南アルプス♪光岳・茶臼岳・上河内岳

2020/08/09 - 2020/08/11

8月の連休は2泊3日で南アルプス南部の光岳、茶臼岳、上河内岳に登ってきました。

＜行程＞
【1日目(8/9日)】
　沼平10:41-11:06畑薙大吊橋11:18-12:19ウソッコ沢避難小屋12:20-13:20横窪沢小屋13:21-15:11茶臼小屋
【2日目(8/10月)】
　茶臼小屋4:56-5:15茶臼岳-5:36希望峰-6:24易老岳-7:41光岳小屋7:43-7:54光岳7:55-8:01光石8:06-8:12光岳8:17-8:26光岳小屋8:32-8:44イザルヶ岳8:48-9:59易老岳10:05-11:00希望峰-11:13仁田岳11:21-11:31希望峰-11:57茶臼岳12:13-12:29茶臼小屋12:53-14:02上河内岳15:28-16:20茶臼小屋
【3日目(8/11火)】
　茶臼小屋6:59-7:55横窪沢小屋8:08-8:55ウソッコ沢避難小屋9:00-10:13畑薙大吊橋10:55-11:35沼平

エリア 川根・井川(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

静岡駅からバスを乗り継いで行くはずが、列車が遅れたためバスに間に合わず、やむなく静岡駅からタクシーで畑薙湖畔の沼平ゲートへ（約82km、所要約2時間20分）。想定外の痛い出費でしたが、バス終点の白樺荘からの約5.4kmの徒歩を省略できてスタートが約2時間早くなりました。

ゲートから林道を30分ほど歩き、畑薙大吊橋を渡って登山道へ。高度感が結構ありました。

畑薙大吊橋 名所・史跡

登山道を歩いていると、石のように見えたカエルが急に飛び跳ねてびっくり。

ヤレヤレ峠。下山時に登り返しでヤレヤレする場所。

序盤は渡渉がいくつか。数年前の台風で吊橋がいくつか流されてしまい、丸太の橋が架けられていました。

やや危なっかしい階段も

ウソッコ沢避難小屋

立派な滝もありました。

川沿いを離れると登りが続く。通算2回目の2泊3日の山行で、避難小屋泊の装備に加えて万が一満員の場合に備えて念のためテントも持参したので、多分今までで最も重い10kg強の荷物となり、重荷がかなり堪えました。

横窪沢小屋

その後も登りが続き、息も切れて汗だくで休み休みに。。。

畑薙大吊橋から4時間ほどでようやく茶臼小屋に到着！

今年は営業していませんが、一部が避難小屋として開放されています。幸い各スペースに2人ずつくらいで、それほど混んでいませんでした。

翌朝は5時頃に出発して、あいにくのガスに包まれた稜線を歩いて光岳へ。

茶臼岳、希望峰、易老岳などのピークを越えて登り返して、、、

静高平に出ると、晴れてきました♪

右に見えるのは聖岳と兎岳でしょうか。

木道の向こうに光岳小屋が見えてきました。

明るくて綺麗な小屋ですね。

小屋から少し登って光岳（てかりだけ。標高2591m）に登頂！日本百名山の95座目。

光岳 自然・景勝地

山頂の近くの展望台から西側の景色が見えました。真ん中付近に光石、右奥には恵那山。

光岳 自然・景勝地

少し下って光石（てかりいし）にも行ってみました。

光岳小屋に戻り、次は正面に見えるイザルヶ岳へ。右奥には富士山。

イザルヶ岳からは360°の展望♪

光岳方面

聖岳～茶臼岳の稜線は雲に覆われていました。手前は今朝歩いてきた稜線。

来た道を引き返して茶臼岳方面へ

稜線から少し外れた仁田岳に寄り道

仁田岳の山頂も好展望。上河内岳と茶臼岳が見えました♪

こちらは光岳方面

仁田池

茶臼岳に戻ってきました。朝はガスで真っ白でしたが、すっかり晴れて上河内岳が見えました♪左奥の聖岳には依然として雲。

茶臼岳 自然・景勝地

歩いてきた稜線と光岳方面

当初の予定では3日目朝に上河内岳に登るつもりでしたが、翌朝の天気がどうなるか分からないので、一旦茶臼小屋に戻って水を補給した後、上河内岳に向かいました。この時は聖岳と兎岳が綺麗に見えていました。

草原の先に上河内岳

しかし山頂に近づくにつれて曇ってきてしまいました。。。

上河内岳（標高2803m）に登頂。日本百高山の86座目。

上河内岳 自然・景勝地

1時間半くらい山頂で粘りましたが、聖岳の雲が取れませんでした。

連泊の茶臼小屋に戻り、夕食後に晴れてきたので、、、

再び稜線に出てサンセットを観賞

3日目の朝、星空が綺麗で富士山も見えたので、茶臼岳にサンライズ観賞に行ってみましたが、、、

山頂付近は度々ガスに覆われて、綺麗なサンライズは見られませんでした。

富士山♪

ブロッケン現象が見えました♪

小屋に戻って帰り支度を済ませると、晴れてきたので下山前に再び稜線へ。聖岳が綺麗に見えました♪

茶臼小屋を後にして下山開始

登りは辛かった道も下りは楽々でした。

畑薙大吊橋を渡って下山。白樺荘まで歩いてバスを乗り継いで帰る予定でしたが、茶臼小屋で知り合った方の車に乗せて頂きました。

畑薙大吊橋 名所・史跡

畑薙第一ダム。正面に見えるのが茶臼岳でしょうか。

畑薙第１ダム堰堤 名所・史跡

白樺荘で温泉に入って昼食

赤石温泉 白樺荘 温泉

帰り道に通りがかった大井川鉄道の秘境駅、奥大井湖上駅の展望スポットに立ち寄りました。素晴らしい絶景♪

奥大井湖上駅 駅

大井川鉄道の千頭駅には機関車トーマス♪

千頭駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2020/08/13 11:07:15

  いやはや何と賞賛すれば良いやら

  mondoさん　まずは静岡市にようこそ！ですね。
  井川のヒーロー望月将悟さんも驚きの快足です。茶臼小屋から光岳往復だけでも凄いのに、光石もイザルヶ岳も仁田岳にも寄った!?　最後に上河内岳まで(・□・；)
  (一応自慢しますが(笑)、私は横窪沢小屋に泊まり光小屋まで歩きました。上河内岳以外は踏みましたよ。でも長かった。毎度の百名山信者悪口でゴメンなさいですが、光石だけでも行く人は半分以下？　多数派は光岳に登りたいのではなくスタンプをひとつ押したいだけなんでしょう)
  mondoさん旅行記、たいていのことでは驚かないつもりですが、これには驚嘆しました。
  何よりこんな不便な山域を歩こうという心意気に尊敬の念。これからは、岳人mondoとお呼びします。
  私もすっごい静かな30年以上前の南アルプス南部が戻ってくるから……とちょっとは食指が動きましたが、白樺荘までしか足はないと思うと、安逸な道を選びました。
  茶臼小屋のテント場は結構いますね。これも少し意外でした。南アルプス南部ファンを自称するなら見習えよと言われそうです。

  mondoさん からの返信 2020/08/13 21:56:10

  Re: いやはや何と賞賛すれば良いやら

  ご称讃いただき恐縮です。
  静岡市は本当に奥深いですね。酷暑の下界とは別世界で快適に過ごせました。
  重荷を背負っての茶臼小屋までの登りは本当に大変でしたが、光岳往復は軽装だったのもあって気持ち良く歩けました。折角あの稜線を歩くなら、天気が良ければ光石、イザルヶ岳、仁田岳にも立ち寄った方がいいですよね。
  茶臼小屋のテント場はかなり賑わっていて、1日目は20張近くあったと思います。車もダム堰堤付近までたくさん駐車されていましたし、意外な人気でした。