から見ると廻廊の長さが良くわかります。 -
絵になる景色です。
それにしても暑い。
日陰の廻廊を歩いていても汗が流れ出ます。 -
廻廊はアップダウンはあるものの真っ直ぐに作られています。
-
これが国宝の本殿・拝殿です。
室町時代応永32年(1425年)再建され、建築様式は『比翼入母屋造』で全国唯一の様式ということから『吉備津造』とも称されています。
確かに変わった造りです。 -
そしてこちらは学問・芸能の神様を祀っている『一童社』。
江戸時代の国学者も厚く信仰したと伝えられ、近年では進学を目指す人のお参りがとても多いようです。
絵馬も沢山かかっています。
学問とはだいぶ縁遠くなりましたが、とりあえずこちらも参拝します。 -
先ほどの『祈願トンネル』を通って、一童社を参拝して振り返ると『明るい門出』の門があります。
参拝を済まし、この門を抜けると早速御利益があるのかも知れません。 -
吉備津神社参拝後、隣にある宇賀神社に向かいます。
-
この宇賀神社は、商売の神、吉備国最古の吉備神が祀られています。
-
ここもお参りしていきます。
-
その後向かったのが吉備津彦神社。
この吉備津彦神社は、先ほどの吉備津神社からは2Kmしか離れていません。
ただ車でカーナビの指示通り行くと、一方通行を逆走しかけたりして10分くらいかかりました。
カーナビを信用しすぎるとエライ目にあいます。
早速日陰の駐車場に車を停めて本殿に向かいます。 -
これが吉備津彦神社の案内図です。
この神社も結構広いです。 -
今まで車で移動してきましたが、ここは自転車道が整備されていて『吉備風土記』の遺跡や神社を巡ることが出来ます。
車で回るよりは自転車で周りの景色を楽しみながら歴史の道を散策した方が良いと思います。
ただ夏場の暑さは避けた方がいいかな・・。 -
これは随神門。
元禄10年(1697年)池田綱政公が造営したもので、二柱の門番の神様がお祀りされています。
門の中には厄神祭の茅の輪があったので左・右・左回りして拝殿にお参りします。 -
これが茅の輪で、正面に見えるのが拝殿です。
-
これが拝殿です。
元々吉備の国にあったのは吉備津神社です。
先ほど行った吉備津彦神社との違いは、吉備津彦神社は先ほどの吉備津神社から分社して造られた神社です。
645年の大化の改新で法律の整備の他、地方の国の見直しが行われ、吉備の国が解体され、備中・備前・備後の三地域に分割されました。
それにあわせる形で、吉備の国を守っていた吉備津神社が各地域に分社され、備前にはこの吉備津彦神社が造られました。 -
吉備津彦神社の御祭神は『桃太郎』のモデルとしても有名な大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)です。
-
手前が祭文殿(さいもんでん)で、祭典やご祈祷を斎行する御殿です。
その向こうの建物が本殿になります。
現存の本殿は、寛文8年(1668年)岡山藩主の池田光政公が造営に着手し、子の綱政公の元禄10年(1697年)に完成したものだそうです。
流麗な三間社流造りの神殿は飛鳥時代の社殿建築の粋がつくされており、荘厳華麗にして吉備国の神社建築が伝統とする“流造り”の正統な姿を示す社殿としても貴重な建築物とされています。 -
吉備津彦命の伝説は桃太郎の物語の元となっているとされています。
その物語は昔々、吉備国の鬼ノ城(岡山県総社市)に温羅(うら)と呼ばれる鬼が住んでいました。この鬼の温羅は出雲から空を飛んでやってきて、この地域を住まいとしたのですが、瞬く間に吉備地方を支配する様になったそうです。
この温羅(鬼)の支配から人々を救う為、天皇に派遣されてやって来たのが吉備津彦命だそうです。
ちなみに、その際に犬飼健(いぬかいたける)、留玉臣(とめたまおみ)、楽々森彦(ささもりひこ)と言う3人の家来を連れて来たのですが、この3人が伝承の中でそれぞれ、犬、キジ、猿となったという説があるそうです。 -
ちょうどお昼。
桃太郎の話があったので、そういえばこの近くに岡山桃太郎空港があることを思いだし、そこで昼食をいただくことにしました。
早速、無料駐車場に車を停めてターミナルビルに向かいます。
ここの空港は駐車場が無料なのでお得です。 -
この空港ターミナルにはレストラン・喫茶が4店入っていてどれにしようか迷った末、入ったのがラーメン店の『九州筑豊ラーメン 山小屋』。
暑いのでラーメンはどうかなと思ったのですが、他の料理もあるようなのでとりあえず中に入ります。 -
店内は座席の中央にはコロナ対策として遮蔽板がしてありました。
お昼過ぎでしかもフライトも減便されているのでお客は数名程度。 -
この日いただいたのがこの岡山名物『エビめし』
一見、イカスミ エビチャーハンのように見えますが、ご飯の色が黒いのはデミグラスソースとウスターソースのブレンドで炒めているためです。
この『エビめし』はもともと、東京・渋谷にあるカレー屋さんのメニューで、創業者の方が故郷の岡山で『えびめしや』を開いて、広まったそうです。
味はカレー屋さんのメニューだったせいか、結構スパイシーで美味しかったです。
ちなみに値段は900円。
ボリュームが少ないように見えますが、お腹いっぱいになりました。 -
せっかく岡山桃太郎空港に初めて来たのでターミナル内を探検します。
2階への階段を上がった正面にあるのが、昼食をいただいた『九州筑豊ラーメン 山小屋』です。
店内には芸能人の色紙がたくさん掲示していました。
空港ターミナルは3階建てで、1階がチェックイン/到着ロビー、この2階がレストラン街/出発ロビーになっています。
そして3階が送迎デッキです。 -
ここが3階の送迎デッキ スカイガーデンです。
結構きれいです。 -
そしてこちらが展望デッキからの眺めで、この時間帯にはANAの羽田行き飛行機が駐機していました。
コロナの影響で、減便されてちょっと寂しい感じです。
現在はJALとANA便のみになっているようです。
その後、空港を後にして山陽自動車道を走って帰宅しました。
今回暑い中、吉備地方を散策しましたが、ここは奈良のように歴史ある建物や遺跡が多く残っていてとても興味深かったです。
もう少し涼しくなる秋くらいに、自転車でゆっくりと回りたいものです。
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