2022年10月6日：ダムカード収集-74 & 道の駅SR近畿-22･北陸-2 福井･石川編（その3）遂に石川県に初進出

2022/10/06 - 2022/10/06

ライフワークとしつつある「ダムカード収集」と「道の駅スタンプラリー」夢はでっかく全国制覇ですが、なんだかんだ言っても流石に日本は広く、現在は主に近畿方面に出没中。
関東在住なので基本は可能な限り効率よく巡っています（巡っているつもりです）

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回は74回目です（回数は訪問日数でカウント）
第73回終了時点で、22都府県の273施設を巡りました。

そして更に前、2016年から始めた道の駅スタンプラリー
各道の駅に設置してあるスタンプを押印して回るだけなのですが、これが中々に面白い、道の駅はエリア分けされて、エリア事に公式なスタンプ帳まで有ります
2022年10月5日現在で
関東エリア（関東1都6県+山梨県+長野県北部）は全181駅を訪問済
中部エリア（長野県南部＋岐阜県＋静岡県＋愛知県＋三重県）は全135駅を訪問済
近畿エリア（福井県＋滋賀県＋京都府＋大阪府＋兵庫県＋奈良県・和歌山県）は全152駅中97駅訪問済。
道の駅スタンプラリーの対象地区を広げすぎると収拾不能となるため現在は近畿地区制覇を目論見中です（必然的に訪問ダムも近畿地方となります）

今回は一泊二日で福井県の道の駅＆ダムのWコンプリートを目指し旅に出ました。本旅行記は2日目の様子です。2日目は福井県北部を海沿いから岐阜県方面に攻め込みます。でも折角来たので福井県最大の観光地「東尋坊」も初訪問、更には石川県南部の道の駅とダムも一部訪問しました
相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので今回はその1～その4の4部構成でお届けします。

その3は遂に石川県に初進出します
ダムカード配布対象施設は
九谷ダム（五彩湖）
我谷ダム（富士写湖）
を巡り

北陸道の駅スタンプラリーとして
石川県　№15　山中温泉 ゆけむり健康村
を巡ります

「石川県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 10
本編訪問数・・・ 1（10.0％）
累計訪問数・・・ 1（10.0%）

※ダムカード収集の旅備忘録の県別インデックスはこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11780773

北陸道の駅スタンプラリー
（新潟県＋富山県＋石川県）
対象駅・・・・全82駅
本編訪問駅・・・ 1駅（ 1.2％）
累計達成駅・・・ 2駅（ 2.4％）
未訪問駅・・・・80駅（97.6%）

※道の駅スタンプラリーの備忘録の県別インデックスはこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11780614

中々来れない北陸路、近畿ブロックも道半ばではありますが石川県の福井県境を巡って置くと今後の展開が楽になるので3施設だけ巡る事としました

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア 山中温泉(石川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

その１にて
　前日に滋賀県北部と福井県越前方面を巡って東尋坊に程近い「道の駅　みくに」にて車中泊して2日目のスタート。本日の目標は福井県のダムカード配布対象施設と道の駅のWコンプリート。と言いつつも、先ずは福井県最大の観光地「東尋坊」を観光してから、「みくに」「さかい」「一乗谷あさくら水の駅」と巡りました

※その１の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11796306

その2にて
　その1は道の駅巡り中心でしたが、その2はダム巡り中心、曹洞宗の総本山永平寺に隣接する「永平寺ダム」から北上し「鳴鹿大堰」「龍ヶ鼻ダム」と巡りました
「永平寺ダム」は非常用洪水吐付近に何となく仏門風なデザインの雰囲気を感じ
「鳴鹿大堰」は鳴鹿から水門支柱デザインに鹿をモチーフ
「龍ヶ鼻ダム」は現在は多用されていますが竣工当時は先進的だった自然越流式の非常用洪水吐を採用
と何処も特徴が有り見応えがありました

※その2の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11796939

※写真は「その2」の最終地「龍ヶ鼻ダム」

龍ヶ鼻ダム 名所・史跡

福井県の「龍ヶ鼻ダム」から石川県の「九谷ダム」にやって来ました
「龍ヶ鼻ダム」から「九谷ダム」は主に国道364号線で20km程の道のり

ダム巡り＆道の駅スタンプラリーも遂に23都府県目の石川県に進出です

道の駅の区分である関東ブロック、中部ブロックは制覇したとはいえ近畿ブロックは奈良県と大阪府の一部に未訪問箇所があり更に兵庫県は殆ど手つかずな状態の中での石川県進出ですが、2022年8月に富山県訪問の際に北陸ブロックのスタンプ帳を買ってしまったので、本館進出は後にしても巡れるタイミングでは巡れるようにします

※因みに奈良県と大阪府の未訪問箇所は、奈良県の一部にコロナ禍により配布を中断しているダムがあり配布再開後に1泊2日で訪問すればコンプリート出来そうな数を敢えて残しています

九谷ダム
2006年（平成18年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 75.8m
堤頂長　280.0m
ゲートレス（自然調節方式）

九谷ダムは重力式コンクリートダムですが、周囲の景観を意識して半径400mの弧を描いています

※現在新規スポットとして登録申請中ですが
　嗜好性が高すぎる箇所なので審査が通るか微妙です（笑）

ダム天端は道路として開放されています

ダム天端よりダム下方を望む

ダム下には新枯渕発電所があります
規模が然程大きくない発電所と言う事もあり地下配線方式を利用している模様
その分電線が露出しておらずスッキリとしています

ダム天端よりダム下流方面を望む

九谷ダムは大聖寺川に造られたダム
大聖寺川を少し下ると、我谷ダムが在ります
なんと九谷ダムから我谷ダム湖の上流部までは僅か500m程

2つのダムの距離が近いので、両ダムは我谷ダム左岸に在る大聖寺川ダム統合管理事務所で一体管理されています

ダム天端よりダム湖方面を望む

「九谷ダム」によって形成されたダム湖は「五彩湖」と言います

石川県の代表的な陶器に「九谷焼」があります
そう九谷ダム周辺は九谷焼発祥の地なのです
そして九谷焼の特徴に鮮やかな五彩色と呼ばれる色絵付があるので
それに肖り「五彩湖（ごさいのうみ）」となりました

例によって天端を渡り切りました
本日4ダム目の走破です

九谷ダムの堤頂長は280.0m

天端を走破したダムとしては201ダム目で
堤頂長は合計で56,094.0m（≒56.0km）となりました。

ダム左岸側のやや下った所に広場があるので来てみました

こうしてみると天端の大半が自然越流式の非常用洪水吐だと言う事が分かります
また一つ前の写真の通り、常用水位から非常用満水位迄は結構な距離が在ります。
即ち、九谷ダムは豪雨の際はかなりの量の水が流れ込む事が想定されている訳です

ダム巡り石川県初進出記念

愛車SG5型フォレスターと九谷ダム
訪問日現在で2006年竣工の九谷ダムは16歳
2004年式の愛車は18歳になります

設計耐用年数が違うので当たり前ですが16歳のダムはまだまだ若手ですが、18歳の車はベテランを越え（笑）
25歳を超えれば愛車もネオクラシックカーと呼ばれるのかしら？
決して不人気車では無かった（と思う）けど人気車でも無かったから無理かな（笑）

「九谷ダム」からの「我谷ダム」にやって来ました
「九谷ダム」からの「我谷ダム」は僅か4km程の道のり

我谷ダム 名所・史跡

我谷ダム
1965年（昭和40年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　 56.5m
堤頂長　126.0m
クレストラジアルゲート　　2門
コンジットラジアルゲート　1門

我谷ダム 名所・史跡

我谷ダムは昭和40年竣工

当時のトレンドは平成竣工のダム達と違い非常用洪水吐にもゲートが在ります

我谷ダム 名所・史跡

ダム天端は道路として開放されています

天端が管理道路や遊歩道では無く一般道路な事が多いのも昭和竣工ダムの特徴
但し我谷ダムは天端の道路が「国道」と比較的珍しいダム

我谷ダム 名所・史跡

ダム天端よりダム下方を望む

竣工が古いダム程、ダム建設の適地、或いは当時の技術力でも造れる地にダムは造られます。
我谷ダムも例外では無く大聖地寺川と大内谷川が合流した直下の谷の狭窄地に造られています。

我谷ダム 名所・史跡

非常用洪水吐の放水路は苔生していました
直ぐ上流部に九谷ダムも竣工し洪水時も使われる事が無いのでしょう

我谷ダム 名所・史跡

ダム天端よりダム下流方面を望む

此の峡谷を数km下ると山中にある秘湯として人気の高い「山中温泉」があります
そう言えば山中温泉て「名は体を表す」をまんま言っている地名ですね

我谷ダム 名所・史跡

ダム天端よりダム湖方面を望む

「我谷ダム」によって形成されたダム湖は「富士写湖」と言います

近くに富士写ヶ岳があり、それに因んでいます
写真に写っている赤い吊橋は富士写ヶ岳の登山道に通じる人道橋です

我谷ダム 名所・史跡

例によって天端を渡り切りました
本日5ダム目の走破です

我谷ダムの堤頂長は126.0m

天端を走破したダムとしては202ダム目で
堤頂長は合計で56,220.0m（≒56.2km）となりました。

我谷ダム 名所・史跡

「九谷ダム」と「我谷ダム」のダムカードは我谷ダム左岸に在る「大聖寺川ダム統合管理事務所」で頂く事が出来ます

我谷ダム 名所・史跡

「石川県」ダムカード収集の旅
全10施設中第1号（中部地方では110箇所目・各県総計では277箇所目）

・九谷ダム

右上の目的記号は「FWP」
■　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
■　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
九谷ダムは「洪水調節・水道用水・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります。

我谷ダム 名所・史跡

「石川県」ダムカード収集の旅
全10施設中第2号（中部地方では111箇所目・各県総計では278箇所目）

・我谷ダム

右上の目的記号は「FNP」
■　F：洪水調節
■　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
□　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
九谷ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります。

我谷ダム 名所・史跡

「我谷ダム」からの「道の駅　山中温泉 ゆけむり健康村」にやって来ました
「我谷ダム」からの「道の駅　山中温泉 ゆけむり健康村」は国道364号線で僅か4km程の道のり

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

福井県境に程近い石川県最南端の道の駅です
（だからこそ北陸エリアの本格進出前でも近畿ブロックの福井県のついでに寄れました）

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

文字通り山中に在る山中温泉なのでその雰囲気を壊さぬように峠の茶屋風の趣のある造り

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

有名な観光地なので観光土産も充実しています

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

そして温水プールと温泉がある複合施設「ゆけむり健康村ゆーゆー館」が併設しています

ゆーゆー館 温泉

中々立派な施設で松尾芭蕉が奥の細道の旅の際に気に入り8泊したと言われる山中温泉の湯を満喫できます

ゆーゆー館 温泉

山中温泉には且つて北陸鉄道加南線が走っていましたがモータリゼーションが台頭してきた1971年（昭和46年）には廃止となりました。北陸鉄道が無暗に営業期間を引っ張らなかったのはある意味先見の目が合ったのでしょう

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

その証左の1つとしてロマンスカー「しらさぎ号」があります
今では珍しくありませんが「しらさぎ号」は日本初のアルミニウムボディに無塗装な外観と、かなり時代を先取りしていました

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

加南線廃線後は静岡県の大井川鉄道に譲渡され2001年（平成13年）まで実走していたそうです

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

その後、引退と共に山中温泉に里帰りして静態保存されています

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅

北陸「道の駅」スタンプラリー
82駅中第2号は

石川県　№15　山中温泉 ゆけむり健康村
（道の駅は県ごとに№が振られています）

石川県で1駅目・各県総計では418駅目となります

加賀の名湯の1つ「山中温泉」に在る道の駅で規模もそこそこ有り雰囲気も良く日帰り温泉も併設している道の駅です。山中温泉に宿泊しなくても此処で温泉を楽しむのも良さそうです。
且つての北陸鉄道北陸鉄道加南線を走っていた「しらさぎ号」も静態保存しています。
尚、「しらさぎ号」を静態保存していたりして、鉄道と所縁が深そうではありますが、童謡「汽車」（今は山中～♪　今は浜～♪　今は鉄橋渡るぞと～♪）
とは何も関係ない様です
それでも道の駅施設の名前が「今はやまなか」だったり洒落っ気が効いてて、こういうのは大好きです（笑）

さて2ダム1駅だけ石川県にお邪魔しましたが、今回の旅の本命はあくまでも福井県のダムカード収集と道の駅スタンプラリーのWコンプリート
なのでこの後は再び福井県に戻ります

とは言えとは長くなってきたので、後は「その4」に続きます

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「その4」もご覧頂くと幸いです

道の駅 山中温泉ゆけむり健康村 道の駅