2020/06/20 - 2020/06/20
79位(同エリア129件中)
Tomoさん
輪行で福崎町の名所を巡る旅。名刹の3ヶ寺・應聖寺(沙羅の寺)、金剛城寺、神積寺。柳田國男ゆかりの地を巡りました。新緑が美しい歴史スポットが多く散策が楽しい町で、名物のもち麦の蕎麦もいただきました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自転車 JRローカル
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芦屋から新快速に乗って姫路へ行き、播但線に乗り換えて福崎へ。播但線と姫新線はホームが離れており、輪行には辛いところです。。
福崎駅 駅
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駅前でクロスバイクを組み立てて、4km先の七種山のふもとにある金剛城寺へやってきました。金剛城寺は新西国30番札所であり、これまでに2回訪れています。
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立派な仁王門です。最初は学生のときに、徒歩で訪れましたが、1時間以上要して辛かったことを思い出します。
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金剛城寺は597年に創建された由緒ある寺で、境内は整備されていて、緑がとても美しい。何度か焼失していますが、聖武天皇・足利尊氏によって再建されている。
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本堂を横から。それにしても新緑がきれい。
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昔は七種山の中腹に建っていましたが、明治初期に廃仏毀釈などで現在地に移されたのだそうです。
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あじさいが咲いていました。コロナ感染予防のため、消毒ジェル、マスクと万全の対策をしていますが、マスクはやはり暑く苦しい。
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金剛城寺から1.5kmほどの應聖寺へやってきました。お寺の入口にある前庭には胴体がサツキで覆われた涅槃仏がいらっしゃいます。
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駅からも4kmほど離れ、車以外での参拝は難しいお寺ですが、関西花の寺8番札所で、御朱印ブームもあって最近は参拝客が増えているようです。
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應聖寺は650年頃に、法道仙人による開基とされる名刹です。江戸時代には姫路城主の参詣も仰いでおり、昔から参拝客が多かったのでしょう。
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境内は四季折々に美しい花が見られますが、特に、沙羅の寺として知られています。
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應聖寺も3回目ですが、せっかくなので今回は庭園の拝観をお願いしました。書院にあるピカピカのお膳の上に庭園の新緑が映り、これがまた美しい。
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新緑を見ながらいただく抹茶はなんとも風流があってよいものですね。銘菓「沙羅」も一緒にいただきました。
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沙羅は朝に開花し、夕方にはもう散ってしまい、なかなか一斉に咲く場面に出会うのは難しいのですが、庭園の沙羅はいくつも花を咲かせていて、ちょうど見頃でした。
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咲いている沙羅もよいですが、苔の上に落ちた椿がまた絵になります。
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應聖寺から福崎の町なかまで6kmありますが、帰りは下りだったこともあり、30km/hのスピードで巡行し、思ったよりも短い時間で辻川に着きました。ライトグリーンの建物は昔、郵便局として使われていたもので、最近に移築・修理が完了したところで美しい姿になっていました。
旧辻川郵便局 名所・史跡
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旧辻川郵便局のとなりにある三木家は、姫路藩主の新田開発の呼びかけでこの地に住んだ大庄屋です。1705年建築という主屋は修理が行われ、内部を見学できるようになっています。
三木家住宅 名所・史跡
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いかにも歴史ある建物ですね。
三木家住宅 名所・史跡
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福崎は柳田國男ゆかりのまちとして知られますが、その柳田國男も三木家にあずけられ、ここの蔵書を読んで過ごし、日本民俗学の基礎を築いたといわれています。
三木家住宅 名所・史跡
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三木家のすぐ近くにある「もちむぎのやかた」で休憩とお昼をとることにしました。
もちむぎのやかた 名所・史跡
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ここには福崎の名産である「もち麦」を使った麺料理のレストランがあります。暑い日だったが、おすすめの「揚げ出し麺」を注文しました。うどんに近い、不思議なもちもち食感の麺で、美味しくいただきました。
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遠野物語など日本民俗学の父として知られる柳田國男は福崎の生まれ。歴史民俗資料館の近くに、銅像がありました。
柳田國男 松岡家記念館 (柳田國男生家) 美術館・博物館
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歴史民俗資料館の近くに茅葺きの小さな家が保存されていますが、これが柳田國男生家。典型的な日本民家です。
柳田國男 松岡家記念館 (柳田國男生家) 美術館・博物館
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柳田國男は、この家を日本一小さい家ではあるが、この小ささという運命から、民俗学への志を発したのだ、といったそうです。
柳田國男 松岡家記念館 (柳田國男生家) 美術館・博物館
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町並みを見下ろす丘の上にレトロ建築の歴史民俗資料館が建っています。明治19年の建築で、もとは神東・神西郡役所として使われていました。ここから福崎町の文化財に指定されている社寺をお参りして、福崎駅まで戻ります。
神崎郡歴史民俗資料館 美術館・博物館
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歴史民俗資料館から10分ほどのところに神積寺があります。西国薬師霊場の巡礼でかなり前に訪れたが、ほとんど記憶にありません。991年創建というお寺で、本尊の薬師如来は重要文化財に指定されています。
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神積寺からほど近い岩尾神社の本殿は桃山時代の建築だそうです。拝殿前の舞台がすばらしく、一度見てみたいと思ったのですが、その価値は十分にありました。
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福崎駅まで戻ってきました。駅前はロータリー整備が行われ、近代的なムードになっています。帰りは輪行なので寺前からの電車は辛いな~と思っていましたが、福崎始発の電車でラッキーでした。姫路からは新快速ですが、以前と比べると乗客の差は歴然である。いつまた賑わいが戻るのだろう・・・
福崎駅 駅
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