2020/06/27 - 2020/06/27
143位(同エリア326件中)
Tomoさん
大阪から特急サンダーバードで輪行し、大聖寺~山中温泉~加賀東谷集落を40kmのサイクリングしてきました。山中温泉の鶴仙渓を散策した後、重要伝統的建造物群保存地区の東谷地区を目指す旅。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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特急サンダーバード1号で福井へ。福井からは普通電車に乗り換えて大聖寺まで向かいます。緊急事態宣言が解除されていても、まだ旅行客の姿は少ない。
福井駅 (福井県) 駅
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大聖寺駅からクロスバイクで南へ9km行ったところにある山中温泉を目指します。
大聖寺駅 駅
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山中温泉までは9.4km、急ぎ気味で走って35分ほどで行くことができました。さっそく、新緑の鶴仙渓を見るため、あやとりはしへ。
あやとりはし 名所・史跡
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まっすぐに架けられた橋でないため、橋を渡っていると不思議な感覚になります。山中温泉でも人気が高いスポットで、まだコロナが落ち着かない状況ですが、多くの観光客が来ていました。
あやとりはし 名所・史跡
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橋の上から渓谷と旅館を眺めます。緑がとてもきれい。秋も素晴らしい風景になるのでしょう。
あやとりはし 名所・史跡
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下から見る、あやとり橋。S字型をした斬新なデザインが面白いもので、いけばな草月流の家元・勅使河原宏氏がデザインしたという。
あやとりはし 名所・史跡
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鶴仙渓は山中温泉の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷です。コロナでストレスを感じずにはいられない日常から、少し離れることができました。
鶴仙渓 自然・景勝地
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こおろぎ橋から黒谷橋までの間は美しい渓谷が見られ、遊歩道も整備されています。渓流釣りを楽しむ釣り人の姿も見られ、絶好の撮影スポットですね。
鶴仙渓 自然・景勝地
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遊歩道の途中には、抹茶をいただきながら休憩できる川床が設けられていました。京都を思い出す風景。
鶴仙渓 自然・景勝地
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その近くには不動滝という小さな滝もあり、マイナスイオンが暑さを忘れさせてくれます。
鶴仙渓 自然・景勝地
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あやとり橋から、温泉街を南へ進み、こおろぎ橋までやってきました。旅館が並び、風情ある温泉街の町並みが見られます。
こおろぎ橋 名所・史跡
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浴衣姿で歩くのに相応しい橋で、秋の虫である、「こおろぎ」が由来と思っていましたが、かつてはかなり危ない道で、実は「行路危」という言葉から来ているようです。
こおろぎ橋 名所・史跡
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2020年5月に修理工事が完了して、新しい、綺麗な橋に生まれ変わっています。
こおろぎ橋 名所・史跡
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橋は総ひのき造で、周囲は紅葉が美しく、新緑の季節や秋は素晴らしい景勝地となります。山中温泉に来たら、ここは欠かせない観光スポットで、下から見ると一層美しく見えます。
こおろぎ橋 名所・史跡
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さらに南に行くと天然記念物に指定された大杉があるのですが、時間の関係上、厳しいと思われたので、パスして黒谷橋までやってきました。
黒谷橋 名所・史跡
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鶴仙渓の起点である黒谷橋は芭蕉が「行脚のたのしみここにあり」と詠った場所です。もとは木造でしたが、昭和10年に石橋に替えられたようです。
黒谷橋 名所・史跡
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黒谷橋を渡ったところに芭蕉堂という小さなお堂が建っています。明治43年、芭蕉がこよなく親しんだこの地のことを思い、全国に呼び掛け、金沢の俳人・萎文によって建てられたものです。
芭蕉堂 名所・史跡
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鶴仙渓の美しい景色を楽しんだ後は、今回の目的である東谷地区へ向かいます。
黒谷橋 名所・史跡
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最終ポイントの大土地区はここから約1.5kmのトンネル抜け、12km離れています。このトンネルは歩道があり自転車も通行可能で、25~30km/hで一気に走り抜けました。
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大土へ向かう道の途中には加賀の名勝・鶴ヶ滝があるので立ち寄ることにしました。
鶴ケ滝 自然・景勝地
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鞍掛山という山の登山道にあるようで、5分ほど山道を進む。滝まではなんとか来れましたが、この先の登山は本格的な装備が必要な道になります。2本に分かれた滝の流れが、鶴の足のように見えることから名づけられたそうです。
鶴ケ滝 自然・景勝地
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荒谷集落です。加賀東谷の山村集落は加賀の東南の山間部に位置し、動橋川と杉ノ水川の上流域に点在する4つの集落から成ります。滝の入り口にある集落が荒谷集落で、ここから赤瓦屋根の古い建物が見られるようになります。
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今立地区にはカフェや手打ちそばのお店もあり、農作業をする住民の姿も見られました。この集落を抜けると、いよいよ山が深くなり、しばらくは民家がありません。
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山道を走ること15分、ようやく県民の森の入口に到着。「左、おおづち」と書かれています。ポツンと一軒家のように道が険しくなるのか?
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その予感は当たり、勾配がきつくなっていき、2kmの道のりを20分弱要した。ギアを軽くして進みますが、なかなか集落が見えてきません。
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最後は下ったところに集落があるのかと思っていたが、最後まで登りでした。突然、古い民家が立ち並ぶ集落に入りました。ポツンと小さな集落。
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大土は若者が都会に出てしまい、人がいなくなった、いわゆる限界集落ですが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、整備が進んでいます。
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改築された民家もあって、現在でも2世帯くらいは住んでいるのではないでしょうか。
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新緑と棚田がとても美しい。背後は杉の森がそびえ、それにしても山深いところです。
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高台から棚田と集落を見下ろします。ここも平家の落人によって築かれたのでしょうか、過去に訪れた椎葉や東祖谷山などを思い出します。ここまで自転車で来たことに少し感動しました。
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大土からの帰りはずっと下り坂になるため、東谷集落のあたりまでは楽でした。山道ですが、予想以上に車は通るので速度は抑えながら走りました。
「奥の細道」の旅もしていることから、芭蕉の館も見学することにしました。芭蕉は元禄2年7月27~28日に山中温泉に滞在し、温泉にも浸かったようです。山中温泉芭蕉の館 美術館・博物館
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奥の細道で芭蕉に同行した曾良は、体調を崩して山中温泉で別れ、伊勢を目指したそうで、館の入り口には2人の像がありました。
山中温泉芭蕉の館 美術館・博物館
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昔は総湯だったという菊の湯で入浴を楽しむことにしました。今も共同浴場として人気が高く、このときも多くの方が名湯を楽しんでいました。
山中温泉 菊の湯(共同浴場) 温泉
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温泉は無色透明、少し熱めの湯でしたが、サイクリングの後で気持ちよかったです。
山中温泉 菊の湯(共同浴場) 温泉
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この後、電車の乗り継ぎが続き、夕食をとる時間がないことを考えて温泉街で夕食を済ませてから、大聖寺駅まで戻ることにしました。その名も「芭蕉」というレトロな喫茶店へ。
芭蕉珈琲 グルメ・レストラン
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ジャズが流れ、いかにも昭和らしい、この雰囲気がたまらなく好き。煙草を吸わない私にとっては、禁煙というのもうれしかったです。
芭蕉珈琲 グルメ・レストラン
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名物の1つ、焼チーズカレーとセットのアイスコーヒーを注文しました。辛口のカレーですが、チーズと半熟卵も乗っていて、混ぜるとちょうど良い辛さになります。夕飯時ですが、デザートのメニューも多く、結構な数の客がやってきました。
芭蕉珈琲 グルメ・レストラン
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クロスバイクで山中温泉を後にします。大聖寺までまで緩やかな下り坂が続き、スムーズに走ることができました。行きと同じく、普通電車とサンダーバードで大阪へ。
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