台南・高雄6泊7日の旅5（客家の街 美濃＆バナナの街 旗山編）

2018/05/01 - 2018/05/02

ＧＷに台南・高雄および近郊を6泊7日で巡る旅。
台南から高雄へ移動し、夜は六合夜市へ。翌日は高雄近郊の美濃と旗山を散策。

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 徒歩

高雄には16:05着。予約済の駅近ホテルにチェックイン。
スタッフの愛想はいいし、部屋は広くて快適。冷蔵庫があるのもGOOD。3泊で約9,000円とリーズナブル。

フア ホン ホテル ホテル

バスルームも綺麗。トイレと一緒なので床がビチャビチャになるのは仕方ない。

フア ホン ホテル ホテル

夜は六合夜市へ。

六合夜市 市場

台南の花園夜市と違って道一本なので店を探しやすいし、全然混んでないのでめっちゃ快適。

六合夜市 市場

串焼きで人気の烤肉之家へ

六合夜市 市場

コンビニでビールを買い、串をアテに飲む。美味い！

六合夜市 市場

こちらは鶏モモ

鶏モモと串5本でNTD235（約870円） ビール50（約185円）

六合夜市 市場

次は六合夜市の一番奥の右手にある荘記。シーフードで人気の店。

六合夜市 市場

シーフードたっぷりの海鮮粥。お粥というより雑炊やね。これも美味い！
NTD120（約450円）

六合夜市 市場

昨日、夜市で食べた海鮮粥が悪かったのか、ちょっと疲れ気味なのか、今日は朝から胃腸の調子が悪く、朝食は摂らずコンビニでコーヒーのみ。

今日は高雄近郊の美濃と旗山を散策予定なので、宿近くの高雄客運バスターミナルへ。

路線バス (高雄客運) バス系

まずは美濃までのチケットを購入（8028番バス）。また、なぜか悠遊卡が使えず現金で払う。
NTD136（約500円）

路線バス (高雄客運) バス系

バスは高雄を9:00に出発。
バスには充電用にUSBまで付いている。

路線バス (高雄客運) バス系

美濃には10:25着。バスチケットは降車時に必要なので捨てないように。
まずはレンタサイクルを借りよう。しかし、ガイドブックの地図がおかしく探し回る。結局、バスターミナルのすぐ横にあった（億昌という店）。店のオバハン全く言葉通じず、しかも態度も超悪い。ムカつくけど、ここしか無さそうなので仕方ない。時計を指さしながら、何とか2時間後に返却することを伝える。
2時間でNTD60（約220円）。 デポジットでNTD1000（約3,700円）も取られる。

さぁ、自転車も借りられたし街を散策しよう。まずは東門楼へ向けて中正路一段を南に走る。永安路で左に曲がったところにある美濃文創中心。
日本統治時代の旧・美濃警察駐在所

後で知ったのだがカフェになっていて中にも入れるらしい。知らなかった！残念！

美濃旧橋

美濃舊橋 建造物

日本統治時代の1930年に作られたらしい。

美濃舊橋 建造物

永安路沿いには、たくさんの客家の古い家屋がある。

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

同じような建物ばかりで飽きてきた・・・

永安路 散歩・街歩き

しかも、炎天下で激暑・・・

永安路 散歩・街歩き

永安路 散歩・街歩き

東門楼に到着

東門楼 建造物

清朝の1756年に建てられ、1895年に日本人によって破壊される。太平洋戦争時は鉄筋コンクリートに製に造り替えられ、2階に鐘を下げて防空用の見張り台となった。

東門楼 建造物

鐘が下げられていたであろう2階部分

東門楼 建造物

こちらには、太平洋戦争の時のことが何も書かれていない。

東門楼 建造物

近くを流れる美濃渓

さて、次は美濃湖へ向かおう。

東門楼 建造物

美濃湖に到着。なかなかの風景。

中正湖 (美濃湖) 滝・河川・湖

中正亭

中正湖 (美濃湖) 滝・河川・湖

美濃湖の周りはサイクリングロードが整備されていて走りやすい。

中正湖 (美濃湖) 滝・河川・湖

美濃客家文物館に到着。

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

暑いので早く中に入って涼みたい！（笑）

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

客家人の生活に関する展示が数々ある。

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

美濃の伝統的な名産品である紙傘

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

客家人の民族衣装

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

美濃の名産品であるタバコの葉を乾燥させる菸楼

ひととおり見学したので昼食にしよう。

美濃客家文物館 博物館・美術館・ギャラリー

街中に戻ってきた。美濃菸葉輔導站というらしい。

日本統治時代中・後期の1936～38年にタバコ栽培が推進されていて、この「菸葉輔導站」というのはタバコの葉を乾燥させて製品化するような場所だったようだ。

この美興街には、バン（米へんに反）絛という客家伝統の米麺の店が数多くある。

入った店は、秀宜バン條という店。Googleで調べてみたら、現在は「秀美」という店名に変わっている模様。

秀宜ハン條店 中華

バン條と冬瓜煮込み。NTD100（約370円）
お腹の調子が悪いので、冬瓜はちょうど良かった。冷茶無料。

秀宜ハン條店 中華

バン條にモヤシやネギを乗せて食べる。なかなか美味しかった。

秀宜ハン條店 中華

さて、おなかも膨れたし、旗山へ向かおう。

旗山行きは8025番バスで13:05に出発。バスに乗り込む際に、また何度タッチしても悠遊卡がエラーを起こし、しかもバスの運転手はチャージが足りないと思っているようで、こちらが身振り手振りで「チャージは入ってる！でも反応しない！」と伝えようとしても全く伝わらず。万事休すかと思ったけど、バスターミナル事務所に駆け込み、そこにいたお兄ちゃんに何とか簡単な英単語で伝え、機械で不具合を直してもらった。どこかで乗り降りの際にタッチし忘れがあったのかも。

ようやくバスに乗り込み、旗山へ。ふぅ・・・

路線バス (高雄客運) バス系

旗山バスターミナルへは15分で到着。旧・旗山駅舎へ向かおう。

日本統治時代の駅舎が残っている旧・旗山駅
建物にしか興味が無かったので故事館には入らず、写真だけ。

旧旗山駅 現代・近代建築

日本統治時代の1903年に建てられた老街珈琲。日本風の屋根がそれっぽい。

老街珈琲 カフェ

店の前は日本統治時代の1903年に建てられたという石造りの回廊（石拱回廊）がある。

老街珈琲 カフェ

老街珈琲 カフェ

日本統治時代にタイムスリップしたような街並み。

旗山老街 旧市街・古い町並み

ぶらぶら歩いて行こう

旗山老街 旧市街・古い町並み

旗山老街 旧市街・古い町並み

日本家屋っぽい屋根が見える。

旗山老街 旧市街・古い町並み

時代を感じるこういう建物、大好き。

旗山老街 旧市街・古い町並み

旗山老街 旧市街・古い町並み

バロック建築の店舗が軒を連ねる。

旗山老街 旧市街・古い町並み

旗山老街 旧市街・古い町並み

せっかく旗山に来たので、名産のバナナを食べよう。
老舗スイーツ店の枝仔氷城旗山総店で黒糖バナナシャーベット。NTD60（約220円）

枝仔冰城 (旗山本店) スイーツ

次は、旗山武徳殿へ。

旗山武徳殿 建造物

日本統治時代に建てられたが火事で屋根を焼失し、2014年に再建されたものらしい。うーん、本物じゃないのか・・・。残念。

旗山武徳殿 建造物

道を渡って、旗山神社跡へ。
日本統治時代の1936年に建立されたとのこと。アジアに残る神社旧跡は萌えるなぁ。

参道も灯籠もやたら新しいので、当時のものではなさそう。
さぁ、この階段を上っていくと・・・

ジャーン！壁に書かれたチープな鳥居と本堂の絵！（笑）
このガッカリ度は半端じゃないな。

旗山神社は1936年に建立されたが、1980年代に孔子廟を建立するため破壊されたらしい。あぁ・・・もったいない・・・。

これも、レプリカやな。

駐軍記念碑
これは当時のままっぽいな。

1935年に歩兵中隊がこの地に駐屯した記念に建てられた碑のようだ。

精忠護国碑

日本統治時代の1907年に台湾総督だった佐久間左馬太が旗山巡視の際に「精忠護国」と刻むよう命令し、作られた碑らしい。戦後はセメントを塗られ「還我河山」という文字に書き換えられたが、今は元に復元されているとのこと。

武徳殿を反対から見たところ。

バスターミナルまで戻ると、8032番バス15:10発があった。高雄には16:40着。
疲れたので、ネットで評判の良かった信安按摩中心高雄二店へ。盲目のマッサージで、言葉通じないし身振り手振りも意味がないから、何分待ちかもわからない。結局、そこにいた客に何とか身振り手振りで手伝ってもらい、腰と足の下半身マッサージ30分を伝える。若者だったせいか、期待した割にあまり上手じゃなかった。 NTD300（約1,100円）

胃の調子が治らないので、薬局で胃薬を買う。NTD150（約550円）
漢字で「胃痛」と書いて通じた。いざとなったら漢字で伝えられるから日本人で良かった（笑）。
胃を休めるため、夜は何も食べず薬を飲んで21時過ぎに寝る。

しかし、美濃も旗山もつまらん街やったな。これらの街によほど強い関心が無い限りは無理に来なくてもいいと思う。

（日本海軍鳳山無線電信所＆主要観光スポット散策編に続く）