2020如月　長野県の日本百名城5城を一気に巡る　④2日目後半は日本唯一の「穴城」小諸城へ

2020/01/31 - 2020/02/02

長野県の日本百名城に登録されている5城を2泊3日で巡る旅。2日目後半は小諸城に向かいます。

日本百名城の中では地味な存在の小諸城。
特徴的な建築物や城の持つ歴史感といった所が、今一つ見えないという事がそう感じさせてしまうのであろう。そういう私も、小諸城ってどういう城？って聞かれても、これ！と即答できるようなものが全くありません。
とりあえず旅行記タイトル用に何かないかなと検索してみると、どうやら日本唯一の「穴城」であるとの事。穴城とは城の大手門が一番高い位置にあり、本丸が一番低地にあるような構造の城みたい。ん～今一つわからんな。

何はともあれ、とりあえず現場行ってみて、実際の城を見て体感し、なぜ百名城に登録されるに至ったかといった事を理解出来ればいいかなと思っております。

後、小諸といって最初に思いつくのは「小諸そば」。ただあれは立ち食いそばの店名として使われているだけで、実際小諸ってそんなにそば処なの？という点を、時間があれば調査できればと思っておりましたが、ランチタイムを逃してしまった事で調べる事ができず。
結論としては、小諸だけがそば処という事ではなく、長野全体がそば処という事でよろしいんじゃないでしょうか（雑な結論）。

エリア 小諸・御代田(長野)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ホテルズドットコム

長野駅から、しなの鉄道に乗車。観光列車「ろくもん」には乗れないので普通列車で。明日のスケジュールの都合により、上田通り過ぎて先に小諸に寄ります。

どうでもいい話ですが、写っている乗務員（モザイクしてます）が、ずんの飯尾に激似でした。という事で小諸へ向けてスタコラツー、ツーラコタス。

長野駅 (JR東日本) 駅

小諸までの風景、特にこれといった印象的なものが無く、写真も無し（寝てたという説あり）。長野からは1時間ちょっとで小諸到着。思ってたより近いな。

小諸駅 駅

小諸と言えば「小諸そば」・・・ってあれ立ち食いそばの名前ってだけじゃね？ただ小諸って名称使う位なんだから、やっぱりそば処なんじゃね？という感じでとりあえず小諸についたらそば食おうと店を探していたものの、ただ今15時前と食べログに乗っているような店は時間外。そんな中駅前を歩いていたら暖簾が掛かっている店発見！「そば」って書いてあるし、ここしかないでしょ。

そばよりも先に「うどん」と書かれているのが気になる所・・・

亀や天ぷら店 グルメ・レストラン

とりあえず生ビール。ビールと一緒に出されたのは漬物なんだが醤油かかってます。30歳超えたころから、漬物に醤油はNGにしたんだけどなぁ・・・まぁ仕方ない。

亀や天ぷら店 グルメ・レストラン

そして本命の天ざるそば。見た所良くありがちな感じだなぁ～。

亀や天ぷら店 グルメ・レストラン

そばの見た目特に目立った所無し、味も、まぁ昼飯で食べる普通の味。そばを売りにしているわけではなく、天ぷらメインの店でしたね。後で知ったけど店名「亀や天ぷら店」だし。天ぷらはあっさりしていて普通に美味しかったですよ。

亀や天ぷら店 グルメ・レストラン

もう一つこの店で売り物にしていたのが、この揚げ饅頭。食事後、これ食べながら城へ。味は・・・まぁ衣が付いた暖かい饅頭の味でした（普通ってこと）。

亀や天ぷら店 グルメ・レストラン

店から小諸駅に戻り、駅の横にある跨線橋を越えた向こう側にある小諸城址へ。

跨線橋を超え、線路沿いを歩いていた所にちょうどしなの鉄道の電車が来たので思わず一枚。向こうに見える一番右の山が浅間山（と思われる）。雪少ないねぇ～。

線路沿いを少し歩くともう小諸城址。ここが小諸城の象徴として写真が出されている「三の門」。1615年に建てられた二層の城門で、一度洪水で流出したが1765年に再建された歴史ある城門です。

徴古館 公園・植物園

三の門を正面から。明治維新後小諸城を公園・庭園として整備し「懐古園」と命名したとの事。つまり門は江戸時代だけど、あの大額は明治以降に作成され掲げられたって事やね。

ちなみに懐古園の文字は徳川家達筆との事。って誰？（徳川十六代将軍になる可能性のあった人です。）

徴古館 公園・植物園

この時もう15時半過ぎ、1時間位しか見て回れないので、園内の博物館が全て見られる共通券でなく、園内散策のみ観覧券（300円）を購入し敷地内へ。で最初に向かったのが

なぜか動物園。懐古園内にある1926年（大正15年）に開園した長野県最古の動物園だそうな。

とりあえずお約束で
♪フラミンゴパラダイス！（荻野目洋子）

小諸市動物園 動物園・水族館

とりあえずお約束で
北の家族withペンギンズバー＠渋谷
→知らない人は、昔渋谷で遊んでいたと思われる親に聞いてみよう！

他ライオンなどもいましたが、全体的には牧歌的な雰囲気のする動物園でした。

小諸市動物園 動物園・水族館

動物園と城跡を結ぶ橋（白鶴橋）から下を見ると、深く侵食された渓谷となっていり、城としてこの立地条件をフルに活かしている事が否応なしにわかります。

橋を渡り富士見展望台から風景を一望。富士見という事で富士山が見えるんだろうと見てみた所、奥の方に薄らと富士山らしき頂き有り。あれは富士山という事にしておこう。ここから見ると、右側を流れる千曲川によって造られた河岸段丘の上に、城が建てられている事がわかります。

それでは城内へ。この辺りは馬場と呼ばれる一帯で、小諸八重紅枝垂という小諸固有の桜が3本植えられているそうです。通常の桜よりも赤が強いらしい。以上桜情報でした。

馬場の先にある、石垣の向こう側が城の本丸。

石垣の上に行けるみたいなので登ってみます。最近こういう場所、危険だからといって立ち入り禁止になるケースが多いですが、そういった風潮、何か過保護すぎるような気がするのは私だけでしょうか？

石垣の上を歩き、天守台の上へ。かつては三層の天守があったとの事ですが、火事で焼失し、再建は徳川が許さなかったそうな。

天守台から城下を見下ろした所・・・ってここ小諸城は穴城だから城下は見上げる方にあるって事だよな。まぁそれはともかく、ここにも柵はありませんでした。

天守台を降り、今は懐古神社となっている本丸跡へ。とりあえずお参りします。

懐古神社 寺・神社・教会

この鏡石は山本勘助が常に愛用されたとされる石との事。やはりこの辺りは武田氏が何らかの形で絡んでいるんですよね。

今更ながら小諸城の歴史ですが、1487年に大元が築かれた比較的古い城で、その後この一帯を制圧した武田信玄が拡張整備し、1591年仙石秀久による大改造により今の形の小諸城になったとの事です。以上歴史小噺でした。

懐古神社 寺・神社・教会

先程登った天守台を馬場の方から見た所。昔の建築物が残っていて、午前中に見た松代城よりも見ごたえある感じです。

動物園との間にあった渓谷が、天守台近くにもありました。こちらの谷はパンフレットによると地獄谷と呼ばれている模様。深い谷と千曲川に囲まれたこの場所、城造りには絶好であったという事ですね。

こちらは水の手展望台から見た千曲川。この辺りが城の搦手門（裏門）に当たる場所。この眺め見ると、こっち方面からは攻め込めないよなぁ。

本丸と二ノ丸の間にも橋が架かっており、下は深い谷でした。この辺りは紅葉谷とよばれ、特に秋の紅葉の季節には美しい風景となるそうな。
雪でもあればよかったのだが、今更ながら来る季節を間違えと思わざるを得ない。

石段登った所が二ノ丸跡。石垣がしっかりと残っています。突然、この辺りで女性観光客に「この中で絶対見ておいた方がいい場所どこですか？」と問いかけられた。閉園まで時間ほとんど無いからポイントだけ抑えておきたい感じ。
「この先に天守台があるから、そこ見ればよいのでは。」と回答。彼女が満足したかどうかは不明。

ボチボチ有料区域の外へ出ます。
百名城スタンプは右に見える徴古園の入口にありました。

有料区域出た所。正面の建物が入場券売場なんですが、ガラスに書かれた「一般・団体受付」の文字が昭和っぽさ満載で、ノスタルジックな気分になってしまいました。

三の門を抜け、この通路の先に城の大手門跡があるようなので最後見ておきます。

線路の下を潜り、大手門公園を突っ切ります。大手門まで緩やかな上り坂になっており、穴城たる所以を感じ取ることができます。

大手門公園 公園・植物園

こちらが小諸城の正門、大手門となります。1612年仙石秀久により築かれたもので、本丸からは四番目の門、三の門の次の門なので「四の門」とも呼ばれていたそうです。国指定の重要文化財となっている代物。

小諸城大手門 名所・史跡

瓦屋根が珍しかったことから「瓦門」とも呼ばれたとの事。説明文には「青森の弘前城とともに大手門の双璧と呼ばれている」と書かれていました。確かに立派といえば立派ですね。

小諸城大手門 名所・史跡

一通り城巡り完了したので、小諸から上田に移動します。
帰り道途中にあった停車場ガーデン。カフェもありました。

停車場ガーデン(小諸市民ガーデン) テーマパーク

この電車に乗り込みます。この時間帯40分に一本位の間隔でしたが、ちょうど運よくすぐ発車する模様。

小諸駅 駅

小諸から約20分上田に到着。当たり前のように駅の壁には六文銭。
本日は上田に一泊し、明日午前中に最後の城、上田城を訪問して横浜に帰還予定となります。上田の様子は次の旅行記にて。

上田駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• ハイペリオンさん 2020/08/09 16:33:53

  それ、逆ナンでしょ？

  どうも。お暑うございます。
  吉本ギャグがなくなったので、この辺で
  かんべんしといたるわ（池乃めだか）。
  
  チェーンのそば屋に小諸そばってありま
  したよね。けっこう好きなんですけどね。
  あの細い麺が好きです。富士そばはどう
  しようもなくまずいと思いますけど。
  
  富士そばは少し前までそば粉とつなぎ粉
  の比率が2対８だったそうですよ。どうり
  でうどんみたいなそばのはずです。
  
  最初の電車の写真の文章の「乗組員」て
  ・・・「乗務員」ですよね。こういう単
  語にいちいち突っ込んでしまう私。
  
  ところで声をかけてきた女性、一人でしょ？
  
  明らかに逆ナンじゃないですか。なんで
  「私が案内して差し上げますよ」の一言
  がないのかなあ。そういうところが・・・
  （以下自主規制）。ま、詰めが甘いのは
  お互い様かもね。もっとも詰めに至る発
  端自体がないですけども！
  
  では。
  

  winningさん からの返信 2020/08/10 12:29:18

  RE: それ、逆ナンでしょ？

  こんにちは。干上がってないですか？
  
  浪人時代、お茶の水駅近くにあった富士そばには良くいってましたが、最近は全然言ってないような気が。小諸そばは・・・いった記憶無し。
  二八そばですよね。まぁ立ち食いソバで十割そばっていうのはなかなかきついんじゃないですか？
  
  > ところで声をかけてきた女性、一人でしょ？
  
  年齢あえて書きませんでしたが、推定年齢62,3でした。
  その年齢で逆ナン仕掛けてくるような感じだったら、逆に尊敬して付いて行きます。
  まぁそんな雰囲気はからっきし無かったという事ですよ、残念ながら。
  
  夏休み早めに取ってしまったので、今週は仕事モードのwinningでした。
  
  追伸）添削ありがとうございます。こっそり直しておきます。